黒斗GM:@
黒斗GM:@ハザード陸軍の主務は防衛だ。凶暴化した動植物や異貌の処理は個人・団体を問わ ず賞金稼ぎの仕事であり、市街地での犯罪に関しては警察が行う中で防衛といってもピンとこないが、ようは国内へと侵入してくる外敵を種族問わず護るのがお 仕事。空軍や海軍こそが攻撃の要となるところを、勿論陸軍とて攻撃を全くしないわけでもないが攻撃戦を主たる任務とする偵察・強襲専門部隊『ヴェアヴォル フ』は異質なものと言える。異質であるのは概要だけではない、構成もまたそうだ。
黒斗GM:@
戦闘員、戦闘補助員、さらにそれを支える兵站維持等々の全般的なサポートをする者総員200余名は、(現隊長を含む何人かはハザード人だが)その多くはソ レイユ人やラクナス人で構成される外国人部隊である。小事ではない危険なハザードの任務を請け負うというのに、この外国人率の高さの秘密は、自国民を戦死 させないために作られた『使い捨て用』ということだ。採用されている外国人達も皆本国には居られず亡命してきたとかそういう経歴持ちであり、ハザード国の 永住を条件に従事している世知辛い部分も有る。

黒斗GM:@
しかし、さもありなん。世の中綺麗事だけでは渡っていけない。

それに、A.D.6700年台後半から6800年代前半といえば西方三大国同士の、九十九の鍵の所有権を巡ったり領土そのものの問題を巡ったりで慌ただしい時代の一つ。
公式的にでこそないが、非公式的に水面下での戦争じみたことが何度も起きているということを考えれば、こういった悲惨な部隊があるというのも致し方ないこと……

黒斗GM:@
安住の地を求めたばかりに、生地を求めたはずが死地へと送られる、使い捨て用の部隊こそが『ヴェアヴォルフ』……

黒斗GM:@
……だったはずが。

実際設立当時はそうだったが、初代ヴェアヴォルフ隊長たるグラン・ノーディ。
東方より西方へと武者修行に出てきた男の、後に〝剣神グラン〟と呼ばれ西方・東方問わず武名を轟かせることになる人物の参入後からその実情は少々変わる。

黒斗GM:@

——訓練により出る死者の数が、実際に戦地で出る死者より多い。

黒斗GM:@
そう称されるほどの戦地と見紛うほどの訓練を経て、篩いにかけられ続けたその部隊員達は、結果的に戦地で命を落とすことはなくなった。

戦果を上げた。戦果を上げた。戦果を上げた。死者の数が霞むほどに夥しいまでの戦果を築き上げ、そのノウハウを残した。

現隊長〝炎竜〟クロエスジル・ジーン(後の〝灼熱の揺り籠〟ジルである)の代に至って三国最強の部隊と呼ばれるまでに叩き上げられた。
まさに一塊の鋼が如き人間達。その最後は結果として悲惨に終わったが……

黒斗GM:@
目にしてみれば、やはり、すごかった。

サポート要員ですらが東方月光デジマ支部の準、あるいは正エース級。
ジルと喋っている間にジル言うところの一軍、所謂正式な戦闘員達が到着したのだが一人一人がメンバー一人一人と同等か其れ以上の面子がざっと二十人強。中 にはアビスのカラーシリーズと同等らしいのさえ居るし、何より信じられないのはさらに一名ほど東方月光の支部長クラスのしかもジャギクラスと思われる気を 纏っている者が居た。

黒斗GM:@
正直ちょっと。いや。かなり。ジルのドヤ顔がうざいが……

『どや。どや? ウチすごかろ? いや、まだ、全員じゃないけどな。此れぐらいの案件ならまぁこんだけでも足りる? みたいな?』

とか言ってて滅茶苦茶うざいが。もう他の部隊員を見習って無碍に扱ったろうかという気持ちがふつふつと湧いてくるが……

黒斗GM:@
『……あの。うちのがすみません。迷惑掛けちゃいました、よね。あの、コレ、お詫びと言ってはなんですがこれでどうか……』

とかいって件の一軍の一人(ガスマスクをつけていて顔は分からないが身体つきと声からして女性だ。声に聞き覚えがあるような……)が、
こういう場所では恐らく貴重な甘味。多分自分や他の班のために持ってきてたカステラを切って持ってきてくれたので、ぐっと我慢だ。

