*2007年3月のワタクシ。*
午前11時、編集様に原稿を手渡して、今日は夕方4時から歯医者の予約が入っている。
それまでの間に、渋谷に行ってBunkamuraミュージアムの『ティアラ展』に行って来た。
いや〜。
金銀プラチナ、ダイヤモンドの洪水!
ヒカリモン大好きの私にとっては天国のイベント。
ナポレオン夫人から、グレース・ケリー、さらには荒川静香さんに送られたティアラまで、100点が展示され、あっちもこっちもキラキラ、ピカピカ。
目が、目が星になる……。
なにしろね、ダイヤモンドって本当〜〜〜に、美しい!
欲を言えば色石ももうちょっと見たかったけど、やっぱりオールホワイトが人気らしい。ティアラらしい、と言えばそうね。でも、ゴールド台にイエローダイヤなんてもの綺麗でした。
欲しくなった、ダイヤ。自分で見えるように、指輪がいいな。
大失敗!
って言うか、本当にムカつくんだけど、訪問販売?にうっかりドアを開けてしまった。
夕方、日が暮れた頃ピンポン♪が鳴って、いつもならインターホンを取るのだけれど、たまたまキッチンに出ていたので、ついドア越しに直接答えてしまった(玄関の横がキッチン)。
すると「この地区で水道水に変な味がするとの報告があったので、水質検査に伺いました」。
スコープを覗くと、いかにもな制服風の水色の作業衣姿で、青年が身分証をかざしている。
後から思えば、水道局とも保健所とも言わなかったんだが、なんだか事故でもあったような様子だったので、おかしいと思いながらも「緊急事態かも…」と、ドアを開けてしまった(恥!)
ついさっき、例のカルト教壇が未だに騒ぎを起こしている、というニュースを見たばかりなので、なおの事。
結局途中で帰ってもらったので、何が最終目的だったのかは不明。
水質検査って何をするかと思ったら、水道水をコップに汲んで「この液体を入れると塩素に反応して黄色くなります」だって。黄色くなるさ、だって水道水に塩素が入ってるなんて誰でも知ってるでしょ?
この時点でシマッタ!と思って、なんとか追い出そうとするが、しぶとい。
販売ではなく宣伝活動だから、浄水器の水を汲んで置いて行くから飲んでみて欲しい。一人で来てるワケじゃないので、水を汲まずに出て行ったら仕事してないのがバレバレ(良く分からない…)。
もういいと言うのになんだかんだと言って、とうとう浄水器を取り出して取り付けそうになった。
どうでもいいからとにかくやめろ、というような事を言い続けたら、突然あきらめて帰って行った。
ああ、本当に帰ってくれて、嬉しい。
それにしても、用心しているつもりなのに、ふと気が弛む、と言うか、魔が刺す事ってあるのよね。
ったくムカつくぜ。
恥を承知で、こういう手口もありますよ、というご報告、と思ったら、けっこう一般的なやり口らしく、ネット上にいっぱい出てました。
もう絶対、ゼーッタイ、ドアは開けない!
って、常識だったんですけどね…。
またまた近況報告をサボッてしまいました。
グダグダの仕事ぶり、ザッと記録しておきます。
電話で最初の依頼というか、打診が来たのが1/17。もちろん快諾。
雑誌のテーマが決まるまで待て、と言われて、その報告が来たのが
2/2にプロットができ、編集さんのチェックを待って完成が2/7。
ネーム作って編集さんとお会いして打ち合わせ、ほぼOKでGoサインが出たのが2/15。
…え?丸々2週間かかってるのね、今回。
言い訳にいはならないが、歯の治療が間に入ったり、花粉が激しく飛んだりと、体調かなりヤバかった。
前歯の詰め物が取れて来たので、この機会に見た目が気になる真ん中の2本をキレイにできないかと、審美に力を入れてる歯医者に相談したら、「矯正か、曲がって生えた歯を斜めに削って上から被せるか、保険適用外の詰め物で塞ぐか」の選択を迫られ、結局歯並びに手を付ける勢いが無くて詰め物を高いセラミックにしてもらった。
2/15に意向を伝え、2/19に削って詰めて、その日と翌日は全く仕事が進まなかった。
ぶっちゃけ前半、下書きが全然形が取れなくて、泣きたくなってしまった。多分最初の5日くらいは(2日間は歯のせいかも)殆どあがいてるだけで、ムダ。本描き入って一週間目くらいから、やっとエンジンが掛かって来て、しかしもう体力的にかなり消耗してしまっている(進まない時は思いきって休んでしまった方が得策かも…)。
下書きが終わったのが2/23。カラーページが2枚入っていたので、先に色付けをして、少し気が楽になったのが2/24。
おいおい、もう4日しかないぞ!?
編集部に泣きを入れたら、3/2(金)まで延びた、そのかわりカラーページと原寸大のネームのコピーを先出し(実は私はこれが嫌い、絵が入ってからネームを決定したい…でも、背に腹は替えられず。)を郵送する。
勝手に3/2の夕方まで、と思っていたら(それも危うかったが)前日に電話で「朝一で受け取れないなあら週明けでいいです」。ひゃ〜、また延びちゃった!
