どうも一部の日本人は事後報告が好きなのか、「○×にお写真を使わせていただきました。」と、 のこのこと後から報告してくるケースが何度かあった。 写真には著作権というものが 存在し、撮影者のみが使用を決定することのできる重大な権利で、他人が勝手に 使うことができないのは言うまでもない。 一方、アメリカ人ともなればこのあたりの意識は とても高く、常識というよりかは撮影者に対し敬意を払い事前に丁寧に尋ねてくるので、こちらとしても 気持ちよくご依頼をお受けすることができ、今までそのようなトラブルはない。 なぜこのような文化の違いがあるかというのを考えてみると、どうもその一部の日本人は 皆同じに一緒に行動しましょうという昔ながらの風習が根強く残っているためではなかろうか。 写真も 一緒に共有しましょうと考えているのかも知れない。 何か新しいことを考えてもそれを受け入れる態度は薄く、欧米人がやらないと 自分たちもやらないこともしばし見かける。 これは恐らく明治維新の五箇条のご誓文に ある「知識を世界に学べ」の名残であろう。 今はすでに平成なのに。 TOP |