黒斗GM:@
——森への被害は無視で。人員被害は削減したいし。人狼みたいな化物が大勢居るんだ、いいだろ。じゃ、殲滅しよか——

黒斗GM:@
ヴェアヴォルフは、ハザード軍だ。

外敵から国民の命と財産を守る義務があり、で、あるならばその活動に最も必要たる森を守るのも主任務の一つ。

だが、敵は強大極まる化物の一種『人狼』であり、森を気にしていては部隊の損耗を免れず、部隊員もまた国民として位置づけられるのだから、国民と森とを秤にかければ当然前者である。と、小難しいことを言うなら大体こういう判断であるらしい。

黒斗GM:@
いいのかソレ? コジツケにもほどがあるんじゃない?

と、思わんでもないが。相手は部隊を任せられる隊長殿である、クロエスジル中佐であるからには文句言うなら大佐あたりを連れてこなければいけないが残念な がら居ない。というか〝炎竜〟に文句言えるのは補給部隊のおばちゃんとグラン少将ぐらいのもんだが生憎とどちらも不在。残念、作戦続行である。

黒斗GM:@
とはいえ、相対する人狼側もこれには驚いた事だろう。
ヴェアヴォルフの戦力を測る為、罠などを潰す為でもあり、月が顔を出すまでの時間稼ぎのつもりの捨て駒斥候部隊は結構良い手であった。

一人か二人ぐらい戻ってこればそれで戦力の度合いが知れるし、
戻って来なくても罠は粗方潰せるだろうし時間稼ぎにもなる、
巧くいけばちょっとぐらいは損耗させられるかもしれない、
そういう良い一手。

結果は、誰一人戻ってこないどころか全員一瞬で溶かされてしまって、罠は多少潰せたのだが時間稼ぎにもならなかった。挙句に、信号代わりの遠吠えで本陣の 位置がバレて、全戦力ぶっ込んでくるから急いで迎撃体制不十分かつ月が出てないので調子不足のまま迎撃しなくてはならなくなった。しかし、判断を甘いと責 めてはいけない。ジルの戦力が、かつ、決断の大胆さと速さが、おかしいだけだ。

黒斗GM:@
さて、そんなわけで、おかしい戦力が率いる『人狼部隊』。これに混じって行軍するメンバーご一行。しばらくは、走る以外にやることがない。

黒斗GM:@
現代の〝剣鬼〟テッサ・ミサキの、ご先達。300年前の〝剣鬼〟カイリ・ノーディ。現代の〝灼熱の揺り籠〟こと、当時の〝炎竜ジル〟——

この二人が先陣を駆る。

黒斗GM:@
嘆息すら出る光景がそこに広がるのだ。暗がりに身を潜めて、野生動物顔負けに気配を消しきった人狼達が飛びできても、一瞥すらしてもらえない。刀身のまさ しく一閃で、断たれ。あるいは、ミサイルのような蹴りが穿たれ。木っ端微塵に、真っ二つになったあとで、キレイな真っ白な灰と化すまで焼かれて散る。

黒斗GM:@
罠は、皆もよく知るクロエが。他にも、現代ではジルが使っていたのだが、この時代では別の者が手にする黒銀の杭、無限増殖という性能を備えた〝九十九の 鍵〟を携えた女性の投擲で人狼側が備えた罠は次から次へと潰される。何処かにマッピングの超能力者が居るらしく、逐一、森の構造や何処で誰が接敵し掃滅し たかなどの情報がリアルタイムで部隊員全員の頭に送られてきて、挟撃や撃ち漏らしも難なく防ぐ。正直、攻められる側からすれば悪夢のような光景が広がって いる。

黒斗GM:@
その味方側にとっては頼もし過ぎる、敵側にとっては悪夢の行軍もいずれ目的地へと到達して終わる。元々の空き地でなく拠点にするために均したのだろう、真 新しい掘り抜きや埋め立ての跡が残るそこには、ズラりと並ぶ人狼の群れ。斥候部隊といい、待ち伏せ部隊といい、人狼部隊およびメンバーもわかっていたこと だがやはり30ではきかない。

というか此処に居るのが30匹だ。

黒斗GM:@
その、一番奥。目に爛々とした、何か、生存だとか繁栄だとかそういった本能が灯すものではなくて。生存や繁栄だとかを蔑ろにしても、本能さえ押しのけて尚 果たしたい目的があるのだと知れるほどに、信念と……狂気に彩られた瞳をした人狼がいた。ソイツは、やはり、人狼部隊の面々を見渡し。皆を見渡し。ルナを 見て、固まった。

