膨張係数


 ここでは各素材の膨張係数をリストアップしておく。 

 
素材膨張係数[10^-6/K]
アルミニウム24
14
青板ガラス9
パイレックス3.3
インバー0.9


たとえばアルミのボディとパイレックスの鏡を使った焦点距離1000mmの望遠鏡では、 温度10℃変化すると、

アルミ 1000 x 10 x 24 x 10^-6 = 0.24mm
パイレックス 1000 x 10 x 3.3 x 10^-6 = 0.033mm

それぞれ膨張し、アルミボディはガラスよりも長くなりその差0.21mmだけピント位置が 前に移動する。 
一方、鉄と青板ガラスの組み合わせでは同じ10℃の変化でも0.05mmしか移動しないので 温度変化に強い組み合わせとなる。

オプティカルサイトに戻る
TOP
mail