黒斗GM:@
〝侵蝕のリーゼ〟ことリーゼ・ヴァルトから先代〝撃墜のバルバロイ〟の情報を取得した。
聞けば聞くほど嫌になるような化け物っぷりであったが、しかし、付け入る隙も一応は見つけられた。

その付け入る隙を突くためには最大の難所たる時間停止を潜り抜けねばならないのが問題だが……
やはりどうあってもシエン・ミサキには攻略情報のために出て来てもらわねばなるまい。

黒斗GM:@
しかし、一番の幸いといえば、
化け物の中の化け物が神代の化け物シズカ・ミネこと九尾の狐と手を組む可能性はかなり低いということ。

シズカからのちょっとした助言や助力ぐらいならば受け入れる、かもしれないが、
彼女が異貌軍に入って大々的な活躍をすることはまずない、バルバロイがキレる。

魔王すら気に入らないような筋金入り過ぎの異貌至上主義が結果として人類の助力になる。

黒斗GM:@
勿論、この入手した情報が全て無駄になることが一番良いし、復活を阻止できるのは尚良い。が、復活の阻止が出来ない可能性は決して低くはない。おそらく儀 式の場には今代〝撃墜〟が居る、彼が主導で推し進めているプロジェクトであるし彼がそもそも陣の設計者であり起動者だろう、邪魔をしてくるハズだ。……一 応、リーゼには聞いてみたし顔写真も見せてみたが、彼女の時代にこんな顔の異貌は居なかったという答えが帰ってきた。

黒斗GM:@
先代が崩落してさして間もないうちに今代を襲名しているのだから、元々それなりの実力者であったハズだが、異貌軍幹部のリーゼが顔を知らない。リーゼが異 貌軍を去った後に急激に力を付けてきた異貌という見方も出来るがその実績も、ほとんどが見当たらない。人間であった頃の記憶を有していると思わしき疑惑が あり、魔術師としては間違いなく一流の類であろうことも彼の作品〝ソレッラ・シリーズ〟から見受けられる。

黒斗GM:@
あれはあれで謎の異貌だ。まともに判明しているのは能力名とその仔細。

そして、なんのかんの、たしかに、鋼鉄将軍は自分が居なくなったときのことを十全に考えていたとは言えど。
鋼鉄将軍が居なくなった異貌領をさしたる混乱もなく治め異貌軍のトップに立てる、統率力。

ハシヒメのような親分気質による付いて行きたくなるカリスマ性、鋼鉄将軍のような絶対的な力による支配でなく、
彼のそれは『従っていればある一定の戦果・成果を上げさせてくれる安心感』による統率だ。

異貌軍幹部皆に言えることだがアレも例外なく面倒臭い。

黒斗GM:@
今月光の各支部では、数々の面倒臭さを解消するためにかなり忙しい、この間にも戦争は起こっているし日常の諸業務もあるしと寧ろ、学園祭のあれこれに回さ れている方がまだマシ……。……でもなかった。リーゼとは情報交換や余った時間でのお喋り、お仕置き、ついでにルナのお仕置きもしてから別れて数日後。い よいよ準備も万端、一日の休憩を挟んでから、本番。死ぬほど忙しいぜヒャッハー! に備えるための一日を過ごしている折。キャンピングカーに、〝砂漠の 狼〟ことアマジーグが、訪ねてきた。すっごい、げっそりしながら。

黒斗GM:@
『こんなこと言える仲じゃないのは分かってる……けど頼む……助けてくれ……』

なんというか、かなり、珍しい感じだ。

黒斗GM:@
あのシズカを相手に軽口三昧、どころか、シズカをよくイヂめて楽しんでるような男が。
世の中の大抵の出来事には、良しも悪しも、伊達と酔狂で以て楽しめるような男が。
心底疲れ果てたような顔で、しかも、決して親しい仲でもない皆にこう言う。

因みにほぼセットとも言えるぐらい一緒に居るシズカはこの場には居ない。

黒斗GM:@こんなところからスタートでっす
ルナ:突然、何故?というか何事です?
リーゼ>なになにー、だあれー?(ルナの背後あたりでふよふよっと浮いてる緑髪、お話専用省エネモード)

