GMおると:  
GMおると:@——開拓民族長、ユカ=ホウジョウより。緊急の依頼あり。
GMおると:@地獄の階梯審査を乗り越え、その後はわりとまったりしていた一行にそんな一報が届く。
GMおると:@連絡を受けて呼び出されたのはデジマのとある和風のお屋敷。武家屋敷じみたかなりのデカさだがユカの別荘らしい。
GMおると:@そこで一行を待っていたのは、依頼人たるユカ=ホウジョウと……
GMおると:「やーやー皆さん、お久しぶりっすねぇ」
@濡れた着物姿をしたしどけない格好の美女。"制海"ハシヒメが、なぜかいた。

GMおると:@ここからRP開始です
エイル:ワカメ>(顔ぶれを見て生暖かい笑みを浮かべ、回れ右をし始める)
GMおると:ユカ>逃げるな。いえ、逃げないでください(笑顔)
イリナ:ハシヒメさん!(すっかり懐いたのか嬉しそうにハシヒメに駆け寄る)
GMおると:ハシヒメ>はぁいイリナさん、お久しぶりっすねぇ(笑顔でイリナの頭をなでようとする)
イオン:今日はどんな面倒事なのー?(
エイル:ワカメ>たまには逃げたって良いと思うんだ(エイルに引き摺られながら)
GMおると:ユカ>すでにお察しのとおり、海異貌がらみの面倒事です。
イリナ:えへへー…(撫でられてご満悦)
エイル:ワカメ>やっぱり(
イリナ:マリー>荒事ですか?
GMおると:ハシヒメ>まず荒事になるっすねぇ。あ、今回の依頼は人間側代表でユカ、異貌側代表でうちの連名っすよ。限りなく前代未聞。
エイル:ワカメ>前代未聞過ぎてどこから突っ込んでいいのか分からないよ(
GMおると:ユカ>まあ割と、しくじると海異貌と人類の全面戦争になりかねない案件ではありますので。残念なことに阻止しなくてはなりません。
イリナ:えっ
イオン:なんでそんなの私たちに任せるの(
エイル:ワカメ>そういうのは荒事大好きそうな13階梯の人とかに言ってよ(
GMおると:ハシヒメ>あんたらだからっすよ。むしろあんたらにしか任せられないというか。
ユカ>陸でも厄介ごとが山積みな今、海とまで本気で事を構えてる余裕はありません。ので、否が応でも引き受けてもらいます。

イオン:報酬はずんでくれるなら考えるの。あと内容。
GMおると:ユカ>報酬のほうは無論、十分な額を。
ハシヒメ>内容についてはうちから説明するっすよー。皆さんはうちがどういう異貌で、どういうスタンスで陸の異貌や人間たちとやってるか、知ってるっすよね?

エイル:ワカメ>知ってるけどイリナにも分かるように簡単に説明があると良いと思うよ(
イリナ:えっと…えっと…?(頭の上に?マーク)
イオン:おさらい的な意味がいるの(
GMおると:ハシヒメ>そいじゃ簡単に。うちは海に棲む異貌連中の総元締めとして、陸の争い とはつかず離れずの距離を保つスタンスでやっているっす。陸の同族への義理立てとして戦いにも参加しますが、裏じゃあ"港町"っつー拠点も作って、人間と も非公式に繋がりを持ってる。悪い言い方をすりゃあ、コウモリっすね。
GMおると:ハシヒメ>皆さんにも前に港町に何度か着たことがあるっすよね。あんな感じでなあなあで楽しくやるのがうちの理想っす。
イオン:ハイリ>まぁ異貌の中でも相当な変わり者だと思ってくれればいいじゃないかな?
イリナ:うん、私もああいう風に異貌のみんなと仲良く出来たらなって思う
GMおると:ハシヒメ>そうっすね、そのとおりっす。ですがまー、海異貌の誰もがうちみたいな変わり者に賛同してるわけでも、みんなと仲良くしたがってるわけでもないわけでしてー……
GMおると:ハシヒメ>その中でもとびっきりの跳ねっかえりが一人。出奔して陸でヤバいことを企んでるようでして。
イオン:そいつはハシヒメより面倒なやつ?( あと味は?(
エイル:ワカメ>美味しかったらどうするるつもりなんだ(
GMおると:ハシヒメ>うちよりは弱いっすよ。少なくとも海じゃ。味は…クロマグロっすかね(
エイル:ワカメ>すぐに連れ戻さないのは理由がありそうだけど、何を企んでるんだい?
GMおると:ハシヒメ>うちが動きを察したときにはもう、ヤツが人類領域に潜り込んでやがったからっすからね。あの野郎、前々から計画を練っていたようで。
ユカ>そして、その異貌の計画とは、我々が所有するとある九十九の鍵を奪取することにあるようです。

