黒斗GM:@
TAMAMO総合コンサルティング、代表取締役。幻の社長、都市伝説として名を馳せた彼女が——

 結 婚 だ と ぉ !?

黒斗GM:@
ってかんじのタイトルとか煽りとかが書き殴られた雑誌が西方大陸中を飛び交うのはもう少し先の話。

自業自得と不遇が極まるとこんなことになっちゃうんだ……
ってかんじのことになっちゃった彼女の話はひとまず置いておく。

本人も様々なショックを受けて若干壊れちゃってるので、そっとしておいてあげよう。

黒斗GM:@
慰めとか結婚式場建設とかその他諸々はアマジーグがやってくれるので任せて、
人生初めてのイベントに幸せそうな武蔵に見送られながら皆は一路取って返し、
九十九の鍵〝化外の心臓〟をどうするかを巡るためにデジマへと帰った。

どうしたものか、非常に、対処に困るものではある。
何せ、捨てるわけにもいかないが、持ってるだけでも不安である、イリナはマリーに移植するとか言い出してるが、さて……。

黒斗GM:@
移植させるにせよ何にせよ、これがなにか、であることが解らなければ始まらない。

リーゼが見せてくれた記憶の中で、〝先代・撃墜〟こと昔のバルバロイいわくして、
『元々は生命力を増幅させる装置だったが今では自分用に無限の血液を生み出す装置に改造してある』
ということだけは分かっているのだが使い方がまったくもって分からない。

黒斗GM:@
皆も九十九の鍵所有者であるし自分の鍵の使い方はわかるのだが、他のものまで、と、なると心許無い。

しかもこれは純粋なものでなく、改造品で、しかも、あのランクの化け物が自分用に調整している以上、
迂闊な使い方をすると何が起こるか分からない、他者に使われることなど想定していない可能性すらある。

ここで皆が頼ったのは、リフェールだ。

黒斗GM:@
彼より卓越した魔術師というだけならば、
彼自身も超一流クラスの魔術師ではあるのだがそれを超える者は何人か居る。

魔力と装備の八割を損失した状態で、
ベストコンディションではなかったが皆からあと一歩で逃げ仰せていた可能性のあるこの男も大概だが世界は広い。

たとえば、東方を飛び越し西方にも名を轟かせる古今東西の魔術を無効化術式の持ち主ロスト楽園先生こと〝失楽園〟ユカ。
厳密には魔術師ではないが〝最古の魔法使い〟と他称されてしまうほどの叡智の持ち主アンちゃんことアンリ・サーストン・ペレルマンなどだが、

しかし其れ等と比較して尚、彼が優れているのは、生命活動に対する魔術的介在への知識と経験、そして実績である。

黒斗GM:@
伊達に生命強制変異術式〝エーテルの風〟でもってテロ起こしまくってたワケではない。加えて、オリジナル術式は勿論、オリジナル魔具開発の類も半端では無 い、〝人形師〟マスター・エイボンの〝人造宝具〟技術を多少なり理解できる人間など世界全土を探し回って、いや、それでも世界は広い、居るだろうが居ても コンタクトが取れそうにない。なので一番手近で連絡が取れる故に〝化外の心臓〟の解析も彼に回そうとなったワケだ。

