欲望 人は自分にないものを他人が持っていると、どんなものか、知りたくなる。そして、欲しくなる。この中学生の二人もそうである。 中学2年生の健太と恵美が、二人で仲良く勉強をしていた。 「ねえ、健太くんさ、君にはあって、あたしにはないものって、なーんだ? 」 恵美がいたずらっぽく健太の顔を見て言った。健太はしばらく考えていた。 「おっぱいだ! 」 なるほど中学生ともなると、恵美の胸元も膨らみかけ、Tシャツの胸元を乳首が二つ押し上げていた。 「ほら、当たりだろ」 健太は恵美の飛び出ている乳首を中心にして、両手のひらでやんわりと包んだ。 「あ、ああ……」 恵美が変な声を上げたので、健太は慌てて手を引っ込めた。恵美は目をとろんとさせて健太のそばに顔を近づけた。 「でも、君にもあるでしょ」 健太は自分の胸を見てうなずいた。 「じゃ、何だろう」 恵美は健太の下半身を見つめた。 「これよ…… 」 「あ、」 「触るよ」 健太は首を縦に振った。恵美は恐る恐る手を近づけていった。 「あら、柔らかいのね」 しばらくなでていた恵美は、変な気持ちになり、どうしょうもなくこれが欲しくなった。 「これ、ちょうだい! 」 恵美はなんとはさみを取り出した。 「わ、」 健太は悲鳴を上げた。恵美は切り取ったものを手に取り、にんまりほくそえんだ。 「はは、可愛いすね毛ね」
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