イリナ:何を盗むつもりなの?
GMおると:ユカ>その鍵の名は『偉大なる者』
ハシヒメ>全長399.7feetにもなる巨大なクジラ……を模した、水空万能の巨大戦艦っす。

イリナ:…………待って、そんなのあるの?(
エイル:ワカメ>鍵って割と何でもありだからね(
エイル:ワカメ>水陸両用の巨大戦艦かぁ、ロマンだねぇ(乗り物と聞いてちょっと興味が出てきた)
イオン:ハイリ>なるほど、それは奪われちゃまずそうだね。
GMおると:ハシヒメ>こいつは昔、うちら海異貌が所有する鍵だったんすけどね。これまた昔の人間との大海戦で大破し、失われたってこっちで記録されてた伝説の艦だったんすけど……
ユカ>実際には、大破していたところを当時の開拓民が発見、拿捕し、今日まで密かに継承していました。

イリナ:マリー>もし奪われたら、途方もない被害が出そうですね…
エイル:ワカメ>そうだね、波動○砲はヤバイね(
GMおると:ユカ>はい。記録にある戦果だけでも『偉大なる者』の戦闘能力はすさまじいものです
ハシヒメ>おまけにあの艦は、うちら海異貌からすりゃヤマトみたいな伝説なんっすよ。そいつを手に入れれば、海異貌からの支持を一気に集められることは間違いないっす。

イオン:ハイリ>いざとなったらステフを海に向かわせてもおもしろそ…じゃない有効かもだけど(
GMおると:ユカ>厄介なことに『偉大なる者』は行動不能となる損壊を受けた際、休眠状態に移行して自己修復する機能も備わっていまして。長い年月がたった今、艦の修復は7割がたまで完了しています。
GMおると:ハシヒメ>その最悪大怪獣バトルを避けるための依頼なんっすよー(
イリナ:じゃあ、その人の手に渡る前になんとかしないと、またその船が暴れだすってこと?
GMおると:ハシヒメ>はい。ですが、ヤツがもう人類領域に入っている以上、うちらから大っぴらに追手を出すことはできません。人類にケンカ売ってるのと見た目変わりませんで。
エイル:ワカメ>なるほど、人間側が持ってる限り制空が居るせいで戦争には使えないけど、異貌側に渡ると大戦争になるってことか
GMおると:ユカ>いざというときの切り札くらいには思って確保していたんですけどね…まったくどこから情報が漏れたやら。
イオン:それは確かにヤバそうなの。そうでなくても他の異貌勢が動いてるって時に面倒事が増えちゃ私達の仕事が更に増えるの。
エイル:ワカメ>事情は分かったよ。それで、その迷惑極まりない計画を立てた異貌はどんなやつなんだい?
イオン:クロマグロなら一口食べてもいい?(
イリナ:私、ハシヒメさんからの依頼じゃなかったら帰ってたかもしれない(
GMおると:ハシヒメ>さらに面倒くさいことを付け加えるなら、今回の計画の首謀者——クロギリって言うんですがね。そいつぁ海異貌の中でもそこそこの顔役でして、反主流派の首魁ってところっすかね。あれで海異貌の中じゃなかなか人望があるんです。
GMおると:ハシヒメ>そいつが「海異貌のため」に行動を起こした結果、人間に討ち取られたとあっちゃ…まぁ燃えますな、そりゃあ。ヤツの舎弟どもは。海異貌の中での反人類感情が一気に燃え上がります。
イオン:ハイリ>ああ…それで…。
GMおると:ユカ>はい。だからあなた方に動いてもらうのです。
ハシヒメ>あんたたちはいちおう人間側ですが、同時にうちとも浅からぬ仲にあるどっちつかずの集団。異貌側とも人間側とも言い切れないあんたらがヤツを倒すのが、一番「角の立たない」選択肢なんっすよ。