エイル:ワカメ>……ここは「チャンスだ今のうちに討ち取れヒャッハー!」って言うべきなんだろうけど。何だろう、物凄くめんどくさそうな予感がして逃げたくなる(
イオン:ハイリ>珍しいね、お稲荷さんを制限しすぎて逆ギレでもされたかい?(
黒斗GM:アマジーグ>ハァ……(すっっっごく重い溜息を付きながら食卓にある椅子に腰掛け)
エイル:義理と人情の範囲なら助けますが、内容によりますね
イリナ:(一歩引いたところで『あー、またろくでもなさそうな人かなあ』って顔で見てる)
ルナ:えらくお疲れみたいですけど。(とりあえずお茶をいれに台所へ向かう)
黒斗GM:アマジーグ>……ああ、知らない顔だな、よろしくだぁお嬢さん。アマジーグっつー極悪人だ……ありがとう、貰うよ、お茶……。
エイル:ワカメ>自己紹介の通り、タカミネの本部を強襲して圧し折った人だよ。立場的には敵対100%かな(
イオン:深いこと考えないくらいストレートな敵なの(
ルナ:リーゼ>わぁ、すごーい(のほほんとしている/ぁ)
イリナ:あ、はい、よろしくお願いします(あ、やっぱりダメな人だったって顔)
黒斗GM:アマジーグ>いやなぁ。ホントになぁ。面倒臭ぇんだわこれが……完ッッッ全にシズカの自業自得なんだけどさぁ……
エイル:自業自得の多い人ですね(
イオン:ハイリ>生まれてから今に至るまで彼女は自業自得だよ(
ルナ:ハイリのお墨付きのいつものことっぽいけど(お茶のカップをアマジーグの前に置いて)
黒斗GM:アマジーグ>報酬は払うよ。いや、というか、本来はこの報酬になるもんをお前達に色々吹っ掛けて売り付けようとしてたんだけど。解決してくれたらもう何も言わずに渡すから、あ、あざす(カップを受け取ってごっくごっく)
黒斗GM:アマジーグ>報酬は、〝化外の心臓〟だ。
エイル:……またタイムリーですね
ルナ:……またえらく聞き覚えのあるものが。
イオン:またすごいタイミングなの。
ルナ:リーゼ>えー?バルさんの心臓、あなたが持ってるのー?(首かしげ)
黒斗GM:アマジーグ>だろうな、どうやったのかは知らんがそこまでは辿り着いてたみたいだ、いるだろ、これ。……先代撃墜復活のための、最後の『鍵』さ。
黒斗GM:アマジーグ>俺がっつーよりシズカが持ってる。なんで持ってるのかは知らん。
イリナ:それがないと復活できないの?
イオン:ハイリ>それをキミが勝手に報酬にしちゃっていいのかい?
エイル:ワカメ>聞く限りではそうみたいだね。鍵は複製できないし、復活できたとしてもかなり弱体化するんじゃないかな
黒斗GM:アマジーグ>シズカが言ってんだよ、この面倒事を解決してくれるなら化外の心臓でも何でもやるって。
エイル:そのレベルの面倒事となるとかなり身構えてしまうんですが(
イリナ:うん、ちょっと…凄く心配(
イオン:ハイリ>まぁ、先代撃墜が仮に復活したらキミらが相手しないといけないんだし、出来る限り手は打ちたいね。
ルナ:本当に切羽詰ってるっぽいね。何でもって。
黒斗GM:アマジーグ>復活出来ないかどうなのかは、わからん。あの女が言うには、心臓ぐら い無くてもやろうと思えば復活できるかもーぐらいの能力は持ってるけど、なかったら大層困るだろうってさ。……そうだな、お察しの通り、こっちとしても件 の化け物が復活するのは御免被りたい。誰だってそうだろ、時を操るような奴と好き好んで事構えねぇよ。
黒斗GM:アマジーグ>ああ、それでな、解決して貰いてぇのは、なんだ、武力絡みじゃなくて。説得っつーか。接待っつーか……
ルナ:リーゼ>怖がられてるねぇ、バルさん。同意見だけどー(うんうん)
イオン:接待?
黒斗GM:アマジーグ>ああ。多分オメェ等も何回か経験してると思うんだが、まぁ、それこ そ、そこの、シーヴァーが喚んだべディヴィエ卿だとか鋼鉄将軍が喚んだサー・ルーカスとか、時たま実力者ってのは体の良い手駒に英霊を喚ぶんだが。シズカ のヤツもちと今、人手に困っててな、ちとある仕事のために最低でも俺ぐらいのが数人欲しいってんで英霊喚んだんだ。
イオン:ハイリ>ごめん嫌な予感しかしない(
黒斗GM:アマジーグ>したらさぁ……とんでもねぇのが出て来てさぁ……何か、サムライ? っつーの?
黒斗GM:アマジーグ>アレ、喚んだらさぁ……野郎、魂と自我がデカすぎるらしくて、あのシズカの命令権が効かねぇんだよ……
イオン:サムライー?
エイル:ワカメ>(最低ライン高すぎだろっ。これだから到達者は…/ブツブツ)
イオン:ハイリ>…百面金毛九尾の命令権が破棄されるレベル?
ルナ:何呼んじゃったんですか。ナニを。
黒斗GM:アマジーグ>でさ。なんかその人、生前、なんつーの。女日照りが激しかったらしくてな。……シズカが付き纏われてるの……(頭抱えて)
黒斗GM:アマジーグ>何かやれっつっても、帰れっつっても、ガン無視で………………
エイル:反権力ということはユキムラ君とかでしょうか、スパルタクス君でしょうか…… ふむ、女好きとなるとちょっと違いますか(
イオン:ハイリ>とんでもないのが来たのは分かる( でも侍ねぇ、ちょっと興味があるな。
イオン:ハイリ>だからエイル、その名前に君付けヤメテ(
黒斗GM:アマジーグ>えーと、名前。名前なんだっけ……ああ、その、ユキムラ? そう、そんな感じの響きだ。ニホンゴ? だっけ?
ルナ:ビッグネームに君とかさん付けされると変な気分になるよね(自分の背後霊見つつ)
リーゼ>?(きょとん)