嬉しいんだけど、ここから泥沼。疲れてるのに、時間はある。背景は未だに苦手で、正直どう処理していいのか分からない。時間があればあるだけ、あーでもない、こーでもない、と描いては直し、また直し。
だからと言って、ヘタな物が上手くできるワケではない、と、つくづく実感しました。
で、結局フラフラになって原稿完成したのが3/3(土)の夕方。
できた原稿を持って、そのまま実家に行き、翌日は母に朝8時に起こされて、近所にハイキングに行った。
いいお天気で、それなりに気持ちは良かったが、ちょっと足が吊りそうになった(笑)。
戻ってから原稿の再チェック。やっぱり何カ所も見落としやらミスがある。ああ、良かった、ギリギリじゃなくて。
実家に何枚か置いてあると思ったスクリーントーンが無くて(仕事場に持ち帰ったらしい)、一カ所服にトーンを貼り忘れていたので、悩んだ末に他のページから剥がして使い回した。あーあ。小さい所で良かった。
翌3/5(月)、やっと編集様にお渡しして、あー、ホッとした!
久しぶりで、身体がなまってた?事もあるのか、色々反省。
いつもは仕事中も、なるべく泳ぎには行くようにしているのに、今回は気力が萎えてしまって、かなり早いうちから家から一歩も出なくなってしまった。これは結局、肩凝り等考えるとよろしくない。やっぱり頑張って、ギリギリまでは泳いだ方がいいみたい。…しかし、帰ると疲れて寝てしまう、今日この頃。どうしたモンでしょ。
そおれから、食生活。
まずい。まずいです。
泳ぎもせず、いい加減な物を食べ散らかして、気力を保つために甘い物もいっぱい食べて、仕事が終わったら見事に太っていた。って言うか、日に日にお腹、次に二の腕が、プヨプヨしてくるのを実感!ぎゃー。
てなワケで、またダイエットモードに入ります、目標−6Kg。半年くらいで。
R子さんのお宅の50インチプラズマTVで『ローズ・イン・タイドランド』を見させてもらった。
元々好きなギリアム監督だし、映画館で予告を見て、絶対大画面で見たい!と思っていたのに、気が付いたら上映が終わっていて(って言うか、いつやってたの!?)、やっとTUTAYAでレンタルが始まったので、珍しく“新作"でDVDを借りたんであった。
でも、我が家の14インチTVでは、せっかくのテリー・ギリアムが泣く。予告編で見た黄金の草原。
で、図々しくもR子さんにお願いして、お宅に押しかけて上映会をしてもらう事にしていただきました。
和裁教室が3時からなので(R子さん宅は教室から徒歩3分。)、正午頃からお邪魔して、ランチをご一緒して上映会、という事で、サンドイッチを買って行った。
うちの近所の商店街の、謎のサンドイッチ屋さん。タバコ屋みたいにショーケースが狭い間口いっぱいに広がってる作りの店で、いつ見てもケースにはサンドイッチがぎっしり並べてある。ナマ物なのに、あんなに並べて、ちゃんとさばけているのか…???あまりお客の姿を見た事も無いし。
それで、興味はあるけどまだ一度も買った事が無かったのを、「みんなで食べれば怖くない」とばかり(いや怖いけど・笑)買い込んで行った。
ワンパック一種類で2〜3ピース入りで、コンビニのサンドイッチと似たような形。3人なので4つ購入。
自分でも知らないモノを手土産に、どうかな、とは思ったが、意外と美味しくて良かった。R子さんのお母様にも好評。
今度締切前には、コンビニフーズを買い込むのはやめて、ここのサンドイッチを食べよう。
って、次の締切りの予定、無いけど(泣)。
食事の後、お待ちかねの映画。
…いきなり繰り広げられる、ギリアムワールド。ハッキリ言って、お茶の間に合わない。
やはり一人で劇場へ行って観るべきモノでした。
しかも、このご時世に、少女を性的に扱う内容。うわ〜、居心地悪い!
隣のお母様が呆れてるんだか退屈してるのか、そういう空気が伝わって来る。す、すみません…(汗)。
ちょっと申し訳なかったけれど、私個人的にはけっこう好き、やっぱり。美しい映像を、大きな画面で見られて良かった。奥行き、広がり、スピード感。吹き抜ける風。
それに、主演の“ローズ"を演じる少女がまた、本当に素晴らしい。可愛らしく、妖しく、いじらしい。完璧!
しかし、同じギリアム作品『フィッシャーキング』では、あんなにカッコよかったジェフ・ブリッジス。R子さんがさかんに「デブキャラになっちゃったよねぇー」と繰り返していた、月日の流れって残酷。でも、好演でした、意外と出番少ないけど(笑)。
ところで、和裁教室。
2月中は仕事でイッパイイッパイで通えなかったけど、そろそろ最初の“肌襦袢"が形になって来ました。
仕上がりが見えて来ると、楽しい!
