風月@GM:@
Gペンやら冬祭典の戦利品(耽美系)やらが山ほどある六畳一間に招かれた逃亡者一行。
ぶっちゃけ狭い。
テトリスなら全員消えそうな勢いだ。

風月@GM:@
だがそんな狭さも慣れたものとばかりに紅茶(薄め)を優雅に傾ける人物がいる。顔まで包帯グルグル巻きのミイラ…… もとい先代レッドを名乗るミクである。
コタツには彼女が淹れてくれた紅茶(かなり薄め)といもけんぴ(自家製)が並んでいる。

風月@GM:@
「私がここに居ることはお父様には内緒よ? それを守ってくださるなら、情報提供も吝かではありませんわ」

声音は凛としており今代のレッドに似ている。
しかしアビスを売るとも取れるその言葉は、今代なら絶対に言わない類のものだ。

風月@GM:@という所からスタートです
クロエ:……(ミクを、じぃ~っ)
イオン:クロエがめっちゃ見てるの(
クロエ:……(目がくわっ)観察機構、マキシマム!!(目がビカッ)スリーサイズ測定!(
ルナ:まあ、告げ口とかする気はないですけど…めっちゃ見てる見てる(
風月@GM:ミク>そこ、運動不足の身に突き刺さる言動しないで下さるかしら(
イリナ:あの……包帯の下の状況にもよりますけど…怪我ならある程度直せますよ…?(めっちゃビクビクしてる)
イオン:ハイリ>ミクがここに…というか、東方にいるを知っているのはアビス内で情報を担当していたり、若干ひねくれている一部の人達だけって感じなんだよね
風月@GM:@クロエの演算能力が今限界を超えて未知の世界を暴き出す! なんと今代よりもBは数値は大きく、Wもほんの少し加算気味であるようだ!
風月@GM:ミク>ありがとう。でもこれは変装の意味もあるから治さなくても大丈夫ですわ
クロエ:収集完了(口から蒸気カハァァァァ)
風月@GM:ミク>やめなさい(
イオン:クロエ怖いの(
ルナ:ハロウィン以外だと目立ちそうな変装ですね…(クロエにチョップ入れつつ)
クロエ:へぶっ
イリナ:あ、脚とかも…素材があれば動くようには出来るんです…けど…(だんだん小声に)
イオン:ハイリ>(冬の戦利品を物色してる)あ、ユカのサークルの新刊あるじゃん。サイン付き(
クロエ:人造悪魔に適合する素材ってなんでしょうね。
ルナ:…イリナさんはいい子なのに、他の連中のひどいことったら(
風月@GM:ミク>あら、それは良いですわね。では脚だけあとでお願いしようかしら
クロエ:……(ハイリ見て)ありました素材。
イオン:ハイリ>そう来ると思ったよ( イリナ、何が必要なの?
風月@GM:ミク>ええ、ライバルの作品も情報収集しておかないとね。……サインはまぁ物のついでというか作品の感想を話したらくれたというか意外と良い人というか(ぼそぼそ)
イリナ:元の脚があれば元通りに動きますけど…他のものだと少し弱くは…なっちゃうと思います。…なんなら、ぬいぐるみでもいいんですけど…(
イオン:隠れファンの気配がするの(
ルナ:フットワーク軽いなぁノット楽園先生も…(
イオン:ハイリ>……ボクの足使う? どうせ再生するし(
風月@GM:ミク>そ、そんなことありませんわっ。あの人は限りあるファンを奪い合う敵、永遠のライバルなのっ
クロエ:あ、イリナさん、イリナさん。彼女、通常の生き物ではないんで普通の素材くっつけたら多分すぐだめになっちゃうんですよ。
クロエ:どれぐらい通常じゃないかっていうとマリーさんですらミクさんと比べると普通ってぐらい普通じゃないです(
風月@GM:ミク>こほん。それについては少し事情が変わったの。今の私は純正のニンゲンですわ
イリナ:えっ( それなら多分、ハイリさんの脚が…いい…の…かな?(困惑)
クロエ:え、ニンゲン?
ルナ:純ニンゲンなら…素材は何でもだいたいいける、のかな?
