風月@GM:@
風月@GM:@
 カナの夢の中を覗き込んだ一行は、目が覚めるように現実へと戻っていた。どうやら戻るのは一瞬らしい。
 現実ではカナとトンビは石板の上でまだ爆睡中である、逞しい。

風月@GM:@「さて、練習も済みましたので、次はルナちゃんの番ね」
ルナ:(すごく鬱い顔)
風月@GM:@
 ペンタ君枕で横になっているルナに向かって手をワキワキとさせているロゼ。顔が完全に悪い魔法使いのそれである。
 果たしてルナは無事で済むのだろうか、答えは夢の中に……

風月@GM:@
風月@GM:@というところからスタートです
ルナ:(どうしよう逃げたい)
風月@GM:ロゼ>(ごすっ)
ワカメ>う¨っ

ルナ:かはっ(ばたり)
風月@GM:ロゼ>2人ともとても寝つきが良くて助かるわ(
イリナ:それって気絶…(
ルナ:(よく眠って?いるようだ…)
風月@GM:ロゼ>結果が同じならば問題ないわ(
風月@GM:ロゼ>今回はルナちゃんの記憶をベースにしましょう。内容は…… そうですね、学芸会の時のもので
イオン:さすがこの二人が恐れるだけはあるの(
風月@GM:ロゼ>それではお楽し…… コホン、魔術の進歩のための実験を始めます
ルナ:やっぱり楽しんでる…zzz…(寝言)
風月@GM:ロゼ>(よく眠って?いるルナの額に人差し指をあて)……おーーっほっほっほっほ!(やはり笑い声をトリガーに、人差し指から虹色の光がフラッシュのように一瞬で広がり、皆の視界が暗転する)
風月@GM:@上も下もない宇宙空間をさまようような、それでいて何かに包まれているかのような、妙に安心する感覚。
風月@GM:@2回目のそれを潜り抜けると、次第に人々のざわめきの様なものが聞こえてくる
風月@GM:@
風月@GM:@「うちの子は小人Bですって」「あの魔女役の子気合入ってるなー」「白雪姫の子可愛いね」などなど……
風月@GM:@それは意図的に声を抑えた囁き声
風月@GM:@視界は暗い。その中にテレビをつけたかのように、四角い明かりがぼんやりと見えてくる
風月@GM:@どうやら、何かの舞台のようだ。先のロゼのセリフから学芸会の出し物か何かだろう。そうなると皆のいる場所は体育館に作られた観客席と言ったところか
風月@GM:@目が慣れてくると、板張りの床の上にパイプ椅子が並べられ、皆はその一角に座っているようだ
イリナ:学芸会って…ルナさん何歳なんだろ?
風月@GM:@壇上の子供たちを見る限り、小学校の低学年あたりのように見える
ルナ:子供ルナ>(壇上で白雪姫の格好してる。うっすら顔が赤い)
イオン:おおー、あれルナ? 小さいの。
イリナ:主役みたいだね、いいなぁ
風月@GM:老人>るなぁぁぁぁ、今日もめんこいぞぉぉぉぉ!
ルナ:子供ルナ>(客席側を見ないようにしつつ、かぁぁぁ、とさらに顔が赤くなる/ぁ)
風月@GM:@皆の隣にはかなりの声量で応援?を飛ばしている老人がおり、その後ろになぜか黒スーツの一行が立っている
イオン:ハイリ>わかりやすいね(
風月@GM:@因みに劇は中盤へと差し掛かり、魔女が毒リンゴを手に登場しているようだ
ルナ:子供ルナ>あら、こんにちは…(劇に集中することにして、魔女に挨拶する白雪姫)
風月@GM:若ワカメ>爺さん、もっと静かにしないか! 僕まで恥ずかしいだろっ(隣にいるワカメは10代のようだ。うねうね髪ももみあげ程度の長さで印象も若々しい)
風月@GM:魔女(役の女の子)>お嬢さんや、こんにちは
風月@GM:魔女(役の女の子)>あたしゃ、美味しい美味しいリンゴを売っているんだがね、ここに美しい白雪姫がいると聞いて、ただでリンゴをあげようと思ったのさ
子供ルナ:まあ、それは素敵。でも本当にもらっていいのかしら?(姫らしく優雅に微笑みつつ、早く終わってほしそう/ぁ)
イオン:地味にやる気を感じさせないの(
風月@GM:シーヴァー>なにぃ! 食べてはいかんぞルナァァァ!
若ワカメ>爺さんあれはだから劇だってっ!

