机の上に置かれた新聞の広告の欄の「」申年生まれは−−」を見て、陽平は言った。「今日は申年?いつまで申年?」。その後親戚の干支を聞いてきて、祖母の話になると、突然に 「おばぁちゃんてすごいよねー。まだ生きているんだよね。−」。!!
先日、かみさんの実家に一泊した。その際に昔の写真を見せてもらったようだ。たぶんそのときの母親の写真とともに写っていたお婆ちゃん(祖母)を見て感じていたのだろう。脈絡のない我が子の言葉に動揺しながら、私とかみさんの双方の両親の中で一番若い祖母に対しての言葉に「おばあちゃんはがっかりするだろうなぁ」と悲嘆する娘(かみさん)であった。
児童の写真が及ぼす影響はその年数よりも大きな時代をとらえているようです。
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