ダークストリーク


 2001年1月に購入したCCDカメラApogee製AP2Ep(KAF-1602Eチップ、パラレルポート、NABG仕様)ではストリークはないものの、ダークストリークが見られました。 ダークストリークが現れるときは、ビニング1x1で短時間露光のときのみです。 短時間露光であるために強度が弱く、ダークストリークが目立ってくるわけです。 露光をたくさん与えてやれば目立たなくなります。 

このマイナーな問題をメーカが直してくれるとは思えないのと、そんな時間もかけてられないので、画像処理で除去することにしました。

発生メカニズムはわかりませんが、映像から察するに飽和したピクセルから右全てにある一定値の凹みが見られますので、その逆を操作することにしました。 飽和したピクセルから右に0.4-0.5カウントだけバイアスを乗せてあげれば自然な画像に戻りました。 これは大よそ1電子に相当しますので、内部処理のときに電子一個がどこかへ消えてしまったのでしょうか。

処理結果を見てみましょう。

 
左:処理前、右:処理後


AP2Epについて:
AP7でのストリークが顕著だったので再三そのストリークがないように作ってもらえるよう注文したので納期はずいぶん遅れたもののストリークのないカメラに仕上がってます。 カメラの自重が重いことを除いては満足いくカメラに仕上がってます。 マウント面にはネジ穴が取り付けてあるので、自作マウントが容易に取り付けられます。 

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