風月@GM:シーヴァー>お、おう、そうであったわ。いや迫真の演技過ぎてついの。隣の君たち、君たちもそう思うだろう?(老人は絡みモードに入った!)
イリナ:あぁ、あれがルナさんの…(哀れみの視線)
風月@GM:魔女(役の女の子)>構わないさ! ほら、ごらん、美味しい美味しいリンゴだよ。食べたくないのかい?
イオン:ハイリ>そりゃはよ終われって思うわこれ(
子供ルナ:うぅん…ほんとうに美味しそうだわ。それじゃあ、いただくわね(そっとリンゴに手を伸ばす)
風月@GM:シーヴァー>ほほぅ、ルナを知っているのかね。ご学友かな? 儂はルナの保護者でしがない政治家の爺なんだがね。それより見たかねあの縁起、美しくも可憐で実に引き込まれる。そう思うじゃろ、な?(爺はイリナに絡みだした!)
風月@GM:@ミス 縁起→演技
風月@GM:魔女(役の女の子)>そうさ、一口齧ってごらん。びっくりして倒れてしまうぐらい美味しいリンゴだよ……(悪い感じに笑う女の子)
子供ルナ:ありがとう。それじゃあ、いただきます……(さくり、とリンゴを一かじりする演技)……う、ううっ……?!(そしてぽろりとリンゴを取り落とし、胸に手を当ててぱたりと倒れこむ)
風月@GM:ロゼ>夢の登場人物だけど、こちらにも干渉できるのね。中々興味深いわ(イリナに絡むシーヴァーと微妙に距離を取りつつ観察)
イリナ:え、え? これって過去の記憶じゃ…(
イオン:イリナ、当て身でも食らわせるといいの(
イリナ:こ、こわいおじいさん!(裁縫箱フルスイング)
風月@GM:シーヴァー>ほぶっ!?(芯でとらえてかっ飛ばされるシーヴァー、錐もみ回転でワカメに突っ込み、黒服たちにスマートに回収されている)
子供ルナ:(倒れたままおじいちゃんが静かになってほっとしている/ぁ)
風月@GM:ロゼ>あくまで過去の記憶をもとにした夢ですから。夢の内容は変えられるということね
風月@GM:魔女(役の女の子)>きっひひ!やった、やった! ついにやったわ!! 愚かな 小娘、よくも私をこけにしてくれたこと! でももうお前はいない、死んだ!死んだ! これで私が、この国で、い・ち・ば・ん、美しい女だわぁ! あーっ はっはっはっはっはっは!!(この女の子もノリノリである)
イオン:ハイリ>漸く静かになったね(
イリナ:これならルナさんも楽しんで演技できるかな
風月@GM:ナレーター(役の男の子)>可哀想な白雪姫は、ついに…… これ何て読むの?  
 き、キサキに殺されてしましましたぁ!
 仕事から帰ってきた小人達はぁ! 何とか白雪姫を生き返らせようと頑張りましたがぁ! 白雪姫は目をっ、開きませんでした! 
 白雪姫は、もう死んでしまったのでーす!

子供ルナ:(眠るように倒れている)
風月@GM:ワカメ>(このころは回復力がないので黒服たちに肩を借りて立ち上がり)し、死ぬかと思った。まぁいい、誰だか知らないけどぐっじょぶ
風月@GM:ナレーター(役の男の子)>可哀想な白雪姫…… その時です! 隣の国の王子様がぁ! ちょうど森を通りかかりましたぁ!
イリナ:…実況みたいになってるね(
風月@GM:エイル>なんとなく何を参考にしたか分かりますね(
風月@GM:王子(役の男の子)>(白馬の絵が描かれた段ボールを自分で持ちながら登場。 シュールだけと子供ながら中々に甘いマスクのブロンドヘアーボーイだ)おや、小人達、こんなところでどうしているんだい? ……おや? これは美しいお嬢 さんだこと! 眠っているのかい? (馬ぽいっ、ルナに駆け寄る)
風月@GM:小人(役の男の子)>王子様、どうか聞いてください。この美しいお嬢さん、白雪姫は、もう死んでしまっているんです!
子供ルナ:(棺の中で眠っている演技)
イオン:このクラスの演技力なかなかすごいの(
風月@GM:シーヴァー>ぅ、うーん…… はっ、儂はなにを?
黒服>お嬢様の演劇の観覧にございます
シーヴァー>おおそうであった。……ん、なんじゃあの小僧は、これ近いぞっ、近いぞ小僧っ!