黒斗GM:@
こんなところからスタートです。

ルナ:いや、まぁ、気にしてませんから。こちらこそご厄介になります(ぺこりと一礼しつつカステラ受け取り)
イオン:(カステラもぐぅ
エイル:無茶振りはわりと慣れている方ですので。あ、カステラありがとうございます
イリナ:ありがとうございまふぅ!(お礼の途中で既に食べ始めてる)
黒斗GM:女性隊員>本当に申し訳ない……庇うわけじゃないんですけど……ウチはほら、あまり外部と接触することが少なくて。その。自慢したがりが、こういう時に爆発するみたいで……(ぺこぺこと頭を下げ)
ルナ:なるほど……まぁ実際、凄い面子ですものね。これを率いているなら自慢したくなる気持ちも分からないじゃないです(カステラもぐ)あ、美味しい。
イオン:ハイリ>普段うだつのあがらないお父さんが新しく開拓したコミュニティで子供自慢してるもんだと思えば微笑ましいものだよ(イオンに自分のカステラをあげてる
黒斗GM:ジル>自慢したがりとはなんだ。自慢の部隊だぞ。ここぞという時に言わず何時言——
女性隊員>ちょっと黙っててもらえますか主様!? 恥ずかしいんですって色々な意味で! 補給部隊のおばちゃんとグラン先生と造物主様にトリプル言い付けますよ!

黒斗GM:ジル>いやぁ。エイボンと爺は同意すると思うが。おばちゃんは止めろ。マジで。
エイル:練度の高い兵とは国の威信。それを見せつけることは国防にも繋がる。職務熱心であらせられるかと……(おばちゃん強いなぁ)
イオン:扱いが雑な所はうだつのあがらないお父さんっぷりすごいの。
イリナ:…エイボン様?(首かしげ)
ルナ:まぁ、なんというか、楽しそうな職場でなによりです(もぐもぐ)
黒斗GM:ジル>だろう? うちスゴイだろ? ……ああ、そういえば、八號。お前、此奴等に見覚えは? その件のエイボンが此処に寄越したんだがな。
黒斗GM:女性隊員>へっ?(皆の方を見て)……えーと。いや。多分……初対面だと……思われますが……
ルナ:ん……?ああ。(道理で聞き覚えがって顔)はい、始めましてですよ。たぶん。
黒斗GM:女性隊員>(マスクを取り外す。出てくるのは、よく見覚えのある亜麻色の髪。目の色が金になっていてそこは見覚えないが、間違えようもなくクロエの顔だ)
黒斗GM:クロエ>あ、申し遅れました。クロエ・ビスケットと申します。どうぞ、この場限りやもしれませんが宜しくお願いします。
イリナ:あっ
ルナ:はい。こちらこそよろしくお願いします、クロエさん。(にこりと笑顔で一礼)
エイル:(やはり、同じ時間に同じ人物は存在できないようですね)
イオン:初めましてなの、スーパーのタイムセールくらいの間の付き合いになると思うけどよろしくなの。
エイル:ワカメ>ふっ、まぁお互い死なない程度に頑張ろうじゃないか
黒斗GM:(@クロエは、過去と今では多少の外観の違いがあるようだ。あるいは過去から今迄 まともにエイボンの調整を受けずにいるため性能が劣化していると聞いちゃいたがその所為かも知れない。目に仕込まれた九十九の鍵〝観察機構〟の輝きは、今 (6800年代)と未来(7100年代)では大きく異なるし。なにより、このクロエは、アビスでいうところのカラーシリーズ並のスペックを感じる)
イリナ:(みんな、すごく自然に接してる…)
黒斗GM:クロエ>宜しくお願い致します。主様も造物主様もどうも訳が解らない人で色々ご迷惑をお掛けしてしまって心苦しいですが……
ルナ:あんまり動揺を見せて疑われるのも事ですしね(イリナさんにひそひそ)
ルナ:いえいえ、大丈夫です。わりとそういうの慣れてますから私たち(
イオン:いつものことなの(
黒斗GM:クロエ>苦労なされてきたんですね……!(くっ。と目頭を抑える仕草)(
エイル:程々にですが……(ほろり)
黒斗GM:クロエ>というかそれだけに何余計に苦労させてんですか主様! もういいです! おばちゃんにチクります!
黒斗GM:ジル>落ち着け。何が欲しい? 金か? 金が欲しいのか? 甘いモノか? 下売り業者ごと買おうか?(
ルナ:そういうのがダメなんだと思います(
黒斗GM:ジル>そういうのってどういうのだ!?(
イオン:ハイリ>そういうのだよ(
黒斗GM:ジル>?(
イリナ:私だったら許しちゃうかもしれない(
ルナ:…そちらもご苦労なさってるようで(クロエにほろり/ぁ)
イオン:(気の毒そうにクロエに食べかけのカステラを差し出す
黒斗GM:クロエ>……ありがとうございます……。
黒斗GM:クロエ>(カステラを受け取って、もぐもぐしつつ)あ、此方の方々の接待は私がやるのでもういいです。主様はウェスタン映画の冒頭で出てくる藁の役でもやってて下さい
黒斗GM:ジル>ようするに邪魔だから視界から消えろと言いたいわけだな?
ルナ:ここの隊長の存在感はタンブルウィードと同格なんですね(
イリナ:…ジルさんも大変だね…(ペロキャンをジルに差し出す)
イオン:たまに見きれるくらいは許されてるの。
黒斗GM:ジル>っお……これはありがた……
クロエ>(ジルの前に出て来て、イリナのペロキャンを手で制し)お気遣いはありがたいのですが……

