木の良さを考える
木は自然のコンディショナー

木は肌にやさしい湿度に調整する力を持っています。
規ノ板とビニールクロスを貼った部屋をそれぞれ加湿、除湿したときの湿度変化を比較しました。結果、ビニールクロスの部屋が湿度20〜92%まで大きく変化したのに対して木の部屋は55〜59%とほとんど変化しませんでした。つまり、木の板がしっかりと室内の湿度調整をしたわけです。一般的に12センチ角の杉の柱一本にはビール瓶3.3本分の水分が含まれ、そのうち0.5〜1本分を出し入れして湿度を調整できると言われています。木は自然のエアコンディショナーとして、肌に適切なかんきょうを生み出すのです。



木の床ははだしに最適

はだしでいることにより、血行を促し疲労を回復する、足底の筋力を強化する、足、爪の変形を防止する、足を清潔に保つ、足の裏のツボを刺激する。など、体にいいといわれていますが、コンクリートの床では足が冷たすぎて素足になろうとは思わないでしょう。コンクリートが冷たく感じるのは熱伝導率が高いから。木はコンクリートの12分の1、鉄の483分の1しか熱伝導率がありません。つまりコンクリートや鉄よりも木は熱を伝えにくいので、足の温度も奪われないのです。この違いにより、木が足元の冷えを防ぐのです。また、木の床のもう一つのよさは肌触りのよさで、木は軟らかすぎず、硬すぎず、適度に暖かく感じるのです。
普段の生活の中で、ものに触れる時間が最も長いのはあしの裏ですので、足元の快適さを考えた部屋づくりも大切です。                                      




木の香りを楽しむ

木の香りのもとでラットを睡眠させると、気持ちよく寝ているときに現れるα波が20〜30%も増加することが報告されています。これは木の香りによって、ストレスによる精神的発汗が抑えられ、指先の血液量が増し、脈拍が安定するためだと考えられています。
このように様々な効果がある香の正体は、木が発する揮発性の科学物質のためです。
木をふんだんに室内に使用することにより、肉体的にも、精神的にも安らぎを得ることができます。




木は自然のUVフィルター


「紫外線は家の中にいれば大丈夫」という考えは大間違いです。紫外線も窓ガラスを通り抜け室内に入ってきます。そして複雑に反射して室内に行き渡るのです。その紫外線の反射を最も防ぎ、吸収する素材が木材なのです。木の種類塗装のあるなしに関係なく、木材は紫外線の反射を10%以内に抑える、つまり紫外線をほとんど吸収するのです。こういった紫外線吸収の役目を担っているのが木の中のリグニンという物質。このリグニンを使ってリグノセロフィンという紫外線から食品を守る包装紙が開発され、実用にむけて研究が続けられています。つまり、木は自然のUVフィルターなのです。
唐松
けやき

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