黒斗GM:@
シオンとソフィアがくっ付いた。こっちに来てからというものまだかまだかと期待していたミサキ家一同にとっては朗報、ノーディ家にとっても長男がようやっ と結婚しよったと安堵し、其れを聞き付けたジャギは……ジャギは大粒の涙を流しながら喜んだ。やっぱりこう、戦友であり親友でありライバルでもあると何か 色々と思う所があるのか……
彼が一番大袈裟に喜んだようで。電話口で啜り泣く鬼神の声に複雑そうな顔をしながら遣り取りしている魔人の顔はまさしく必見もの!!

黒斗GM:@
ただし写真撮影は禁止だ。パシャッとやった瞬間、一応、微妙に外してくれたが、心臓近くにぶすっと刃を突き立てられたハイリのようには、誰もなりたかないのでそれは厳守された。

黒斗GM:@
さておき、東方全体にとっても悪い話ではなかった。なにせ、東方でも一、二を争う武人に跡継ぎが出来たのだ。
後日になるが東方でそこそこ名の知れた武人から支部長から、何かとお祝いの品が届くわ、わざわざ『このたびは……』などと挨拶に来るわと中々の盛況ぶりを見せることになる。

黒斗GM:@
とはいっても、急にイチャイチャしはじめる当人達でもなく……
というかいきなりイチャイチャしはじめるとか柄ではないシオンとそんなことしたらオーバーヒートしてブルースクリーンから元に戻ってこれなくなるソフィアという二人なので、
跡継ぎが生まれるだなんだの話はもうちょっと先かな? といった感じだ。

黒斗GM:@
ちなみにメンバー一行、このカップル成立にとても大きな役割を果たした皆は、後日訪れる盛況ぶりにミサキ家一同が忙殺されるまで結構な歓待具合を受けることになる。
やれ飯を食ってけやれ酒飲んでけ、なんのイベントでもないというのに正月の宴会ぶりに接待された。