黒斗GM:@
彼にあずけてから、ざっと10日。

直ぐには解析出来ないので間を置いて来いと言われてから、たった10日で呼ばれた。

黒斗GM:@では、彼専用にあてがわれたデジマ月光支部の離れ。ルナやワカメにとってはある 意味学園在籍時を思い出して懐かしくもある、魔術研究者独特の、高価なものから高価しゃないものまで実験器具が、徹夜で書いたと思わしき字が疲労でカスれ ちゃってる書類からそうでないものでがゴチャッとつめ込まれた研究室に来たところからスタートとなります。
ハイリ:掃除したい(
エイル:ワカメ>(遠慮なく入室し)お邪魔するよ…… なっ、これはヒュドラの幼体じゃないかっ! こっちはロゼの研究論文だとっ!? なにここ天国かなっ?
黒斗GM:リフェール>申し出はありがたいが遠慮しておくよ。どうしてもというなら、ルナくんやワカメくんにして貰いたい。素人に弄くられると困るものも多くてね。
黒斗GM:リフェール>ロゼの研究論文は入手するのに苦労したよ。読みたいなら、今度遊びに来なさいな。歓迎するよ。
ルナ:なんとも魔術師的に玉石混交な部屋ですね…(
ハイリ:まぁ、ボクはこういうのは専門外だからね。今度スフェラ呼ぶよ、きっとこの部屋に理解を示した上ですごい綺麗にしてくれると思うよ。慣れてるから(
イリナ:すごいなぁ…
黒斗GM:リフェール>まぁ、兎も角、いらっしゃい。適当に腰掛けてくれたまえ、今お茶を出そう。心配しなくても湯のみで出すさ、ビーカーで出さない。
ルナ:ありがとうございます。
エイル:ワカメ>ふっ、壊さないことは自信あるけど綺麗にできる自信はないねっ。スフェラを召喚するのが一番だね(
ハイリ:彼は自分の部屋と自分の師匠の部屋でやり慣れてるから(
黒斗GM:リフェール>……ガルガ・ランの研究室、か。命を賭してでも入りたいものだ。(お湯を沸かし、急須に注ぎ、少し時間を測ってから、湯のみに淹れ)
エイル:魔術士は私の時代から片付けが苦手な人が多かったですね(
ハイリ:自分の世界に没頭し過ぎなんだよね(
黒斗GM:リフェール>(お盆に乗せて皆に配る。なんだか鼻の奥にすっと通るような香ばしく僅かに甘いこの香り、ショウゾウさんがよく用意してくれる羽衣緑茶だ。野郎かなりいいもの嗜んでるご様子)はい、どうぞ。熱いから気を付けてね。
エイル:ありがとうございます。……良いお茶ですね
イリナ:いただきます…ふー…ふー…あつっ
ハイリ:ありがとー…ふう、やっぱりお茶は美味しいね、東方に戻ってよかったと思うことの一つだよ。
黒斗GM:リフェール>人間界に残ったことへの特典の一つだよねぇ。これは異貌領では飲めないし。
ルナ:いただきます。これは良いものを…(湯飲み傾けて)
ハイリ:お茶菓子に栗かのこあるけど食べる人(
エイル:ふふ、イリナ、お茶を飲むときは息を吹きかけるのは不作法ですよ。紅茶であればスプーンでかき混ぜる、緑茶であれば湯呑を持って回すと上品に見えますよ
エイル:ハイッ!(真っ直ぐに挙手)
ルナ:エイルのこれは作法とは別の問題だけどね(
黒斗GM:リフェール>ハシヒメのところへ行けばあるいは、だが、それはそれで問題が有る。茶は飲めるが、今度は研究が出来ない。
イリナ:食べる!
ハイリ:(紙袋から高価そうな木製の箱を取り出してる)リフェール、お皿代わりになりそうなのある?
エイル:作法からはみ出さず、しかし全力で食べるのが我が信条ですので(
ハイリ:(なお栗かのことは、栗と砂糖のみで作られた栗きんとん的なものである。結構高い)
黒斗GM:リフェール>知っての通り、珍品奇品の類は愛でる性質の彼女だ。ここに来た当初、リロルの不手際で港町にしばらく滞在した事があってね。(くま○んの顔が描いてあるお皿をハイリに差し出し)……暇なので幾つか論文を仕上げているあいだも、随分邪魔をされた。
ルナ:またお腹周りがぷにっとなっても知らないからね( 興味本位でいろいろちょっかいかけられたわけですか。
エイル:ワカメ>向こうは向こうで人体実験とかやりやすそうだけど。邪魔されるのは勘弁してほしいね
イリナ:作法…こう?(湯のみをゆっくり回しながら、目は栗かのこを見てる)
エイル:うっ……(本日に至るまでミサキ家の道場で死ぬほど絞られた記憶が蘇り)……ハイリ、私の分は、(震える声で)……は、半分で、お願いします……!
黒斗GM:リフェール>私も、自慢にもならないが人間の中では珍品奇品の類だからね。しょっちゅう引っ付かれたり研究資材の説明を求められたり街中を連れまわされたり部下達に顔を覚えさせようと次から次へと連れてこられたりと……ちょっと賑やかが過ぎてねぇ。
ハイリ:落ち着いて研究できないのは面倒だろうね(箱を開けて中のヘラでお皿にべっ、べっと盛りつけて配ってる)はいはい、エイルは半分だね。はいどーぞ、お茶によく合うよ。
