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旅のエッセイ |
香港の結婚式 [2005.11/002]
香港の友人から久しぶりの電話で、結婚するとのこと。「12月にパーティやるから来て!ワインもたくさんあるよ」と言われたけれど、仕事があるので行かれない。ちょうどその前月に渡航の予定があったので、その時にお祝いを届けに行くことにした。さて、何を贈ろう?物は持っていくの大変だし、好みの問題もあるしで悩んでいたら、別の友人が「ギフトチェックにすればいい」と教えてくれた。そこで、香港到着後すぐに銀行へ。
ギフトチェック(禮券)はどこの銀行でもすぐに作ってくれるらしい。その銀行に口座を持っていないと手数料が10ドルかかる。額面はどうします?と窓口で聞かれたので、縁起よく「888(發發發)」ドルにしてもらった。だから手数料込みで898ドル。これに加えて、日本から「金箔入りの日本酒」の小さなビンを持っていってプレゼント。大変喜んでもらえた。
でもやっぱり式に出て、どんなものだか知りたかったなあ…と言っていたら、さいきん弟さんが結婚したという方が、下記のようなタイムテーブルを見せてくれた。新婦の父上が香港ジョッキークラブの会員で、沙田の会員専用宴会場を使って行われたという、割と大きい式だったらしい。まあ細かい行事がいろいろあること!
●前日夜
上頭(親が娘の髪をすく風習があるそうだ)
22時半 上頭用品準備
0時 上頭儀式開始(30分ぐらいで終わる)
●結婚式当日
10時半 新郎の家に集合
11時 飾り立てた自動車(粉飾花車)登場
11時半 撮影隊到着
12時半 新婦の家に出発!
12時半 玩新郎時間
13時 新婦宅でお茶(敬茶)の儀式
14時 新婦宅出発
14時15分 新郎の家で祖先にお参り、家族に敬茶
15時 新郎宅で食事
15時45分 式場へ出発!
16時 式場着
16時半 新郎新婦、ハート型のケーキを切って友人にふるまう
20時半 音響整い、入席
20時50分 結婚行進曲の鳴る中、新郎新婦入場
21時 ケーキ入刀、乾杯
21時15分 祝宴開始
22時 新郎新婦と両家、敬酒(杯を交わす儀式らしい)
22時15分 遊戯時間
23時 お開き
家によっていろいろなパターンがあるので、これはあくまでひとつの例。この場合、招待者は16時半から現れ始め、麻雀をしたりハートケーキをもらったりして20時半の宴席入場までの時間をつぶす。で、始まると22時の敬酒までは中座して帰ることはあまりできないらしい。それにしてもなんて長い一日なんだ、呼ぶほうも呼ばれるほうも……。
実は、当日の「玩新郎時間」ていうのがいまいちよくわからないのだけど、ご容赦ください。
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