第102夜 「パックマン」がおまけになる時代が来るなんて…
このゲームについて、今さらゲームシステムの説明の必要はないと思いますが念のため。
プレイヤーは、黄色い丸の一部が欠けた“パックマン”を操って
画面上のドットを食べて(消して)いき、画面上のドットを全部食べつくすと面クリアです。
ゲームですから当然ジャマが入るのですが、そのジャマをしてくるのが
4匹のモンスター。しかし、彼らは色が違うだけではなくて
個々に性格付けがされていて、ひたすらパックマンの後を追いかけてくるやつもいれば、
先回りしてくるやつもいます。
そして、気まぐれに動き回っているやつも
(意外とこういう何も考えてなさそうなやつにやられる)。
彼らの個性的な動きもこのゲームの特長なのです。
そして、なんといっても、このゲームの主役は黄色くて大きなパワーエサ。
日頃、モンスターに対して悲しいほど無力なパックマンは、
これを食べた瞬間に、真っ青になたモンスターたちを食べられるようになるのです。
水戸黄門の印籠、「トミーとマツ」の「トミコ〜!」。
追われるストレスが、追うカタルシスに変わる瞬間。
このパワーエサの使い方にはけっこう性格が出るもので、
最初に使いまくって後で地獄を見る者もいれば、
後の楽しみ(?)のためにとっておこうとして、
結局使わないままゲームオーバーになってしまう者、
ボーナスポイントに目が眩んで深追いしてやられてしまう者、
いろんなパターンがあったのです。
そういえば、時代的に、電子ゲームに一番移植されたゲームでもありました
「パクパクモンスター」とか、けっこう遊んだものなあ。
あのときは、まさか本物の「パックマン」が、
おまけゲームになるなんて想像もつきませんでした。
そうそう、このゲームのデモ画面(最期に巨大なパックマンが出てくるやつ)も、
よく出来てましたよねえ。