黒斗GM:@
取材活動、昼飯、あんみつ、取材活動、さくらもち、取材活動。
イリナと学外授業参観組の日程は、ご飯と食後のデザートと三時のおやつを交えつつ至って平和だ。

黒斗GM:@
午前午後と警戒させるだけさせておいて神経をすり減らすというのが目的であったのかもしれない。

黒斗GM:@
が。
イリナはともかくとしてマイペースさと神経の図太さだけなら世界有数とまで言われる面子に、
あのマクシミリアンの地獄のサバイバルを潜り抜けてきたトウルが神経擦り減らす訳もなくて。

黒斗GM:@
で。
襲撃者にそういう作戦があったとしたら失敗だ。あるいは、彼らのほうが神経すり減ったのかも。
普通に街中を歩いているときに、月光の目が届くようなど真ん中で、一般人も関係なく夕日と共に、
……斜刃? ……と、思わしき装束に身を包んだ者たちがずらりと姿を現した。

黒斗GM
@
しかし、あの斜刃にしてはお粗末な作戦だ。ハイリ、ひいてはロード・オブ・アビスの情報網にすら引っ掛からないほどの組織といえば此処もそうだがそれにし てはお粗末な作戦決行だ。もしかしたら、外見はそうだが中身は違うのか、あるいは、綿密な作戦を練っていたものの何かしろの事情でこういった強行を取らざ るを得なくなったか。たしかに取り囲む面子の中には数人、かなり出来そうな奴が居るが。

黒斗GM:@
気付けばさりげなーく、常に皆の後ろを歩いていたトウルが浮かべた笑みが、こう。
たとえば、ジャギがパイルバンカーを持った時とか。
たとえば、シオンが愛刀『月之断』を持った時とか。
そういうときの笑い方にそっくり過ぎて物凄く頼りになる感半端ではなかった。

黒斗GM
@
——時刻は少々遡り夕刻前に、場所はキャンピングカー、場面は居残り組に戻る。
そう、時刻は夕刻前であるというのに、依頼人が来ない。

黒斗GM
@
連絡先に何度目かの着信を入れたしたときにはようやく出たのだが

絶賛☆修羅場! 

みたいな銃声やら剣戟の音が鳴り響いているという始末だ。しかもその電話を取った人物があきらかにぶった斬られたような音と悲鳴を最後に通信が切れ、るま えにひょいと受話器を取り上げて話しかけてきたのは依頼人は五十前後といったところだったが今度は三十にも満たないといった具合の若々しい声。

黒斗GM
@
『あ、大変ごたごたしていて申し訳ございません、お電話変わりました私……と、まだちょっとうるさいな。
 重ね重ねの申し開き失礼させていただきますが宜しければ時刻と場所の変更をお願い頂けますでしょうか?』

と、きて、

黒斗GM
@
『デジマの港を街側から入れる街道の、えーと八番にございます冥土喫茶をお知りで?
 そう、ティアラ! 昔から変わらぬクオリティにやたら美味しいオムライスの、ティアラ!』

……待ち合わせ場所をキャンピングカーから、ティアラの回し者かな?
というぐらい熱心なプッシュと一緒に冥土喫茶に変更して、

黒斗GM:@
『いやあすこには昔随分通いまして。ミア☆たんという伝説の冥土が居たのですよ
 いや懐かしいぁナゴヤ思い出すなぁ、あ、失礼。独り言でございました、はい』

重ね重ね時間に遅れることを詫ながら物凄い腰の低さとともに電話が切られた。

黒斗GM:@
……まあ、ご飯もまだだし、なんならメシ代はあちらが持つとも伝えてきたし何かあってキャンピングカーに被害があっても困る。……と、いうわけでやってき たのが、冥土喫茶『ティアラ』。ポップな色合いの壁紙にはお星様やらペロキャンやらのこれまたポップなアップリケや猫の顔のシルエットをした『本日のおす すめメニュー』があり、椅子の背凭れも猫耳型になってたりと全体的に可愛らしくザ・冥土喫茶! といった感じだ。そういやアキラことアビスやシェリルが贔 屓にしてたりハイリが一時期アルバイトしてたのも此処だった。

黒斗GM:@
そこのボックス席に彼は居た。やはりこの前会った初老も入りかけの男では無い、仕立ての良さそうなスーツこそ着込んでいるが若い男だった。
特徴的なのは、店内でも外さないサングラス。良く良く伺えば目の周りに火傷痕のようなものがあり、目が悪いのかあるいは盲目かだ。