黒斗GM:@
その歓待を受けながら数日ばかり過ごした後、そういえば、と、シオンが皆に話しかけて来た。
こんなところからスタートです。

黒斗GM:シオン>皆の衆。特にルナか。例の、マイについてなのだが……
ルナ:お嬢様が、どうかしましたか?
ハイリ:(傷口を塞いでいた包帯変えてる)マイお嬢様がどうかしたのかい?
マイ:ワカメ>うっぷ、もう飲めないよ…… マイ? お嬢様の事かい?
マイ:エイル>(体重計の前で項垂れながら正座している)
黒斗GM:クロエ>(体重計とエイルの前で仁王立ち)
黒斗GM:シオン>そう。オオガワラの箱入り娘の話だ。たしかあの時は他事で曖昧にしてしまっていたがお前達はどうもあの子に関係しているらしいので、少し、話をな。
マイ:エイル>……肉とお菓子、禁止ですか(クロエの前に跪きながら)
マイ:ワカメ>関係してると言えばそうだね。主にルナが
黒斗GM:クロエ>はい。特にお菓子はこれから二月は我慢してもらいますよ。まぁ……わざわざ言わなくても分 か っ て る と 思 い ま す が 。
ルナ:エイルは食べすぎ禁物。っと、ええ、以前からいろいろと良くしてもらっていますが。
ハイリ:(エイル…南無…)
黒斗GM:シオン>先にも話した通りだが、どうにもあの娘は焦りが見える。大きなものではないが、強さを求めるということに対し少々筋違いがな。
黒斗GM:シオン>俺もそのうち言おうとは思っていたが、それがお前達、ふむ、ルナか、お前に関連したものならお前も協力してもらおうか。
マイ:エイル>私はこれから二ヶ月間何を支えに生きていけば……(
ルナ:焦りですか……それについては、こちらからも何か言うべきかとは思ってましたが。私に協力できることなら、何なりと。
黒斗GM:シオン>まぁ大方、目星は付いているのだがな。
黒斗GM:シオン>付いているというか、付いた、か。お前達の輪の中に入りたいとか、そういったところだろう。ただそう一朝一夕で身に付くものでは無い。
ハイリ:ハードルがちょっと高すぎるからね…強さを求めて焦ったって思い通りにはならないよ、普通の人は。
マイ:ワカメ>強くなるだけが答えじゃないと思うけど。まぁ不器用なんだね、色々と
ルナ:私たちもそれなりにネジが外れてますからね……お嬢様にそれをさせるのは酷というか、積極的にやめて欲しいというか。
黒斗GM:シオン>当然だ。俺が言うと変に聞こえるかもしれんが、十階梯や十一階梯の領域と いうのは世間一般に天賦の才と言われるものを持つ者が、かつ際限無い努力をなし得る者が数十年の修練を経るかそれと同等の死地を乗り越えるかぐらいはしな いと辿り着けん領域。まぁ、他には俺のような人間に修練を付けてもらうとかもあるが……
黒斗GM:シオン>実際そういう意味では俺に修練を求めてきたというのは悪い話ではない。事実俺はミユキやシェリルを鍛え上げた実績もある。
黒斗GM:シオン>……しかし奴等は別だ。奴等の前では言わんが、一年で形になったというのは正直な話を言えばこちらも驚いたぐらいだからな。
ハイリ:あの二人もどうかしてるからね…うちで言えばワカメもワカメで階梯だけなら3階梯のくせに変態みたいなことできるしなぁ。
ルナ:今階梯更新するとだいぶ跳ね上がりそうだよね兄さん。……ほんとまともな人間がいないねここ(
マイ:ワカメ>当然さ、僕は天才だからね!
黒斗GM:シオン>事実、天才だろう。それは認める、ワカメとルナは魔術的分野でいえば俺と同等の功績を残しているわけだしな。
マイ:ワカメ>(珍しく肯定されてリアクションに困ってる図)
ハイリ:褒められてないから…(
ハイリ:@誤字ったー。褒められ慣れてないで
マイ:ワカメ>ま。まぁ? だからこそ少なくとも戦闘に関しては一般人の域を出ないお嬢様がそこに至るのは難しいって事かな。何年かかるか分からないし、正直彼女は他にやるべきことがある気がするね
黒斗GM:シオン>筋は悪くない。現段階ではまだ何とも言えんが、ある時ひょっこりと芽は出る、かもしれん。それぐらいにはな。
ルナ:普通にほめられてちょっとびっくりした顔だ( それはまぁつまり、短期間でどうこうは難しいって評価ですよね。
黒斗GM:シオン>そういうことだ。俺の評定違いというのも捨てきれんが……こっちも師匠として立つには何分、経験が浅い。
黒斗GM:シオン>ああ、当然といえば当然だが、殆ど見ているだけだったがオーバーワークだけはせぬようキツく釘を刺しておいた。
ハイリ:シオンの見立てに誤差があったとしても、シオンが思う彼女の成長度合いと彼女自身が望む成長度合いにズレがあったんじゃ、あまり意味は無いだろうね。
ルナ:シオンさんの釘刺しなら、無茶はしないと思いますが……
マイ:ワカメ>とは言え、焦ってはいそうだね
黒斗GM:シオン>無茶しても直ぐ分かるからな。こちとら生物を斬り殺すことだけ追求して三十余年、そうもなれば人間の身体の具合なんぞ一目で解る。
黒斗GM:シオン>と、言っておいた。
ハイリ:ナイス釘刺し。
ルナ:怖い(
マイ:エイル>これならそうそう無茶はしないですね(
黒斗GM:シオン>東方一の剣士がここまで言って、尚無茶を重ねるならそれは才とは別の意味で強さを求めるに向いてない。流石にそれが分からん娘でもない。
黒斗GM:シオン>実は今まで忘れていたんだが今日はアレがうちの門を叩く日でな。お前達もまだいたし、関係あるようだし、協力してもらおうかと。
マイ:ワカメ>今日かい!? 忘れすぎでしょっていうか若年性健忘ことボk…グボフッ(斬られた)
ハイリ:イオン>(切られたワカメを物陰に引きずっていく)
黒斗GM:シオン>失礼な。元々快く引き受けたわけでもないから重要度が低いんだよ。
ルナ:きょ、今日だったんですか。それは都合がある意味良かったですけど…何を言うべきか(困ってる。)
黒斗GM:シオン>ついでに言うと、もうそろそろ来る頃だ。
ハイリ:なんというタイミング(
ルナ:狙ってませんでしたか?(
黒斗GM:シオン>いいや、本当に忘れていた。ついつい今し方、ソフィアに言われて思い出してな。
マイ:ソフィア>シオンさ…… シオンは偶によく物忘れをしますね(
マイ:ソフィア>そして、噂の方がいらっしゃったようですよ(玄関を見やり)
マイ:こんにちはー(戸口に人影が)
黒斗GM:シオン>重要度が低いことはどうにも頭が残らなくてな。……フッ。まだ、三日四日では慣れんか、呼び方。
ハイリ:キミの人生で優先度が高いことって切ることとソフィアくらいでしょう。
ルナ:そこ二人は微笑ましいですけど忘れないで!(
黒斗GM:シオン>ああ、マイ。こちらだ、いつものように、一月ぶりだな。道着に着替えてからこちらに来い。今日は見物人も居るから帯はちゃんと締めろよ。
マイ:マイ>うむ、今日もよろしく頼むぞ。ショウゾウが相手だとどうも手加減がひどくてダメだ…… 見物人?
ルナ:こ、こんにちはお嬢様。お久しぶりです。(ひょこりと顔を出す)
マイ:ってああああっ! お前たちなんでここに居るのだ!? 
ハイリ:(そうか…シオンの前にショウゾウさんっていう壁がいたっけ)
黒斗GM:シオン>別段驚くことでも無かろうが。コイツ等ぐらいの戦力なればミサキ家とは関わりあって然り。
マイ:ショウゾウ>おや、みなさんお揃いで。どうも御無沙汰しております(相変わらず風のようにフワッと出現したかと思うと皆の前でお辞儀している)
ハイリ:まぁ今回はおせっかいとそれの結果の宴で滞在長引いていたんだけど、そうだマイお嬢様、シオンとソフィアがいい仲になったんで祝ってあげてよ。
ルナ:ショウゾウさんも、お久しぶりです。お変わりないようで。(一礼を返して)
黒斗GM:シオン>ショウゾウも、一月ぶりだな。相変わらず……お嬢様をきちんと管理しているようで何よりだが。少し加減のし過ぎじゃないのか(マイを見て)
マイ:そりゃ交流はあるって聞いていたけど、今来ているとは聞いてない! まったく、知っていれば色々準備したものを…… 
ルナ:こっちも知ってれば何かお土産くらい用意したんですけどね……驚きました。
マイ:ショウゾウ>ホホホ、私めも年ですからな、少々耄碌したようでございます
黒斗GM:シオン>都合が悪くなると直ぐそれだ、アンタは。いい加減にしないと現役時代の活躍っぷりをここで語って明かすぞ。
ハイリ:現役…?
ルナ:聞きたい(
マイ:うむ、まあいい。皆元気そうでなによりだ(にこぱっと笑い) 良ければ見学していってくれ
マイ:ショウゾウ>おお、それはご勘弁を。折角の再開のひと時を血なまぐさくしてはお嬢様に怒られてしまいます
ハイリ:だからどうして執事って皆こうなのかな(
ルナ:はい、ではそうさせてもらいます。頑張ってくださいねお嬢様(にこりと笑顔を返し)
執事ってそういう種族なのかなもう(

