*2008年9月のワタクシ。*
8/27に葉山で傷めた足、意外に手こずってる。
翌日行った整形外科の先生が、「大丈夫、大丈夫」と気軽に言うので、出してもらった痛み止めを飲んで引きこもっていたが、気付けば10日経つというのに痛いし腫れも残ってる。
そもそも、こんな所に異物が入ったままにしておいては、岩場を歩くたびにハラハラしなくちゃならない。走るのもフィンで泳ぐのも危ない。爪先で立って回るのだって心配だ。出せる物なら取り出して欲しい。
と、浅知恵をめぐらせて、そう言えば切ったり貼ったりは整形ではなく外科かしら、と思い付いた。
少し腫れも治まり、家でダラダラしてる分にはそう痛くもなくなって来たので、9/6(土)、ちょっと歩くけど頑張って外科医院へ行ってみた。
いつもなら15分もあれば行ける道を、40分くらいかけて足を引きずって行った。暑いし痛いし排気ガスは多いし。
やっとの思いで辿り着いて、ざっと説明をしたところ、ドクターは「入ってるのに出さないって!?」と、ビックリした様子。
ホラ、やっぱりそうでしょ、普通。
と、やおらペンチのような道具を取り出して、針で刺したような傷口に当てて引っ張り出そうとし始めた。
え?えーと…そういう事だったっけ?
脇から看護師さんがガシッと私のふくらはぎを固定する。ちょっと拷問にあってるみたいでビビッたけど、痛くなる程はされなかった。
で、「ガラスみたいなのが出た!」と言うけど、殆ど肉眼では見えないようなモノで、相変わらず痛いし指に近い方の小さい傷の近くには触るとコリコリ硬いモノもある。第一レントゲンに写ってたのはもっとずっと大きかった。
と、言い張ったら、じゃあもう一度と言ってレントゲンを撮影。
出来た写真は、角度の具合で骨にかかって見えて、「骨に何かの跡が付いてるんじゃ」等と言い出す。
そして、針のような傷口に軟膏を塗って、異物が入ってれば出るはずだから、月曜にまた来いと。
…整形の先生が言った事(以前から異物はあって、内側から傷つけた)も、ちゃんと伝えたはずなんだけど……それでも、取ってくれるならなんでもいいやと、足を引きずって帰った。
翌々日の月曜日。また足を引きずって、外科へ行く前に最初の整形外科へ行き、レントゲン写真をコピーをもらって行く。
外科のドクターはその写真を見て納得、触っても分からない、と不思議がりながらも(私は小さい方は明らかに入ってると思うけど)「じゃ、麻酔して切りますか」。え?今?「この間箸が入ってる人もいましたから」ひえ〜。
そのまま診察台で切開開始。麻酔注射がちょっと沁みただけで、看護師さんが立ちはだかって見えなかったけど、時々垂れ落ちる血をぬぐってるのを感じつつ。
しかし「あれ?…あれ???」なにも見つからなかった。がーん。
思いの外深いのかも、という事で(だって横からレントゲン撮ったじゃん〜)、手術?は不発、中止。
大病院への紹介状を書いて翌日の予約を取ってくれた。レントゲン写真と、「待たされるよ」の一言付きで。
ちょっと痛みも引きかけていた所をまた切られて、歩けないのでタクシーを呼んでもらって帰り、甘い物を食べて布団に倒れ込んだ。
…この10日間、体重測ってない。恐ろしや。
そして翌9日(火)、受付開始の8:15を狙って行ったが、やっぱり遅れて8:30頃病院に到着。
覚悟してお茶と本とキャラメルを持って行ったが、じっと座ってると肩が凝る。もう2週間泳いでない…。
受付済ませるまでに40分くらい。
外科に行って、診察室に入ったのは12時近く。
若いパキパキした女医さんで、経過を聞いて目をぱちくりしている。良かった、せめて話をちゃんと聞いてくれる先生で。
持参した写真では分かりにくいと、またレントゲン撮影。
そして、「深いので、ここでは無理。専門の整形外科にお願いして」と、また紹介状。
支払いを済ませ、同じ病院の整形外科に予約を取りに行ったら、「一番近い日で10/7が空いてます」…一月先だ…。
結局、病院で5時間を費やし、一月先の約束を取り付けただけで終了。
10月半ばから、沖縄旅行の予定が入ってる。
モチロン、主目的はダイビング。
手術をするとしても、それが終わってからになるな。
って事は結局、最初の整形外科の言う通りにただ安静にしてたのと同じ状態で沖縄に行くって事ね。
痛いのガマンして歩き回って、放射線何度も浴びて、無駄に切られて余計な痛い目にあって、待合室で待たされて。
ああ……徒労感に打ちのめされる。
このまま腫れも痛みも引いてくれるといいけれど。
沖縄行けなくなったらもう〜、どうしましょ。