イオン:ハイリ>ニンゲン…? あ、そういえばボク君がキリサキと繋がってるの初耳なんだけど。
風月@GM:ミク>ええ。そこに関して少し話した方が良さそうですわね
クロエ:何をどうしたら悪魔が人間に。って、人間から人造悪魔とか純悪魔とかになっちゃうしあり、か……?
風月@GM:ミク>繋がってるつもりはないけどこの人が勝手に押しかけてくるというか
イリナ:ニンゲンなら、私が作ったぬいぐるみの脚でも十分動けると思う…。 歩くと『ぽきゅ』って鳴るようにも出来るけど(
イオン:ハイリ>え、なにキリサキミクのこと狙ってるの。ダメだよ?(
ルナ:かわいいからそれでいいんじゃない? ぽきゅぽきゅ。(
ルナ:え、なにやっぱり色恋沙汰だったの?(
クロエ:ああ、それなら良い義肢を調達してきてイリナさんに動かせるようにして貰いましょう。ぽきゅはかわいそうですし(
風月@GM:ミク>ぜひそれでお願いしますわ(
クロエ:いいんですか、ぽきゅで(
イリナ:ぽきゅぽきゅでいいの?(
イリナ:(今の発言で一気に慣れた/ぁ)
風月@GM:ミク>……ま、まぁ普通の義足ができるまでの繋ぎでなら良くてよっ(取り繕った!)
クロエ:ま、まぁ、ミクさんがそれでいいのでしたら。一応、義肢も用意しときますので付け替えでもしてもらって……。
クロエ:あ、義肢のほうはちょっと造物主様(エイボン)に頼んどきます(
ルナ:普通の義肢とぽきゅぽきゅ義肢、両方あればおっけーだね(
風月@GM:キリサキ>ははは。そのつもりはないんですが、はたから見ればそう見えますかね。いや私自身も気付いていないのかな
イオン:ハイリ>とんでもない義肢ができるんじゃ(
風月@GM:ワカメ>さらっと超スペックがきたね(
ルナ:訂正、普通じゃない義肢とぽきゅぽきゅ義肢になるね(
イリナ:エイボンさんの義肢…!(キラキラオーラを纏った)
イオン:ハイリ>今日一番の爆弾さらっとおとすのやめてよキリサキ( 振っておいてなんだけど。…それで?
風月@GM:ミク>魔力検知とかで見つからない程度の義肢だとありがたいですわ
風月@GM:ミク>こほん。皆さんは悪魔というものをご存じかしら?
ルナ:悪魔ですか。まあ、多少は。
風月@GM:ミク>では魔人はどうかしら?
クロエ:これ(ハイリ)
風月@GM:ミク>そう、これ(ハイリ) 魔人とは悪魔の力を手にした人間の事。そして私たちイニシャルカラーとは、その魔人を人工的に作り出したものですわ
イオン:ハイリ>指差すのは良いけど頬ぐりぐりしないで(
クロエ:(ぐりぐりぐりぐり)
風月@GM:ミク>(くりくりくり)
イオン:ハイリ>やめひぇくらひゃい
クロエ:(かわいい)
風月@GM:ミク>こほん。魔人は強いですわ。ハイリを見ての通り、人を逸した力を持ちます。けれどそれには代償があるの
ルナ:雑に言うなら悪魔人間と人造悪魔ってことですよね
風月@GM:ミク>そうよ。違いがあるとすれば人口悪魔は脳の部分だけ特殊な加工を施して悪魔化しないようになっているの
ルナ:特殊な加工ですか…なるほど。
クロエ:脳まで悪魔なのに人間性保ってるってなんなんでしょーね、魔人って。イカれてるんじゃないですか(
風月@GM:ミク>魔人も人口悪魔も強力だけど、その力を使いすぎると暴走してしまうの
クロエ:へえ、暴走。
風月@GM:ミク>そうなったら最後、衝動の赴くまま破壊の限りを尽くす”悪魔”へと変わってしまうわ
風月@GM:ミク>そう。私は25年前に暴走したの(少し目を伏せながら)
ルナ:ふむふむ・・・
風月@GM:ミク>とあるカルト教団の首魁を抹殺する。簡単な任務のはずでしたわ。ただ、奴らは最後に己の魂と引き換えに私に呪いをかけた
風月@GM:ミク>気付いたらカルト教団だけでなく、それがあった都市まで焼き尽くしてましたわ
イオン:ハイリ>後でクロエは殴る(
風月@GM:ミク>身体はまるで言うことを聞かなくて。視界が全て紅に染まっていて
クロエ:馬鹿な(
風月@GM:ミク>……そこにはキリサキだけが立ってましたわ
クロエ:キリサキさんナイスタイミング。
イオン:いいところ持っていくの(
風月@GM:ミク>そして私はキリサキと相討ちになり、死んだの
イリナ:えっ…?