イオン:こういう時人間がいないと使われやすいって今学んだの(
イリナ:マリー>それで、私達が指名された、と
エイル:ワカメ>普通にスルーされたけど僕は純度100%国産の人間だからなっ
GMおると:ハシヒメ>めんどくせぇ経緯ではありますが、そういうことっす。受けてもらえるっすかね?
イオン:マグロ食べていいなら(
イリナ:嫌だけど、港町に行けなくなる方が嫌だから…私頑張るよ
GMおると:ハシヒメ>煮るなり焼くなり好きにしちゃってください、あんちくしょう。
エイル:分かりました、食のた…… 平和のためとあれば仕方ありません
イオン:ワカメー、タルタルソースと揚げ油用意しておいてなの(
イリナ:揚げるんだね(
GMおると:ハシヒメ>揚がったらあとでウチにも一口くださいっす。依頼完了まではここにいるんで。
イオン:任せてほしいの(
GMおると:ハシヒメ>なお皆さんが依頼に万が一失敗した場合、うちが揚がることになるっす(
イリナ:それは嫌(
イオン:腕一本くらいなら味見してみたいの(
GMおると:ハシヒメ>今回の件はうちの管理不行き届きというか、落ち度っすからねー。うちがここまで来たのはケジメのためでもあるっす。
ユカ>急いで別荘ひとつを対ハシヒメ専用監獄結界に作り変える羽目になりましたよ、まったく。

GMおると:ハシヒメ>今ならだいぶ弱体化してるんで、皆さんなら勝てるかもしれないっすよ。やります?勝ったら腕くらいあげるっすけど。
エイル:ワカメ>依頼が始まる前に死亡フラグ立てるのは止めてくれるかな(
イオン:さすがにタダ食いは良くないから後ででいいの(
イオン:それで、私たちはこれからどこ行けばいいのー?
イリナ:やだ(ハシヒメにしがみつく)
GMおると:ハシヒメ>はいはい、りょーかいっすよ(イリナなでなでしつつ)
ユカ>皆さんに向かってもらうのは開拓民が所有する秘密地下ドック。そこに自己修復中の『偉大なる者』が眠っています。

GMおると:ユカ>向こうの計画の予定時刻にあわせて、そこの警備をわざと手薄にします。皆さんは目標が乗り込んできたところを倒してください
エイル:待ち伏せ、ということですか?
エイル:なるほど
エイル:ワカメ>相手の弱点とかないのかい? 乾燥に弱いとかさ
イリナ:マリー>先にも後にも保険は無しですか。責任重大ですね…
イオン:マグロなら動きをとめた瞬間死にそうなものなの(
GMおると:ハシヒメ>クロギリはっすねー、陸海両方に適応した異貌でして。まあだからこそ陸の争いに興味津々でうちのやり方が気に入らないんでしょうけど。スタイルはスピード型の肉体派で、特殊能力とかはあんまり無いっすねー
GMおると:ユカ>あなたたちが敗北すれば最悪、『偉大なる者』を自爆させてでも止めますが。後処理が面倒臭いので負けないでほしいですね。
エイル:エイル>私たちとしても自爆したくないので頑張ります(
イオン:スピード勝負なら頑張らないとなの。
イリナ:そういうのって、私の足止めが効きにくいから苦手なんだけど…自爆はやだなぁ…
GMおると:ハシヒメ>だいじょうぶっすよ。うちは皆さんのこと信じてるっすから。海異貌と人類の平和と、あとちょっとだけうちのために頑張ってほしいっす。
イオン:海の異貌食べたらすこし能力上がるかな(
エイル:ワカメ>クロマグロっぽくなるんじゃないかな
イオン:マグロくらいの速度で泳げるかな。
GMおると:ハシヒメ>なったら競泳するっすか?
エイル:ワカメ>よく考えるんだ。そんな能力身につけたら海の依頼が増える(
イオン:それも困りものなの(
イオン:まぁ表面がメタリックになるくらいでいいの(
GMおると:ハシヒメ>硬そうっすね。
エイル:紫外線対策に良さそうですね(
GMおると:ユカ>では、英気を養うためにも、今日の食事は海鮮にしましょうか。折角ですから、皆さんもご馳走になっていってください。
イリナ:甘いものは出る?(
GMおると:ユカ>羊羹やあんみつでよければ。
イオン:エビフライある?(
イリナ:大好き!(
GMおると:ユカ>お好きならよかった。お作りしますよ、エビフライも。
ハシヒメ>たっぷり食ってってくださいっす。うちの家じゃないっすけど。(

エイル:これは本気を出さざるをえませんね(
イオン:腕とお腹がなるの(
イリナ:お鍋で下さい(
GMおると:ユカ>今日は賑やかな食卓になりそうですね。
ハシヒメ>そんじゃま、よろしく頼むっすよ、皆さん。

GMおると:@