秋晴れである。
真っ青な空には濁り一つなく、先日の台風まつりが嘘のような久々の洗濯日和。ひんやりとした朝の風が心地よく、働き者の主婦たちが我先にと軒先に洗濯ものを並べていく。
嗚呼、こんな日は外でたき火でも囲みながらイモが食べたい。

風月@GM:@
……という、妄想をしながら皆は月光の寮に居た。正確にはその玄関。
仕事である。
現実は無情だ。

風月@GM:@
玄関先を見ると、そこにはよく分からないものがぎっしりと山のように積み上がっていた。魚の入ったクーラーボックスとか、使い古した中華鍋とか、レースの黒い下着とか、賞味期限が気合の肉まんの山とか、とか、とか、とか!
これを片づけるのが本日のお仕事。
あの悪魔の置き土産だが、報酬を受け取った以上は片付けるほかない。

風月@GM:@
最近は分別も厳しくなっており、捨てるにしても生ごみと資源ごみと燃えないゴミは分ける必要があるので面倒だ。おっとゴミ袋はどこだったか……

というところからスタートです。

イオン:めっちゃたくさんあるの…。
ルナ:これはひどいカオス…。
風月@GM:エイル>やはり気合があればいけるのでは……
ルナ:やめよう?(
イオン:@せっかくなんで拾ったロールついでに任意で1d100ひくとランダムでなんか出ます。便乗して表の利用を増やす(
風月@GM:……はい
ルナ:とにかく見てないで片付けないとね…
風月@GM:1d100 エイル>安全かつ平和な仕事なんですけど、なんとなくやるせないのは何ででしょうね。……ほっ(山から適当な何かを引っ張り上げ)
DiceBot : (1D100) → 99

イオン:ハイリ>結局マルコシアス、その台風の目の幼体とやらを返しに行ったきり戻ってこなかったんだってね…。
イオン:@99:ポックの卵
イオン:@(ごろん…とでかい卵が出てきた)
イリナ:飛んでっちゃったのかな…
イオン:有り得そうなの(
風月@GM:ワカメ>まぁそのうちハシヒメとかに返品されるんじゃないかな、海に飛ばされたら
ルナ:1d100 海はゴミ捨て場じゃないっすって言ってきそう(拾って分別しつつ)
DiceBot : (1D100) → 33

風月@GM:エイル>……牧場に提供しときましょう、うん
イオン:@33:金魚鉢(ピンポンパール2匹入り)
イオン:@何故か水が溢れてない。不思議!!
イリナ:これ、逆さにしても溢れないんじゃないかな(
ルナ:なんで割れてないんだろうこれ…(ひっくり返してみる)
風月@GM:ワカメ>技術力の無駄遣いを見た(
イオン:@鉢の中で水が上昇した。無重力っぽい
イオン:ハイリ>その鉢何でできてるの(
風月@GM:ワカメ>よく分からないけどうまくしたら高く売れそうだね(
イリナ:魔力が付与されてるのかな(マフラーばたばた)
ルナ:わかんない。月光に引き取ってもらおうかな(
ルナ:イリナさんのマフラーも相変わらずはためいてるし、ほんとどうなってるんだろうね(
イオン:ハイリ>まあ、あれでも一応ソロモンの悪魔だし、それの体内に取り込まれてたならある程度のびっくりも気にしないけど
イオン:ハイリ>にしても量があるなあ…これ一日で終る?
イリナ:スイパラの券…スイパラの券…
イリナ:1d100
DiceBot : (1D100) → 99

ルナ:ほんと一杯あるね…
風月@GM:ワカメ>終わらなかったら月光の他の面子も誘って残業だね(
風月@GM:@まさかのかぶり(
イオン:@わんもあ
イリナ:1d100
DiceBot : (1D100) → 38