…それと、お茶の時間があって、“おやつ"がいただけるんです〜♪
それも、なんだか大量に、美味しい物が集まる。
これまた楽しみで、でもダイエットの敵!?うーん。
確定申告の締め切り日。
実家の方で申告しているので、毎年実家で計算・書類作りをして、店舗経営の母の分とまとめて私が税務署に届けている。
今年は私、完全に大赤字なので、気楽と言えば気楽。
途中から経費の領収書も、まともに集めなくなっていた。あーあ。
あらためて計算してみたら、もう目を覆うばかりの大惨事。
収入は思ったよりあった(再録していただいてるので)けど、経費を引いた時点ですでにマイナス。各種控除は全く要を為さなかった。うーん、なんか、悔しい、やっぱり。
それでも一応計算はして、源泉徴収分は丸々返って来ると思うけど、それもすごい少額。寂しい。
今年は頑張る!…と、言いたいけれど、今のところ仕事の予定ナシ。実は原稿料は、だいたい3ヶ月後に振り込まれるので、今年度分はすでに半分終わっている事になる。
ああ、今年も大赤字。ヘタすると去年より少ないかも(泣)。
そんなワケで、私の方はほぼ一晩で書類が揃ってしまったが、母の方が大変だったらしい。
提出期限の朝起きたら、昨夜のままの母が書類の山を前にうなっている。
「ひょっとして、寝てないの?」「寝られなかった…」。
母、78歳。死ぬぞ、マジ。
手伝おうにも、店の事なんて全く分からないし、他にも年金やら寡婦控除やら、分からない事だらけで、手も足も出ない、おまけに私はずっと“白"だけど母は青色申告だし。
仕方ないので食事の支度をしたり、下書きと清書を見比べるくらいしか協力できない。
午後になってやっと終わり、母娘して今年は赤字となった。
税務署の受付が5時までのところを、4時過ぎに提出して終了。
私がいつも締切りギリギリなのは、母の血筋に違いない。
申告書の手引きに「赤字の繰り越し」という言葉を発見し、税務署で聞いてみたら、「白色では繰り越しできません、今日までに申し込めば来年から青色申告に変更でき、3年間の赤字繰り越しができます」という事で、今年度分から青色申告にする手続きを取って来た。
今年の大幅マイナス分はチャラになってしまった。
全く、モノを知らないとソンするわね。
とは言え、3年の間に黒字を出さない事には、やっぱりチャラ。
働かねば…。
歯の治療、終了!
歯並びの矯正まで真剣に考えたが、結局前歯はちょっと傷みにくい非保険扱いのセラミックを詰めて。しばらく様子を見る事に。
矯正をするにしても、もっと色々調べて、歯医者も良く調べてからにしたい、と思う。
前歯の治療の後、治療済みの奥歯がやはり欠けているのが見付かり、それも削り治して詰めた。
かなり大きな穴になっているので、治療は大事。でも、まだ神経はあるらしく、削った後の痛い事。
削って型を取って、詰め物が出来上がって来るまでの10日間ばかり、仮詰めの状態で、これがとても辛かった。口の中はヘンな味がするし、痛いし、片側でしか噛めない。食事が美味しくない。(だからって食欲は衰えない…笑)
アゴは疲れるし、一週間目くらいから、使わない方の歯茎が腫れて来てしまって痛いし血は出るし。以前から歯周病気味ではあると言われていたが、噛まないせいで血行が悪くなったのか?歯磨きも遠慮がちになってたかも。
も、辛い。
歯って本当に、大切ね。
それにしても、ずっと仕事が無かったのに、やっと仕事が入った時に限って前歯の詰め物が取れるってどういう事ざんしょ。
仕事の途中抜け出して歯医者に通うの、辛かったわ。
若い頃は歯の治療なんて、一晩寝たらケロリとしてたと思うんだけど、今回は麻酔して削ったりすると、翌日いっぱい使い物にならない感じだった。結局2回分、計4日、キッチリ仕事が遅れてる。
って事は、久しぶりだから仕事が遅くなってた、って事でもないのかも?
それはちょっと、ホッとした、かな。
大手術をして入院中のM氏のお見舞いに行った。
M氏は同業者で、大学のマン研の同期。R子さんとも共通の知り合いだ。
R子さんが問い合わせて「行けそうだよ」と誘ってくれたので、便乗する事にする。
…でも、首を切っての大手術を受けたのが、確か今月の6日だったはず。まだ日も浅いのに、押しかけて大丈夫なのか、本当に?
一抹の不安。でも、本人がいいと言ったんなら、大丈夫なんでしょう。
土曜日、と言われたが、金曜に歯を詰めてヘトヘトな気分だったので、日曜にしてもらった。
日曜日は午後から和裁教室なので、朝の10時に病院の最寄り駅で待ち合わせ。
の、はずが、時間を読み間違え、乗る電車を間違えて見送ったり(うちの最寄り駅は色んな路線が入っていて便利なんだが未だに把握できてない)、あれあれ?と思う間に時間が過ぎてしまい、駅に到着したのが30分遅れ。ひー。
待ち合わせ場所を探して走っているところに、向こうからR子さんがやって来た。
あまりに遅いので、別の場所を探しに来たみたい。すみません、寒いのに、ごめんなさい。
(なんかこの頃、異様に時間の経つのが早い。身支度が遅い。鬱病?
物凄く反省したはずなのに、翌週はまた、同じ人を待たせてしまった。こういう時、自分をやめたくなる…。)
寛大なR子さんと、まずはお見舞いの品を探そうと歩き出す。
お天気はいいが、このところ寒さがぶり返して、本当に寒い。すごい風がビュービュー。駆け込むようにして駅ビルへ入った。
さて、お見舞いと言えば、普通は花とかフルーツ、お菓子類。
…花?フルーツ?お菓子…???