黒斗GM:@
杖、代わり、なのか。護身用品であるのか。どちらともであるのかもしれない。
傍には鞘はもちろんのこと鍔といい柄といい柄に巻かれた飾布といい黒一色に染め上げられた、一振りの刀。

黒斗GM:@
こんなところからスタートです

黒斗GM:???>お、来られましたかな? こちらでございますぅ~(くるりと顔を向けて、店に入ってきた皆に手を振る)
ルナ:あの人…でいいのかな? 依頼人は。あ、合ってた。
イオン:驚くほど怪しいの
ワカメ:(いつも以上にビシッと紫のローブを着こなして外行きのスマイルで)やあやあ、お待たせしてしまったかな
黒斗GM:???>そう、驚くほど怪しい、つまり、驚くほど個性的、ずばり、秘密のエージェントには見えないでしょう! どやぁ!
黒斗GM:???>あ、いえいえ、お気になさらず。こちらこそ度重なる時間変更に遅参まことに失礼を(低頭)
ルナ:どや顔で言うことでもない気がするんですけど(
イオン:そんな大声の時点で確かに秘密のエージェントには見えないの(
マリー:@喫茶店だしソルトスター仕様のほうがいいかな
黒斗GM:@あ、そうですね、それではソルトスター仕様で
ワカメ:@せっかくなのでメイド喫茶を楽しんでください(
黒斗GM:???>あまりに平凡でエージェントとは分からないのとあまりに怪し過ぎてエージェントには見えないの、どっちにしても秘密は守られますから一緒です(
ルナ:一緒に目立つほうはちょっと気になりますけど(
ワカメ:ははは、こんな業界だし5体満足で会えただけでも十分さ。あ、そこの冥土さん注文良いかな? この『心もホットコーヒー』を(
マリー:物腰の柔らかい不思議な人ですね…(メイド喫茶なるものに初めて入ったので緊張気味)
黒斗GM:@(男性がいかにも喜びそうなコスプレ風のもいれば、中世時代それこそエイルが居たなら懐かしみそうな袖も裾も長くエプロンを服装にしたような格好の冥土さんもいる。丁度その中間のような格好の娘がきて、注文を取った)
黒斗GM:@( 猫 耳 だ )
ルナ:メイドって言ってもいろいろいるね…あ、私はお茶だけでいいや。
黒斗GM:猫冥土>はーい、にゃん。そこなイカしたウィッグなご主人様に、ラ~ブ☆ちゅう!(投げキッス)心もホットコーシーいただきましたー
黒斗GM:???>ええやろここの冥土喫茶(真顔)
マリー:(何度か瞬きをして)……動物の方って誰かバイトしてらっしゃいましたっけ…?(ひそひそ)
黒斗GM:猫冥土>お嬢様はお茶ですかにゃ~? 当店和菓子なんかもセットされていにゃすけど、あ、ひょっとしてルナお嬢様かにゃ? お噂はかねがね! ルナお嬢様にはサービスで草団子お持ちしますにゃ!(
黒斗GM:猫冥土>あ、ソルトスターは入ってないですにゃ。自前(
黒斗GM:???>ええやろここのry
ワカメ:(頑張ってイケメン顔を維持しつつ)ふっ、君のスマイルで僕の心はすでにHOTさ。……いいね(グラサン男にサムズアップ)
マリー:あ、ええと、猫又とかそのような類の…?(マリー さんは こんらん している)
イオン:ものすごいアーガードとかスフェラと気が合いそうなのこの人(
どどんとふ:「ルナ」がログインしました。
ルナ:@もどりましたーっ
イオン:あ、私はこのメイドのお手製ふわ☆ふわぱんけえきとオレンジジュースで。イオンちゃんへってチョコペンで書いてほしいの(
黒斗GM:???>ああ、ここのお勘定は私が持ちますのでどうぞ夕飯でしたらご注文下さい。私も『心もホットコーヒー』で(注文しつつ)
ルナ:いいんですか? このメンバー相当食べますけど(
イオン:@おかえりなさいませー。反抗期にまけるな(
ルナ:@まけない(
黒斗GM:猫冥土>そうそう、猫又みたいなもんですにゃーほらほら(耳ひこひこ尻尾ひらひら)
黒斗GM:猫冥土>冥土のお手製ふわふわ☆ぱんけえき、うけたまわりましたにゃ~。書くのはアテクシでよろし?
マリー:そういう方もお仕事してらっしゃるんですね…驚きました
ルナ:さすが東方…(
マリー:あ、私は……よくわからないのでみなさんにお任せしますね
黒斗GM:???>お金でしたら問題なく。さっき襲撃してきたときにしこたま毟り取ってきました、それではこちらのマリーさんにはイオンさんと同じものとコーヒーを。
ルナ:ならオススメ聞いてみたらマリーさん? 詳しそうな人もいるし(謎の依頼人見て)
黒斗GM:???>ぱんけえきと、オムライス(真顔)
イオン:かまわないのー。あ、あとトッピングで今日の日替わりメイド特性クッキーもお願いするの(
イオン:ハイリが前に、ここのクッキーはその日によって作るメイドさんが違うから上手なのもあればちょっと不格好なのもあったりでそれがまた良いって言ってたの。テイクアウトもある(
ルナ:真顔で回答がきた(
マリー:では、それでお願いしますね
黒斗GM:@(うっけたまわまっしたにゃー。と。片足だけ上げてスライド移動していった猫冥土は、すぐさまそのまま数々の品物を持って舞い戻ってきた)
猫冥土>はーい、お待たせー。イオンちゃんと、マリーちゃん、へっと!(時間をかけて、腰を捻り腕を捻り大仰な動作で名前を書いて。ちゅー! と、ケーキに投げ☆キッス)