エイル:そうです、こぼさないように注意してくださいね。冷めるまでお茶菓子を楽しむのもありです
ルナ:エイルも随分昔より我慢を覚えたよね…(
黒斗GM:クロエ>教育の賜物です(
ルナ:まぁあの港町はどこに行っても賑やかそうです。
イリナ:じゃあ、半分は私が…!(冷めるのを待つことにしたらしい)
ハイリ:(イリナの皿にエイルの分の半分をべっと盛る)
黒斗GM:リフェール>邪魔をしようと思ってしているワケじゃないからどうにも邪険にも出来ず困ったよ。
黒斗GM:リフェール>ああ、そうだ、ヒルコとかいったかな、あの小さな異貌には随分良くして貰った。
イリナ:(表情がぱぁっと明るくなった/ぁ)
エイル:むやみに食に手を伸ばすとこう、殺気と言うか。背後にシオンさんが木刀構えて立ってる気配を感じるのですよね>教育の賜物
ルナ:ヒルコ(回想)>いやぁ、さすがにあれだけ絡まれまくってるの見ると不憫で…(
ハイリ:それはもはやスタンドじゃないかな( はいイリナどうぞ。
エイル:ワカメ>なんとなくフォローに苦労しているヒルコの姿が思い浮かぶよ(
黒斗GM:リフェール>……何が困るって、街中連れ回されたり研究室で喋り倒されるのはまだ いいんだが、やたらと引っ付いてくるんだよねぇ彼女。あのスタイルで薄着で引っ付かれると旅疲れをしている男にはかなり堪える……その気があってセクハラ してくる者には厳しいが、その気がない者には妙に無頓着で……本当に助かった……(
ルナ:まぁ微塵も頓着しなさそうなヒトですよね…本当にお疲れ様です(
ハイリ:わりと事案が多いよね彼女も(
エイル:ワカメ>はたから聞く分にはどこのラブコメの主人公って感じだけど、相手が空母級となるとそりゃ疲れそうだね(
イリナ:いただきます!(半分の方を一気に頬張って、イリナの周囲がキラキラしだした/ぁ)
黒斗GM:リフェール>当時も出来る限り礼はしたが、あらためてまた、お礼申し上げねば。まぁ、それはそうと。
エイル:ワカメ>そう、やはり分相応に限るね。その点アニィは控えめだし気立ても良いしそれでいてスタイルはそれなりに…(以下ノロケのため省略)
黒斗GM:リフェール>茶も茶菓子も楽しみながらで構わないので、化外の心臓の話をしようか。あらかた解析は終えた。
エイル:いただきます(宝石でも扱うかのように大事に栗かのこを頬張り)
ハイリ:(ワカメの首を鷲掴みしながら)聞こうか。
エイル:ワカメ>ゲコッ
ルナ:よろしくお願いします。思った以上に早かったですが。
イリナ:ん…そうだった、そのお話聞きに来たんだっけ
エイル:此方で有効活用出来そうならよいのですが
黒斗GM:リフェール>(机の下から、やたらとドでかいシリンダーのようなものを引っ張り出 す。そのシリンダーには持ち手があり部分は金属で作られ、他は硝子材のようなもので造られていて中が伺える。中には、うすくエメラルドグリーンに光る液 体、それに浸されながらどす黒く脈打つ異貌の心臓……に、酷似したもの)私としては思ったより時間が掛かった。
黒斗GM:リフェール>これが、化外の心臓だ。現在は半覚醒状態で保持してある。
ハイリ:うわあドクンドクンいってる。
エイル:ワカメ>エヴ○とかに出てきそ(何か大いなる力に邪魔され)
ルナ:まだ半覚醒でこれですか…
エイル:あまり自分に埋め込みたいとは思えない感じですね
黒斗GM:リフェール>完全覚醒状態にすると後から後から血液が製造されて、一時は研究室の 床一面が血液のプールにされた。このことから解るようにこの鍵は能力常時開放型、ワカメくんとエイルくんの鞘と同系統に分類される。半覚醒状態だとこうし て普通の心臓に見えるが、見ての通り、拍動の力強さは普通の異貌の比では無い。
イリナ:なんか、やな感じがする…
黒斗GM:リフェール>これだけでも生物に埋め込めれば相当な身体能力強化の効能が出ると予測される。身体への負担も並々ならぬものがあるがね。
ハイリ:器が持たないだろうなぁ。
エイル:ワカメ>普通の心臓移植ですら90%以上の人が拒絶反応で10年以内に死んでしまうんだ、これを埋め込んで耐えられる身体と言うのは限られるだろうね
イリナ:やっぱり、竜でも無理なのかな
黒斗GM:リフェール>完全停止状態だと字面の通り拍動も行わない。これだけでも埋め込めれ はするだろうが生命活動が維持できない。懸念されるべきは、そう、今ワカメ君が言った通り生物への適合率だが……これこそがまさに、本来の化外の心臓の効 能なのだろう。生物への適合率は、なんと、100%。
エイル:ワカメ>何そのチート(
ハイリ:それはヤバイ(
ルナ:これはひどい(
イリナ:えっ(
