エイル->@そこは比較的瘴気の薄いと呼ばれている地域、ハザード
エイル->@名をパークサイドと言い、鉄工の街≠ニ呼ばれ、鉄製の製品を扱う職人が多く。腕利きが揃う隠れた名所で、ベテランハンターは近くを通り掛れば用事が無くとも足を運ぶと言う。
エイル->@田舎を脱した、しかし新都市にもなりきれない街といったところか。双方のよさの詰まった落ち着いたところだ
エイル->@しかしその中にも騒がしい所はあるわけで
エイル->@そう、それは商店街。ごみごみと人が賑わう通りを二つの目立つ人影が歩いていた
エイル->@片方はソレイユの印の入った紫紺のマントを翻す海藻みたいな頭をした男
エイル->@そしてもう一人は街中だというのにフルアーマーを脱ごうともしない、男だから女だか分からない長い金髪が特徴的な人間だ
エイル->@正直、激しく目立つ
エイル->@しかしハンターの多く集う街のこと、警官が飛んでくるほどでもない
エイル->エドワード「まったく、自分で自分の食料を買いに来ないといけないなんてねぇ……そんなのはもう10年ぶりだよ」
エイル->自炊も出来ないのですか、貴方は
エイル->エドワード>当然だろ? 食事は下女の用意するものさ。まぁもっとも、現状にそんなことは望まないけどね
エイル->当然です、騎士はお茶組みではない
エイル->……はぁ、これからは全てを自炊し。依頼をこなして稼ぎを出さなくてはいけないと理解していますか? そのために首都を目指しているのでしょう
エイル->エドワード>親父、そのたい焼きを全部だ。釣りは要らないよ(言ってるそばから無駄使い進行中)
エイル->………(ビキッ)
エイル->エドワード>あっはっは、知らない街は面白いねぇ。おお、あっちの店も面白そうじゃないか
エイル->待ちなさい、そんな細い路地に入ってもいかがわしい店しかありませんよ
エイル->@しかしそんなエイルの忠告などまったく聞かない(聞こえてないわけではない)ワカメは、勝手に薄暗い路地へとひょいひょいと歩いていってしまう
黒斗->@そんな細路地。ぎんぎらぎんの金やけばげはしいピンクのネオンが、ズラッ、と並ぶエイル曰くいかがわしい=B別称男の花道≠ネのである)
七市->???>(…ほんとにアイツなんですか?)(ひそひそ声
エイル->……って待ちなさい! 貴方は子供ですかっ!? ああ、もう!(そのあとに続いて走っていく、ネオンに眉を潜めながら)
黒斗->???>(……いやァ〜、その筈なんだが。…写真で見るよりずっと馬鹿面だな)(ひそひそ)
エイル->@馬鹿面はそこかしこにあるピンクのポスターやらに目を向けながら歩いている
七市->???>(…こんな格好までして、人違いでした〜なんてオチ。わたしゃ嫌ですよ)
エイル->エドワード>ふん、どれもこれも下賎な顔をしているねぇ。美しくないよ、僕には相応しくない。けど、ここの住民にはお似合いかな? あっはっは
黒斗->???>(化粧の勉強までしたオレだって嫌だよ。まァ、けど、最悪身代金は取れるだろうしよ。ほら、他の女に取られないうちに言ってこい)(げしっ)
七市->???>(あだっ! はいはい、わかりましたよ……あー、ゴホンゴホン)
エイル->@すれ違う人間の殆どに鋭い目線を向けられながらも、まったく気にせずにふらふらする馬鹿面。……今は、一人のようだ
黒斗->???>(オレァ、念のために一種に居た護衛っぽい別嬪さん止めてくるわ。あーぁー……ホントはあっち攫いてェのになァ…)(とぼとぼ)
エイル->@エイルは一本ずれた道を歩いている
七市->???>(@仲間が行ったのを見送り、ため息をひとつついて)
七市->@と、僅かな人波の間を抜けて、フード付きのローブを纏った人物が小走りに駆けて来る
エイル->エドワード>ん……?(足を止めて、そちらに顔を向ける)