イオン:(キャッキャ)
ワカメ:素晴らしい(真顔)
黒斗GM:猫冥土>あと、心もホットコーシー。アテクシの個人的趣味なので他の冥土さんには期待しちゃ駄目にゃすよ? お二人はかっこいいから個人サービス!(ワカメとグラサンに、自分の口唇に人差し指を当ててから、頬にその人差し指を当てた)
黒斗GM:猫冥土>よければ次回も来て戴けるようにとお呪いにゃす!
黒斗GM:???>うっひょーたまんねぇぜまったくよぉ!!!(
マリー:あ、このようなことまで…ありがとうございます(頭を下げる)
ルナ:ノリノリだぁ…(
イオン:むっ、このパンケーキ名前に恥じぬふわふわっぷりなの
マリー:…とても甘くて美味しいです。イリナがいたら止まらなくなっていたでしょうね(
ワカメ:必ず、また来ると約束するよ(真顔が持たずにデレデレになってチップ渡してる)
ルナ:次はみんなで来ようか(
イオン:それがいいの(
黒斗GM:猫冥土>わー! ありがとうございますにゃ! お顔もかっこよければ心もイケメンですにゃー!
イオン:それで、えーっと……なんて呼べばいいのおじさん。
黒斗GM:???>おにいさん(真顔)
黒斗GM:???>はい、なんて呼べばいいのお兄さん。リピートアフタミー!(
イオン:(真顔の圧が強いの…)な、なんて呼べばいいの。おにーさん。
ルナ:大事なところなんだ…(
黒斗GM:???>はい、良く出来ました! はい、とても大事。では、改めまして、申し遅れました。私、
黒斗GM:???>実は秘密のエージェントでもなんでもないというか、貴女方の依頼人さっきぶっ潰してきました、ハヤテ・サイトウと申します。以後、お見知りおきを。
イオン:(サングラスにすごい指紋を着ける)
黒斗GM:???>(ついた傍から指紋がすぅーっと消えてく)どや(
イオン:!?
ワカメ:ああ、だから冥土(
イオン:どうやらかなりの手練のようなの…( で、ぶっ潰してきたってなんで
ルナ:驚きの…ってほどでもないですね、もう(
黒斗GM:ハヤテ>(どや顔)そう、だから冥土! じゃなくてジャギ氏とはまったく関係御座いませんよ。たまたま姓が一緒なだけで。
ワカメ:あ、そうなんだ。でももうサイトウ性を名乗る時点で冥土は宿業の様なものなんじゃないかな、さっきの反応を見るに(
ルナ:怖いたまたまもあったものですね…(
ハヤテ:まあ、似たようなところはあるかもしれませんね。ただし、見よ、この、髪(ファサァ……)(
マリー:ええと、今日はどのようなご用件で…?
ハヤテ:決定的違いといっても過言ではありますまい(
ルナ:なるほど(納得
ワカメ:間違いなく遺伝子が異なるね(
ハヤテ:あ、そうそう、それでですねぇ。ちょっとね、その依頼してきたのがマクシミリアン旅団? 名乗っちゃいましたが。あのドジ狐んとこなんですよね本当は。
イオン:わかりやすいの( ドジ狐って、シズカのこと?
ハヤテ:そうそう、シズカちゃんとこ。
マリー:彼女がどうしてトウルさんを?
ハヤテ:テルミドールの腕白小僧を引っ張り出してなんかやりたかったんでしょう恐らく。いやそれならいいんですけどトウルっつー孫? 引き合いに出して、おまけに貴女方が変に関わりそうだったんで止めに来たんですよ。
ハヤテ:あのドジ狐、んー本人が指揮とってんのかわかんないんですけどあの小僧、実は孫めっちゃ贔屓にしてましてねぇ。もう今西で大変なことになってんですよ。もー暴れるわ暴れるわ……
ルナ:西ですか…もう随分帰ってないねそういえば。
イオン:それはそれでトウルを引き渡したほうが死人が増えない気がするの(
ハヤテ:このままだと依頼に関わった奴ら皆殺しにしかねない勢いだったんで早いとこ関係者リストから貴女方関わってませんよって事実作りに、私が来たと。
ハヤテ:シズカの火消しをするつもりはなかったんですけどシズカが今あの小僧止めてるもんだから動けなくて、特異点にこんなところで消えてもらっちゃ困るしぃ。
ルナ:ややこしいことになってますね…