エイル:話してみると割と気さくですよ?(
ふむ、極東の方なのですね

イオン:ハイリ>ユキムラはともあれ気さくなんだスパルタクス(
黒斗GM:アマジーグ>マジかよスパルタクス(
ルナ:想像つかない( で、ユキムラ?あの戦国で有名なユキムラ?
イリナ:誰だろう(きょとん)
黒斗GM:アマジーグ>ユキムラとやらではなかったと思うんだが……極東の人間ってどうしてこう名前覚えづらいんだ……
エイル:スパルタクス君は戦歴が印象的すぎますが、元は遊牧民族で陽気ですし、人と話して仲良くなって仲間に引き入れるのが上手い人ですね。いつもモン○ンで部屋を立てるタイプと言うか(
イオン:ハイリ>ユキムラはまだ覚えやすいからね。
ルナ:ユキムラならお嬢様の持ってた「戦国KABUKI」で知ってるけど( 違うんだ、じゃあ一体…?
エイル:女好きで有名な人となると、ヒデヨシ君とかでしょうか……?
ルナ:リーゼ>でもヒデヨシって別に女日照りじゃなくないー?
黒斗GM:クロエ>ですね、大層な女ったらしって聞いたことありますよ
エイル:ですねぇ。となると誰でしょう?
イオン:ハイリ>侍とはいうけど武将と限らない…いやでもシズカが抑えられないレベルだしね。
イオン:うーん、とにかく、そのサムライを接待して満足させればいいのー?
ルナ:まぁ正体当てもいいけど。私たちにその英霊をどうしろと?
黒斗GM:アマジーグ>まぁ、兎も角、来てくんねぇかな。ホンット、悪いとは思ってんだ が……このままだとシズカ、身動き取れなさすぎて化外の心臓も取りにいけねぇんだよ。どうにかあの野郎の女日照り、何も抱かれろとは言わんから、酒の酌で もしてやってさ。接待して欲しいのよ……。
ルナ:接待役ならもっと近場で見つければいいと思うんですけど……
イオン:ハイリ>いや、でもアマジークの気持わかるよ。
イオン:ハイリ>ボクだって同じ目にあったらここに助けを求める(ルナガン見)
黒斗GM:アマジーグ>わかってくれるか(
イオン:ハイリ>分かる(
エイル:ワカメ>人を誑かすのが仕事みたいな女狐が身動き取れないレベルの女日照りって割と相当だと思うんだ。確かに府どうにかできる人は限られるかもね(ルナガン見
黒斗GM:アマジーグ>助かる(
ルナ:あの、なんでみんなしてこっち見るの?(
イリナ:私に何かできるならするけど…
イオン:ハイリ>そういやお酌ってことは酒もいけるんだね? ボクの秘蔵っ子でも持って行こうか。
エイル:報酬が報酬ですから断るのも難しいですし、覚悟を決めますか。それで、結局当人たちはどちらに居るんでしょう?
黒斗GM:アマジーグ>ああ、頼む。場所はそう遠くねぇよ、俺歩いて来たし。ほれ、ここからでもぼんやり見える。……あそこ、大変だよな。この前、黒犬に爆破されたんだろ? あれ、確かその時もお前ら関わってたんだっけ?(
黒斗GM:アマジーグ>爆発騒ぎの現場によく居るよな、お前等。
イオン:好きでいると思われるのも癪なの(
ルナ:いたくているんじゃないんです(
エイル:我々が居ると爆発するみたいな物言いは控えてもらいたいです(
黒斗GM:アマジーグ>あながち間違ってるワケでもねぇだろ。あ、もう、爆発させんなよ。可哀想だから、支配人が。
イオン:前向きに検討の上善処するの。
ルナ:誠実な対応を心がけたいと思います。
エイル:ワカメ>僕らは頑張るけど結局爆破するのは他人なんだけどね(
黒斗GM:アマジーグ>あそこの豆腐ステーキまじで美味いよな。例の英霊も、『なんと……豆腐? これが? これが豆腐? ……某はこの時代のこの宿の子に生まれたかった……!!!』とか言ってたし。
黒斗GM:アマジーグ>野郎うまいもん食うと大体そこの店の子に生まれたかったとか言ってるけど。余程いいもん食ってなかったんだろな。
エイル:その気持ちは非常によくわかります(
黒斗GM:アマジーグ>お前もかよ(
イリナ:わかる(
黒斗GM:クロエ>あっ。ちょ。だめ。エイルさんにエイルさんの時代の食べ物の話しないでっ。目からハイライト消えますからっ(
ルナ:まぁ、昔と今じゃ食文化そのものが違うだろうしねぇ。…あれ、つまり何か一品作る流れ?(
黒斗GM:アマジーグ>いいんじゃないか、多分喜ぶぜ。
イオン:ハイリ>アマジーク、厨房空けさせといてよ(
エイル:ふふ、ただ焼いただけの肉、洗っただけの野菜、物凄く匂う魚…… 生まれ変わったら貴族向けのレストランの子供になりたいと昔は思ってました……(目からハイライトが消えた)
黒斗GM:アマジーグ>わか……あ、いや、悪かった! 俺が悪かった! ほら、ホテルに色々美味いもん用意してっから!?
ルナ:いいけど、効果は期待しないでよ、あんまり(エイルにそっとお茶請けの饅頭差し出しつつ)
黒斗GM:@
黒斗GM:@——というわけで、エイルの瞳にハイライトが戻り、皆が準備を整えてたところで、件のホテルへと移動することになった
黒斗GM:@不幸な事故により一階層丸々使った豪奢なスイート・ルームを爆破された、レスト ランには絶品ものの豆腐ステーキが名物と化しているデジマ港からもデジマの中心街からもアクセスしやすい立地にあるそこそこお高めのホテル。爆破事件から そこまで長い時間は経っていないが無事修復・営業再開しているようで人入りも問題なく、一時は閉店を危ぶまれたもののなんとか持ち直した模様。
黒斗GM:@
月光からは資金援助が入り、主犯の黒犬部隊からもお詫び金が届いていたらしい。
それは兎も角、やはり、シズカと件の英霊が居るのはその最上階、スイート・ルーム。どんなものかと入ってみれば成る程、
爆破事件なんてありませんでした寧ろ忘れろ忘れさせてくれ
と言わんばかりの完璧な修復度である。豪奢ではあるがイヤミではなく、アンティークな内装で統一されたそこは皆にとっては、
何故かちょくちょくと足を運んでいる皆にとっては慣れたもの。