七市->@フードのせいで顔が良く見えないその人物は、視界が悪かったせいか、ほぼ真正面からエドワードにぶつかった
エイル->エドワード>ぐぇっ!(相手が避けるだろうと思っていたのでまともにぶつかり、後ろ向きに倒れる)
七市->フードの人物>わっ! ああっ、す、すいませんっ(フードの元のあたりを押さえつつ、慌てて手を貸す
エイル->エドワード>チッ!(すっげぇ感じ悪い舌打ちと共に、その手を振り払い、自分で起きる)
エイル->エドワード>なんなんだ君は? ちゃんと目は付いているのかい?(砂を払いながら)
七市->フードの人物>大変失礼しました…(@言いながら頭を下げる。抑えているが、声は少し高めだ)
エイル->エドワード>僕にぶつかっておいて、それだけで済ませるつもり? これだから田舎者は
黒斗->スーツの男>(仲間がターゲットと接触したのをインカムで確認してから、コッチはコッチで満面の営業スマイルでエイルを足止め中)
七市->フードの人物>あ…素敵な方…(@ぽそっ、と、聞こえないように呟いたつもりかもしれないがそんな声が確かに聞こえた)
七市->フードの人物>あっ、申し訳ありませんでしたっ(もう一度頭を下げ)その…お詫びといってはなんですが…
エイル->エドワード>……そこのところを詳しく聞かせてもらおうか(ずずい、と近付いてくる。ほぼ発言と同時に)
七市->フードの人物>うっ!?(@一瞬たじろぐが、近付いてフードの下に見えた顔は…)
七市->(@瞳はすっと細く長く。肌はうっすら白くて、その中で形のいい唇が綺麗な桃色を見せていて…)
エイル->エドワード>(ニヤァ……と、嫌な感じのする笑みを浮かべる)
七市->@恥ずかしがるようにすぐフードを閉じてしまったが、かなり美人のようだ)
エイル->エドワード>へぇ……。お詫びといっては、なんだい?(急に、猫なで声になり)
七市->フードの人物>その……お詫びといってはなんですが……よろしければ、うちに来て、お食事などをご馳走させていただけないでしょうか(フードの陰からちらちらと見つつ
七市->フードの人物>高さそうなお召し物にも、泥を付けてしまいましたし……ちゃ、ちゃんとお詫びさせてくださいっ
エイル->エドワード>君が払えるレベルのものではないのだけどねぇ。まぁ、いいよ。呼ばれようじゃないか
黒斗->スーツの男>(いい感じで作戦が進行してる一方。先に進もうとしているエイルの腕に、まァまァとか言って取り付いてたら。エイル的には軽く振った腕で吹っ飛ばされてたりする)
七市->フードの人物>あ、ありがとうございますっ(@また頭を下げ)ええと、では……ご案内します
七市->@フードの人物はおずおずと道を示して、先に立って歩き始める
エイル->エドワード>僕は見て分かるとおり、舌が肥えてるんだ。半端なものは出さないでおくれよ、君のためにもね。(ニヤニヤと笑いながら、その後についていく)
エイル->エドワード>(途中、大部分に手をつけてないたい焼きを。袋ごとゴミ箱に放り込みながら)
七市->フードの人物>(@時々後ろを振り返りつつ)(ダンナ、なんか上手く行ってますよ。例の場所で良いんですよね)(ぼそぼそ
黒斗->スーツの男>(あ、アァ…けほっ、げほっ。ナ、ナイスだ……オレも直ぐ行くわ。あー痛たたたたた……)(ぼそぼそ)
エイル->……しまった、無駄な時間を。……マスターが見当たらない(スーツの男をふっ飛ばした後に急いで駆けつけるが、そこにワカメの姿は無かった)
七市->フードの人物>あ、こ、こちらです……この先に、私の自宅がありまして……(などと言いつつ、ワカメを人気の無い方へ誘導していく
エイル->これ以上の捜索は、無意味かもしれませんね……(見渡しても、自分には決して馴染みのない通りが迷路のように広がっているばかり)
エイル->エドワード>ふん、随分とつまらない場所に住んでるじゃないか?