イオン:@38:梅酒を漬けた瓶
イオン:@ほぼ掠れて読み取れないがラベルに2017って書いてある
イリナ:なんだろ、これ(とりあえず開ける)
イオン:年季入ってるってレベルじゃないの(
ルナ:なんでこんな歴史的遺産が…あ、開けて大丈夫?(
風月@GM:ワカメ>瘴気とか出て来ないよね(
イオン:@中からは普通にアルコールの匂いがする。飲めるようだ
イリナ:……ぅー…(揮発したアルコールにアテられて目がぐるぐるしてる)
ルナ:あらら。大丈夫?(イリナ支えて瓶を取り上げ)普通のお酒っぽいね。驚くことに(
風月@GM:ワカメ>今年の忘年会に取っておこうよ。そして罰ゲームで飲ませよう(瓶の蓋を渡しつつ)
イオン:ハイリ>その年月漬けられてたとなると、もはやネクタルとかそういうのになってそう
風月@GM:@皆がそうして謎の物体の処理に悪戦苦闘していると、ガタゴトと山の中から音が聞こえてくる
風月@GM:ワカメ>MP全快できそうだね(
ルナ:当たりたくないなぁ…っと、なんだろ?
ルナ:(耳を済ませる)
イリナ:マリー>なんでしょう?
風月@GM:@その音は山の中をかき分けるように移動していき、ふいにピョンと小さな何かが飛び出してイリナの肩に飛び乗った
風月@GM:???>ふぅー、死ぬかと思うたわ
ルナ:なになに?
イオン:それもゴミ?(
風月@GM:@こけしだ。こけしが喋ってる。最近の若い子はマンガとかでしか見たことがないような、時代物のオカッパデザインのあれだ
風月@GM:@こけしがイリナの肩の上で、やれやれ間一髪だったぜ、というジェスチャをしていた
イリナ:…ん?(キョトンとして自分の肩を見る)
ルナ:なにこのこけし。(
風月@GM:こけし>誰がゴミじゃっ!!(イリナの耳元で大音量が)
イオン:イリナの近くでうるさいの。(こけしにデコピン)
イリナ:きゃぁぁっ!?(反射的に投げ飛ばした)
風月@GM:こけし>ふぉぁっ!?(投げ飛ばされたこけし。激しく回転しながら例の酒瓶にすぽっとはまった)
ルナ:一体何なのこれ(つんつん)
イリナ:び、びっくりした…
風月@GM:こけし>……と、年寄は大事にせんか。あと突くでないわ
イオン:ハイリ>こけしに年齢ってあるんだ(
ルナ:え、ええと、失礼しました(指ひっこめ)
風月@GM:@触ってみた感触はいたって普通の何処にでもありそうな木の触感だ
風月@GM:こけし>これは依り代じゃ、本体は別にある
イオン:ハイリ>(酒瓶から引っこ抜く)変なもの流れてきたね。依代なら捨てても平気そうだけど(
風月@GM:こけし>ちょっとお主らに用があったんじゃが訳あって体が動かせんでの、失礼ながら依り代で失礼した次第。そうしたら謎の物体の山に押しつぶされてこのざまよ(
イオン:用?
イリナ:…誰?
ルナ:一体どのような?
風月@GM:こけし>こほん、まずはお初にお目にかかる。あたしは月光の内部監査委員をやっておるイブキと言うものじゃ。どうかよしなにの(ちょこんと礼をするこけし)
イオン:ないぶかんさいいん
ルナ:月光の……
風月@GM:こけし>要するに月光の風紀を取り締まる風紀委員みたいなもんじゃ
ルナ:どうしよう、やましいこと結構多くて落ち着かないんだけど私(
風月@GM:こけし>むかーし月光の上層部の連中が裏切って敵と内通していたことがあってな、そういうことへの対策としてキリサキ殿がそういう用意しておるんじゃ
風月@GM:こけし>……(間)……まぁ、まだ大丈夫じゃ
イオン:ハイリ>な、なるほど…
ルナ:間が怖いです(
イリナ:私は変なことしてないよ?(
風月@GM:こけし>お主たちは若干怪しい所もあるが役には立っておるからすぐどうこうしたりはせん、安心せい
風月@GM:こけし>今問題にしてるのはこの仕組みを作ったキリサキ殿の方でな
イオン:私たちは帰属意識が薄めで利益以外じゃ動かないから安心してほしいの(
イオン:ハイリ>うん? キリサキが?
ルナ:それは何よりです、っと…ふむ?
風月@GM:こけし>最近あたしらにだまってフラッ居なくなるのじゃ
風月@GM:こけし>プライベートなこともあろうしたまになら良いのじゃが、毎週の如くあってのう
ルナ:それはまた怪しい。
イオン:ハイリ>うーん、なるほど。昔にもあったなあ、死んだと見せかけてふらっと何年か居なくなったり(
風月@GM:こけし>下手したら国家元首並の影響力を持つ人間が護衛もつけずに居なくなるのは不味いのじゃ、対外的にもな。
おかげで最近は女ができただの秘密兵器を開発しているだの変な噂がSNSに拡散し始めて、火消しをするこっちの身にもなってほしいと…… まぁそれは良い、とにかく困っておるのじゃ

