地獄



悪魔たちが住む地獄は、大まかに七層に分かれている。※

最下層には地獄の中心たる巨大な城、万魔殿(パンデモニアム)があり、力の強い悪魔たちが集う場所として有名。
例え魔界の者であっても見合う力がなければ、自らの意思で入ることも叶わない。

その内部は非常に広大で、それ自体が一つの魔界と言っても良い。
最も奥にあるのは、地下牢コキュートスで、 永遠に溶けることのない氷の中に、魔王<ルシフェル>の体が封じられており、地獄を支える柱となっている。
また、地下牢に近い城の中核にはルシフェルの欠片の一つ、 女王ルイ・サイファーが鎮座する”金鏡の間”があるが、彼女の許可なく近付くことはできない。

この城で毎夜のように行われる宴は贅を極めており、総料理長は元・権天使の悪魔ニスロク※※が務めているとか。
また力の弱い魔物が、宴に仕えるために連れて来られることもあり、特に酒女として華を添えるのは、 リリムと呼ばれる美しきリリスの娘たちである。

ルシフェル以外でも、”魔王(サタン)”と呼ばれるような力ある悪魔は、当然ながらこれ以外に自分の城を持っており、 城主しか入れない”隠し部屋”が作られることもある。
地獄は普通、騎士、伯爵、侯爵、公爵などの階級の者たちが、それぞれの地域を君主※※※として治め、 その上に、盟主として魔王<ルシフェル>が君臨している。
しかし、裏切りや主の首を掻くのが日常茶飯事な魔界のこと、
地位の入れ替わりは珍しくない。
ルシフェルの魂が無数の欠片に分かれてしまった以上、コキュートスに眠る本体を動かすことは困難であり、 地獄に秩序ある統一は難しいと言われている。

未だ、神との戦いには決着が付かないが、ルシフェルの欠片を求めて、密かに地上や辺地(リンボ)を訪れる悪魔もおり、 その結果新しい欠片が覚醒すれば、地獄の勢力も大きく変わる可能性がある。
現在、覚醒が確認されている欠片は二つだけ。
お互い牽制しあっているような関係だが、この二人が手を組めば、天界にも十分対抗しえる力になるだろう。
『諸説魔界百科辞典・第六百九十三版』より抜粋


※地獄以外にも魔界と呼ばれる場所は多数存在する。それは魔獣の森、妖魔の国などの様々な魔の領域である。
※※彼はベルゼブブに使えていたこともある、食の権威である。
※※※リドルの父親も、この魔界の君主の一人。伯爵の地位を持つが、力の強い悪魔ゆえに、魔王(サタン)・魔神などと呼ばれることもある。



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