ルナ:……ん、相討ち?
クロエ:……ふ、む。あ、キリサキさん、自分の代替わりと似たことしました?
風月@GM:ミク>正確には悪魔化した細胞だけ綺麗に焼き払われて瀕死状態。25年近く植物人間をやった挙句ようやく目が覚めたの半年ぐらい前ね
ルナ:それはまた…普通に火葬するより遥かに高度なことを…
クロエ:ほほう、違いましたけどそんなことも出来るんですね。天使パネェです。
イオン:ハイリ>セラフくらいにしかできないことだろうね。
ルナ:さっき言ってた今はニンゲンっていうのは、そういうことですか
イリナ:凄いけど…火傷痕とかは…?
風月@GM:ミク>……ちょっと言いたくないぐらいぐっちゃぐちゃですわね。どこぞの巨人とかシシ●オの方がマシって感じ
風月@GM:ミク>それはともかく。焼かれながらも私は確かにこの人の心臓を貫いて首まで刎ねたわ
ルナ:…あとで私も治療手伝いますか。 そしてガチで殺してますね普通なら。
イオン:ハイリ>キリサキ、君も好きだね死ぬの(
風月@GM:ミク>だというのに目が覚めたら普通に覗き込んでるんだから軽くホラーでしたわ
イリナ:えっ(
ルナ:怖い(
クロエ:キリサキさんとタメはれる死に損ないなんてノアゼットぐらいの者ですよ(
風月@GM:キリサキ>好きじゃないですが慣れてはいますね。でも誰かに殺されたのは2回だけですよ、私は
ルナ:普通の人は一回で十分なんですよ(
クロエ:ルナさん。
イリナ:私は皮膚を元にした布があれば直せるけど…ルナさんの方がいいかな
風月@GM:ワカメ>ルナ……
イオン:ルナ…
イリナ:ルナさん…
ルナ:イリナさんに皮膚移植してもらって、私の治癒魔力でそれを定着させる…とかでどうかな。って、やめてこっち見ないで分かってるから(
クロエ:訂正します。キリサキさんとタメはれる死に損ないなんてルナさんぐらいの者ですよ(
ルナ:くっ、墓穴掘ったっ(
イオン:ハイリ>ルナレベルとか最高であり最低じゃん(
クロエ:あとでくすぐります。
クロエ:死ぬ寸前まで。
ルナ:やめて?!