黒斗GM:@
彼、あるいは、彼女からしてみれば致し方のないことだ。

居るはずのない目的が、居るのだから。しかしそれは、致命的なミス——

黒斗GM:@
トップギア。弾丸でも通り抜けたのかというほどの衝撃を撒き散らしながら人狼の群れを吹き飛ばし、〝統率者〟の胸を手刀で深々と貫く、〝炎竜〟。とはいえ さすがにモノが違うのは〝統率者〟、心臓を貫かれて、流石にダメージはあるものの絶命には程遠い。直ぐ様反撃の体勢を整えようとしたところで、ジルの手刀 を引き抜き様の横蹴りで木々を投げ倒し、吹っ飛んでいった。モノが違うのは此方も同じ。さて——

黒斗GM:ジル>中々頑丈なやつだ。今までのは一発で死ぬか砕け散るか、だったが。まだ、生きてるな。あれは、俺が貰おうか。そっちは任せる。
黒斗GM:@何が起こったのかと、人狼の目をもってしても解らぬ者は多い。今の遣り取りも、 メンバーでうっすらとなら兎も角まともに捉えられたのはイオン位。それぐらいの一瞬の攻防、余韻の混乱の最中にメンバーに、部隊各員に告げ、ジルはゆった りとした足取りで統率者が吹っ飛んでいったほうへと歩き出した。こんなところからスタートです。
ルナ:……なんというか、やっぱ次元が違うね。
イオン:(エイルと走りながらカレーにおける隠し味の分量について語り合ってた)
イオン:あ、やることできたのー?(
イリナ:……(目が点)
エイル:ですからチョコレートは大匙一杯と……あれは、もう敵よりも恐ろしいですね
ルナ:あるのかなぁ、やること(
黒斗GM:カイリ>隊長が一番手強いのを引き受けるそうだ。俺達は他のをやる、スリーマンセルだ。いつも通り、囲んで、叩いて、叩き殺せ。
@(隊長が行ってしまったので、かわりに指示を出す副隊長の姿。皆に振り向き)