黒斗GM:リフェール>誰に、何に埋め込もうが、これを収められるだけのスペースさえあれば拒絶反応が起こることは無い。驚きだね。
エイル:ワカメ>それならマリーに組み込んだら元々体が大きい分、心臓も活用しやすいんじゃないかな
黒斗GM:リフェール>まあ、拒絶反応が起こることがないだけで、これを起動させてしまえば 拍動の強力さに耐えられずに死に至るが。逆に、それに耐えられれば誰にだって、そこのマリーくんにだって適合するだろう。さてここで問題となるのがマリー くんがこの拍動に耐えられるか、ということだが。
黒斗GM:リフェール>まず、このままでは無理だ。何せ埋まっていた先が、人狼だとか空母級 異貌だとか、現状この世界に存在する中でも出鱈目に拍車が掛かった、いや、出鱈目がたまたま生物の形をしているだけといった感じの者達だからね。それぐら いのスペックはおそらく、マリーくんには無い。
黒斗GM:リフェール>そこでさらに、この半覚醒状態をさらに低下させる。
ルナ:ふむふむ。それができてしまうのが凄いですが…どのくらいのレベルまで?
黒斗GM:リフェール>停止状態、半覚醒、完全覚醒の三タイプにしかスイッチがないので、か なりの無茶をするが、出来ないことはない。出力としては5%、止まらないギリギリのラインだね、この状態を維持出来るように術式を造った。5%ならば大概 の生き物にもなんら影響は無い、少なくとも、生命維持に関しては、だが。
イリナ:調整すれば使える、ってこと?
黒斗GM:リフェール>使える、というのが、生命維持ができる、ということならばそうだ。生命活動、日常生活を送れるか否かといえば、否だ。
ハイリ:止まらないギリギリの心臓を埋めたらまぁそうなるだろうね。
ルナ:寝たきりみたいな状態になりそうですね。
黒斗GM:リフェール>何分、少々恥ずかしいが、高高度な術式でね。発動や維持は、この心臓 を持つ者が行う、心臓を抑えるための術式を使えば普段のリソースは大半この術式の維持に使われると思う。一般人ならぬマリーくんの身体だが、魔術師ならぬ マリーくんだ、埋めて使えば、そうだな……やってみないことにはわからないが……
黒斗GM:リフェール>寝たきりにはならないと思うが、日常生活にはかなりの支障が出るだろう。戦闘行為は不可能だと思ってくれていい。
イリナ:ダメ…かぁ…
エイル:ふむ。実質使えない訳ですか。それならばいっそ破壊したいですね
ハイリ:しかしそれだと、尚更扱いに困ったものだね。
ルナ:だねぇ。とりあえず完全に停止させてもらう?
黒斗GM:リフェール>言っては悪いが、容れ物にはなる。ぐらいの認識で良い。ルナくんやワカメくん、イリナくんならば多少マシだが多少程度、日常生活には支障ないがやはり戦闘行動は無理だろう。これは生き物のスペックは勿論だが魔術師としての経歴の長さが物を言うだろうね。
ハイリ:エイルは…いや、埋め込んで実体ぱぁんなんてことになっても困るか。
エイル:私は魔術的な素養は低いですからね。あと埋め込んで体重が増えても困ります(
黒斗GM:リフェール>これを容れて日常生活、戦闘行動に全く支障ないのは、造った私本人か私以上の魔術師ぐらいだろう。
ルナ:ふーむ…それだけの実力があって信用のおける魔術師となると…
ハイリ:いたっけ、そんな人…。
ルナ:ちょっと心当たりはないかな…(
エイル:ワカメ>ソレイユを探せば使える魔術士は居そうだけど信頼はちょっとあれかな(
ハイリ:信用っていう部分において問題がね(
黒斗GM:リフェール>勿論、完全停止も承るよ。動かしたまま何かに容れて持ち運ぼうという から事が難しくなるだけで、停止させたままなら今入っている器で十分だ。それでも定期的なメンテナンスは必須だがね、シズカに次会ったら言っておいてく れ、こんなもの適当な箱に容れて保管するなと。
ルナ:よーく言っておきたいところです(
黒斗GM:リフェール>正味、一番苦労したのはそこだ。長い間放置されていたせいで、動かすのに五日も掛かった。
ハイリ:あのキツネめ、精々盛大に祝われろ(
ハイリ:うーん、しかし移植が無理なら停止させるのはいいとして、保管をどうするかだね。
エイル:ワカメ>シオンなら魔術師としても13階梯だし使えるんじゃないかな。必要かどうかはともかくとして(
イリナ:使えないなら、壊した方が安全なのかな。…壊せるかわからないけど。
ルナ:こないだ生体魔力斬った人がいたねそういえば(
エイル:個人的には破壊したいですね、生体魔力のように(
ハイリ:いけるかな(
黒斗GM:リフェール>これを破壊、か。さて、出来るかどうかは兎も角として、魔術師として看過出来る自信はあるかね、魔術師諸兄は。