イリナ:…?
エイル:ジルさんにはお金以外の方法で隊員さんたちの好感度を上げておくことを提案いたします(
黒斗GM:ジル>……………。(がっくりと項垂れた。ところを、クロエに肘でガンガンど突かれ、ちょっと悲しそうな顔しつつ自分の部屋なのに小屋から追い出される隊長の図)
黒斗GM:クロエ>あの人、糖尿病一歩手前なので甘いもの与えないでください。
ルナ:病気じゃ仕方ないね(
イオン:ハイリ>成人病…。
エイル:普段の食生活が気になるところですね
黒斗GM:クロエ>放っておくとパンケーキの蜂蜜漬けを主食にします。
イリナ:そっか…(そのまま自分の口に運んだ)
イオン:毎日それはさすがにきついの。
ルナ:それは身体に悪いですね。甘いものだけでなくバランスよい食事をしないと(イリナさんチラ見しつつ)
エイル:よく今まで生きてましたね(
黒斗GM:クロエ>気を付けてるし気を付けさせてるんですが……この前はちょっと目を離した隙に、業務用のチョコレートブロックをチョコレートフォンデュでデコレートして食べてました……
黒斗GM:クロエ>まったくです。甘いモノが駄目とは言いませんが、それは健康な身体をしていて食後に多少楽しむ程度ならまったく笑って許せます。しかし健康な身体を損ねつつあるのに甘いモノをガツガツと水のように(以下苦言。と、バランスよい食事に関してのお小言)
イオン:(さすがクロエなの…
ルナ:(鬱憤溜まってるなぁ…)
イオン:ハイリ>(チョコブロックをチョコフォンデュの話でそっと口元抑えてる)
イリナ:(聞こえないふり)
エイル:その食生活で太らない秘訣を是非教えてもらいたいです(
黒斗GM:クロエ>イリナさん、でしたか? 貴女も甘いものがお好きなようで。女の子です し、女の子にとっては甘いモノは別腹という話もあります。私も少々人とは身体の作りが違いますし嫌いとは言いませんし、貴女もそうであるとお見受けします が気を付けなければいけませんよ? 特殊な身体をしているから、人とは違う身体をしているから、人のように人の病気に掛からないというのは見識がそれこそ 甘いと言わざるを得ません。私達はどうあっても人間の精神性を受け継いでいる以上習慣的な——(イリナに矛先が向いた)
イオン:(グッバイイリナ…)
ルナ:(まるでいつものクロエの分も言いたいこと言ってる感…)
エイル:(骨は拾います…)
イリナ:えっ…どうして私の身体のこととか知って…え、いや…
イリナ:それは…(あたふた)
黒斗GM:クロエ>特殊な身体はもちろんのこと、特殊な目を持っているので、見れば分かりま す。ご遺体を素にした死霊術の類でしょうか、九十九の鍵の気配もします、なるほど人間の病とはとんとご無沙汰なお作りになられていることでしょう。です が、生きていらっしゃいます。死んでた? 死んでようが何してようが首を斬られたら再停止するでしょう? 生き物の特徴を残していますね。だというのに生 き物の特徴がそれだけでしょうか? それだけであるなどという都合の良い事はありません、物を食べられる以上食物からのエネルギー摂取が行動の要となって いますね。行動の範囲を決めるのは——(なんか分析らしいことを言い始めたと思ったら、やっぱり食生活の事に切り替わり、以下略)
ルナ:流石の分析力と感心するけどどこまで続くんだろこのお小言(
イリナ:マリー>イリナ、だからいつも注意してるのに…怖い人に捕まらないように…(
黒斗GM:クロエ>(——二十分ぐらいお小言が続いた/ぁ)
エイル:ワカメ>高性能の無駄遣いというか、いや的確な使用方法なのかな(
イリナ:あ、はい…ごめんなさい…もう…許して…(しろめ)
イオン:ハイリ>この辺は昔も今もぶれないねクロエは。
黒斗GM:クロエ>宜しい。今回はここまでとしておきます。
ルナ:まぁ、これでイリナさんが良い方向に向かってくれたらいい薬かな。今回は、らしいけど。
イオン:続きはクロエ(After)にしてもらうの。
黒斗GM:クロエ>何れ機会があれば続きをしましょう。
イリナ:はい…(ぐったり)
黒斗GM:クロエ>私は自分で言うのもなんですが、器量は広い方という自覚がございます。とはいえその広さも時には目一杯に、人間で言うところの堪忍袋の緒が切れるということもあります。あんまり言うこと聞かないと……
黒斗GM:クロエ>狙撃しちゃいますよ?(人差し指をイリナの額にあわせて、にっこり)
ルナ:こわい。
エイル:精度と動きがやけにリアルですね(
イオン:ハイリ>女の子がそういう動作する時はもっと気軽な動作のはずじゃあ(
黒斗GM:クロエ>得意分野です。
イリナ:(ぱたり/)
ルナ:あ、イリナさんが(精神的)KOされた。
黒斗GM:クロエ>KOされてくれる分だけまだ治療の見込みもあるというものです。うちの主様と来たら……ホントに……
イオン:リアルで撃っちゃえばいいんじゃ?(
イリナ:マリー>お手柔らかにしてあげてください。この子、メンタルが弱いので…(
黒斗GM:@——狼の遠吠えが、木霊する。
黒斗GM:クロエ>リアルで撃ってもあの人避け……。……ん。(窓の外に目を向け)
エイル:おや、お客さんでしょうか
ルナ:おっと…来たかな?
黒斗GM:@
それに続くように、二つ目。三つ目。四つ目。五つ目。