エイル:ワカメ>人狼側もアレを見たらもう逃げればいいのに、いや逆に逃げれられないと分かって死に物狂いで来るかな
ルナ:とりあえず私たちもほかの人に合わせて動こうか…ついてけるかな。
黒斗GM:カイリ>君たちもいつも通りやってくれていい。そうだな、確か今吹っ飛んでったのと縁があるようだし。もう一匹、似てるのが居るからアレを頼む。
エイル:ワカメ>似ているの?(そちらの方を向き)
エイル:ルナは気を付けて下さいね。先程あの統率者に顔を見られていますし、何かされる可能性が高い
ルナ:言われるまでもなく気をつけるよ。いやほんと。怖い(
イオン:人狼も色んな意味でビックリしたろうね(
黒斗GM:@ヴェアヴォルフ副隊長、カイリが指差した先。唖然と自分の主が吹っ飛んでいった のを見送っていたが、そんなことをしている余裕はないと直ぐに悟って人狼各位に指示らしき吠え声を出しているあたり中々切り替え上手。人狼各位も素直に 従っているあたり、見たところ副隊長のようなものなのだろうが……なるほど、似ている。〝主〟としての気配はそこそこ強いが主となるには適正が低かったの か、他の要因か。ともかく、統率者と同じような目をしていた。
黒斗GM:人狼>……。(指差されているのに気付き、苦虫を噛み潰したような顔をして、じろりと皆を見た)
イリナ:えっと…2番めに強いのの相手しなきゃいけないの?
ルナ:あ、こっち見てる。
黒斗GM:カイリ>二番目に強いのは、その隣に居る奴。気配的に。そちらは、私がやろう。少々物足りないが楽に越したことはない。君たちのアレは……まぁ、フツーだろ。
イオン:フツー
イリナ:普通でも、十分怖いんだけど…(マリーに乗って後ろに下がった)
ルナ:フツーってなんだっけ…
黒斗GM:カイリ>統率者は手強いようだが。統率者となり、その補佐を務めるのは強さだけが要という訳では無いのかもな。別に興味無いが……サンプルとして持って返れば、本部の解剖・解析班が泣いて喜びそうだ。出来れば原型を留めたまま殺してくれ、無理そうなら構わんよ。
イオン:分かったの。よし来いフツーのやつ! 私達がお相手なの!
ルナ:努力します、努力は。(剣を構え)
エイル:ふふ、フツーな私たちにはフツーな相手が相応し……ぐふっ(
黒斗GM:@そう言うと副隊長殿も刀を揺らし、歩き出す。他の隊員達も各々三人一組で人狼達 へと襲いかかり、人狼達も応戦するべく雄叫びを上げ、周りはちょっとした戦場のような有様になっている。丁度、もしかしたら人狼部隊面々、気を使ったのか もしれないが皆と人狼とが戦えるに足るスペースもある。件の補佐の人狼が、一度空を見上げ、月が薄っすらとしか出ていないのにさらに苦々しく顔を歪める と……変身を解いた。牙や口元は引っ込み、毛は抜け落ち、見る見るうちに人の姿へ。
エイル:(口元拭きながら)戻った……?
イオン:あれ、アイデンティティの消失なの。
ルナ:うん・・・?
黒斗GM:@鼻は高く頬は痩け、唇は薄い。彫りはかなり深いが、ハザード人らしい顔付きの美 丈夫な男性。ただ、戻ったわけではないようだ、変身維持に必要な魔力を体中に巡らせている。身体の幾つかに回復術の陣が刻まれており、そこに魔力を絶えず 通し続け、回復力を底上げしているようだ。
黒斗GM:人狼>……人狼形態はやたら馬鹿でかくなるからいけねぇ。お前達みたいなの相手に、的を大きく出来るか。
ルナ:どうも戻ったんでなく、第二形態的な何かっぽい。
イリナ:強そうなのに、頭もいいんだ…
エイル:ワカメ>フリー○様の最終形態的なのかな。確かに、的が小さくなるのはちょっと面倒くさいね
イオン:大体大に携帯になると縮んだりするの(
エイル:とは言え流石に出力自体は落ちるでしょう。ならば力押しで攻めるまでの事(ハルバードを大上段に構え)
ルナ:まぁ、やるしかないね。(詠唱を紡ぎ)
イリナ:逃げられないもんね…(3本の針を出現させ)
イオン:多勢に無勢を味わってもらうの。(クルクルと両手で槍を回してから構えて)
黒斗GM:人狼>……ご名答。膂力は大きく落ちる。速度も多少。回復力は……人狼形態より上だがな。人型で戦えるのなんざ俺ぐらいのものだ。
ルナ:回復されるのは面倒だなぁ…
黒斗GM:人狼>……二つ聞いていいか。今の名前は?
ルナ:…ルナ。ルナ・ホーリックですが。
黒斗GM:人狼>……そうか。ルナ。なんで、この時代に居る。……面食らったよ、つい一年程前、〝お前〟をこの時代から取り逃がしたばっかりだったんでな。