黒斗GM:リフェール>生体魔力は致し方あるまいよ、あれは、どう使っても災いしか呼ばん。しかしこれは、研究さえ重ねられれば必ず役に立つ。
イリナ:どういうこと?
黒斗GM:リフェール>研究期間が短かったので今は5%出力制限が限界であり、術式ソースも 莫大だが、いずれはさらなるソースの削減、出力低下もそう夢ではないと思う。九十九の鍵故三国の干渉が少々懸念されるが、もし、完璧とは言わぬまでも実働 に漕ぎ着けられればどれだけの命が救えるか。
ハイリ:危険度も利用価値も無限大か…。
黒斗GM:リフェール>それも、今までは、介錯してやるのが精々だった重傷者もこの心臓さえあれば、救える可能性は大きく上がる。複製できれば、一人だけではない。これを、魔術によって行える可能性がある。魔術師としては、その可能性は魅力的だろう?
ルナ:それは確かに夢がふくらみますね…
エイル:ワカメ>そうだねぇ、僕としては美味しい召喚の材料にもなりそうだし研究し尽くしたい思いは凄くある、正直ね
ハイリ:だったら尚更保管には気を使わないと、活性非活性問わず、連中がこの心臓を探知する術式なり道具を持っていないとも限らない。
黒斗GM:リフェール>私もこのような身であれ、やったきたことが事とは言え、勿論その所業 のツケというのはそのうち支払うし正当化するつもりもないが、私は私なりに生命の維持を目的としてきた魔術師だ。未完成品とはいえエーテルまで造ったし ね、故に、これを破壊するというなら良い顔は出来んよ。
エイル:私は正直一刻も早くこの世から消すべきだと思いますが、反対票があるのならば従いましょう。世の命運は今を生きる人間が決めるべきだ
イリナ:それがもしあっち側に渡った時のことを考えると…凄いものなのはわかるんだけど…
ルナ:となると結局保管場所をどうするかって話に戻るんだよねー…
ハイリ:あと保管方法ねー…
黒斗GM:リフェール>保管方法は、今この容れ物と保存液で十分だよ。心臓を起動させなければ、だが。
エイル:ワカメ>現状、その心臓を一番欲しがっているのは東方の異貌軍だよね。ならば保管場所はそこからできる限り遠くした方が良いと思う。可能なら3大陸の何処かが無難だろうね。
ルナ:お隣の大陸まで運べば、そうそう異貌は手出しできないだろうねー、たぶん。
ハイリ:それなら向こうの月光とか? 万が一でも襲撃の可能性があるなら、常に周りに手練がいてくれた方がいい。
黒斗GM:リフェール>ただ、容れ物の予備と保存液の予備はあるが、これもいずれ使い果たす。補充は、私がやるしかないが……
エイル:ワカメ>そうだね、ある程度信頼のおける相手に任せるなら、月光の伝手で月光本部(首都ソレイユ)に置くのが安全じゃないかな
黒斗GM:リフェール>今東方から離れるワケにいかないのだけれど。西に私ぐらいの魔術薬科に精通した者の心当たりはあるかね?
ハイリ:…あー…。
ハイリ:……う、うちの本部とか(
エイル:ワカメ>保存液が切れるとどうなるかな? あと予備は何日分もちそう?
ルナ:月光本部かアビス本部か…かなぁ?(
エイル:ワカメ>今のマザーブラックなら良さそうだけどアビス本人がすげー信頼ならないよ僕は(
黒斗GM:リフェール>劣化が始まる。ただでさえ長い間劣悪な環境に置かれてきたので次に完全劣化すると次は起動させられるか危ういね、そうそう劣化速度は早くは無いだろうが……保存液は10日ごとに変えるのが望ましい。容れ物は一月毎に。
ハイリ:だよね、正直ボクも自分のボスが信用出来ない(
ルナ:やっぱり信用がネックになってくるね…(
ハイリ:となると、やっぱりこっちでってなるか…。
エイル:ワカメ>延命と身体強化のために悪魔を取り込んでるような人間がそんな心臓を目の前にしてほっとくわけがないと思うんだ(
ハイリ:移植しやがるよねきっと(
黒斗GM:リフェール>私は自分のことを狂人の類だとも思っている。それ故、私以上の狂人には預けたくないな、信用は底値だ。
エイル:ワカメ>10日かぁ
ハイリ:で、西方の月光本部もちょっと危険といえば危険かもしれない。あそこにはキリサキがいるけど、キリサキの存在そのものがへたすると心臓に悪影響かもしれない。
エイル:ワカメ>劣化じゃなくて浄化されかねないってことか
ハイリ:うん。
エイル:ワカメ>……くそう、なんで僕らの伝手にはまともな人間が居ないんだっ(
黒斗GM:リフェール>君達がまともな人間ではないからだろう。
ルナ:反論できません(
エイル:ワカメ>はい(
ハイリ:ぐうの音もない(
イリナ:私も…?
ハイリ:うーん…じゃあこの際取りにくい場所ってことでステフの中央にでもケースごと飲ませる?(
エイル:イリナは大丈夫です。そのままでいてください、お願いします(
イリナ:それって、保存液の交換大変なんじゃ…