M氏のイメージに、合わない。
内科の病気ではないので、食べ物の制限は厳しくないようだけど、でもねぇ。
身体を動かさずに暇つぶしができる物がいいね。
本屋に入って、パズルや塗り絵(大人向けのがたくさん出ている)も候補に挙げたが、「根を詰めそう…」で、イマイチ。ステレオグラムの本なんかもいいかな、と思ったんだが、もう流行りは終わったのか見付からなかった。人体模型のパーツが毎号付録で付いて来る『体のふしぎ』も興味をソソッたが、「手術したばかりの人に、なんか生々しい?」との理由で却下。
私が以前買ったプラネタリウムもあったが、「病室でプラネタリウムは…」。同じ『大人の科学』のシリーズで、『探偵スパイセット』というのがあって、「指紋の検出」「血液判定」等のグッズが付いているらしい。「これだ!」
あーだこーだと散々悩んだが、うちの掲示板でスパイブームだった(笑)事もあって、結局これに決まった。
病院は駅からほど近く、わりと簡単にたどり着けた。
受付で名前を書いて部屋番号を見付けたが、4人部屋で名札が出ていない。最近の病院は、名前を張り出したりしないんだそうだ。
R子さんとボソボソ言いながら中に入ると、全ベッドがカーテンを引いて中が見えない。
確か窓際…と、左のカーテンから咳払いが聞こえた。お、この声!隙間から覗いたらビンゴ!だった。
リハビリで座れたとは聞いてたが、てっきり普段は寝てると思ったら、ベッドに座っていた。
おまけに二人の顔を見ると、M氏は軽々と立ち上がり、面会スペースへ案内してジュースまでおごってくれた。
え?えええ!?首の後切ったんだよね?大手術だったんだよね?
…なんでも、医者も驚く驚異の回復ぶりなんだそうな。
詳しい話は聞いていなかったので、改めて手術の話を聞かせてもらってビックリ。
大手術とは聞いていたが、首の後から切って骨まで縦に切って骨を開いたまま閉じたんだそうだ。すごい!
それでトコトコ歩き回っている!?すごい。
まだ痛むらしいが、全然そうは見えなかった。
探偵セットの他に、R子さんは100均で買ったウサギの耳のカチューシャと、「えらい!」と書いた表彰状を持って来ていた。本当にマメな人だ、こういう事に。
M氏はとても嬉しそうにしてくれた。本当にエライなぁ、持って行っておいてナンだけど。
私の大遅刻と見舞い品選び難航で、思ったより遅くなってしまったので、すぐに昼食時間になって、M氏のお昼ご飯も配膳されていた。「ここに?」「いえ、ベッドに」というやり取りがあった後、話が続くので、「食事して来たら?待ってるから」と、送り出しておいて、二人して「売店でも覗いて来よう」と席を離れた。
日曜日は休みだそうで、向かいのコンビニへ行き、自分達の昼食にサンドイッチを買って戻って来ると、面会所の入り口で呆然と立つM氏。ありゃ、早かったのね?
結局2時くらいまで喋り続け、気が付いたら和裁教室の時間が迫っているので、やっとおいとまする。
あんなに長居して、大丈夫だったんだろうか?
後から本気で心配になった。だって、首の骨切ってるのに。
でも、「今月末予定だった退院が一週間早まりました」というメールが来て一安心。
…それとも、また見舞いに来ないうちに、緊急避難したかな?(笑)
ともかく、大変な手術を無事乗り切って、本当に良かった。
退院おめでとう。
無理せず気長にリハビリしてください。
ロックオペラ『TOMMY』を見に、日比谷日生劇場へ。
なんと京都から、友人Kさんが上京。チケット取ってくれたR子さんと、お友達Ry子さんと4人で。
なんだか「ロックなコスプレで集合」とのお達しが来たので、何となく有り物で組み合わせてメイクも派手目にして行った。
…ロックと言うよりドラッグクイーンみたい……、まあいいか。
Kさんと両R子さん達は初対面なので、緊張して早めに待ち合わせ場所の日生劇場のカフェへ行くと、店の前ですでにRy子さんが立っていた。中に入って待つ。
実は、せっかくのコスプレ企画なので、“付け爪"を仕入れて来たんだけど、電車に乗って来る間に剥がれそうだと思ったので、爪に貼らずに持って来た。
奥の席に座れたので、そこでコソコソと爪を貼り(バカ)ながら、お久しぶりのRy子さんとお話しをする。
爪は両面テープで貼り付けるタイプで、イカン、マジ、この手じゃ何もできない。
少し遅れてR子さん登場、派手派手バリバリの仮装いやコスプレ!さすが(笑)。
Kさんは新幹線に時間通り乗ったの連絡が入っていたし、遅れるはずはなさそうだったのに、なかなか現れない。
やっと爪を貼り終わって携帯をチェックしたら、メールの電話が入っていた!時刻前から店の外に立って待っていたらしい。ごめん!気付かなくて。
掲示板ではすっかり仲良しのR子さんとKさんの、ご対面。元々ハイテンションなR子さんKさんが一目でお気に召したらしく、ハネ上がってます(笑)。
実はRy子さんはマンガ家もやっていて(教師と二足のワラジ!)Kさんは昔からのファンだというので、生原稿を持って来て見せていた。おお。細かい!綺麗!他人様の生原稿って、眩しい…。
劇場の女子トイレは長蛇の列が常の事なので、順番にカフェのトイレをお借りして、と思っていたら開演時間が迫ってしまった。
私はこの爪でストッキングを破らないか、気が気じゃない。
グッズを買う時間が欲しいという3人に先に劇場へ行ってもらって、一人で最後にトイレに入った。
ギャー。ストッキングを破るどころか、貼ったばかりの爪がポロリ、トイレの床に!