黒斗->スーツの男>(@エイルの視界から素早く消えた後、迷路のように広がってる通路をするすると進み…ワカメと仲間から離れた位置に出てきた。大分ボロッとしてる)
七市->フードの人物>ああ、いえ、でも、お料理の方は、本当にしっかりしたものをご用意しますから……
七市->@などと言っているうちに、道の向こうに大きなトラックが見えてきた)
七市->@フードの人物は、そのそばまで行ったところで立ち止まる
エイル->エドワード>本当だろうね? ……ん(トラックを見上げ)
七市->フードの人物>え、ええ、もちろん……
黒斗->スーツの男>(スッタスッタ、と此方もワカメの後ろから近づいて来て…)……ちょいと其処のイケメン? ちょいと道をお尋ねしたいんですが(声を、掛け)
エイル->エドワード>なんだい?(即答
黒斗->スーツの男>(振り向いたワカメに、にっこり。軸足を回転させ、腰を捻り、腕を旋回させ…軍隊にでも居たのか綺麗なフォームと速度で、意識を切り易い側頭部にハイキィック!)
七市->フードの人物>(@その瞬間、腰元で小さくガッツポーズをした/ぁ)
エイル->エドワード>ギャフン!!(今時誰も言わないような悲鳴を上げ、勢いよく側面の壁に激突)
エイル->エドワード>(鼻血の跡を残しつつ、ズルズルと壁からずり落ちて……気を失った)
黒斗->スーツの男>…こっちは一般人並か。畜生、おぃ、やっぱあっちの別嬪に手ェ出さなくて良かったぜ? ちょっと撫でられただけでこの有様だ。
七市->フードの男>はあ、そうですか。そりゃ助かりましたね(@言いつつ、ローブを脱ぎ捨て顔をぬぐう
黒斗->スーツの男>(ボサボサしていた髪を撫でつけ、オールバックにした後。サングラスを掛け)ホントだよ。ありゃオレ等とは次元の違う生き物だ。
エイル->ックシュ! ……?
七市->@声は甲高いが、化粧を取ってみれば何のことは無い。ローブの下は、小ずるそうな顔の小柄な男だ
黒斗->スーツの男>(のびてるワカメの腕を、ぎゅっと縛ってから。トラックの荷台に、ぽーいっ)
七市->ローブを脱いだ男>かぁ〜っ、ぺっぺっ! ぅあー気持ち悪かった……いくら作戦とはいえ、わたしゃ自分で自分が気色悪くって仕方ありませんでしたよ
黒斗->スーツの男>もう二度と見たくねぇな(うんうん。がちゃっと運転席に乗り込みつつ)
七市->男>もう二度とやりたくない。次はダンナがやってくださいよー(@恨み言を言いつつ、こちらもトラックに乗り込む
黒斗->スーツの男>オレェ? オマエがアレ喰らったら骨逝くって。まァアレは特別として、どいつもこいつも乱暴しやがるからなァ
黒斗->@(ギアを入れ、エンジンをふかし。アジト目掛けて、トラックは走り出すのだった)
七市->男>ま、まあ何はともあれ、これで賞金が手に入りますね。いやぁ、ダンナみたいに力のある人と組むとやっぱり助かりますよ
黒斗->スーツの男>おゥ。コレで一気に、ちまちま稼ぎの生活ともオサラバだぜ。ハッハッハ!
黒斗->@
黒斗->@
黒斗->@『刃桜』――紅い下地に、達筆でコレでもかっていうぐらいデカデカと書かれた看板の下に、そのうち崩れんじゃねぇかって感じの店はあった。
黒斗->@ベニヤや鉄骨、鉄板での補強に次ぐ補強、改築に次ぐ改築を繰り返した結果、随分とツギハギチックなレトロ風味。
黒斗->@最新? 流行? ンんもんに興味は無ェと言わんばかりに、最新の魔術具や機械類は一切仕入れず。本人が直々に打ち出した代物が、壁にも天上にもショーウィンドゥにもズラッと並ンでいる。
黒斗->@この店の主人であり鉄工技師でもあるイチマツさんは、銭湯の番台みたいなレジで、よぼよぼとした身体と一緒にお茶してプルプルしてる。
黒斗->@此処は、レトロ……というか、古すぎて時代に取り残されそうな感じのお店なのだった。
黒斗->@(では、どーぞ)
マーゴット->(どことなくレトロ…と言うか古いドアが、ガチャ、と音を立てて開き。人影が顔を覗かせる)
黒斗->イチマツさん>(ずずーっとお茶を啜ってるジジィことイチマツさん。皺と一緒に傷がちらちら除く顔を向けて)いらッしゃァ〜い……
マーゴット->(フリルがふんだんに使われたワンピースとケープに身を包み。まるで老婆のような白髪をした、17歳ぐらいの少女だ)
マーゴット->…このお店。やって、おりますかの?(店に足を踏み込み。老人のような口調でイチマツさんに話しかける)
イオン->(その後から更に扉の開く音。自分の身長の半分くらいにまで膨らんだでけぇ紙袋を抱えつつ、片手でドアを開けた幼女がよたよた入ってきた)
黒斗->イチマツ>おゥおゥ、年中無休でやっとりますよって……おや、いらっしゃ〜い
黒斗->イチマツさん>珍しいのう。こんな店に、一日に二人もからふりゃー(発音注意。からふりゃー)な娘ン子が二人も……
マーゴット->そうですか。なら良かった…(イオンの姿を目に留め…)こんな小さなお嬢ちゃんまでくるんですのぉ…
イオン->こんにちわぁ〜…っとと(店の隅にどさっと…調味料やら水が入った袋を置いて、てけてけ二人の方に近づいていく)
黒斗->イチマツさん>おゥおゥ、こんにちわ。何をお探しでェ〜…?