ルナ:イリナさんは今のままでいてください心から( ステフなら樹液で保存してくれないかなぁ…(
ハイリ:ステフ本人なら出すのもしまうのも手間じゃないよ。こう、自分の幹をぐぱあって開けるから(
ルナ:グロい(
エイル:ワカメ>なんかステフなら心臓を使えそうな気がしてくるから怖い(
黒斗GM:リフェール>そう簡単にこの技術を再現されては溜まったものでは無いが。……ああ、そうだ。これの解析中の事なのだが。
エイル:しかしあそこなら付近にミサキ家もありますし新婚さんも居るので守りには良さそうですね
ルナ:何かありましたか?
ハイリ:いけないこともないから余計怖い( ん? まだ何か?
イリナ:うん、頑張る(
黒斗GM:リフェール>途中でフラッとルナくんに似た異貌が入ってきてね。私に勝手に記憶叩き込んで帰っていったのだが……
ハイリ:おいルナ(
ルナ:え、なんで自律行動してんのリーゼ?(
イリナ:なんでふらふら出歩いてるの…?(
エイル:最近アクティブですね(
黒斗GM:リフェール>ああ、それはいいんだ、気にしていない。またルナくんがなにかやらかしたのだろう。いつものことのようだからね。
黒斗GM:リフェール>健康被害もないし。できれば、今度は一言入れて欲しかったが。精神衛生上宜しくない。
ルナ:正直今の私より魔術や死霊魔術の知識豊富だからなぁ…人造宝具で渡した記憶を、さらに別の誰かに渡す?できんの?やれるの?やっちゃったの前世の私?(
ハイリ:やっちゃったんだね(
ルナ:自分で自分が怖い( 今度会ったらよく言い聞かせておくんで、どうかご容赦を…
黒斗GM:リフェール>凄まじいものだな。魔術師としては嫉妬を禁じえん、が、それ以上に向上心が湧く。いや、だから、気にしていない。
ルナ:そう言ってもらえると助かります。ホントに。
黒斗GM:リフェール>それに、必要な記憶でもあった。化外の心臓の解析に必要だからといったところか、あれは彼女なりの親切心だろう。
黒斗GM:リフェール>おかげで多少解析も楽になったが、気になったのは、情報もそうだが肝心のバルバロイの顔だ。
ルナ:そうですか……うん、親切なんだよね基本的に…そう、やりかたとやることが度を越してる以外は…( と、バルバロイの顔?
ハイリ:顔?
エイル:ワカメ>イケメンだったとか?
黒斗GM:リフェール>気付かなかったかね? まぁ、多難が多い君達だ、接する人間の顔も多いからね。私自身も迂闊だったが……
黒斗GM:リフェール>イケメンだね、かなり、特徴がある。何故ああもミサキの人間に似ているのか、と。
ルナ:……(ハイリ見る)
エイル:……(ハイリ見る)
黒斗GM:リフェール>……そこだよ、迂闊だったのは。先代も、そして、今代さえも、ミサキ家の人間の顔と同じ造りだ。
ハイリ:……(少し、けれどもすごい速さで何か考えてるようで)
ハイリ:……あぁ、あぁ…ああ、そうか、だから。
黒斗GM:リフェール>今代は性格のせいなのか、柔和な表情をしていることが多いので、わからなかったが。本性を現した時の顔はミサキの人間そっくりだ。
黒斗GM:リフェール>何か心当たりでも?
ハイリ:いや、合点がいったというかなんというか。そりゃあ探してもいないはずだよなーって…。
ルナ:えー、それは…もしかして、そういうことなの?
黒斗GM:リフェール>……報告は受けている。なるほど、ふむ、うん。……バルバロイとは、君の家系の人間が成ったものか。
ハイリ:…そのようだね。
黒斗GM:リフェール>ならばあれは、今代〝撃墜のバルバロイ〟こそが、シエン・ミサキ。
イリナ:それってどういうこと?
ルナ:そういうことに…なっちゃうわけだね…
ハイリ:そして、『嵐月』と『乱月』も、おそらくは彼が。
黒斗GM:リフェール>そして先代もまたどこか別の時代の当主。先代は三千年以上生きていたと聞いている、ハイリ君から然程、離れていないかもなぁ。
ルナ:先代を倒した人間が、代を継いで。そういう風に繋がってたわけだね…
エイル:ワカメ>なるほど、先代を召喚できるのにも納得が行ったよ
ハイリ:ふ…ふふ…やばいテッサになんて言おう。きっとショック受けて「つまり今代のバルバロイと殺り合えばシエン殿とやるも同じか」って飛び出しちゃう…。
エイル:黙っておいた方が良いのでは?(
ルナ:それはショック受けてるの喜んでるの?(
イリナ:それってショック受けてるの
ハイリ:しかし先代も、か…これはちょっと、心臓の保管云々抜きにして、ボクはミサキ家で調べたり思い出したりしないといけないかも。
黒斗GM:リフェール>しかし、それはそれで、不可解なこともある。
ハイリ:ショック受けて喜んでる(
ルナ:だねぇ。ハイリの実家ちゃんと調べれば何かあるかも。
ん、それはそれでというと?