黒斗GM:@
エレベーターから降り、パーティールームにも会議室にもなる部屋へと向かう廊下を歩いているところから再開。

黒斗GM:アマジーグ>……さて……あの中に居るワケだが……シズカ、まだ、捕まってんだろうなぁ……
ルナ:まだ無事かな(
エイル:げっそりしてそうですね(
イリナ:なんか…さすがに緊張してきた(
エイル:ワカメ>今更だけどこういうスイートルームって正装じゃないと浮くよね(
ルナ:今さらだよ、いつも気にしてなかったから(
イオン:ハイリ>(ワカメにでかいクーラーボックスを2つ運ばせてる)妖力薄れて尻尾減ってないかな(
黒斗GM:アマジーグ>いいよ、気にしなくて。正装なんてする柄じゃねぇし、侍用の正装なんてコスプレ道具持ってねぇし(
黒斗GM:アマジーグ>じゃ、いくぞ。(こんこんと、行き着いた扉を叩き)……あー。シズカ。俺だー。連れて来たぞー。出れるかー?
エイル:シズカ>……待ちわびたわ。ほんとに、ほんとーーにっ、待ちわびたわっ(ドアが開き、内側から疲れた様子の、ハイライトの消えかかった瞳に一縷の輝きだけ残したシズカが顔を見せる)
黒斗GM:アマジーグ>……お疲れ。いやでも、自業自得だからな、お前……。
ルナ:どうも、お久しぶりです。生きてますか(
イオン:ハイリ>やぁシズカ、やつれたね(
イリナ:えっと…はじめまして
エイル:シズカ>分かってるわよ。だから自腹切って何とかしようとしてるんじゃない…… まぁ、生きてはいるわ。生きては
ルナ:それはよかった。けどそのやつれようはこっちが不安になりますが(
エイル:シズカ>(そうボヤくのは、ショートヘアを後ろで結った20代のビジネスウーマン風 の女性。和服の裾をギリギリまで切り詰めたような出で立ちで、大人なボディラインを誇るかのように晒している。が、今は全体的に覇気がなく。黒に近い紫紺 の髪と耳と尻尾が心なしか垂れている)
黒斗GM:アマジーグ>こんなことの使いっ走りにされるこっちの身にも、いや、まぁ、一番大変なのはそれでもアンタだ。もう何も言うまい(
黒斗GM:アマジーグ>兎に角代わりは連れて来たから、少し休んで、例のもの取りに行ってこいよ。
エイル:シズカ>ああ、そちらのお嬢さんは初めましてね。私はシズカ。そこのケモミーさんと同ジャンルの狐版よ(疲れながらもビジネススマイルな笑みを浮かべ)
イオン:黒糖稲荷あるけど食べるー?(
エイル:シズカ>食べる(
ルナ:用意いいね(
黒斗GM:アマジーグ>……今日の分はもう食べたが、まぁ、いいだろう(
イリナ:イリナです。(意外とまともそうで安心した)
イオン:(あげてる)
エイル:シズカ>そうさせてもらうわ。彼らもモノがないといまいち信用できないでしょうし。少し席を外すけど、その間”アレ”の相手、頼むわね
イオン:ハイリ>はいはい、いってらっしゃい。…で、何を呼び出したのかなー…?(部屋覗きこんでる)
ルナ:まぁ頑張りますけど。どんな方なんですか、その英霊って。
エイル:シズカ>(もっきゅもっきゅ)
黒斗GM:@扉を覗けば、パーティルーム用に仕切りという仕切りを取り外した広々とした室 内、眼下には、デジマ港とデジマ市街が一望できる大展望窓。これもまた、見慣れたもの。広々とした室内にはいくつもいくつも机が置かれいくつもの料理や酒 が並ぶ、立食パーティ会場のような様相となっていた。一応あちらこちらに椅子もあり、ふと見れば、その一つに男が腰掛けている。
黒斗GM:@
今時ならば兎も角として、昔々の、それこそ、ユキムラだとかいう名前が使われていたような時代の人間にしては大きい。
ぱっと見だけでも180cmは超す身の丈、紺色の作務衣を纏っているがそれでもありありと分かるほどに発達した、筋肉。