ダイビング用品を持ち運ぶのに、とりあえずはキャリーカートを買ったんだけど、来月沖縄に行くのに郵送したり飛行機に乗せたりするのにちゃんとしたキャリーバッグが欲しいなと思っていたら、葉山のセルフダイバーS氏がネットオークションで落としてくれた。
恥ずかしながら、ネットオークションのやり方も知らなけりゃ、バッグの見分けも自信無い。全くもって、他力本願。
S氏とは阿嘉島に一緒に行く予定なので、ツアー準備の相談等で何かと面倒をみてくれてるうちに、ダイビングバッグがね…と話してみたら、「じゃあ落としといてあげる」。
おまけに今日、近所に来たからと持って来てくれた。ありがたや。
本当にモノを知らないので良く分からないんだが、ちゃんとしたメーカーのいい品なんだそうだ。
ファスナーで二つに分けられて、後ろでも横でも引っ張れて、すごい使い勝手が良さそう。心配した重さも、4kgちょいといったところ。
これでもう、沖縄旅行は準備万端♪
あと心配なのは、足の怪我だけ、なんだけど。
楽しみです。
足の怪我で引きこもっていたので、今月は和裁教室に一度も行ってなかった。
毎週日曜日のうち2日を選んで通える事になってるので、今日と来週行けば大丈夫、という事で、頑張って出掛けた。
このところ、14時からの和裁の前に12時から2時間着付けを教えてくれるようになったので、それにも参加する事にした。
しかし、着付けに使う着物一式に下駄に和裁道具に作りかけの道中着(もうじき完成!)を全部合わせると、大変な大荷物。
ダイビング用に買ったカートに荷物を積んで、痛い足を引きずって行ったら、しばらく引きこもってたせいか途中で疲れ切ってしまった。
素早く動けないので、人混みが怖い。
電車を降りたところで、駆け込み乗車のおばさんに突き飛ばされた。
やっとの思いで教室に着き、着付け教室で『角出し』の結び方を習う。(が、覚えられなかった!)
もったいないので着て帰る事にして、そのまま和裁教室も受け、もうじき道中着が完成する所までこぎ着けた。後はヒモを付けるだけ!
これまた着て歩くのが、楽しみです。これから涼しくなるからね。
次は長襦袢をつくろうかな?
朝は晴れてたので油断してたら、途中から雨が降り出した。
傘は持って来たけど、足下は雨対策してない。雨コートも無いし。
どうしよう、着替えて帰ろうか、と気を揉んでいたら、帰りの時間には雨が上がったので、速攻で帰る事にした。
着物を着てしまった方が、荷物はだいぶ軽いので楽。
しかし、電車に乗ってる間にまた降り出した。
今年は本当に夕立が多い。雷は今日は鳴らなかったけど、最寄り駅に着いた頃には、もう集中豪雨状態。
いくら自作の安物の木綿単衣とはいえ、洗濯は自分でできるとは言え……きつい、この雨の中着物で歩くのは。
仕方無いので駅のトイレに飛び込んで、洋服に着替えて帰った(笑)。
ああ、やっぱり洋服って、楽。
でも、慌てて大急ぎで脱いだおかげで、今日習った角出し帯結びを研究できなかった。
(この結び方、ネットで調べても見当たらない、すごく合理的で簡単そうだったのに…覚えられなかったけど)
また教えてもらわなくては。
スニーカーだと怪我した部分が当たって足が痛いし、サンダルはそろそろ寒々しいし歩きにくいので、靴を買いに行った。
安物いっぱいの楽しい商店街・武蔵小山。
まずは靴流通センターに行ってみると、すぐ手頃なのが見つかった。
バレエシューズ型で、部分的にメッシュになってる。黒+白とグレー+ピンクがあって、迷わず後者を購入。
なんかスポーツ仕様、と思ったら、adidas製品でした。
甲部分の繰りが深いので傷に当たらないし、軽くて歩きやすい、と思ったけど、靴底が薄過ぎて長く歩くとちょっと疲れるのと、意外に滑りやすい事が後で(沖縄で)判明したが、街歩きには全然OK。
気に入った物が見つかったので、すっかりゴキゲン。公園のベンチで早速買った靴に履き替えて(痛くない!)後は服や小物を見物したけど、もう満足してしまってて買う気にならず。
アーケード街のはずれに美味しいパン屋さんがあるので、そこでパンを買い込んで、早々に駅前に戻った所で可愛いピアスを一つ買って、明るいうちに家に戻った。
足が痛くて疲れやすいというのもあったけど、成果があったので大満足、一人でウキウキしてしまい、やっぱり引きこもってちゃダメね、とつくづく思った。
家に戻ってお茶を入れ、「化粧落とさなきゃ…」と思いつつダラダラしていたら、電話が鳴った。
潜り仲間が、近場日帰りダイブの帰りに焼肉屋に行くから、と誘ってくれた。
うわ〜ん。嬉しいよぉ。
レバ刺しがむちゃくちゃ美味しかった。マッコルリもキムチも旨かった。肉が焼ける頃にはお腹いっぱいだった(笑)。