黒斗GM:リフェール>シエン・ミサキの力量は先代バルバロイと同等と聞く。先代バルバロイと同等ということは、何かしろの手段で時の停止にまで到れる、到達者の中の到達者といってもいい。だというのに、今代は先代に大きく劣るという現状だよ。
ルナ:何か裏技でも使ったかな…?
ハイリ:先代の体が誰かわからないけど、確かにそれなら今代のほうが強いはずだね。
ハイリ:あくまで、噂の段階では。
黒斗GM:リフェール>隠しているだけとも言えるが、かつて今代が戦場に出陣していた折、何 代か前のサイトウに補足されて戦闘も行っているらしい。いくらなんでも、ジャギ殿より劣るとは言えサイトウ家、力を隠したまま戦り合える相手ではなかろ う。そして、彼奴が力を使えば当時のサイトウは生きてはいない筈だ。
黒斗GM:リフェール>だが実際、当時のサイトウ殿は生きて帰ってきているし、まぁ、当の今代も死んではいないワケだが。
黒斗GM:リフェール>その時の記録を辿れば、大体、今代の力量は鋼鉄将軍には近いが将軍ほどではないという。
黒斗GM:リフェール>とてもではないが、鋼鉄将軍を超える異貌先代のバルバロイと同等の身体とは思えないね。
エイル:たまたま弱いだけ、とは考えにくいですね。
ただ実力を隠しているわけではない、と考えると。
自らのリソースを別の何かに割り当てている、と考えるべきでしょうか