黒斗GM:@
なんと言おうか。粘り強い木々が絡み合って形作っているとでも言おうか。
分厚くもあり靭やかでもある。太すぎず細すぎずのこれまたあの時代に似つかわしくない体格の持ち主だ。

黒斗GM:@
黒色をさらに黒色の染料で染め直したかのような黒々とした髪は、少し、手入れが雑だ。
肩付近まで伸びたそれは硬質なのか整髪料も無しに、しかしきっちりと、後ろに撫で付けられてある。

黒斗GM:@
しかし何より特徴的なのは目付き。黒は黒だが、色さえ違えば、獅子のそれとさして変わらない。
それも狩りをしているときの獅子を思わせるような獰猛さ。……今は多少酒のせいか目元も赤らみ、目尻も優しいが。

イオン:ハイリ>うわあ。
黒斗GM:???>ん? おお、お客人(覗き込んでいるハイリに気付き)
ルナ:ハイリ、心当たりが?
黒斗GM:???>(席から立ち上がり)これはこれは、失礼した。てっきり料理の追加かと思うてな、緩んでいたよ。
黒斗GM:???>話は聞いている、シズカ殿のご友人とな、いやいや、シズカ殿だけでも良かったのだが是非彼女が現世の女性も紹介したいというので……
イオン:ハイリ>いや、でも昔の人にしてはちょっとがたい良すぎる…あぁ、こんにちは。
エイル:シズカ>料理の追加ならそのうち来るわ(目を全力で逸らしながらそそくさとドアの向こうに)
ルナ:そっか……っと、えぇと、始めまして。ルナ・ホーリックと申します(すっと丁寧に一礼して)
黒斗GM:???>いやはや、誠に申し訳ない限りで。ああ、これはご丁寧に。お初にお目に掛かる(両手をぴったり腿に添えてこれもぴったり90度のお辞儀)
イオン:イオンなのー。
エイル:ワカメ>女性限定なら僕は要らなさそうだけど、まぁ一応。初めまして、エドワードだ
イリナ:は、はじめまして。イリナ・H・シノミヤです。(ぺこり)
イオン:ハイリ>初めまして、岬珮李だよ(礼を返す
エイル:初めまして、エイルです(こちらも綺麗にお辞儀し)
黒斗GM:???>(顔を上げ)るな、いおん、えどわーど、ハイリ。ハイリ? 日ノ本の言葉に似ておるな、シノミヤもそうか? いりなだな、よし。某は、んー……
黒斗GM:???>どの名が通りが良いかな。何分、生活に困らぬ知識は与えられていても、この外国で某の名はなぁ、うーん。
黒斗GM:???>……えいるといえば、座にて、たしか、ルーカス君が自慢の妹だと紹介してくれた名前が確か……えいるだったような……
イオン:ハイリ>僕日本人だから、多分皆に説明できるし好きなのでいいけど…おや、ルーカスと知り合いなのかい?
どどんとふ:「ルナ」がログインしました。
黒斗GM:???>ああ、すまん。某の名だな、新免武蔵、藤原玄信と色々あるが、やはり、召喚された名が。いや知らぬと言われても、ああ、そうか、日ノ本のお人か! ならば遠慮は要らぬな!
イリナ:い、一応歴史の勉强はして…る…から…(目を逸らした/a)
ルナ:……あ、すごい大物の名前が聞こえた(遠い目)
黒斗GM:武蔵>宮本武蔵だ。宜しくお願い申す。
エイル:兄とお知り合いでしたか。ああ、兄の言っていたことは忘れてください(
イオン:ハイリ>(尻尾の毛がぶわっとした)
イオン:ハイリがビジー状態なの(
エイル:どうしましたかハイリ? 急激に静電気でも発生しましたか?
イオン:ハイリ>い、いや…いやいや、いや、いや? いやー(
黒斗GM:ムサシ>うん? どうかなされたか?
ルナ:そっか、ハイリ的には同類の先輩にあたるの…かな(
イオン:ハイリ>ちょ、ちょっと待ってね?(片手で顔を覆った)ちょっと挨拶やり直してもいいかな(
イリナ:ムサシ、ムサシ……イオージマでサブローって人と戦った人…だっけ(
エイル:よく分からないけど惜しい気がします(
黒斗GM:武蔵>……!(ハッとした顔をして)ひょっとした某、日ノ本の人にまで知られぬほど時代飛んじゃったか!?