ルナ:その辺りについてはまぁ、色々と事情がありまして……この時代の私は無事逃げられたみたいでほっと一安心ですが。
黒斗GM:人狼>あともう一歩のところで邪魔が入ってな。東方のリーゼ・ヴァルトから、やっとこっちに戻って来たと思ったら……
黒斗GM:人狼>まあ。邪魔したのは俺なわけだが。
イオン:またなんで。
ルナ:…そういえば気になってるんですが、あなたは何者です?
黒斗GM:人狼>この時代のお前の祖父だった。
イリナ:おじいちゃん。
エイル:ルナは家族に恵まれない呪いでもかかっているんですか(
黒斗GM:人狼>もう、自分の名前すら思い出せないんだけどな。血縁関係だからなのか、お前を人狼から逃がす際にガブッとやられて。おかげでこの有様だ。
ルナ:…ごめんなさい、衝撃的すぎて、リアクションがちょっと。
黒斗GM:人狼>人狼化したおかげで若返ったことぐらいか、良いことと言えば。他は大体悪いな、俺の記憶とあの方の記憶がゴチャゴチャで常日頃夢でも見てるみてぇだよ。
イオン:ポジティブなじーちゃんなの。
ルナ:なるほど。…じゃあここは、孫として介錯でもしたほうがいいんでしょうか。
黒斗GM:人狼>そうしてくれると有り難い。と、思う心もあるが。千載一遇の、お前を手に入れる機会だと言う俺も居る。
ルナ:では、どっちにしてもやることは一緒ですね。
黒斗GM:人狼>……ああ。何者かと問われたので答えただけだ。今のお前と俺は狙う側と追われる側でしかない。肉親を手に掛けると心患う必要はないぞ、お前はどうも昔っから余計な事に雁字搦めになる癖があるからな。
ルナ:うるさいですよ今もですよ(
イオン:(あの目で見てる)
黒斗GM:人狼>だろうな。この時代だけのお前に限った癖じゃないと知った時は笑ったよ。
黒斗GM:人狼>仲間の皆さんも、コイツには随分困らせられてると思うし、これからも困らせると思うが、どうか宜しく頼む。
エイル:ええ、それはもちろん。お互い様ですし(
ルナ:あれ、なんか居たたまれない雰囲気に…(
イリナ:…この空気のまま戦うの?(
黒斗GM:人狼>戦るしかないな。そろそろあの方の記憶が、せっついて五月蝿くて敵わん。(一歩、踏み出し)
エイル:お互いに同意があるのですから気に病む必要はありません。むしろ、ここで退く方が戦人に対して失礼というもの(こちらも一歩踏み出し)
ルナ:じゃあ、やりましょうか…(微妙な表情のまま構え)
エイル:一番槍、頂きます!(地面を砕く勢いで即座に人狼の間合いへと飛び込み、その砲弾の如き速度と重さを肩口目掛けて叩き落とす!)
イオン:(構え直し)いつか誰にも心配をかけてないルナに出会えるのかな無理だね(自分で言って自分で否定した)
イリナ:それじゃあ…(縫い針1本を人狼の胴を貫く軌道で射出。2本を地中に潜行させて人狼の足元を狙うように移動させる)
ルナ:否定早くない?!(狂骨2つ、突っ込んでいくエイルの援護にと撃ち出して)
イオン:気のせいなの!(地面を蹴って大きく迂回を取って人狼の背後に回る。エイルの攻撃に合わせて槍を振り、炎刀を膝裏に叩きこむ位置で放ち)
黒斗GM:人狼>いいか。先ず狙うべきは俺の回復術陣だ。まだ、月が明るくないうちは魔力は そこそこ、何れ尽きれば効果を果たさなくなる。そこを狙え、手……(反応できない速度では、ない。目で追っているが、避けなかった。頑丈さに自信は…… あっても、エイルの振り下ろしの一撃を耐え切るのは無理があるのは流石に自明。だというのにまともに食らい、ハルバードが叩き込まれ、衣類を千切り皮も肉 も骨も全てが引き千切れるように、エイルの力をもってしても固い手応えはあったが肩を引き裂き、腕がちぎれ飛んだ)
ルナ:ご丁寧にありがとうございます(詠唱を紡ぎ新しい狂骨を呼び出して)
黒斗GM:人狼>(顔面に狂骨二発を立て続けに貰い、ぐらりと頭が後ろに仰け反る。そこをイ オンの一撃が綺麗に膝に入って、右膝が肉を焼く匂いと共に切り飛ばされ、転がっていく。縫い針に胴体を貫通され、残り一本の足にも針が突き刺さり、身動き が取れなくなった)……首の内側、右と左に一つずつ。腰に一つ、心臓に一つ、頭に一つある。
エイル:多いですね!(振り切った勢いで弧を描いて再び上段にハルバードを引き戻し、首の内側左右の魔法陣を纏めて潰さんと斧を叩き落とす)
イオン:多いの。
