ロワール


 ロワール川流域には。宝石をちりばめたように古城が点在するそうです。
 ロワールに王宮があった中世の約150年に王侯貴族が競い合って建てたためです。
 中には世界遺産に登録されている「シャンボール城」もあり、ロワールのお城巡りのツアーまでありますが、その中の一つ小生が訪れた「シュノンソー城」をご紹介いたします。


 代々女性城主であったため、別名「6人の奥方の城」とも呼ばれています。
 城内に川を取り入れ、広大な庭園の中に気品を漂わせて佇む白く美しいお城です。

 建物は三つの部分からなっていて、まずは15世紀の城塞の唯一の名残の独立塔の「マルクの塔」(写真中左)、次は初期ルネサンスの香り豊かな建築で、ゴシックの骨格にイタリア風の装飾を施した川岸近くの棟(写真上)、最後は対岸までにわたる機上の三層建築の棟(写真下右)です。


シュノンソー城正面  シュノンソー城の正面。
 右側一部見えるのが「マルクの塔」です。
マルクの塔とシュノンソー城  写真左手に見えるのが、「マルクの塔」、
手前は「カトリーヌ・ド・メディチの庭園」です。
水上のシュノンソー城  川岸から見た水上に浮かぶシュノンソー城。
城内の厨房から水面に出られる秘密の石段
(戦略的なものだと思いますが)があって、
奥方が誰にも見られずに水浴をしたそうです。


2001年7月20日

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