イオン:ハイリ>いや逆かな!(
イオン:ハイリ>ああいやどうだろ、少なくともボクやボクと同業が忘れるはずはないけど…(すーはー)
ルナ:サムライの中でも知名度は随一ってレベルじゃないかなぁ
黒斗GM:武蔵>おお、なんてこった。五千年とか言われてもピンとこんかったが……ん? 小次郎のことか? 巌流島とか言われていたらしいな、あそこ。
エイル:ワカメ>そもそも日ノ本なんて国もないしね、今
黒斗GM:武蔵>なんで某が勝ったのに負けたあ奴の名前が付いちゃったんだろうな。正直試合に勝って勝負に負けた気分だ。
イリナ:えっと、えっと…凄い人なのはわかった(
ルナ:あの逸話は今でもそこそこ知られてますよ。「勝てばよかろうなのだァァ!!」の好例として(
イオン:ハイリ>まぁ小次郎様のほうが後世で悲劇の美形になってるからですかね…(
ルナ:……ハイリの敬語。様。(珍しいもの見たって顔)
イオン:ハイリ>と、ともあれ。(その場にちょこんと正座をして、腰に差してある刀を帯から抜いて横に並べた)
黒斗GM:武蔵>勝負は勝ってなんぼよ。負ければ死ぬのだ、当然だろうよ。……勝ったんだがなぁ。なんでかな。一部では某より人気あるって……
黒斗GM:武蔵>おおい、待たれい、待たれい、ハイリ殿。
ルナ:判官贔屓ってありますからね、いつの時代も。
イオン:ハイリ>いやだって無理ですって! 正座させてくださいお願いだから!(
イオン:ハイリ>(テンパリぶりはソロモンに会った時のルナばりである)
エイル:今回はハイリの番ですか(
ルナ:そっか、あの時の私はこんな感じだったんだ(
黒斗GM:武蔵>宴の場だぞ、良いのだ、良いのだよ。大体畏まられてみろ、某、これだぞ、格好。某が不敬で切腹せねばならん。
黒斗GM:クロエ>こんなかんじでしたね(
ルナ:よくわかったよ。ちょっと恥ずかしい(
イオン:ハイリ>二天一流の開祖を前に視線上げるとか…っ! …あ、そ、そうですか…?(立った)
イオン:ハイリ>ええと、じゃあ改めまして、天翳月照流、二十三代目当主の珮李と申します。九尾に変わりましてここからはボクらが接待するので…お邪魔しても?
イリナ:ルナさん、わたし、ハイリさんと来て、次は誰かな(
エイル:楽しみなような怖いような、ですね(
黒斗GM:武蔵>どんどん邪魔をしてくれ。いやぁ、ハハハ、なんだ、女子と接するのがもう楽しくて楽しくて仕方なくてな。付き合うてくれい。
黒斗GM:武蔵>少しばかり剣に馬鹿正直に生き過ぎた。まさか妻も娶らず死ぬとはな、うむ、馬鹿よな、某。
エイル:二天一流と言えば流派としては普及に苦労なされたと聞きます。なんでもムサシさん個人の技量が高すぎて他の人が付いてこれなかったとか
ルナ:次回はエイルあたりじゃないかなって思う( ともあれ、今回はハイリががんばってくれそうでよかった(ぼそ)
イオン:ハイリ>ではお邪魔します。しっかりご期待に添えるよう、シズカに負けないタラシも連れてきてますから!(
エイル:ワカメ>結局そこに行きつくんだね(
黒斗GM:武蔵>流派か、うむ、流派なぁ。あれぁその実、某の技量というのもあったが、もっとこう、根本的なところでいかんかったよ。
イオン:ハイリ>まぁ剣に生き過ぎた感はありますよね(
黒斗GM:クロエ>ルナさんにつなげましたね(
ルナ:くっ、おのれハイリっ(
イオン:取り敢えずお邪魔しますなのー、あ、ルナが後で御飯作ってくれるって!(ずいずい部屋に入っていく)
ルナ:せっかくだしハイリも手伝ってよ。和食の知識なら豊富でしょ(一礼してお邪魔しつつ)
黒斗GM:武蔵>(どうぞ、と、一歩引いて。椅子まで戻っていく)
イオン:ハイリ>任せとけ—。今日のボクはやる気だよ!
イオン:しかしシズカもよくこんな大剣豪を呼びだそうと思ったの…(
ルナ:よくもこんな大英霊を制御できると思ったものだよ(