イリナ:それはともかく、後で月光の人に言って皮膚を貰ってこなきゃ
イオン:ハイリ>イリナ、もらってくるのはいいけどミクのことはくれぐれも内緒にね
風月@GM:ミク>ありがたいけどそれだと人相まで戻っちゃいますわね。可能なら小麦色とかにできないかしら
イオン:健康的な肌色なの(
クロエ:人口皮膚で宜しければ義肢と一緒に頼んでみますけど。ほら。(自分のほっぺぷにぷに)
ルナ:じゃあ健康的な職員さんを探そう(
風月@GM:ミク>ええ、内密にお願いしますわ。私がここでキリサキに匿われてるなんて言われた日にはアビスと月光の全面戦争になるから(
ルナ:でしょうね。アシがつかないようにしないと(
イオン:ハイリ>心の底から面倒くさいからやめてね(
イリナ:あ、じゃあエイボンさんに…(私欲にまみれた顔)
ルナ:よかったねイリナさん。意外なところでエイボンさんのお仕事が見れそうで(
風月@GM:ミク>本当にね。もう二度とあのキツネに踊らされるのは御免ですわ
クロエ:あとで人工皮膚用の発注書も用意しときます。あ、かなり細かく指定して下さいね。
クロエ:指定漏れすると指定外の部分で変な機能つけられちゃうかもしれませんので(
ルナ:職人の遊び心が溢れちゃう(
イリナ:それはそれで…(キラキラ)
風月@GM:ミク>イエローと似た匂いがするわね( 了解、細かく指定して後で紙に書いておきますわ
イオン:ハイリ>けどなるほどね…元々キリサキが関わってたんだ。ボクはイベントでアビスのサークルで売り子した時に、グリーンがこっそり別スペース取って売ってた委託本から彼女に行き着いたんだけど(
ルナ:同人誌の祭典なのに重要人物集まりすぎじゃない?(
風月@GM:ミク>あらやだ。気を付けてたけどやっぱり文章に癖が残ってたかしら
クロエ:それじゃあ、ブツの運搬と移植はマスターとイリナさんにやってもらって癒着がルナさんで。
ルナ:はーい。きれいに役割分担されたね
イオン:ハイリ>そうだね、アビスの本部に残ってたミクの同人誌と、類似率が20%くらいはあったんで、もしやと思って(
風月@GM:ミク>(因みに専門は歴史ファンタジー小説らしい。その辺に落ちてるボツ原稿から察すると、ペンネームは紅生姜侍だとか)
ルナ:読みこなしてるねハイリ…(
イオン:ハイリ>……ちなみに冬コミの後、ボクにグリーンから「ニイサンニ バレタ」ってメールきたんでそのうちクサビが遊びに来ると思うよ(
ルナ:結構バレてない?(
イオン:ハイリ>面白いよ、ミクの書く小説。連作中にあの事故があったからすごい残念だったけど。
イオン:ハイリ>まあ、クサビならどうやったってアキラには話さないから(
ルナ:それなら大丈夫、なのかな。それはそれとして後で読ませてもらおう(
風月@GM:ミク>さすがbabel以前から祭典に出ているだけはありますわね。って兄さまに? ……不味いわね、ミイラ状態であったら余計な気を回されまくりそうだわ(
イリナ:私は本はあんまり読まないかな…(
イオン:ハイリ>さすがに自分のフィギュアを売るブースに自分で立つのはアビスに入ってからだったけどね…(
風月@GM:ミク>それでも立つあたりプロですわね。尊敬しますわ(
クロエ:ニイサン。クサビといいますと、グレイ・ロードナイト? 情報系のチーム所属じゃないのに変な情報網を……ってアビスそんなんばっかりですか(
ルナ:読んでみると意外と面白かもよイリナさん。 ハイリはよく耐えられるね?(
イオン:プロってすごいの(
イオン:ハイリ>春コミ合わせてメイド服バージョン出るから、よければ買ってね。ボクにいくらか入るんで(ハイライトの消えた目)
イリナ:好きな本図鑑なんだけど、大丈夫(
イリナ:@?が抜けた(
ルナ:きっと大売れだよ…(いたわるような視線)
図鑑かぁ…文字の本も読んでみよう、たまには(

風月@GM:ミク>私も春コミにはオオガワラの野望の公式外伝小説も出すから、ついでに買ってくれると嬉しいわね。仕事増やして生活を安定させませんと(
イオン:ハイリ>ミク、在庫ってここにあるの? いくつかイリナにあげてもいいんじゃないかな
ルナ:公式外伝なんですか(
イオン:ハイリ>しかしまあ。よもやそんな最初の頃からキリサキが一枚噛んでたとはね。まあ、でも、駆けつけたのが君でよかった。
イリナ:図鑑、大事だよ?(鞄から10冊位サバイバル図鑑が出てくる)
風月@GM:ミク>ええ、勝手に書いてたら中の人に公式でやらないかって言われてね
イオン:あのお嬢様ならいいかねないの(
ルナ:お嬢様ぁ……(
クロエ:そういえば、現存する魔人って、ああ、現在確認されている魔人ってハイリさんとアビスとゼアノートでしたっけ? 人造悪魔がカラーシリーズ。
風月@GM:ミク>在庫はあのあたり(南西方向の山)にあるからぜひ持って行って。ああでもあっち(南東方向の山)はダメよ、貴女にはまだ早いわ(
ルナ:そして図鑑は確かに実用書として大事だけど。娯楽本もあるんだよイリナさん(
ルナ:全年齢本だけもらっていきます(
イリナ:???