拾って付けると、両面テープなんでなんとかくっ付いた。
しかし、やっと身支度整えてトイレのドアを開けた拍子に、またポロリ!
しかも裏側が上に落ちたら、たまたま床の色に近くてなかなか見付けられない!
一度開けたドアが悲鳴と共にバタンと閉まったので、店員さんが心配して見に来るし(恥ずかしーっ!!)、もう大慌て。「すみません、ちょっと、落とし物で」と答え、やっと落ちた爪を見付けてくっ付けて(でもサスガに落ちやすくなってる)出ると、店員さんが銀のトレイにもう一つ、爪を乗せて待っていた。「こちらでは?」え?
指10本の爪は揃ってる。実は付け爪セットは12枚入っていて、使わなかったのを席に落として来たらしい。
ああ、赤面、恐縮。ダメだこりゃ。
店を出てすぐ横の劇場に駆け込むと、もう開幕間近で、席まで案内が出ている。
チケットを見せるだけでもまた爪が剥がれる(もはや笑)。
案内された席は、すごい!前から5列目!近い!
「こちらでございます」と案内係に示された通路脇の空席。隣にはむろん、Kさん達が並んで座って「来た、来た」。が、座ろうとしてふと目の端に入った、同じ列の反対側の奥の席の人が、どうも昔の友人に似ている。
R子さんとも同じ、母校の大学マン研のIさん。もう10年以上会ってない。電話ではわりと話してるけど、ちょっと自信が無くて、話しかけるのに躊躇していたら、案内のお姉さんがオロオロしだした、ご免なさい。
恐る恐る近付いて声をかけたら、果たして本人でした。まー偶然!
後で合流できるかな、と期待したんだけど、幕が降りたら急いで帰ってしまって、ちょっと残念。
で、舞台。
劇団☆新感線のいのうえひでのりさんの演出、出し物は70年代の伝説的ロックオペラ、という事で行ったんだが(ローリーさんも出てるし)。ダメでした。
考えてみたら私、あの手のカルチャーが、そんなに好きもないんだけど。
しかし、確か『TOMMY』と言えば、水野秀子大先生の代表作『ファイヤー!』はこれにインスパイアされた、というような話じゃなかったっけ?少なくとも詳しくはない私でも、名前は知ってるヒット作だったんだが。
R子さんは元のレコードもケン・ラッセルの映画も知ってて思い入れが強かったようで、かなりガッカリしていたみたい。
しかし、ローリーさんの脚は期待通り細かった!ロケンローラーが、これでなくっちゃ(笑)。
幕が降りた後、出演者3人+司会のアナウンサーで、トークショーというのがあった。なんでも急遽やる事になったそうで、聞いてなかったんでビックリ。お腹も空いたけど、舞台自体はそう長くもなかったし、ローリーさんも喋るんで見て行く事に。
…それがまた、ねぇ。
韓国の俳優さんはサービス精神旺盛で好感度大だけど、情況が飲み込めていないのか…要するに、チケットが売れず客の反応も悪いので言い訳と恨み言のトークショー。ますます引いたわー。
主役の小僧、電波傍受してる?
思いの外長かったトークショーも終わり出口に向かうと、出口前で「『TOMMY』のチケット販売しておりまーす!」。私の見る限り誰も近寄っていなかった。「もはや寂しい光景…」思わず口を突いて出る。
結局9時半過ぎ、お腹が減った。
近くで適当にイタリアンの店に入り、「15分でラストオーダー、1時間で閉店」と言われて、ちょっと慌ただしく白ワインで夕食を取った。
飛び込みで入って安めだったわりに美味しい店だったけど、関西在住のKさんは料理が来るたぶ「これだけ!?」とビックリ。
うーん、大阪に比べたら盛りは少な目かも。京都はけっこう、セコい店多いと思うが。
あんなに苦労した付け爪は、時間と共に両面テープの粘着力が弱まり、幕間にあきらめて全部剥がしてしまった。ああ、スッキリした!で、食事はつまらない気を使う事も無く、パクパク食べる事ができた。
安物だったからなぁ。たまにはああいう爪して遊びたいんだけど。今度はもっと、ちゃんとしたの買って練習してみようっと。
一泊して夕方の新幹線で京都に帰るKさんに、ご希望を聞いてみたら、「靖国神社と浅草」という事で、R子さんと3人で地下鉄乗り継いで両方廻った。
九段下駅で朝10時に待ち合わせ。昨夜半端にワインを飲んでしまったせいか、目が冴えてしまって寝付かれず、朝は見事に寝坊して、狙った特急に目の前で走り去られて、またまた遅刻!すみませんー。もう、こんな自分が嫌い。
お天気が良くて、暖かい。歩き回るには最適の日、花粉もそろそろ打ち止めかな?実は慌ててマスクを忘れてしまったんだけど、そんなに酷い事にはならなかった。
九段下から靖国神社は、すぐ近く。
大きな鳥居があるのですぐそれと分かる。
Kさんのお祖父さん達が戦死なさっているそうで、「一度ご挨拶しとこうと思って」だそうだ。
私も靖国神社は、初めて。そんなに面白そうでもないと思って来なかったけど、うちも伯父さんは戦死のはずだ。
「靖国神社のハトは全部真っ白」という話を聞いて、どうやって普通のハトを閉め出しているのかと興味津々だったが、それはデマでした(笑)。ちゃんと普通の土鳩もウロウロしてたよ。
お祭りみたいに出店の並ぶ砂利道を抜け(すでに花見仕様らしい)、鳥居の前に休憩所と売店の小屋があって、『(阿部)晋ちゃんグッズ』がズラリ。げ〜。靖国に関しては、私は全面反対ではないけれど、晋ちゃんグッズはカンベンして欲しい(小泉さんならまだ分かるけど)。おまけに妻のグッズまで…バカじゃねー!?妻はタダの一般人でしょうが。
さんざん冷やかして、自販機でお茶を購入。
大鳥居を潜ると、中は本当に桜だらけ!残念ながら、まだほんのチョボチョボしか開いてなかったけど、ソメイヨシノじゃないピンクの桜が満開で、青い空にとても綺麗。
一応中央の神社まで行って、Kさんと私でお参りを済ませた。
開花宣言があったとはいえ、平日の午前中に、けっこうな人出だ。老若男女、外国人の姿も多い。
…ところで、標準木って、どれだったの!?