黒斗GM:武蔵>某以外にそもそも二刀をぶん回せる体格の持ち主がそうは居らん。なのにこう 某ったらその頃、絶好調だろう。経営の経験もないのに深いこと考えずに、まぁ、なんとかなるかなぁと思ったら何とかならんかった。絶好調じゃなかったら早 々に道場潰して餓死してたんじゃないか。
イオン:ハイリ>タイミングが良かったですよね、いや悪かったのか…(
エイル:ワカメ>名声はあったわけだから入門希望者はとりあえず居そうだね(
黒斗GM:武蔵>うむ、次から次へと来ては次から次へと辞めていったな!
イオン:ハイリ>(クーラーボックスの中に並んでる酒瓶を出したり引っ込めたり)うーん…もっといい酒持ってくればよかった。
ルナ:そういう感じの道場、私も心当たりあります(
イオン:ハイリ>武蔵様、播磨の酒と美作の酒どっち飲みます? 五輪書だと生地は播磨ですけど、美作のほうが有名ではありますよね。
黒斗GM:武蔵>播磨で頼む。どうして美作になったのか皆目検討がつかんのだが大方、伊織(養子)がやらかしたのだろ
エイル:ワカメ>どんだけ年代物の酒を用意したのさ(
ルナ:凄いね、ハイリの気合が根本から違うよ(
黒斗GM:武蔵>アイツ、剣の才能はないのに某の間違った逸話残すのだけは天才的だったからな。
イオン:それは天才と言っていいのか分かんないの(
ルナ:狙って「後世に残る逸話」を捏造してたなら確かに天才かも(
エイル:生前ならうちの城に欲しかった人材ですね(
黒斗GM:武蔵>信じられるか? この武蔵の活躍を後世に遺したいといって聞かんから、そも そも反対だったのだが、どうしてもっていうから某が自ら語ったのだぞ。まぁ、こう、なんだ、確かにちょっとみっともない思い出は少々脚色したのは覚えがあ る、認める。それをあ奴……何か、某が語った覚えのないことまでツラツラツラツラ……
イリナ:有名な人って大変なんですね…(
イオン:ハイリ>ある意味作家の才能はありましたよね(
ルナ:昔から物書きっていうのはそういう気質なのかな…(
イオン:ハイリ>(クーラーボックスから「獺祭」とでかでか書かれたラベルの日本酒の瓶を持ってきた)
エイル:偉人の伝記というものは得てしてそんなものですよ
黒斗GM:武蔵>しかもあの野郎! 某の幼名残しやがった! どこで聞いてきた! 大人になってからベンスケとか呼ばれてみろ! 憤死するわ!
ルナ:取材はきっちりやるタイプだったんですね(
イオン:その律儀さはいらなかったの(
エイル:そこはほら、他のブショーの方々も幼名は残ってますしそーゆーものだということで(
黒斗GM:武蔵>某は有力な武家の出じゃないから要らないんだ! 幼名とか! あの野郎! 今度会ったら叩きのめしてやる!
エイル:タダカツ君とかナベノスケですよ、本人嘆いてました(
イオン:ハイリ>後世に残してもらいたくないものを遺された人は分かりませんから(徳利に中身を分け入れて)できた、ほらルナ、お酌してあげてよ。
黒斗GM:武蔵>……あっ。忠勝殿は、ほら、うん……(
イオン:ハイリ>エイル。その話は…(
エイル:おっと失礼しました(
黒斗GM:武蔵>徳川だしね……仕方ないというか……止めよう。うむ。某達の精神衛生上宜しくない。
ルナ:え、ハイリやらないの?いいけど…(徳利受け取って)では武蔵様、どうぞご一献。
ルナ:英霊ぶっちゃけトークって怖いね(
黒斗GM:武蔵>おっ。これはかたじけない……(杯を差し出し)
イオン:ハイリ>まずはプロに任せようかなって(
イオン:ハイリ>あと隣に座るとか恐れ多くてきつい(
黒斗GM:武蔵>プロ? ……専門の、という、意味だったか? 酌のプロ? ……遊女には見えぬが?(首傾げ) 
ルナ:はい、どうぞ…(微笑みながら丁寧な所作で、差し出された杯にとくとくと注いで)私は普通の元女学生ですよ。こういうお仕事の経験はあまり。
お近づきになるチャンスじゃないのさ(