イオン:ハイリ>アキラも、成り方としては人工的な部類に入るね
クロエ:天然組は暴走の気配ないですね。ハイリさんなんか割としょっちゅう魔人化してるのに。
風月@GM:キリサキ>ソレイユ国内でしたからね、それにまだまだ悪魔の気配は誰より早く感知する自信があります
イオン:ハイリ>その辺は安定度の違いだと思うよ。ボクだって、一応やりすぎてるかなって時はセーブかけるけど、彼女たちはそのブレーキがボクやお父さんよりゆるいって感じ。
ルナ:そういうものなのかな…
イオン:ハイリ>さすがセラフ。……けど、そういえばボク、ミクがアビスに戻らないちゃんとした理由って知らないんだけど。
クロエ:アビスもうちょっとがんばらないと。
風月@GM:ミク>お父様は力を求めるあまりベリアルまで取り込んでますから、超能力者としての感知能力は若干鈍くなってるようですわ。自分自身に反応してしまうもの
クロエ:アビスなにやってんですか(
ルナ:えらいことやってる(
イオン:ハイリ>不安定さならカラーズの男兄弟笑えないからね、アキラは(
風月@GM:ミク>お父様に言わない理由は、あの子…… 今のレッドの居場所を奪わないためね。それと、そこのキリサキに殺されないためですわ
風月@GM:キリサキ>(にこにこ)
ルナ:笑顔のプレッシャーがすごい。
イオン:ハイリ>ああ……ああ…。確かに、それはそうだ。(キリサキの頬を伸ばす)
クロエ:まあ、そこは組織の長としては真っ当だと思います。
クロエ:たまにはちゃんとしないとね。月光も(
風月@GM:キリサキ>ほはははいほうんほほっ(頬ぐにーん)
イオン:ジャギが目をそらしそうなの(
ルナ:よかった、たまにはちゃんとしてて(
イリナ:月光ってちゃんとしてたんだ…(
イオン:ハイリ>(離す)
風月@GM:ミク>組織としてもそうだけど。それだけじゃないのよ、私はキリサキが死ぬ瞬間を見てしまったの
風月@GM:ミク>正確には、”死んでから消える瞬間”をね(薄っすらと笑みを浮かべ)
風月@GM:キリサキ>ミクさん、それは
ルナ:それはまた…結構マズいの見られた感じですか?
クロエ:そしてそれを私たちに知られると。ちゃんとしてくださいよ本部長、自分で言うのもなんですが私たちに情報握られたら場合によってはアビスに知られるより拙いですよ(
イリナ:えっと…それって
風月@GM:ミク>この男、キリサキは恐らく無限転生者よ。一度死ぬと肉体の状態が初めに戻る、或いは魂が。違うかしら(キリサキを流し見)
風月@GM:キリサキ>………
ルナ:………
イオン:ハイリ>キリサキ……。
イオン:ハイリ>(狭いスペースで器用に足を振り上げてキリサキの脛を蹴ったぐる)
風月@GM:ミク>この情報を一息で殺せない人間に拡散する。ようやく身の安全が少し担保できましたわね
クロエ:ミクさんあとでくすぐります。
クロエ:死ぬ寸前まで。
ルナ:だ、大丈夫ですよキリサキさん…転生とかそんな珍しいものじゃないですって…(目が泳いでいる)
風月@GM:ミク>ヤメテクダサイシンデシマイマス
クロエ:ダイジョーブ。生かすのはこっちもプロです。
風月@GM:キリサキ>いやいや割と珍しいですよ(
クロエ:生かすのがプロってことは死ぬ寸前がどれぐらいのものか把握してるってことです(
クロエ:任せろ。
ルナ:デスヨネ。…くっ、なんだろうこの同類に思わぬところで出会ってしまったいたたまれなさ…!