ルナ:全力を発揮できない何かがある…ってことかな。
イリナ:そもそも、なんで倒した人がバルバロイになっちゃったのかとか、わかんないことが多すぎて…
ハイリ:バルバロイっていう異貌はそもそも動死体、ゾンビの属性を持っているからね。
黒斗GM:リフェール>なにより、今我らが生きてここにいるというのが辻褄が合わないわけ だ。〝剣神〟がいなかった千年の間に、〝剣神〟本人が攻めてきて、東方が無事であるワケがない。そうだねぇ、何かがある、そうだ、バルバロイの血脈相続の 方法も解析しないと次は悪ければテッサ殿かシオン殿、アマネ殿の誰かだ。
ハイリ:笑えない話だね。
ルナ:結局謎がさらに増えましたね…
エイル:取りあえず今代バルバロイと決着を着ける機会があるのなら、ミサキ家の血筋は遠ざけた方が良さそうですね
ハイリ:テッサには言わないでおこ……ん? あれ、それボクも含まれるの?
ルナ:ハイリは責任者ってことでどうかな(
ハイリ:責任者!?(
エイル:原理が分からない以上は避けた方が無難ですが、そうですねじゃあ責任者で(
ルナ:冗談だけど言ってみたかったんだ、いつも前世の責任取らされてる身だから(
黒斗GM:リフェール>まぁ、元を辿れば、キミの家系だ。キミの責任と言えなくも無いねハイリ君。
ハイリ:なんと( つまりボクは今回の責任を取って事態の収束に尽力すると共にボク自身も迂闊に死ぬなと(
ルナ:そういうことになるね(
ハイリ:なんて厳しい(
エイル:いつも以上に全力で生き残ってください(
ハイリ:あい(
黒斗GM:リフェール>頑張ってくれたまえ。私も私でやることが増えたし、まったく、退屈が恋しいね。一先ず心臓の保管は私がやっておくから、君達は一刻も早く、これを支部長達に伝えて来たまえよ。頑張ってね、デジマ、タカミネ、クカイの東方三国連盟マラソン(
イリナ:なんで、みんなそんなに軽いの?(