イオン->(腰までの長い紫の髪と同色の目を、自分より大分高い位置にいるイチマツ爺に向けて)あのね、ちょっと見てもらいたいの…(とか言いつつごそごそ)
黒斗->イチマツさん>研ぎかね? 鑑定かね?
マーゴット->可愛いコじゃのぉ…ワシのひ孫もこの位になっておるかの…(イオンの用事が済むまで待つらしい。
イオン->(ぬぅっと、腰に差していたアーミーナイフを…鞘から抜いて突き出す。これで出してる方が大男なら普通に強盗だ)これ、研いでほしいんだけど…。
マーゴット->(ご、ごついナイフ!)
黒斗->イチマツさん>ほゥ…?(しわしわな目が見開かれれば、まだまだボケてませんって感じのぎらりとした鳶色の瞳)
イオン->(使い込まれているのか、本来あるべきの光が大分濁っているそれを突き出したまま。できる?できる?とか言わんばかりの顔でじぃ)
マーゴット->(とりあえず。待ってる間商品を見ることにしたらしい。あまり、関わらない方が良いような予感)
愛香さんが退室しました(2008/01/13 23:22)
黒斗->イチマツさん>ほうほう。こりゃまた、随分と使い込んでおるのゥ……(ぷるぷるしたままナイフを持ち上げ…)
マーゴット->(店長さん手つき怖いなっ!)
イオン->いつも研いでもらってるお店が潰れちゃったから…他にこういうのしてくれる所知らなくて。大丈夫かな…?(まだ真下でじー)
黒斗->イチマツさん>うーむ。あーどっこいしょ(番台から降りて、普通に立ったら170センチほど。光にかざし…。…ぷるぷるぷる)
イオン->(……別の意味で大丈夫かなとか思いつつ、ちょっとその辺の商品に目移りしてたり)
黒斗->イチマツさん>こりャまた、随分と脂がしみこんでおるのゥ。どれ、検分してみッかァ〜…(くるっとイオンに背を向けて。番台から研ぎ石出してる。試しにちょっとだけ研いでみるらしい)
マーゴット->…おじいちゃん。職人さんの目じゃの(何となく。イオンに話しかけてみる)
イオン->(お願いーとぷるぷるしてる背中に声をかけて)…うん、そうだねー。最初ここを教えてもらったときは教えてくれた人の嫌がらせかと思ったの。(わりとズバッと言う)
黒斗->イチマツさん>(うーむ。とか。ううむ。とか。Zzzz…。とか言いながら(最後は気にしちゃ駄目)、水道から水出して。ナイフを研いでる)
愛香さんが入室しました
マーゴット->…嫌がらせ、かの。分からんでもない(ちょっと苦笑し
黒斗->イチマツさん>(@けど何か、さっきより(物理的に)背中が大きくなってるような……)
イオン->お姉さんは、何の用事でここに来たの?(やっぱり見上げつつ、後に気づいてない)
マーゴット->ん、ワシはナイフを買いに来たんじゃよ。必要になったんでのぉ(にこっと人のいい笑顔で
マーゴット->でも、ワシあんまりこういうのに詳しくなくての…店長に聞こうと思って、待っとる
イオン->そっかー…そういえば此処、結構いいナイフがあるから……(とか言いつつ、何か目を引く物があったのかマーゴットからも少し離れた)
黒斗->イチマツさん>おゥ? あァ、研いどっても聞こえとるからのゥ。何でも訊けィ(声にハリがあるような……)
マーゴット->あ、そうかの?じゃあ、素人でも使える戦闘用のナイフはありませんかの?(店長の声に、若干首を傾げつつ
イオン->………(それはまるで子供が人形を見るようなキラキラした目で、やっぱゴッツイアーミーナイフを見てる。徐にそれを手に取り…)
イオン->…………(そーっと、そぉぉぉぉぉっと…近くにあった自分の紙袋の中に…入れ……)
黒斗->イチマツさん>素人用? 何に使うかにもよるのゥ。収納性に拘るならバタフライなどもあるがのゥ…(うーむ、とアーミーナイフを見ながら)
黒斗->イチマツさん>(ぴくっ。急に止まって、ギュワァッ! っとものすげぇ勢いで振り向いて…)
マーゴット->収納性はほし…(イチマツさんにビクゥッ!