比較的近いように聞こえてくる咆哮もあれば、このキャンプ地を震わせる程近くに聞こえる吠え声も有り、かと思えば随分遠くの山に山彦になっているほど遠くの声も有る。
多い。それが、連鎖的に続いている。

黒斗GM:クロエ>来たようですが……まだ、日が落ちきってません。それに……まさか、此方に襲撃をかけてくるとは……。
イオン:わんわんお来たの?
ルナ:妙ではありますね。向こうも自分の夜間のアドバンテージは重々承知のはずだと思うのに。
イリナ:(サバイバル的バッと飛び起きて)何!?狼!?
イリナ:@サバイバル的生存本能で、ですね。
黒斗GM:クロエ>狼ですね。モフモフの。化物ですけど。偵察、のつもり、でしょうか。にしても数が多いような気が……
イオン:偵察ならこんな思い切っきり鳴かないと思うの。
エイル:自分に不利な条件でかつ、相手の待ち構えている土地にやってくる。よほどの理由があるのでしょうね
ルナ:どうしますかね。単純に考えれば威嚇か誘いってところだけど。
イリナ:待つなら、罠とか張っておいたほうがいいとおもうけど
黒斗GM:@
比較的近くの場所から、爆音。火薬を瓶目一杯に突っ込んで着火したような、硝子が吹き飛ぶような硬質な音が上がる。
それが、一、ニ、三、四、連鎖する。

