2023映画マイ・ベスト10

順位 映画名 監督
ミッション:インポッシブル デッドレコニングPART ONE クリストファー・マッカリー
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVOLUME3 ジェームズ・ガン
ゴジラー1.0 山崎貴
キングダム3 運命の炎 佐藤信介
TAR ター トッド・フィールド
アントマン&ワスプ クアントマニア ペイトン・リード
PERFECT DAYS ヴィム・ヴェンダース
ザ・クリエイター ギャレス・エドワーズ
ドミノ ロバート・ロドリゲス
10 バビロン デイミアン・チャゼル
 第1位は「ミッション:インポッシブル デッドレコニングPART ONE」です。2部作の前編です。イーサン・ハントの過去を知る敵が登場します。今回もトム・クルーズが還暦を超えた年齢とは思えないアクションを見せてくれます。ある登場人物がこの作品をもってシリーズから退場することになりますが、個人的に非常に残念。
 第2位は「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVOLUME3」です。シリーズ第3弾にして最終作です。瀕死の重傷を負ったロケットを助けるために仲間たちが活躍しますが、その過程でアライグマのロケットがどうして今の姿になったのかが描かれます。これが泣かせます。笑うことが多いこのシリーズで、まさか泣かされるとは。
 第3位は「ゴジラー1.0」です。山崎貴監督のゴジラ映画です。今度のゴジラは第二次世界大戦敗戦直後の時代が舞台。復興途上の東京にゴジラが上陸し、焼け野原となっていた東京を再び壊減状態にします。これに対し、アメリカがソ連との関係でゴジラ攻撃に手を出さない中、日本人が力を合わせゴジラに立ち向かうというストーリーです。これまで以上にゴジラの姿が恐ろしいです。戦争に負けた日本がゴジラ相手に戦えるのかと思うのですが、残っていた軍艦等で立ち向かいます。日本の戦闘機といったらゼロ戦か隼くらいしか知りませんでしたが、震電という戦闘機は初めて知りました。
 第4位は「キングダム3 運命の炎」です。シリーズ第3弾。前半はえい政が国の統一を図ろうと決意したきっかけとなった若き頃のことが描かれます。後半は秦と趙との戦いを描きます。信は王騎将軍の100人将として戦いに出ます。彼に下された命令は敵の本陣に突撃して将軍の首を取ること。信はわずかな部下と共に趙の本陣に突っ込みます。信の副将を務める清野菜名さん演じるOのアクションはカッコいいですね。
 第5位は「TAR ター」です。:女性指揮者ターの野望と挫折を描く作品です。何といってもターを演じるケイト・ブランシェットの演技が凄いです。
 第6位は「アントマン&ワスプ クアントマニア」です。アントマン単独シリーズとしては初めて観ます。娘・キャシーの実験により量子世界に飛ばされてしまったスコットたち。元の世界に戻るために、この世界を支配する人物・カーンと戦います。ミシェル・ファイファーやビル・マーレイの出演が懐かしい。
 第7位は「PERFECT DAYS」です。トイレ掃除を仕事とする男の日常を描く作品です。ただ淡々と男の日常を描くだけなのに、飽きさせません。これは監督がヴィム・ヴェンダースということもありますが、それ以上にやっばり主役のトイレ掃除をする男を演じた役所広司さんの演技によるところが大きいのでしょう。
 第8位は「ザ・クリエイター」です。近未来、AIと共存するニューアジアとAIの暴走でロサンゼルスが核によって廃墟となったとしてAIを排除するアメリカとの戦いを描きます。近未来の設定ながらニューアジアの町は田園風景で未来を感じさせません。かつてのベトナムとアメリカの戦いのようです。渡辺謙さんの出演は日本人として嬉しい。
 第9位は「ドミノ」です。娘が誘拐され今も行方不明の刑事。娘の行方を知っている男を追うが、その男は人の心を操る力を持っていた。主人公を騙しながら、実は観客を騙す映画でした。
 第10位はブラッド・ピット、マーゴット・ロビーら共演の「バビロン」です。1920年代のハリウッド黄金時代から映画がサイレントからトーキーに変わっていく時代を舞台にした作品です。夢をもってハリウッドにやってきた3人の男女を描きます。新人女優を演じてハリウッドでのし上がっていくネリーを演じたマーゴット・ロビーが強い印象を与えます。