イオン->Σ(びくぅっ!)
黒斗->イチマツさん>(枯れ木のような身体の全身に、メキィッ! と筋肉が膨張したと思ったら。目がビカァァァッ!!)
黒斗->イチマツさん>(それはもう、理想的なステップ。最小限の足運びで、イオンとの間合いを詰め…十階梯の拳闘士も見惚れるような全身の回転を入れてー。イオンのちっちゃなボディに、ボ デ ィ ブ ロ ー)
イオン->――――ッ!!!(見えない…っ! と思った瞬間にはしっかりばっちりクリティカル☆幼女ボディが受け止めきれずはずもなく、体ごと浮き上がると店の奥の方に華麗に吹っ飛んでった)
マーゴット->…………(ポカーン/感想すら出てこないらしい)
黒斗->イチマツさん>(ビュッ! と、突き出した拳を音を立てて戻し)舐めるンでねィぞ小娘ェい! 刃物一筋、男イチマツ。伊達に此処で飯食っておらんわッ!!
マーゴット->………誰?(ぁぁ
イオン->あ、あぅあぅ………(聞こえてるのかどうか、完全に目回してる。きゅぅって感じだ)
黒斗->イチマツさん>ッたく油断も隙も無ェ…。……(くるっ、とマーゴットに振り返り)…ンで、収納性が良いモノが良かったンかィのぅ?(しゅぅぅ←しぼんだ)
マーゴット->はい、そうです…良いの、ありますかの?(し、しぼんだ!)
黒斗->イチマツさん>(ぷるぷるはしてないけど、筋肉の膨張もしてない)やっぱり此処ァ、バタフライか。もしくは小型のナイフか……何に使うかにもよるのゥ
マーゴット->いざって時は人に使うかもしれんが。異貌に対して咄嗟に対応できれば。
イオン->あたたた……(暫くしてからむくっと起き上がり)……(ガラガラと自分が巻き込んで倒した箱やらディスプレイやらを元に戻して帰ってきた)
マーゴット->基本は、遠距離攻撃でしての。(指先を天井に向けてくるくると回す)
黒斗->イチマツさん>ほゥほゥ。『異貌』相手にかァ…収納性ってとこにもよるが。成る程、魔術師さんかィ(がっさごっそ、箱を漁りつつ)
黒斗->イチマツさん>こんなのァ如何でィ?(出てきたのは、東国に伝わる伝統の打ち刀『脇差』と呼ばれる種類の刀剣)
マーゴット->ほう?見慣れない形の刃物じゃの(しげしげと見
イオン->(マーゴットの隣に並んでぼそり)そっかー…「ここで盗みをするくらいなら殺人系の賞金首を狩った方が安全」ってそういう事かぁ(ぁぁ)
マーゴット->…お嬢ちゃん、なかなか物騒じゃの(ぁ
黒斗->イチマツさん>お嬢ちゃん。今度やったら、本気で行くからの?(にこり/恐ェ)>イオン
イオン->ハイ(マーゴットの後に隠れてふるふる/ぁ)
マーゴット->可愛いのう…(きゅん/ぁぁ)
黒斗->イチマツさん>『ワキザシ』ッてェ呼ばれる代物での。東の国に伝わる剣での、普通の剣じゃ対応出来ねェ間合いに来たモンを斬るモンだ。
イオン->あ……お爺ちゃんがもってるそれ、私が持ってるのとちょっと似てるねー(後からマーゴットにひっついてる気に入ったらしい/ぁ)
マーゴット->ほう…東の。おお、お嬢ちゃんも似たようなのもっとるのか
黒斗->イチマツさん>ワシが東のほうに旅行に行ったときに、ついつい見惚れちまってのゥ。この曲線が、直線の代物よりよく切れるンだコレが。
マーゴット->(ふんふん、真剣に聞いている)