黒斗GM:人狼>出来れば今顔に食らったのを叩きこめば動作不良を起こすだろう。一つ二つ停 止させただけでは(血が、肩から、右膝から噴き出す。それはしかし地面に落ちず、噴き出す血はスライムのように粘つき、手や足の形を取る。それは初めは不 定形、しかしそれは直ぐに、足と手の形の輪郭をしっかりと保ち。肌色を形成し、素足の右手と左手になった)こうなる。
ルナ:多いなぁっ!(言われたとおり胸と腰目掛け、二つの狂骨を放ちながら距離を詰めていき)
イオン:レイド効くかなレイド(離れていてはらちが明かないとジリジリ近づく。槍の刃先に赤黒い野球ボール大の炎を生んで狙いを定める)
イリナ:嘘…!?(驚きながらも、足と地面、胴と左腕を縫いつけようと縫い針を操作する)
黒斗GM:人狼>(生えたばかりの右腕と、左腕を揃えて首をカバー。ハルバードの刃は右腕を やはり引き千切り吹き飛ばす、左腕も同様ではあったが、首にまで入り込み、骨まで届いたところで頑丈さ故にそれを切断するには至らない。ただ、衝撃で首の 骨が折れたような感触がエイルの手に伝わり、身体もまたその衝撃で横合いに吹っ飛んだ。地面に固定する縫い針がエイルの力によって引き千切れ、肌も傷つけ ながら、木に叩きつけられる。おかげで、狂骨は直ぐ真後ろのイオンの頭のすぐ真上と。顔面に飛んだ)
イオン:おうわ!?(咄嗟にレイドで狂骨をもぐもぐさせながら伏せる)おお…い、一発無駄にしちゃったの。
黒斗GM:人狼>ん、ん゛ん゛。ごほっ。先にも言ったが、気を付けろ。再生能力だけなら今の 状態でも人狼形態より上だ、満月になると手が付けられんぞ。(見る見るうちに血液が吹き上がった傍から新しい腕が生え変わり、その手で首を擦れば首の骨が くっ付いて避けた場所も元通り。血塊を口から唾のように吐き出しながら、事も無げに立ち上がる)
ルナ:っと、ごめんイオン。さすがに乱戦だと誤射が怖いね…!
イリナ:マリー>これなら、どうでしょうか!(十分にチャージした粒子砲を撃ちだして)
エイル:ゾンビとも戦ったことがありますが。あれよりもさらに回復するのが厄介ですね
エイル:(粒子砲の光に隠れるように姿勢低く間合いを詰めていく)
黒斗GM:人狼>悪くない。連射できるならな。(粒子砲の一撃に、胸に大穴が綺麗に空いて。……綺麗に、一秒と掛からず骨や筋肉がその穴を埋め尽くし、再生する。胸部の衣類が破れたままだが、おかげで心臓の位置に陣があるのが確認出来る)
イオン:これ狙う箇所夫々バラしたほうがよさそうなの。ぶっちゃけ的が小さくなった分今私達が苦労してるの。
ルナ:ほんとに大した再生力だ、ねっ。じゃあ私は首かな(両手に剣を構えつつ)
イリナ:マリー>チャージが必要なので、連射は厳しいですね…かといって他の兵装は乱戦に不向きですから…
エイル:小さい的と言うのは苦手です!(粒子方が過ぎ去った直後に飛び出し、その軌道を貫くかのように心臓の回復陣目掛けて突きを放つ)
黒斗GM:人狼>(右手を、開いた状態でゆるりと前に差し出す。腰をやや落とし、左手は同じく開いたままで腰に添えるように。小さく、息を吸い込み、ぴたりと止め。先程までは多少弱まっていた、爛々とした、狂気を灯すその眼光に再び灯る)
ルナ:向こうも、来るかなっ(慎重に間合いを詰め、突っ込んだエイルのフォローに入る構えで)
イオン:じゃあ腰狙うの!(二発目のレイドを生成、背後から腰の回復めがけて撃ち放つ)
黒斗GM:人狼>(心臓に突き刺さるハルバード。前から後ろへと、やはり人狼特有の頑強さは あってもエイルの力には及ばず貫通。陣ごと貫ききった切っ先には骨の破片や心臓の肉片などが付着している、そこから、止めた息を鋭く吐き出しながらの左手 の手刀。ヒュパッ、と、鋭く空気を割く音と共に、攻撃終了時の動きが取り難いエイルの喉目掛けて手刀が撃ち出される)
ルナ:そこっ!(踏み込み、振り下ろされる手刀を切り上げるように二刀を振り上げて)
黒斗GM:人狼>(ハルバードが体内を引き裂くのも構わず、腰を捻り、右手を大きく肘打ちの ように旋回しての左の手刀を繰り出しながら。右の肘打ちがレイドの横っ面を叩き、軌道を僅かに横へと逸らして脇腹に噛み付かせた。切れ味鋭いと主張するよ うな手刀はしかし、切り上げられたルナの刀身にかち上げられて、わずかにエイルの額を切り髪を数本巻き上げながら軌道を大きくズラされた)その調子だ。 (エイル程の力が無ければ切断は難しい。腕は切れたが骨までは断てない)
イオン:こりゃあ面倒くさいの。エイルがいなかったらほぼ詰みな勢いで!