ハヤテ:決戦ときに魔王関連の特異点いないとかなったら困るじゃないですか。私もう嫌ですアレと戦るの面倒くせぇしハイリさんにまた美味しいとこ持ってかれそうだしぃ。
ルナ:ハイリは別行動中ですけど今何かなってるんです?
マリー:…ええと、もしかしてハイリさんのお知り合いですか?
ハヤテ:というわけで、貴女方には是非頑張っていただきたいですね! くっそ面倒くさいですけど頑張って!(親指ぐっ)
ハヤテ:あ、はい、昔の仲間です。
イオン:昔の。
ルナ:衝撃の事実。
ワカメ:そういえば第十三部隊のアニメのキャラにどことなく似ていない気がしないでも……(
ハヤテ:いやー。アニメ化にはほんとビックリしましたよね私の役誰だよアレみたいな(
ルナ:そういえばそんなアニメも見たような…声が違う(
イオン:んー? ……ああ、あの座頭市とハルクを足して二で割ったみたいな盲目のキャラ?(
ハヤテ:剛剣の使い手っことと盲目ってことだけ伝わってあんなんなるぐらいなら伝わらなくてよかったです(
ルナ:ということはハヤテさんも悪魔なんですか?
マリー:それはまた…
ハヤテ:今度アニメ化するときには私にも一声かけてほしいですね全く! 声優として出てやるから!(
ハヤテ:ええ、ええ、そうですよぉ~。ハイリさんやカイトさんと違って完全に悪魔化しちゃってますけど。
ハヤテ:いや、一度完璧に飲まれちったんですよねぇ~私ぃ~HAHAHA!
ルナ:キャラとCVに同じ名前が並ぶんですね( そしてそれはまた……
ルナ:推定ですけどバレた時はハイリにボコられたでしょう?(
イオン:一応あの部隊は世間的に光属性オンリーな扱いなのに、なんで後の悪魔とか魔人とか多いの?(
ハヤテ:ええ、それはもう、ずったずたのけちょんけちょんに(
ワカメ:欲望に負けちゃったのかな(
ルナ:あってた(
イオン:ずったずたのけちょんけちょん(
ハヤテ:なんせそれで私の自我が元に戻ったぐらい切り刻まれました(
ルナ:すごいねハイリ(
ワカメ:力技で戻すとかRPGみたいだ(
イオン:激しさが伝わるの( でも、その後にハイリが魔人になってたなら今度はハイリがボコボコになってたような(
マリー:大変だったんですね…(
ハヤテ:しかもそのあと何悪魔化してんねんゴラァって私自身がボコボコのけちょんけちょんに(
ハヤテ:いやあ、死ぬかと思った……
ルナ:よくまあご無事で…(
イオン:とりあえずバイオレンスだったのは分かるの(
ハヤテ:……なんか、今はあの時より随分弱っちくなっちゃってるたいですけどね。悪魔化した時なんかあったんかな? まあ、それは、追々本人に聞くとして。
ハヤテ:私は私で来るべき決戦に備えて今こっそり影で動きつつ現世ライフ満喫したり魔界で武者修行したりしてるんですよ。あんま大きな事柄には関わりたく無いんで大人しくしてたいんですけど今回みたいなことあるとねぇ……
ハヤテ:ま、ちゅーわけで、別に皆さんと事構えるつもりはないのでご安心頂きたい。今回はお節介ながらに助けに来たよってのと、顔見せにきただけです。
ルナ:また相当やばいことに巻き込まれたんですかね私たち…( とりあえず戦わなくていいのは良かったですけど
ハヤテ:まあ、あのままだと怒り狂ったマクシミリアン・テルミドールに襲われてましたね(
ルナ:うわぁ(
ワカメ:それ全滅フラグ(
イオン:死ぬの(
ハヤテ:あの小僧あんな爺になっても短気なの変わんねぇんだから。おまけに馬鹿みてぇに強ぇし。……シズカ大丈夫かな……。
マリー:そんなにお強いんですね(
イオン:シズカは尻尾の9本10本くらい千切れても大丈夫なの(
ハヤテ:まあ、後で様子見に行ったげましょ。全盛期なら流石にワケねぇたぁ思うんですけど“枷”が……。……あ、この単語聞いた事あります?
ワカメ:心配ではあるけど、大部分つぶしあえーって思ってしまう自分がいる(
ルナ:こっちの支部長とか空母級とかのバケモノクラスの類かな…>マリーさん
なんの話です?