黒斗->イチマツさん>近接的な戦にはの、ソードブレイカーやアーミーナイフでもいいっちゃいいんだが。やっぱり一番の特性は、この反りによる抜き易さ。
マーゴット->ふむ、腕は真っ直ぐ回すより、曲線状に回した方が楽ですからの
イオン->へぇー…(同じく関心したように相槌しながら、買い物袋の長ネギの横に並んでた柄を掴んで…ずるっ)…あ、ちょっとネギの匂いついちゃった(ぁ)
黒斗->イチマツさん>お嬢ちゃんも、似てるようなモン持ってるなら知っとるかもしれんが。そう、人間の身体ッてヤツァ、引くより廻すほうが遣り易い。
黒斗->イチマツさん>咄嗟に使うというのなら、まァ慣れは要るがの。オススメッてェヤツよの。
イオン->うん、そうだね。その方が立ち回りやすいし…はいこれ(御爺ちゃんに鞘ごとぶん投げたー!)
マーゴット->…ふむ。店長のお勧めなら間違いないでしょうしの。いくらですか?(財布取り出し
黒斗->イチマツさん>(掌で受け取った後、手首の回転だけでギュルン! っと回転させて腰に帯びるような形で持つ…って、何かやけに手馴れてるぞジジィ)
マーゴット->(ぶらぼー、と言うように拍手/そろそろ慣れた)
イオン->その子はまだ研ぐ必要は無いと思うけど…似た形の物初めて見たから、御礼に見せてあげる。
黒斗->イチマツさん>(刀身を鞘から僅かに抜きながらも…)…ふむ。そうだのゥ。ワシの自作だし骨董効果も無いし、65万程で如何かのゥ
黒斗->>マーゴット
マーゴット->ふぅむ…ローンは?(ぁ
黒斗->イチマツさん>……(マーゴットに、ちょいちょい手招き/嗚呼)
マーゴット->……(すすす、と近づく)
黒斗->イチマツさん>(手を伸ばしてー…マーゴットの尻をさわさわさわっ/セクハラ)
マーゴット->(ビクッとし、ふ、と笑い……)もう、店長お痛ですのぉぉぉ?(手を掴み、捻った!)
黒斗->イチマツさん>いたたたたッ。くッ、差額料金分じゃ…ッ
マーゴット->ワシよりも若い子にしなされ。ワシだって、若い子だったら笑って許すわ(にっこーー
イオン->御爺ちゃんわかーい(ぁ)
黒斗->イチマツさん>ま、兎も角。20万ほどにしておこうかのゥ。それでもローンなら、ちょこちょこ返しに来てくれれば良いわ。
マーゴット->おお、ありがとうございますじゃ!(手をぱ、と離し。財布からびしっと紙幣突き出した)
マーゴット->…店長、ついでじゃが。ここ最近男性が来ませんでしたかの?ぼさぼさ頭の、目は隠れてる(一変。真顔で話しかける)
黒斗->イチマツさん>うむ(受け取りながら)お嬢ちゃんのほうも、研ぐには研ぐが、何しろ脂が多すぎる。七万ほどじゃの>イオン
黒斗->イチマツさん>はて、男? さーてのゥ……研ぎや買いの若人に、そのようなのは居らんかったような…
イオン->そっかー…やっぱり使いすぎちゃったかな。(持ってた皮袋の中から紙幣を出してレジに置き)
マーゴット->そうですかの。なら、良いです(ひょいっと脇差を手に取り)
イオン->…ちなみにお爺ちゃん、あの私がパクろうとしたナイフはいくら?
黒斗->イチマツさん>それと此方も、大事に使ってやれィ。いくらいい刀とて、無茶に扱うとすぐ痛む(イオンに刀差し出しつつ)あのナイフか? 13万ほどじゃの。
イオン->はーい(刀を受け取り)………(財布確認)……と、取り置きとかは……ダメ?