子供ルナ:(おじいちゃん静かにしてて、と心の中で思ってる/ぁ)
風月@GM:王子(役の男の子)>そんな、まさか! 嘘だろう……(ゆっくりと横たわるルナの傍で跪き、顔を近づけていく)
子供ルナ:(目を閉じたままちょっと恥ずかしそう)
イリナ:マリー>小僧じゃないです、イリナです(しれっと横に座っていたマリーが怒って、シーヴァーの頭を咥えて投げた/ぁ)
風月@GM:シーヴァー>うをぉぉぉっ!?(弧を描いて飛んで行く)
風月@GM:王子>ああ、白雪姫。どうか目覚めてくれないか(勿論近づくだけでキスの演技)
風月@GM:シーヴァー>くわっっっ(そして空中でビガァァッと輝く爺の相貌)
子供ルナ:う、うぅん……(うっすらと目を開ける演技)
風月@GM:シーヴァー>な、ななななっ!! いっかぁぁぁぁっ!!(空中でシーヴァーの背後に召喚陣が現れたかと思うと、一瞬にしてルナの目の前に出現し立ちはだかる爺。鼻息が荒い)
子供ルナ:?!(
風月@GM:シーヴァー>そこの貴様っ、儂に挨拶もなくルナに手を出すとは良い度胸じゃ! いいかルナが欲しければ寝込みを襲うなどせず儂を倒して屍を超えていけぇぇい!!
風月@GM:王子(役の男の子)>え、えええっ!?
イオン:ハイリ>ロゼ、いっていいかな(親指を下に下げるジェスチャー)
風月@GM:ロゼ>遠慮なくお願いします。夢ですので
子供ルナ:(ど、どうすればいいのおじいちゃんやめて、って感じで硬直してる)
イリナ:ルナさんを助けてあげて…(
風月@GM:若ワカメ>あ、まずい。えーっと……(周囲を見渡し皆を見つけると) き、君たちっ! あの爺を止めてくれないか! 大丈夫、やっちゃっても良いから! なんか君たち強そうだしいけるだろ!
イオン:ハイリ>(近くにあった誰も座ってないパイプ椅子を畳んで構えてシーヴァーの頭部めがけてナイッシュー)
風月@GM:舞台上の子供たち>(こ、この空気どうしたらいいのって感じで固まっている)
風月@GM:シーヴァー>良いかっ、儂の目が黒いうちは若造の好きにはさせんぞ! 大体今の世は乱れすぎなのだ! 健全な付き合いとして挨拶からうぼごっ!!!?(後頭部にパイプ椅子がスコーンとヒットし、スッポーンと入れ歯を吹っ飛ばしながら前のめりに飛んで行く)
子供ルナ:あっ(思わず声が)
イリナ:(何も言わずにシーヴァーの口を縫い合わせる)
風月@GM:シーヴァー>(舞台裏まで吹っ飛ばされ、口を塞がれ詠唱のできないただの爺に成り果てて子供たちに取り押さえられている)
イオン:とんでもない爺なの(
風月@GM:ナレーター(役の男の子)>わ、悪い魔法使いは王子によって倒されましたぁ!!
風月@GM:王子>よく分からないけど正義は勝つっ! 大丈夫だったかい、白雪姫
子供ルナ:だ、大丈夫です。ありがとうございました王子様…(乗っかった)
イリナ:…そっか、魔法使いは口を縫うといいんだね(いいこと覚えたって顔)
風月@GM:小人(役の男の子)>白雪姫が、白雪姫が生き返った! 王子のキスと悪の魔法使いが死んだことで、毒リンゴの呪いが解けたんだ!
イオン:ハイリ>あながち間違ってない流れではあるね(
風月@GM:王子(役の男の子)>あぁ、白雪姫、僕は隣の国の王子さ。どうか、僕と結婚して欲しい!
子供ルナ:ああ、嬉しいですわ王子、喜んで!(どうにか話を纏めたくて必死)
風月@GM:ナレーター(役の男の子)>王子様のキスによって生き返った白雪姫はぁ! そうして、二人でいつまでも仲良く、暮しましたぁ!
風月@GM:@エンディングの曲が流れると同時に大急ぎで幕が下りていく(
イオン:巻き進行なの(
イリナ:これ、ほんとはどうなったのかな(
風月@GM:@そして舞台袖に向かった黒服たちがスマートに爺の両脇を抱えて回収していった
風月@GM:ロゼ>あとでルナちゃんに直接聞いてみると良いですよ。きっと面白いですから(
イオン:ハイリ>ボクやイリナの妨害がなかったことを考えるにまあ予想はつくね(
子供ルナ:(幕の向こうですごく疲れた顔をしてる)
風月@GM:さて、ルナちゃんの可愛い姿も拝めましたし、この辺りで失礼しましょうか。この魔法、色々と応用が利きそうですし持ち帰って研究しないと(
風月@GM:@ミス ロゼ
イオン:天才に持たせちゃまずい技術な気もするの(
風月@GM:ふふふ、次はだれに協力してもらおうかしら……(すごく悪い顔)
イオン:ハイリ>怖い…(
風月@GM:@ロゼが指を鳴らすと、やはり視界は瞬く間に元の校舎裏に戻る。接続を切るのは簡単なようだ。
 そして横たわるルナの表情は実に寝苦しそうである(

子供ルナ:(ぐったり)
イリナ:だ、だいじょうぶ?
ルナ:(なにか悪い夢を見たような寝顔である/ぁ)
風月@GM:エイル>あのまま課題をこなすのとどっちが楽だったのか…… 何にせよルナはお疲れ様ですね
風月@GM:ロゼ>ふふふ、今度はご褒美に良い夢が見られる魔法でも考えてみようかしら。その時までにルナちゃんがどんな対抗魔術を考えてくるか楽しみだわ
風月@GM:@この先生は実に業が深そうだ
風月@GM:@
風月@GM:@というところで切りが良いので終わりにしましょうか。お疲れ様でしたー
ルナ:@お疲れ様でしたー