奥に入って行くと、ガラス張りの資料館だか何かがあって、ガラス越しに零戦や機関車が見える。
入って見ようとしたら、入ったところに受付があって入場料を取るらしい、と気付いてきびすを返し、「ガラス越しに見よう」。
おばちゃんだ……「昨日はクイーン、今日はおばちゃん」(笑)。
さらに、他の人が入って行くのを観察したら、どうやら一階は入場無料らしいと気付いて、結局入る。おばちゃんは現金である。
←間近で見た零戦。実物大モデルだったけど、ちょっとした感動があった。
乗るには小さくて頼り無いけど、カメラに収めるには意外に大きい。
奥に売店があって、「家紋シール」だの「靖国桜文鎮」だの、面白い物がいっぱいあった。晋ちゃんよりずっと良い。
歴史関係の本も多数。
中に、友人“しるこ"ちゃんの書いた坂本龍馬のマンガ本もあって、ちょっと感激!
一回りして(有料スペースには入らず終い・笑)桜の庭に戻って来たら、そろそろお昼時。
…なんだか、来た時よりだいぶ桜が開いてる。人も多い。
桜って、咲き出すとアッという間だもんなぁ。
武道館で、どこぞの大学が卒業式をやってたらしく、ちょうど出て来た学生達がいっぱい。校風なのか、流行りなのか、女性は袴にブーツが圧倒的に多い。
京都住まいのせいか、Kさんは袴姿に手厳しい。姿勢が悪い、着方がだらしない、あんな合わせ方があるか。あらあら、こんな身近に“和服チェックおばさん"がいたとは(笑)。
九段下から地下鉄を乗り継いで、浅草へ。
1時近くなってしまい、とにかくお昼ご飯。駅前の蕎麦屋に飛び込んで天麩羅蕎麦を食べたが、んー、これは、普通。
食べ終わって、大提灯の前で写真を撮って、仲見世通りを冷やかしながら浅草寺へ向かう。
ここもまた、へんてこグッズがいっぱい。ピラピラの“キモノ"やら、時代劇のカツラ、かんざし、パロディTシャツ、招き猫の数々。食玩、ミニチュア着物、踊り帯、草履。見るには楽しいが、やっぱり冷やかしで終わって何も買わない。でも、“風神・雷神Tシャツ"はマジでかっこよくてちょっと心が揺れたな。
昼食を食べたばかりなのに、美味しそうな団子屋があって、一串づつ買って食べた。シッカリした歯応えの餅に、塩味の利いた餡、美味しい!
仲店通りのどん詰まりにも門がある(宝蔵門)が、こちらは工事中でシートが被せてあった。
そこを潜ると、巨大な線香立て?があって、なにやらありがたいらしい。近寄って煙を浴びるが、今日はことさら煙が多い。むせてしまった。ゲホゲホ。
靖国神社ではウッカリして手洗い所を見逃したが、こちらは分かり易い場所にあったので、龍の口から水をすくって手を洗い、お参りをする。ここも、なかなかの人出だ。
浅草寺を出て、仲店通りの一つ奥の道を歩いてみる。
以前来た時は、このあたりに生地屋が並んでいたような…特に韓国系の華やかな色の生地。でも、見付けられず、その代わりと言っては何だが踊りの着物や帯の並ぶ通りがあった。これも、見るには華やかで楽しい。
けっこう歩いたのでお茶にしようと、あーでもないこーでもないと探しまわり、やっと感じの良い甘味処を発見。
アンミツを頼む。歩き回ったので、お茶が美味しい!甘い物も、こういう時は本当に美味しい。
Kさんの電車の発車時刻がそろそろ迫って来たので、店を出て駅へと戻る。
途中通った道は、なんと言うか、うさんくさ〜い、昔ながらの浅草?って感じだった。場外馬券売り場(なぜに英語名を付ける!?)を過ぎると、ポルノ映画館が並ぶ。
今時珍しい…と、思っていたら、その前をヘビーなオカマさんが横切った。す、凄いモン見ちゃった……。フレアの超ミニスカートに、パンツ丸出し!新宿あたりとは、ひと味違うんであった。
浅草駅前で、R子さんとお別れ。昨日初対面の二人は、よほど波長が合ったのか、メトロ入り口前でエンエンと別れを惜しんでいて、貧乏性な私は電車の時刻が心配で、ちょっとハラハラした。
東京駅で、Kさんはお土産に「関東風のクレープタイプの桜餅を買いたい」と言っていて、大丸の地下ならあるだろう、と思っていたんだが、時間が無くなってしまって大丸まで行けなかった。駅構内で探したが、道明寺しか売ってない。
近頃どうも、関西風の道明寺に押され気味、と言うか、摂関されつつある?