マーゴット->こちらも、大事に使います。ああ、そうじゃ(ゴソゴソと、ポケットの中をさぐり。取り出したのはビスケットの袋)お嬢ちゃんに、あげるでの>イオン
黒斗->イチマツさん>ちゃんと返しに来ると約束できるのならば、ローンも考えるがのゥ。勿論、持ち逃げしたら地の果てまで追い駆けるが。
イオン->うーん……いやっ、ちまちま払うよりも一括即払いのが気分がいいもんっ。三日以内に足揃えて持ってくるから取っておいてくれると嬉しいのっ(気前いい割にお願いしてる)
イオン->って、ふぇ…?(ビスケットの袋を見て)……くれるの? いいの?
黒斗->イチマツさん>三日じゃの。良かろう、ソレまでは取っておこう。
マーゴット->うん。あげるよ(にこっ
イオン->……うん、ありがとー(満面の笑みでにこっと)




ティル->@ハザード郊外にある、平凡な村ルチルス。名物といえば小豆のモナカと、隣町が有名、ということぐらい。
ティル->@それが最近、ある一人の少年の噂で持ちきりになった。偶然つけた首輪が外れなくなった、というのだ。
ティル->@その妙な噂は流れに流れ、ついには国の機関へと辿りつき「九十九の鍵」かもしれない、という疑念が生まれた。
ティル->@小さな可能性ではあるが、何しろ隣国ではダンボールがそれだと言われる。一応、という事で、この小さな村にも事実を調べるべく、一人の憲兵が送られることとなるのだった。
エイル->憲兵>はぁぁ……なんでこのあたしがこんなちっぽけな村に派遣されなきゃいけないのかしら。どーせジジババしか居なさそうじゃないのよ(村の関門を越えていく憲兵)
エイル->@「まぁいいわ、すぐに終わらせればいいもの」と言い。その巨大な後姿は、のどかな村の風景に異彩を残しながら入り込んでいく……
ティル->(村の外れ。家屋の影で人目につかないように気をつけつつ、大きく溜息を吐く少年一人)……はー。
ティル->なんでこれ外れないのかなぁ…。爪も全然隙間にはいんないしー…(既になんども指をかけようとした首輪をなぞり、むぅっとしたままその場に座り込む)
エイル->@どこからかドスの効いた低い声が聞こえてくる……遠くで誰かが怒鳴っているようだ。何かを聞いているような口調、それは少年が知らない声である
エイル->@そして、家屋の扉を叩く音
エイル->憲兵>おかしいわねぇ。誰か居ないの……誰か居ませんかぁ〜?(トントン……、ドンドンッ……、叩く音は、次第に大きくなっていき)
ティル->???>はぁい。 お待ち下さいねぇ(細い老人の声がし、暫くして細く扉が開かれ) だぁれかいのぅ?
エイル->憲兵>(スゥ……)出てこんかいゴルァッッッ!! この豚小屋蹴り壊すぞァアっっ!?
エイル->憲兵>……コホン
エイル->憲兵>あらゴメンアソバセ、おほほ(取り繕うようにして頬に手を当てて笑みを作る大男。かなり、ミスマッチな容姿だった)
ティル->???>ほっほ。元気の良い声じゃねぇ(楽しそうな笑い声を含み、扉が開かれ80歳ぐらいの老女が玄関口に現れる)
ティル->な、なんだ今の? ばぁちゃんちの方で聞こえたよーな……(すたたーっと家屋の影に隠れながら村長宅の裏手に回り)
エイル->憲兵>ヴォイストレーニングしてますのよ。……ええと、おば様? 一つお尋ねしてよろしいかしら?
エイル->憲兵>この辺りで首輪が外れない子を……(ティルを見て)…そうそう! こんな感じの首輪をした少年を探してるのですけど、お見かけしませんでしたかしら?
ティル->???>ほぅ? まぁ、子どもらはおりますけんど、どないな用件かぃの?(杖をつきつつ、憲兵の横を通って外に出て)
エイル->憲兵>………。(訊いてから、ティルを見た。ブッとい眉毛に長い睫毛、そして堀の深い豪快なのだかけばけばしいのか良く分からないくどい顔がジロリとその体を見渡す)
エイル->憲兵>って、居たぁぁぁーーーーーーっっ!!!(そして、叫んだ)
ティル->Σ(びくぅっっと身を竦ませ) え、だ、だだだ、誰?!
