第24夜 あの敵はどこに落ちていったんだろう… 「スパルタンX」
横スクロールタイプの格闘アクション。
ジャッキー・チェン主演の映画をモチーフとしたこのゲームは、
主人公がパンチやキックで次々と襲いかかってくるザコたちをなぎたおし
(何故かザコたちはやられると画面下にピュ−ンと落ちていきます。
おそらくこの建物はドリフの8時だヨのセットのような造りだと思われます)
その階のボス敵を倒して上の階に進み、最後に敵の親玉「X」をやっつける、
というのがストーリーの概略。
このゲームを初めてゲーセンでやったときのこと。
悪友、“バイオM”と塾帰りに中学ご禁制のゲーセンに寄り、
スコンスコンスコンという感じで、まさにザコたちをなぎ倒す快感に
酔いしれていた僕。
ところが、通りがかりの不良っぽい高校生らしき人が、
「警察が来るぞ、逃げろ」と小声で僕らに小声でささやいたのでした。
おまけに、外にはなんだかざわざわとした人の気配。
いや〜これはあせった。
僕とバイオMは、店のトイレに逃げ込み、トイレの窓から店の外に脱出。
茂みの中に小一時間も息を潜めて隠れたのち、店に戻ってみると
店には人っ子ひとりいませんでした。
ほんとに警察が踏み込んできたかはわかんないけど、恐怖の体験。
中学を卒業するまで、僕らはその店に2度と近寄りませんでしたとさ。
ちなみに、「スパルタンX」は、ファミコンでクリアしましたが。
しかしこれじゃ、どっちが悪党だかわかったもんじゃないですね…