ぼふっ。っと、何か待ち散らされるような音もしはじめた。
それも、幾つもの連鎖だ。

四方八方から同じような音がする。罠とか、張ってあるとジルはいっていた。その罠に次から次へと面白いように掛かっているようだ。

エイル:罠ならたぶん既に…… ああ、盛大に張ってますね
黒斗GM:クロエ>戦闘準備をお願いします。けど。えー……地雷竹と寄生菌に引っかかりまくってるんですけど……
黒斗GM:クロエ>これ、やっぱり、何か有りますよね。音的にほとんどの罠に律儀に全部引っ掛かってますよ。
エイル:ここまでたどり着きますかね(
イオン:ハイリ>ただの無鉄砲か…先鋒隊が罠を潰してる?
ルナ:強引に攻めてくるねぇ。まだ本命が後ろにいるのかな。
イリナ:あんな無茶しても大丈夫なの?
黒斗GM:クロエ>先鋒隊にしては本隊並の数に聞こえます。大丈夫といえば、人狼の丈夫さを考えると大丈夫なんでしょうが……
黒斗GM:クロエ>外に出てもらっていいですか? ここに居ると、ほら此処他の皆の荷物置場になってますから。取りに来たら邪魔になりますんで。
イオン:あいあいさなのー
エイル:了解です
ルナ:分かりました。じゃあ行こうか。
イリナ:そんな相手と戦えるのかな(外に出ます)
イオン:まぁなんとかなるの、甘味も食べたしエネルギーバッチリなの。(でべでべ出てく)
ルナ:今回は私たちだけじゃないし、なんとかなるよきっと。
黒斗GM:@
皆が外に出る。皆と入れ替わりに、小屋に武器を置いている他の隊員が続々と中に入って得物を取っていく。
ジルは……。……居た。何処に行ったのかと思ったら小屋の近くで、膝を抱えて体育座りみたいになりながら、転がってた。