イオン:ハイリ>えええええ……いやまぁ確かに滅多にない機会だけど。…武蔵さま、お隣、いいでしょうか…?
黒斗GM:武蔵>(軽く杯を上げて会釈してから口を付け)う、うむ。……いや、立派なものだが。うむ、そうか、経験がないのか。末恐ろしいな
黒斗GM:武蔵>構わぬとも。
イオン:なんか私の知ってるハイリじゃないの(
イオン:ハイリ>(文字通り借りてきた猫みたいに隣に座ってる)
ルナ:そう言っていただけますと、ほっとします(にこりと笑みと一礼を返し)よろしければ、ハイリからの酒も受け取っていただけますか?(すっとやってきたハイリに徳利渡して下がる/ぁ)
イオン:ハイリ>(尻尾が膨らんだ/本日二度目)
黒斗GM:クロエ>ルナさん、それ、ソロモン王にもやってあげたら良かったのに。喜ばれますよ(
イリナ:ルナさんが慣れてる…(
イオン:私もそう思うの(
エイル:ワカメ>ルナもこの立場になって長いからかな(
ルナ:こういうのはもう慣れで……はっ、しまった!いやでもやっぱり緊張してできなかった気がする!(
イオン:ハイリ>(あうあうしながら徳利を持って)では武蔵様、こちらもどうぞ…。
黒斗GM:武蔵>かたじけない(杯を差し出し)
黒斗GM:武蔵>……ところでなぁ皆の衆。いや、本人が居る前ではどうにも気が引けて聞けなんだが。シズカ殿の事なんだが。
イオン:ハイリ>(静かに注いで程良い所で離す)…それにしても、アマジーグが言うほどじゃないというか…シズカを離さないとか言っていた割には大人しいような…あ、はい。
ルナ:いやぁ、新鮮でいいねこういうハイリも(にこにこ)と、はい。彼女がどうかしましたか?
黒斗GM:武蔵>(返礼してからまた口を付けて)あれは人で無いよな。しかもとびきり悪い類だ、と、思うのだが。どうだ、お主達から見て。
黒斗GM:武蔵>シズカ殿のご友人ということで来ておるお主等だが別段仲間ではないだろう。奇妙な縁ではあるようだが、故に、聞く訳だが。
イオン:ハイリ>うーん…言ってもいいのかな。
イオン:アマジーグから口止めはされてないけどー…というか自分の正体明かしてなかったんだシズカ。
イリナ:私は、さっき初めて会ったばかりだから、味方じゃないってことくらいしか知らないけど…
エイル:ワカメ>それも駆け引きのカードなんだろうさ。そのせいで疑惑持たれてるんだからやっぱり自業自得だけど
ルナ:……まぁ、貴方相手に下手に隠し立てしても意味はないと思いますけど。少なくともその推測は正解ですね。
ルナ:というか私は彼女とは縁が浅くて、よく分からないことも多いんだけど。ハイリはその点因縁ふかそうだけど、どう?
黒斗GM:武蔵>そうかぁ。いや、胸の内を言うとな、勘違いかとは思うたが。喚ばれて一目見た時は喰われるのかという心持ちを覚えてなぁ。
イオン:ハイリ>まぁ縁は無駄に深いね…。まぁそも疑惑を抱かれる時点で秘匿はできないし。
黒斗GM:武蔵>その心持も一瞬、他は随分愛想をよくしてくれるもので余計気が引けて聞けなんだが。勘違いではないのかもなぁ。
エイル:勘違いでなかったらどうするんです?
黒斗GM:武蔵>どうするかな。正直、嫁に欲しいぐらいなのだが。
ルナ:まぁ、向こうは貴方を配下に取り込むつもりで喚んだようですが。下克上を狙うなら私たち的には……あれ、止める理由、ないかな(
エイル:ワカメ>嫁ね。そうするなら、相当毒を食らわば皿までの覚悟が要るかもね
イオン:ハイリ>じゃあどうする? 嫁候補の正体しっかり教えちゃう?
黒斗GM:武蔵>ふぅぅぅぅぅむ、いや、よし、わかった!
黒斗GM:武蔵>とりあえず、一太刀入れてみよう。
黒斗GM:@