マリー:…勝てませんね(
イオン:枷?
ルナ:万が一にも巻き込まれたくない相手(
ハヤテ:……んー。……ま、いいでしょ、私が話しても。枷ってのは、文字通りの意味でしてね。私達悪魔って、現世では力の半分も出せないんですよ。
ルナ:ほほう。
ハヤテ:瘴気が足りないとか、魔力が衰えてるってのもありますが、厳密にいえば『時期じゃな い』ってのに限ります。伝説に近ければ近い妖異・怪異・悪魔であればあるほど、活躍してもいいよっていう世界に認められた時計と時間がありまして其れ以外 の時間を世界の時計が示してる場合はもう、酷い場合は出力10分の一以下って場合もあったりします。逆に、世界の時計の秒針が活躍できる時間に近づけば近 づくほど、力は増します。
ハヤテ:それを、一部では枷と呼んでいます。まあ、世界の時計に関係ない奴もいますけどね。
ルナ:それは初耳ですね。興味深い。
ハヤテ:実は、あのドジ狐なんかもいざって時は無視できる側の存在なんですけど無視したら消耗激し過ぎるから中々やんないみたいで。
イオン:シズカの時計がジャストタイミングだったのって、それこそ伝承にある大昔の頃だよね。
ハヤテ:消耗しすぎてるときに狙われたら大変ですからね。WA・TA・SI・TO・KA! HAHA!
ルナ:ロスタイム大幅超過しちゃってる感じですか。
マリー:つまり、一部の方々は本当はもっと強い、と…
ワカメ:そういえばあの狐を一回打ち倒してたっけ13部隊…… そりゃ目をつけられたくないだろうね
イオン:ちゃっかり自分のやらかし経験も漏らしてるの(
ハヤテ:大昔に煮え湯飲まされてるんで、弱ったら即ぶった斬りにいきます(
ハヤテ:よくも世界を大参時大戦に落しやがったな、とか。よくも前の依頼ん時に騙くらかしてくれたのう、とか。山程あるんで。早く弱んねぇかなアイツ(
ルナ:因縁が深い(
イオン:あの狐も身から出た錆で死にかけたり結婚したりと忙しいの(
ワカメ:大体身から出た錆だから道場は誘わないけどね(
ハヤテ:ハイリさんとカイト、あー、今はゼアノートとか名乗ってんでしたっけ? あれと、アキラ先生、えーとアビスかもう改名多すぎる。あの人達だけは原則、時計に関係ないですけどね。
イオン:あのへんは完全に悪魔じゃないから関係ないの?
ハヤテ:そういうことです。それと、例外で、私。
ルナ:例外多くないです?(
ハヤテ:いや、あっても関係ない奴とか原則関わりない人が居るだけで悪魔の中で力が制限されてないって意味では私だけですよ。
イオン:なるほどなの。…そういえば、その流れで言うならダンタリオンも枷の影響受けてるの…? 引くほど強いのに
ルナ:ああ、なるほど…
ハヤテ:フフフ、ダンタリオンもマルコシアスも本来はあんな程度じゃないですよ。
イオン:まじかよなの(
ルナ:知りたくなかった(
ハヤテ:ソロモン七十二柱が一体ずつフルパワーで出てきたら七十二回は世界滅びたっておかしくないです、まあ、さすがは魔神の名を冠すだけは有ると。
ルナ:流石のビッグネームですね…
マリー:前々から思っていましたが、周りが途方もない方ばかりでいまいちピンときませんね…(
ワカメ:なんでこうそんなのばっかり寄ってくるかな。流石の僕もそろそろ死にそうだよ(