黒斗GM:ジル>……………。
イオン:………。
イオン:藁?
エイル:律儀と言うかなんというか(
黒斗GM:ジル>(ごろごろごろごろごろ/ぁ)
ルナ:というか拗ねてます?(
黒斗GM:ジル>拗ねてねぇし。
イオン:拗ねてるの( ジルー、お仕事なの。(ごろごろしてる上に乗っかる)
黒斗GM:ジル>人狼は鼻がいいっつーから。匂い消しのために地面の匂い付けてただけだし。(乗っかられて停止した)
ルナ:まぁなんでもいいので立ちましょうよ、なんか来てますし。
黒斗GM:ジル>よっこいしょ。(イオンを退けてから立ち上がり)報告と違うな。数がよ。ど うもこの、何と言えば良いのか。匂いというか……気配と言うか。ルナなら、解るか? こいつは……周りに居る奴等な。どうも、『成り立て』に思える。聞い てた話じゃ成り立ての数は少ないと聞いていた。
イリナ:どういうこと?
イオン:(起きる)事前情報とは大分違うってことー?
ルナ:んー、そうですね…(迫ってくる気配に少し意識を向けて)
黒斗GM:(@意識を傾けてみれば、なるほど、ルナになら解る。より近くに気配を感じれば皆 にも解る。周りに居るであろう人狼達は、爆破する竹に裂傷を負っており、寄生してくる菌に侵されていて、回復が始まっているが遅いようだ。それに匂いとい うか気配というか言った本人もあやふやなものだがたしかにそれらしいものが弱い、単純に、強さが成熟した人狼とは思えない。人狼をさして多く見ているわけ でもないし、今は満月でないにしろ、これなら存外ヴェアヴォルフでなかろうと皆でなかろうと普通の軍人でも対処出来そうな……)
ルナ:……確かに。人狼として定着しきってない、半端な印象ですね。アンバランスなのはたまに爆発しますけど、これは単に未熟なような…
黒斗GM:ジル>だろ。最後から三番目の遠吠えを聞いたか? ここからざっと、あれだ、あそ こに見える山。あそこから聞こえてくるものだけ音の響きが違う、狼の遠吠えに詳しいわけじゃないが……あそこに、草木、土、山の動物以外のくぐもりがあっ た。複数の人形大のもんが並んでるとああいう並々しい音が出る。
黒斗GM:ジル>他の声と合わせて巧く誤魔化したつもりだろうが、俺の耳は騙せん。おおかた……あっちが本隊。こっちが先遣隊、罠潰しがてらこっちの力量を図ろうって所か。
イオン:じゃあ、どうするの?
ルナ:よく細かくそこまで分かりますねぇ…
黒斗GM:クロエ>イオンとルナなら慣れれば出来る。多分俺よりお前たち二人のほうが耳が良い。俺が出来るのは経験の差だな。さて、どうするか……
黒斗GM:@ミス ジル
ルナ:慣れって怖い(
イリナ:正面から戦ったら駄目だよね、消耗しちゃうと後が怖いし。
黒斗GM:ジル>まあ、いいか。なんか、周りの被害気にして細々とやってたのが馬鹿みたいだ。こんなに数が多いなら周りの被害とか気にしなくて良いだろ。
黒斗GM:ジル>掃討戦から殲滅戦に切り替える。各自、得物は持ったかー? お前たちはどうだ。いけそうか?(煙草を取り出して、口に咥えて、部隊員と皆に声を掛け)
ルナ:いけますよ。しかしこれは酷い事になりそうな予感。
イオン:掃討戦でも殲滅戦でも同じくらいの被害を出す準備はオッケーなの。
エイル:いつでも構いません
イリナ:支援くらいなら…人狼に通用するかはわからないけど…
黒斗GM:ジル>よろしい。お前たちも聞いたな? 客人に遅れ取るなよ? では——
黒斗GM:@ジルが咥えた煙草の先に、独りでに火が灯る。一拍遅れて、このキャンプ地の周り に火柱が噴き上がる。日が沈みつつあり夕暮れに赤く染まる空をさらに赤く染めてしまいそうなほど、高く。近場の草木を焼き払いそうなほど高く燃えたそれは 数にして十八個であり、その中心一つ一つに目を凝らしてみれば中心には悲鳴を上げる喉も、逃げ出す足も焼かれて、心臓まであと一歩の所まで焼かれるまま逃 げ出せずに崩れ落ちる、成り立ての人狼の姿があった。
ルナ:うわぁ……
イリナ:…これ、私達必要なのかな…?
エイル:鶏なら良いのですが、あのウェルダンは少し遠慮願いたいですね…
黒斗GM:ジル>ハハハ、これぐらいのばっかりだったら、いらねぇかもな。まぁ、多分要るから気張れよ?
イオン:まぁ程々に頑張れば良さそうなの。
黒斗GM:ジル>さ。まだ、聞こえてるかな? 狼ちゃん。耳そばだててるかぁ、本隊の狼ちゃん。ヴェアヴォルフ隊長、〝炎竜〟クロエスジル・ジーンだ。よろしくな?
ルナ:まぁ、邪魔にならないように頑張ろうか。
黒斗GM:クロエ>〝千里眼〟クロエ・ビスケットでーす。
(@わーきれー。とか、眺めてたクロエが、あちらの山に向かって手を振る。他の何名かもそれに気付いて、名乗りを上げる)

黒斗GM:男性隊員>……あー。本隊の人狼達へ。〝鬼斬〟のレインでーす。カワイ子ちゃん達も宜しく!
一軍の部隊員>……ヴェアヴォルフ、副隊長。前隊長、〝剣鬼〟カイリ・ノーディだ。そちらの、うちの馬鹿に連れて来られたお嬢さん方もよろしく。

ルナ:よろしくお願いします。ルナ・ホーリックです。
イオン:イオン・エイムレスなのー。
エイル:エイルです、どうぞ良しなに
イオン:ハイリ>ハイリ・ミサキだよー。まぁ今回ボクは隅っこで動くよ。
イリナ:と、通りすがりの民間人です。イリナって言います(
黒斗GM:ジル>ここにきて通りすがりの民間人と来たか。一番パンチが効いてるな、イリナ。さ、格好も自己紹介も終わったところで。行くか——
黒斗GM:@