いるか座新星はいるかな? > 新星や激変星を学べる大学・大学院



新星や激変星を学べる大学・大学院(作成中)

 これから大学、大学院に進んで新星や激変星を研究してみたいと考えられた方もおられるかも知れません。以下はそのような方々のための情報です。

 なお、一般的に本格的な研究は大学院で行われることが多く、大学学部では演習や実習、あるいは卒業研究として基本的な研究の方法を学ぶことが普通です(大学により異なります)。ここに記された大学以外でも、天文学を勉強するコースがあったり、望遠鏡を利用できるところでは、希望すれば学生が新星や激変星を観測したり勉強したりするチャンスがあるところもあるでしょう。あくまで目安としてご覧ください。

 また、この一覧では主に新星や激変星の学術論文を出している(専門的な研究をしている)研究者がいる大学を挙げてあります。実際にはこれら以外の大学の大学院学生でも他大学との共同観測などを通じて新星や激変星の研究を行うことは十分できるでしょう。

 北から南の地方順に並べています。

★ 千葉大学
  降着円盤(理論、シミュレーション)
  磁気流体シミュレーションによって降着円盤の進化を研究している

★ 東京大学
   新星 (理論: 新星風理論による光度曲線モデル、降着円盤流体計算、
      近接連星の進化など)
   木曽観測所で観測を行うことも可能。

★ 京都大学
   激変星(主に観測: 特に矮新星スーパーハンプ現象、熱潮汐不安定性と
   アウトバースト、国際共同観測)、新星 (主に観測: 新星爆発の分光観測)
   降着円盤 (理論)
   自由に使える40cm望遠鏡がある。

★ 大阪教育大学
   激変星 (観測)
   降着円盤 (理論: 相対論的降着円盤、降着円盤と輻射)
   自由に使える50cm望遠鏡がある。

★ 岡山理科大学
   新星、激変星 (主に観測: 新星爆発の分光観測、矮新星の測光観測など)
   複数の望遠鏡が使える整備された観測施設あり。

★ 広島大学
   新星、激変星(観測: 新星爆発の分光、偏光観測、矮新星の測光観測など)
   1.5mかなた望遠鏡がある。