Gain and Linearity


Meade416XTEカメラのリニアリティとゲインです。

測定方法は次のとおり。
リニアリティ:
露出の異なるホワイトフレームを複数 撮影し、露出時間とある領域の平均値をグラフにとる。

ゲイン:
2枚のホワイトフレームと1枚のバイアスフレームを撮影。 ホワイトフレームはリニアリティが保たれる領域で撮影。 次のプロセスにしたがって計算する。 リニアリティの測定位置は中心付近にあるエリア10x10画素とした。

F1=フラットフレーム1、F2=フラットフレーム2、B1=バイアスフレームとする

1、F1=F1-B1、F2=F2-B1
2、F1=F1/F2*(F1の平均値)
3、A=F1の分散値の2乗
4、B=B1の分散値の2乗
5、C=F1の平均値
6、Gain=C/(0.5*A-B)

では結果を見てみましょう。

MeadePictor416XTEのリニアリティ特性


5回の異なる測定でGain=1.9±0.1 [電子/DN] という結果がでました。(DN:デジタルナンバーの略でデータ上の数値を表す)±は5回の測定結果のばらつき。

2001,1,14


引き続きApogee AP2Epカメラのゲインとリニアリティです。 リニアリティの測定位置は中心付近にあるエリア10x10画素とした。

MeadePictor416XTEのリニアリティ特性
横軸時間、縦軸DN


ゲインはわたしの測定だと、2.01電子/DNでした。 メーカーの測定では1.9電子/DNとなっていました。

2001,1,19