好きなんだけどなー、桜餅。他の和菓子と違ってて、いいのに。道明寺も美味しいけど。大切にしようよ。
結局諦めて、“ひよこ"を買って帰った。関西では珍しいんだそうだ。へーっ。
新幹線改札で金さんを見送って、銀座松屋で開催中の『リサとガスパール&ペネロペ展』へ。
実は、行こうとは思っていたんだが、私のリサ好きを知る友人が招待券を郵送してくれたのだ。なんでも本人がインフルエンザで倒れ、会期中には無理との事。
手放しで喜ぶのも後ろめたいけれど、展覧会は月曜日で終わってしまうし、まだ5時。近頃のデパートは8時までやっている。
ちょっと歩き疲れていたが、行こう。
こちらも、びっくりする程の人出。
客の95%は女性、かな。
デパートの展覧会と甘く見たら、意外に展示数が多く、かなり充実した展覧会だった。
なんと言ってもキャラクターが大好きなんだけれど、原画は油絵で、実際に見ると深みがあってとても綺麗。
絵本の挿絵の抜粋が多数(ストーリー解説付き)、作者夫婦のインタビュービデオ、絵本の舞台となったパリの街の写真と絵本に描かれた風景の対比のビデオ。作家のアトリエのモデル。日本語版の絵本は手に取って見られるコーナーが設けてあった。
展示会場に“コの字"になった場所があり、ふと他の客の顔が目に入ると、皆一様に弛み切った表情で見つめている。私も、こういう顔してた、そう言えば。
なんだか、顔の筋肉をユルユルにしてしまう力があるのよ、リサ&ガスパール。
絵本を揃えるのは大事なので今は考えてないけど、『リサとガスパールのデザートブック』というのがあって、ちゃんとお菓子のレシピが入ってる。これ、いいかも…。
展覧会場を出ると、そこは関連グッズの販売所。
デパートの展覧会の常識ではあるが、すごい広さ!すごい混雑!こんなにグッズが出てるとは!(限定グッズもアリ)
…はい、買ってしまいましたよ、人波かき分けて。
レターセット、カン入り紅茶、絵葉書、カン入りチョコレート。
(チョコレートは、チケットくれた友人にお見舞いがてら送ろう。)
年齢一桁の頃に、手塚グッズを欲しがって以来、キャラクターには殆ど無関心だった私。完全に、奴らにヤラレてます。
今年も母と一緒に日帰り人間ドックへ行って来た。
去年も一昨年も、「尿検査で潜血」と言われてちょっと心配していたが、今年は尿検査は異常ナシで、一安心。
しかし今年は、コレステロール値が基準オーバーしてしまった!!
あ〜あ…。去年ギリギリセーフだったんで、やだなーと思っていたんだけど(あまり対処はしなかった…)。
太りやすくなってるのでユルユルダイエットを始めて、炭水化物を減らしているんだけど、その分肉類が増えてしまっていたかな?いかん。
説明してくれた医者は「この程度の数値はちょっとした事で出るものだから、何も心配いらないし特に食事を変える必要も無いでしょう」と言っていたが…なんのための基準値?まあ、血糖値その他で引っかからなかったから、でしょうか。
と、いうワケで、再検査も無くて済み、結果は良好だったんだが、ちょっと困った事が。
バリウム飲んで、気分が悪くなってしまった。
バリウム自体は、なんか以前より量も減ったようで、そして動く台の上でゴロゴロ転がってポーズを取るのも、去年より楽に感じたんだけど(指示を出す技師によってだいぶ違うようで)。
まず、前夜は夜9時以降食べ物を食べてはいけない。当日は水も飲んではいけない。その状態で9時から検査を始めて、胃のレントゲンは10時頃。空きっ腹状態で、まず炭酸の粉(昔のサイダーの元みたいでけっこう美味しいんだけど)をスプーン一杯位?飲まされ「ゲップはガマンして」。続けて“スタバのGサイズ"みたいなプラコップに3分の2程入ったバリウムを一気飲み。バリウムってなんか独特の喉越しで、例えるなら水で溶いた石膏みたい。って、そんな物飲んだ事無いけど。
でもって撮影が終わると、今度はすぐ血糖値検査のために“ブドウ糖液"を飲まされる。“ブドウ糖液"はホンノリ甘くて炭酸入りで、それ自体はかなり好きな味なんだけど、バリウムの後だと「もうカンベン…」て気分になる、でも牛乳瓶くらいのを一本、その場で飲み干さねばならない。
やっとの思いで飲み干して、尿と血液採取まで一時間待機。待合室のソファはフカフカでゆったりしていて、滅多に読む機会も無い女性週間誌も置いてあるのでパラパラやっていたら、胸のムカムカが治まるどころかだんだんひどくなって来た。
採取までの1時間はトイレもダメだから、もちろん吐くなんてダメ。でも、そういう気分。こめかみが冷たくなる。