ハヤテ:そう、マリーさんでしたっけ? 良い事言いますね。実はそれが枷の突破口でもあるんだなぁ~これが。
イオン:というと?
ハヤテ:途方もない力を持ちすぎて、生まれながらに絶対強者たる奴等だから、枷は絶対に破れない。……制限されるのはあくまで力のみなのですよねぇ。
ハヤテ:云千年も生きてまともに鍛錬をすりゃあ今頃奴らに敵う存在なんかいやしませんよ。で、私が例外なのはそういうことです。私は、力じゃなくて、技で強い。
どどんとふ:「ルナ」がログインしました。
ルナ:@ただいまでーすっ。
ルナ:技ですか…
イオン:技で強い…。
マリー:培った技量は制限されないのですね
ハヤテ:そういうことです。ま、元々人間じゃない奴らに人間みたいに鍛えるって発想がないんでしょう。私は元々人間ですしそうだった頃から技巧派なんで。
ルナ:そういう強みは元人間ならではですね
イオン:確かに、力が強大な上に技も磨いてますなんてのばっかりじゃ私達もやってられないの。
ハヤテ:当世一の剛剣使いなんて言われてますけど、私の身体付き見ればわかるでしょ。私の生きた時代には、今じゃよく見るそれこそジャギ氏の超筋肉体質とかサー・エイルみたいな超筋骨密度の人間なんて居ませんでした。
ハヤテ:あ、極々一部には居ないでもないか。それでも、知ってる限りではゼアノートぐらいかな。
イオン:あの人いつの時代も規格外なの(
ルナ:ジャギさんやエイルがレアキャラ扱いされる時代かぁ…(
ルナ:…いや現代でもあのへんはバグキャラでは?(
ハヤテ:いつもバグキャラに私達みたいなのは泣かされるんだ……(
マリー:めったに見かけませんね(
ハヤテ:……。で。ですね。ちょっと、いつ言い出そうかなーって迷ってんですけど。
イオン:そういう自分も今はバグ側なんじゃないのー?
ハヤテ:失敬な。私はいつでも自分の技巧最高なだけの通常キャラ枠です。ただちょっと、武人気質はあるかなーみたいな?
ハヤテ:……助けに来といてなんですけどぉ。……皆さんも、随分、強そうだしなぁ。……みたいなぁ?
ルナ:え?
ハヤテ:……強い人見ると、手合わせしたくなりません?
ハヤテ:(にっこり)
ワカメ:普通キャラ枠の中であり得ないステータスを叩き出すことをチートキャラといってね…… 皆任せた(
イオン:なんかお腹痛くなってきたの(
ルナ:持病の癪が(
マリー:私も、イリナを迎えに行く時間が…(
ハヤテ:まーたまたぁ。
イオン:ハイリ呼んじゃダメ?(
ハヤテ:ハハハ、ダメです。ハイリさんにはそのうちひょっこり現れて『何テメェも悪魔なっとんじゃワレぇぼこぼこサプライズ作戦』する予定なんで。
ルナ:根に持ってる(
ハヤテ:エドワードさんでしたっけぇ? カイトが珍しく褒めてましたよ。珍しい才能持ってるって。
ハヤテ:皆さんのお噂もかねがね。ね?
マリー:困りましたね……ですが、この姿での戦闘に慣れておいたほうがいいというのも事実ですし…
イオン:すごい根に持ってる(
ルナ:逃げ道はもうないみたい…(
イオン:この状態で逃げれないならワカメも逃さないの(
ワカメ:確かに僕は才能に溢れて止まらないけど戦闘が得意だとは一言も、あっやめて引っ張らないで(
ハヤテ:ハハハ。まあ? ご飯代とでも思って? ……それじゃ。やりましょうか?
ハヤテ:@