風月@GM:こけし>あたしらのように目的がバレてる人間が尾行してもすぐに撒かれてしまってな
ルナ:ちょっとした祭りになりそうですね( まあ、困るのはわかります。
イオン:ハイリ>元々立場に合わせた振る舞いしないからね。性格的なものもあるだろうけど。
風月@GM:こけし>そこでじゃ、どこに出没しても違和感のないお主たちにキリサキ殿行く先を突き止めて欲しいのじゃ
イオン:ハイリ>とはいっても、キリサキ今どこにいるの。本部じゃないの?
イリナ:キリサキさん、どんな顔だったっけ…?(
風月@GM:こけし>最近は異貌の動きも活発なのでの、隔週程度で東方を訪問しておるのじゃ。そして今日もデジマ支部に来る予定になっておる
イオン:ハイリ>なるほどね。それは都合がいい。
イオン:ハイリ>一応、月光トップのキリサキが何か怪しい動きをしているっていうならボクは動かざるをえないから手伝うけど、皆はどうする?
風月@GM:こけし>報酬は前金で100万は用意する、行く先を掴んだら追加であたしらへの命令権を1回分進呈するぞ
ルナ:まあ、事情は分かったし、変な依頼でもなさそうだし、私もいいよ。
そういえばイリナさんは会うの久しぶりだっけ?(

イリナ:一回…会ったような……(うろ覚え)
風月@GM:ワカメ>まぁ本人よりコンビーフの印象の方が強いしね(
イオン:虫も殺さぬ顔でえぐ目のドッキリを部下に仕掛けそうな顔してるからすぐにわかるの(
ルナ:そうか、コンビーフのせいで印象薄いのか(
イオン:ハイリ>場合によっては記憶の中で顔の部分がコンビーフ缶になってそうだね(
イリナ:今回は、みんなについていくね(
風月@GM:ワカメ>言われてみると顔が思い出せなくなってきた(
ルナ:せっかくだから記憶を更新してくといいよ(
風月@GM:こけし>どうせ出勤したらキリサキ殿の方から声をかけてくるじゃろ、これを機に本部長の顔ぐらい覚えてやってくれ(
イオン:ハイリ>新しいミッションが追加されたね(
風月@GM:こけし>それと…… ハイリよ、ちょっとこの身体の首を外してくれんか。回せば取れるでの
ルナ:何か入ってるのかな?
イオン:ハイリ>ん、こう?(こけしの首を掴んで回す)
風月@GM:こけし>(きゅぽっと頭が取れると、中から小型のボールペンが出てくる)
イオン:ボールペンなの。
風月@GM:こけし>ボールペン型の小型カメラじゃ、留め具の部分がレンズになっておって、上部をノックすると撮影できる
風月@GM:こけし>証拠と言っては聞こえが悪いかもしれんが、場合によってはキリサキ殿に気付かれずに撮影する必要もあるじゃろ。現場の記録はそいつで撮ってくれ
ルナ:なんだかスパイの秘密道具っぽいね。
イリナ:本格的だね
風月@GM:こけし>あとついでじゃ、何か面白い写真も撮ってくれれば買い取るぞ
風月@GM:こけし>年始発行の月光通信に掲載する記事も編集中でな、本部長に限らず面白い写真があれば大歓迎じゃ(
イオン:奥さんが捨てたはずのクラブのマッチを入手していてボコボコにされてるジャギの写真とかは?(
風月@GM:こけし>買おう(
ルナ:即買いだった(
イオン:後で送るの(
風月@GM:こけし>今日のキリサキ殿のスケジュールも調べておいたでの、これも使ってくれ
風月@GM:こけし>(筒の内側に張り付くように手帳サイズの紙が一枚入っている)
ルナ:どれどれ。(紙をのぞいてみる)
風月@GM:【スケジュール】

9:00  朝礼出席後、訓練視察。及び新兵器の性能実験
11:00 支部長会議「異貌軍動向について」
12:30 昼休み
13:30 TAMAMOコンサルティング役員と会談
15:00 デジマ孤児院訪問
18:00 直帰

連絡はこちらまで↓
ibuki@gekkou.co.jp

イオン:ハイリ>なるほど…それなりにみっちり詰まってるね
ルナ:忙しそうだね。
風月@GM:こけし>みっちり詰まってるのにフラッと居なくなられたときの絶望感はハンパないのじゃ( では皆、よろしく頼んだぞ
イリナ:これ、どうしよっか
ルナ:了解です。まあ頑張ってみます。
風月@GM:@こけしはただのこけしになったようだ
風月@GM:@
風月@GM:@さて区切りも良いのでこの辺りで切りましょう。お疲れ様でした