ここで吐いたら検査はおじゃん。多分“ブドウ糖液"からやり直し。それはマズイ。
人が少ないのを良い事に、3人掛けのソファに斜めにもたれてじっと耐えた。名前を呼ばれて採尿コップを手渡された時は、本当に救われた気がした。
詳しい結果報告は、後日郵送という事だが、健康に関してほぼ問題ナシ、と言われて帰って来た。
母も今年は去年より持ち直したそうで、かなり元気なようだ。
でも、検査の結果は良好でも、このところあんな風に気分が悪くなる事が増えている。
ちょっと凹んだ気持ちになってしまった。
この日の夜は食事会の話があって、駆けつけるつもりだったが、人が集まらず延期になって、結果的には良かったかも。
体調管理、しっかりしたいなぁ。
実家の側のスポーツクラブが新しくなった。
と、言うか、個人経営だったのがチェーン展開の企業に替わったんだけど、去年の暮れから改装工事を始めて、今日オープン初日となった次第。
私は以前は週末だけの安いコースを取っていたが、今度の所は「そういうサービスはございません」との事で、二つのスポーツクラブがフルに使えるって事になってしまった。なんだかもったいないけれど、実家の方では母と一緒に泳いだりしてるので、はずせない。
で、初日に早速、行ってみました。
中はかなり変わっていた。もちろんピカピカだけど、無理矢理改装してるんで段差が多くて迷路みたい。
お年寄りが大多数の土地柄なのに。
ジムにはバイク、ドレッドミルがズラリ、一台に一台づつTVが備え付けてある!うを。
早速走ってみる。20分ばかり、TVを見ながらやってみた。
うーん。意外とヘッドフォンて鬱陶しい。途中で外してしまった。
ヨガのクラス。スタジオは広い!スタッフが教えてくれたが、3面鏡張りで、ヨガやダンスのクラスにはとてもいい。今は塗料の臭いが気になったけど、それは仕方ないね。
でもここも、無理に広げたせいか、スタジオの真ん中にドカンと太い柱が立っていて、見た目程広くは使えない、と思う。
プールは殆ど変わりナシ。初日だというのにガラガラだった。大丈夫か!?
今回の改装で、多分一番の呼び物は、最近(でもないか)話題の“岩盤浴"。
以前はジャグジー付きのお風呂とドライサウナ、水風呂があって、バブルにあかせた層大理石のバスルームはなかなかお気に入りだったんだが、見事に取っ払われてしまった。ああ、あのピンクの大理石は、どこへ………?バチ当たりである。
岩盤浴というのをやった事がなかったので試してみる。
専用の"浴衣"(「ゆかた」と読んだら「よくい」と言い直された)を着なければならず、それを借りるのに350円だか取られる。「私服だとワッペン等が溶けて石に付く恐れがある」そうだ。
説明書通りに俯せ5分、仰向け10分寝転がって、なるほどけっこう汗をかくし、サウナのようには息苦しくないので快適かも。
一度シャワーを浴びてもう一度岩盤浴。階段を上り下りし、さらに段差をいくつも乗り越えて往復で、ちょっとな。
そしてシャワー。ブースがズラリと並ぶ手前に、こぢんまりと湯船が設えてあって、ホッとした。私はお風呂に入りたいの、本音を言えば、サウナも岩盤浴もいらない。泳いだ後は水着を脱いで、広い湯船でゆったり手脚を伸ばしたいの。本当は水風呂と交互に入りたいんだけど、水風呂はナシ。
かろうじてあった湯船はしかし、半身浴用?なのか、ミョ〜に浅く、ミョ〜にぬるい。ああ…。
ロッカールームに戻って、さらに気付けば、水着用の脱水機が無い。
これも以前、ちゃんと動くのがあったのに、どこへやった!?
さらに、扇風機が一台も無い。運動して入浴した後は暑いっちゅーの!
あーあ。
今時個人経営では厳しい、というのは分かるし、チェーン展開では融通が利かないのも仕方ない、というのも分かる。
でも、今まであった必要な物や使い勝手の良い物をわざわざ捨てて、ピカピカにして、どーすんねん。
土地によってニーズも色々だろうに、ちゃんと調査したんだろうか?
岩盤浴なんか、多分もう足を踏み入れないだろうな、私は。
でも、実を言うと、ここのプログラムはちょっと嬉しいんであった。
クラシックバレエの無料クラスがある!
以前2年間程、仕事場の方のクラブで無料クラスを受講して、とても楽しかったのに、突然断りも無く有料クラスのみになってしまって、中断していた。こんな事もあろうかと、買ったバレエシューズは取ってある!
さらに、“フラダンス"“フラメンコ"“ベリーダンス"まで!わーい。
どれだけ受講できるかは分からないけど、取りあえず覗いてみたい。
楽しみ!
…でも、水着の脱水機は、備え付けてくれないかなぁ。