エイル->憲兵>ああ、申し送れました。私(わたくし)ギア・ジ・ハードと申します。人呼んで海パン兵のギア、お見知りおきを(にかって笑ってる)
エイル->ギア>今日は、あなたを捕まえるために、やってきましたわ(そう、その笑みを浮かべたまま……おもむろに脱ぎ始めた。軍服を、上着から)
ティル->……(何故脱ぐ、という突っ込みを考える前に、とりあえず獣の第六感からくるっと方向転換し、地を蹴り)
エイル->ギア>(海パン一丁になっておもむろにマッスルなポーズを決めている)フッ、今日も美しいわ……
ティル->老女>おんや。貴方、あの子を捕まえるといいなさったかぃ?
エイル->ギア>さぁ、私と一緒に来て頂けるかしら? って逃げるんじゃないわよっ!?
エイル->ギア>……なんですかおば様。見ての通り、私少しばかり忙しいのですけど?(振り向き
エイル->@とりあえず両腕を高々と振り上げて足を交差するポーズで静止している
ティル->老女>(目にも留まらぬ、とはこういうことか、音が聞こえたかと思う速度で仕込み杖が弁慶の泣き所へと振られ)
エイル->ギア>っっっ!!?(鈍い骨を砕くような音と〜〜声にならない悲鳴が重なり。巨体が、泣き崩れるように地面に膝を着く……足を押さえながら)
ティル->老女>(杖をつき、朗らかに微笑んだまま)あの子を捕まえられちゃぁ、ちぃと困るねぇ
ティル->(なんだか後方ですごい音が聞こえたようだ、と思いつつ。足を止めずに走り)海パン兵って…え、俺、なんか悪い事し……てるけどへーたいさんに関わることはしてないハズなのにっ;
エイル->ギア>(このあたしが、……反応さえ出来ずに脛を砕かれた? う、うそ……)
エイル->ギア>……まさか、あなた。何者よ
ティル->バーバラ>私ゃしがないバーバラさ。ただの老人じゃよ(ほっほっ、と笑いつつぴしっと喉元に杖を向け)
エイル->ギア>(杖など見ていないというのに、驚愕の表情にただでさえ歪んだ顔を更に歪め)……バーバラですって
エイル->ギア>(腕時計に二言三言小声で情報を入力すると……そのデータが弾き出される。ハザードの保管している階梯所持者のデータだ)
エイル->ギア>バーバラ・モンド……10階梯以上も取っている人間がこんな辺鄙な村なんかいるなんてね
エイル->ギア>そこの少年とはどういったご関係かしら?
ティル->バーバラ>なに、古い記録さ(ふふ…) あの子はただの、村の…私らの子だよ。大事にして当然さね(にやり)
エイル->ギア>それは、国からの命令を無視してでもすることかしら?
ティル->バーバラ>そうさねぇ。じゃあこうしようじゃないか(軽く肩を上げて笑い)
ティル->バーバラ>うちの村であんたに引き渡そうとしたのを、あの子が振り切って逃げてった。 村を残しておけば、あの子が帰ってくるかもしれない。ってね?
エイル->ギア>そう……なら、今日のところは退かせていただこうかしら。どうせ追っても無駄でしょうし
エイル->@大男は片足だというのにカモシカの如く地を蹴り、杖から全力で距離を取る
ティル->バーバラ>ほっほ。その調子なら泊っていかんでも平気そうじゃの。 上のモンにくれぐれもよろしくの
エイル->ギア>優しいわねおば様、でも少し、それは甘いとも言いますわよ?
ティル->バーバラ>そうじゃの。まぁ、 無事につけることを、祈っとるよ(にこ)
エイル->ギア>(笑みを返し……)聞こえているかクソガキァアッ!! 帰るところが焼き払われたくなかったら首都の軍事基地にまで顔を出しなっっ!!! 手遅れになる前にっっ!!!
エイル->@大声でそれだけを叫び、笑みを消す
エイル->ギア>――それでは、御機嫌よう
ティル->(森の中で身を潜めながら、響いた声に身を竦ませ。 とりあえず、一番近い隣町へと走って行った)
エイル->ギア>(フフ、また会える日を楽しみにしてるわよ……)