不安と焦燥と痛みの中でぐるぐる回っていた、この一月。
人に会うっていい事ね。あらためて。
ダイビングができないので、葉山に見学に行った。
最初は見学なんて、蛇の生殺しじゃん…と思っていたのだけれど、身動き取れず家に引きこもっているうちに、見るだけでも海に行きたい!風だけでも海風に当たりたい!人が潜ってるだけでも気分を味わいたい!てな気持になって来た。
いつものT氏に「行くついでに車に積んでってくれる?」と聞いたら快諾してくれたので、本を持って参加。
今日はショップを利用せず、主宰O氏のタンクを使い、準備も海岸沿いの道端で。
皆さん(総勢6名)が準備するのをボーッと見物、のはずが、お婆さんが寄って来て「今日は町内会で草刈りの日だから植え込みの傍に物を置かないで」と言われ、広げたお店の移動を手伝う。
O氏がディレクターズチェアを持って来てくれたので助かった。植え込みのヘリに座ってるつもりだったのに、アテが外れてしまったから。
葉山は道路端から階段を降りて、岩場をエンエン歩いてエントリーするので、皆さんが入って行くのがずーっと見渡せる。
一月前、あの辺りで転んだんだよな、等と思いつつ、皆が歩き辛そうに(フル装備、重いタンク背負って足場の悪い岩場を行くのはけっこう大変なのよ)海へ入るのを見送った。羨ましい。
草刈りが始まり、最初に来たお婆さんが、刈りながらさかんに話しかけて来る。
椅子に座り本を読みながら返事を返したが、なんだか私の言う事は聞いてないのか、耳が遠いのか、全然話が噛み合わない(笑)。まあいいか。
歩きも入れると1時間ばかりだろうか、草刈りも終わり、本に集中し出した頃に「ただいま」と声をかけられた。
男性3人が先に道に上がって来ていて、「今日は(海は)全然ダメ」と言い合っている。後から追いついた女性陣も気落ち気味。
夏場の葉山は透明度が悪いのが普通、らしいが、今日は特にダメだったみたい。
それでもね、なんか、羨ましいのよ、水に入ったってだけで。もう。
今日は最初から1本の予定だったので、皆さんが帰り支度(なんとO氏、簡易シャワーと着替え用テントまで用意!すごい)を終えてから、ランチ。
一月前に行ったのと同じ店。
潜ってもいないのにビールだけは一人前に飲んで、楽しかった。
おまけに、帰りはちゃっかり逗子駅で降ろしてもらってそのまま実家へ(すごく近いのよ)。電車に乗るのもビクビクものなので、とっても助かった。
ありがとうございました。
ウニが出た。
一月前、葉山で傷めた足。
最初の病院では、「身体の中でカルシウムが結晶化した物で自然に消える事もある」と言われ、後から二カ所あるうちの長い方は「昔入った針が転んだ拍子に内部から身体を傷付けたのだろう」と、後から考えるとなんだよーそれ!という診断。(だって冷静に考えてみれば、たまたま針が入ってたすぐ傍にカルシウムの石灰化ができるって…)
2軒目3軒目でもナニが入ってるか分からない。最初から何度も「ウニのトゲとかじゃないでしょうか」と言っていたのに、なんだかんだ否定されてしまって、得体の知れない金属が身体に入ったままになってる、長い事入ってて突然痛み出す、というこわ〜いイメージにビビって過ごした、この一ヶ月。
2軒目のおっちょこちょいの医者が取り出せもしないのに切ったりしなければ、とっくにプールに復帰できたのに、と悔しい思いをしたが、小さい方の傷のカサブタが、やっと取れた。
お風呂上がりでR子さんから電話が掛かって来て、足下を拭きながら話していたら、ポロリとカサブタが取れた。…と、思ったら、まだその下に黒い点が残っている。
随分しつこいカサブタだな、余程深く切られたのかな?と、思い、おっかなびっくり指で突くと、なんだか硬い。え?
引っ張ると5mm程の黒いトゲ状のモノが、ツルンと抜けた!
「え?え?ナニコレー!?出たっ!うわぁ、ででで出た!!!」
思わず電話口で実況中継、R子さんも「なに?なにが出たの!?」オロオロしている(笑)。
いやぁ、驚きました。
「ウニはレントゲンに写らない」だの「切ってみたけど深くて出せない」だの「外から入ったなら化膿したりするはず」だの、医者は色々言ってくれましたが。
ウニじゃん。
腹立たしいと共に、少し安心しました。
正体不明のモノが知らないうちに身体に入ってたなんてホラーな話より、ウニの方がずっと怖くない。
ましてや、入れっぱなしで放っておくなんてとんでもない(最初の医者は取り出す必要は無いと言い張った)。
後で知ったが、ウニのトゲには毒があるんだと…道理で異様に痛かったはずよ。て言うか私、ウニ入った時点で気付けよ私。痛覚鈍い!?