イオン:ハイリ>じゃ何か! あの時死んだのもどうせ後で生き返るしいいやフフーン程度のあれだったと!!
風月@GM:ミク>皆さんこの状況で上手く切り抜けるコツとかご存じないかしら(後ずさろうにも狭くてできなかった!)
クロエ:キリサキさんもいかがですか?(にこっ)
ルナ:ご存知だったら私も知りたいです(くすぐられる予定)
風月@GM:キリサキ>遠慮させてくださいお願いします(本部長魂の土下座)
クロエ:そうですか、承りました。キリサキさんもあとでくすぐります。
クロエ:死ぬ寸前まで。
風月@GM:キリサキ>Σヒドイッ
イオン:ハイリ>クロエ、ボクが許すので思い切りやって(
ルナ:本部長だろうと容赦はないね(
イリナ:いつも思うけど皆って遠慮がないよね(
クロエ:言っておきますが、逃げても無駄です。まあ、試してみてもいいですがね、この入り組んだデジマという街で私の眼から逃げられる自信があれば(
ルナ:遠慮したらやられるからじゃないかな…(
イオン:ハイリ>5000年分の恨みがあるんだよこっちには(
風月@GM:キリサキ>……ふぅ。仕方ありません、ハイリさんに心労をかけてしまったのも事実ですし、少しご説明しますね
風月@GM:キリサキ>端的に言えばおっしゃる通り、私は死亡すると転生します
風月@GM:キリサキ>ただすぐに復活できるわけではなく、時期はランダムです。ミクさんに殺されてから復活するまでは20年ほどかかりました
イリナ:ていうことは…一回死んじゃうと大変ってこと…?
ルナ:転生先を選べないのはネックですね
風月@GM:キリサキ>ええ。影武者のような人が居るには居ますが
ルナ:その影武者さんも大変だったでしょうね…(
イオン:ハイリ>いつ現れるかもわからない本体を待つしか無いんだもんね……。
風月@GM:キリサキ>少なくとも死んでも復活できるからいいやとはできないですね。大事な局面で自爆したりしたら、復活が100年後とかで取り返しがつかない、なんてことがありえます
イオン:それは大分まずいの。
風月@GM:キリサキ>もう一つ問題なのが、死に方が分からないということです。仮に53億年ほど生きながらえて地球の寿命が尽きてなお転生するとしたら…… これほど恐ろしいことはありません
風月@GM:キリサキ>故に私はその因果を断ち切ることを目標としています
ルナ:もう二度と転生しないようにする…ってことですか。
風月@GM:キリサキ>そうです。その手段の一つと考えているのが。九十九の鍵を集め、亀裂を塞ぐことです
イオン:ハイリ>亀裂を塞ぐのと、それに何の関係が?
風月@GM:キリサキ>恐らく私のこの因果は、天使によってもたらされたものだからです
イリナ:天使…
ルナ:今日びあまり聞かない言葉ですよね
風月@GM:キリサキ>ええ、語りませんでしたからね
風月@GM:キリサキ>ですがここまで来たら少しお話しましょう。私と月光の始まりを
イオン:ハイリ>……懐かしい話になるね。
風月@GM:キリサキ>ハイリさんには二番煎じになってしまいますが勘弁してくださいね
風月@GM:キリサキ>まず何から話すべきか……
ルナ:じゃあ、聞かせてもらいましょうか(姿勢を正して)
風月@GM:キリサキ>今からおよそ5000年前、世界に"孔"が開きました
風月@GM:キリサキ>"孔"は冥界と呼ばれる世界に繋がっていて、そこから"悪魔"と呼ばれる化け物が出現しました。彼らは人を堕落させ、その体を奪う…… 人類と悪魔との戦いはそこから始まりました
ルナ:ふむふむ・・・
風月@GM:キリサキ>その一番初め。最初の”孔”が発生した場所に。当時二十歳だった私と京子……婚約者です、は居合わせました
風月@GM:キリサキ>何気ない、買い物の帰りだったと思います
風月@GM:キリサキ>この"孔"から最初に現れたバケモノに、私たちは逃げるのも忘れて立ち尽くしました。そしてそのバケモノは高く嗤い、自らをサタンと名乗りました