イリナ:乱戦は苦手だなぁ…(3本の針全てを使い、肘打ちをした右腕の前腕部と上腕部を縫いつけ、腕を曲げた状態で拘束ようと)
ルナ:あっぶない、なぁっ(騒霊の力で振り上げた剣を強引に引き戻し。すかさず首筋を狙った右手突きを放つ)
エイル:助かりましたルナ!(踏み込む勢いはそのままに槍から手を離し、両手で首を絞めようとする。というか握りつぶそうと試みる)
黒斗GM:人狼>(旋回するような肘打ちが、充分に勢いを付けて、戻ってくる。ボクシングで いうところの、アッパーカット。足から弛めた力を腰に、腰から伝えた力を胴体に、胴体から肩へと伝わった勢いを下から上へと放ち……しかし、それは顎には 行かずにエイルの胴体の鎧を下から引っ掴み、そのまま上に力を込めた。ぶぢん、ぶぢん、とイヤな音を立てて待ち針から皮膚と肉を強引に引き千切りながら、 突っ込んできたエイルの勢いと突っ込んできたがゆえに重心が定まっていないのを利用して。イオンに振り向くように身体をねじり上げ)ぬぅぅぅんりゃ あぁぁぁっ!!!(気合一閃。変則型の一本背負いのように、エイルをイオン目掛けてぶん投げた)
ルナ:ちょっ、よく投げられるねえっ?!
イオン:ごめんエイル避けるの!?(受け止められるハズもない。思いっきり横に飛び退る)
エイル:マジですかっ、イオン避けて!(ぎゅわんぎゅわん音が出る勢いでイオン目掛けて一直線に飛ばされ)
イリナ:そんなのありなの!?(全ての針を霧散させ、裁縫箱にもどす)
黒斗GM:人狼>(流石に無茶な投げ方をしたせいで体勢が崩れて、跪くように手と膝を地面に つけた。焼けるような音を立てて引き千切れた皮膚を再生しながら、つい今し方自分の首があった場所をルナの剣が横切っていったのを首をもたげて確認し。身 体を支えた右手を支点にぐるりと身体をひねりながら足を放ち、ルナに目掛けて足払い)
ルナ:っと!(跳躍で足払いを避けようと、同時に騒霊で剣の軌道を変え、横切りから振り下ろしに強引に派生させる)
エイル:(体重が重い分地面に叩き付けられる衝撃も大きい。着地と言うより着弾と言った方が正しいような音を立て、何回転もしながらようやく止まる)
黒斗GM:人狼>(足払いをスカされ、ぐるんとそのまま一回転。背中を向けた形となったが、 さらに立ち上がり様もう一回転。両手を、突き刺さったままのハルバードの柄をしっかり握って保持しながら背中から生えたような形になっているハルバードの 刃で、振り下ろしを横合いから叩き付け)ぬぅん!!(力任せのその衝撃は、やはり相当の物。浮いたままでは受け切れないそれは剣ごとルナの身体を、エイル の方へと弾き飛ばす)
黒斗GM:人狼>ふん。流石にこの身体でないと出来ん無茶だったな。……日毎、防御が疎かになっていかんが、たまには役立つ物だ。
イリナ:縫い付けてもあんまり意味が無いなら…!(強度で駄目なら数で勝負。刺し貫いた後のコントロールが要らない待ち針のみを大量に出現させ、1本、2本と次々に軸足に向かって射出していく)
ルナ:うわ、っ、ちょっ、今度はこっちぃ?!(衝撃に吹き飛ばされ、剣を取り落とさないようにしながらも騒霊でエイルと正面衝突は避けようと軌道を少しでもずらし)
イオン:え、エイルー! 今度はルナも来たの—!
エイル:か、ふっ……(地面に叩き付けられた衝撃で一瞬呼吸が止まり、頭を振りながら何とか上体を起こそうとしていたところにルナが飛んでくる) って何ですって!?
黒斗GM:人狼>(ハルバードを無作為に、引き戻す。背中から生えていたそれが背中に嫌な音を立てて埋まり、血飛沫と共に引き抜きながら、手首のスナップと手指の操作で今度はハルバードを一回転させて勢いを付けてから下段払い。わざと刀身の腹に待ち針を当て、風圧と共に薙ぎ払う)
エイル:(痛む腹を抑えつつ少しでも避けようとルナとは逆方向に転がろうとする)
ルナ:逃ーげーてー!?(ヤバい気配を感じて減速するよりはそのまま吹っ飛びながら)
黒斗GM:人狼>交通事故には気をつけんとなぁ。……ああ、解ってるよ。大体それを言うなら 貴様の本体の情けなさをどうにかしろ。殴られてる音がここまで聞こえてくるぞ。(主の記憶に何かしろ言われているのか、ぶつぶつと文句を言いながらハル バードを肩に載せ嘆息中。ボーリングのように、勢い良くエイルに突っ込んでいって、件のエイルが避けたのでそのうち止まるだろうルナを見送って)……で は、第二Rと行こうか?