風月@GM:キリサキ>今でいう魔王です
風月@GM:キリサキ>そして、それを追いかけるようにもう一体悪魔が現れました
イリナ:じゃあ、本当にたまたまだったんだ…
風月@GM:キリサキ>ええ、当時の私は本当にただの一般人でしたからね
風月@GM:キリサキ>そのもう一体は、熾天使(ミカエル)と名乗りました
イオン:悪魔なのに天使の名前なの。
風月@GM:キリサキ>ミカエルはサタンと戦い、サタンに敗れました。今思えば我々を庇っていたのだと思います
風月@GM:キリサキ>孔の向こう側から来たので悪魔と呼称しましたが、別の存在かもしれません。そのあたりは本物の悪魔に聞かないと分かりませんね
ルナ:まあ、人間からするとなかなか区別とかつかないよね。
風月@GM:キリサキ>サタンはミカエルの姿をあざ笑い、つまようじでも指すかのように私の胸を貫きました
風月@GM:キリサキ>そして震える京子の身体を奪い、何処へか消えました
風月@GM:キリサキ>京子の身体を奪い、去って行ったのです。(奥歯を噛みしめるようにそう吐き出すと、一拍置いてまた語り出す)
風月@GM:キリサキ>私は悔しさに濡れたまま、死ぬのだと思いました
風月@GM:キリサキ>そこに、ミカエルが手を差し伸べました。人を捨てても良いのであれば、この手を取れと
風月@GM:キリサキ>私は、手を取りました。そして代わりに、ミカエルは息絶えたのです
風月@GM:キリサキ>その時に得たのがこの天使の力、そして何度死んでも始まりのあの場所に戻る因果なのです
イオン:……5000年前って神代よりはもっと後の時代なのに。話がほぼ神話なの
ルナ:なるほど……まさに天授の力ってことですか
風月@GM:キリサキ>ええ、復活の因果は死んでから気付きましたが
イリナ:じゃあ、孔を塞げば役目が終わるってこと…?
イオン:ハイリ>そうして、キリサキはミカエルから継承した力…正確には天使の翼を使い、悪魔に対抗するためにある薬を作った。ほんと懐かしくなってきた。
イオン:ハイリ>ああ、でも確かに…亀裂を塞げば、因果を断ち切れる可能性があるっていうのはそういうこと?
風月@GM:キリサキ>そうです、ミカエルはサタンを倒そうとしていた。つまり亀裂の存在を否定していたように思います。なのでその目的を遂げれば因果から解放されるかもしれません
ルナ:すべてを終わらせ、元通りにすれば…ってことですか
イリナ:でも、亀裂を塞ぐってことは、九十九の鍵ってなくなっちゃうんだよね…
イオン:ハイリ>なるほどね。それは、試してみる価値はあるかも。
風月@GM:キリサキ>そういった意味では私は自分で九十九の鍵を集めなくても良い。誰かが鍵を集めて亀裂を塞ぎ、その願いを叶えてくれれば。私の目的は果たされる。なので皆さんが九十九の鍵を集めていたとしても敵対するわけではないのでご安心を
ルナ:それは一安心です。
風月@GM:キリサキ>あとハイリさん、すみませんでした!(がばっと土下座再び)
イオン:ハイリ>それは踏んでもいいという意思表示?(
風月@GM:キリサキ>どこなりとも!
ルナ:平謝りだ(
風月@GM:キリサキ>サタンを討滅した後、私は初めて死にました。火葬され、大々的に葬儀まで行ってもらったそうです
風月@GM:キリサキ>聞くところによれば少なからぬ人も泣かせてしまったとか
イオン:ハイリ>涙返せ(
ルナ:それは復活した時がいたたまれないですね…(
イオン:ハイリ>葬儀の席でキリサキの代わりに今だ混乱の続く世界を平和にするために頑張ろうねって言い合ったあの日を見せてやりたい(
風月@GM:キリサキ>その状態でどうしてもノコノコと実は生きてましたなんて言い出しに行けず大分報告が遅くなってしまいました。物凄くごめんなさい!(土下座継続)
イリナ:そんなことがあったんだね(