ハイリ:人じゃないんだ(
黒斗GM:シオン>ああ。本人は気恥ずかしいのか何なのか必死に隠しているがな、ショウゾウ といえば武を突き詰めるような道に居れば一度や二度は必ず聞く名だ。とまぁ、このようにペラペラと喋られたくなければ多少はその効きすぎた加減をなんとか してやれ。手心も過ぎればお嬢様のためにならん。
黒斗GM:シオン>マイの面倒を見て良かったと思えることは、やはりそのショウゾウに大きな貸しが出来たという事だな、うむ。それだけは本当に良かった。
マイ:ショウゾウ>シオン様のお言葉では仕方ありませんな。もう少し、この老骨に鞭を打つとしましょう。私としてはお嬢様には武の道に進んでほしくないのですが……(少しだけマイを憂う表情をし)
ルナ:どこまで凄い人なんだろうショウゾウさん(
ハイリ:掘り下げたら掘り下げた分だけえらいもん発掘されるでしょこれ(
マイ:(ショウゾウのセリフを聞く前に道場に入ってしまっている)
黒斗GM:シオン>そればかりは、どうしようもない。武へと進むか進まぬか、突き詰めるか、どうするか。才のあるなし天稟の如何に関わらず、本人の問題だ。
黒斗GM:シオン>ところでショウゾウ、あの小娘、一人で道場入っていったが。一人で道着着れるようになったのか?
マイ:『だれかー、道着着るの手伝ってくれーー! 帯が結べんっ』(奥から声が)
黒斗GM:シオン>だそうだ、誰でもいいのでさっさと着せてさっさとこっちに連れてこい。
マイ:ショウゾウ>練習は、していらっしゃるのですが(溜息)
黒斗GM:シオン>……まぁ、うん、それも、仕方ないんじゃないか? ……着慣れてないと、道着の帯ってのは固いわ撓らないわで結び難いからな
ルナ:そういうものですか……お嬢様ー、ファイトですー
黒斗GM:シオン>ただ、指導する身として堪える。トウロウも、昔はしょっちゅうやらかしてな、下がすとんと落ちて下着がご開帳と。
マイ:『応援じゃなくて救援をくれーっ(ぁ』
マイ:ショウゾウ>とは言え普段着が着物ですからなお嬢様は、普段似たような召し物を着ていて覚わらないとは少し心配でございます。興味のあることは物覚えが良いのですが……
ハイリ:はいはい、じゃあボク行ってくるよ
ルナ:私も着付けは得意じゃなくて( ハイリよろしくっ
マイ:ショウゾウ>ご苦労おかけします
黒斗GM:シオン>巧いこと言ってる余裕があるあたり最初よりマシだろ(
マイ:ワカメ>流石お嬢様、助けられ慣れてる(
ハイリ:(道場内に入っていく。暫くすると「はいここ交差するー、後ろに回す—、ちょうちょ結びするー、この紐をこっちの紐上から下に回す—」と着付け講座しつつぎゅっぎゅ縛っているらしき音がする)
マイ:できた! 流石ハイリだなっ!(道着を着付けてもらってピョンピョンしながら出てくる)
ハイリ:ちゃんと覚えるんだよー? 慣れればそんなに難しくないから。というわけで準備出来たよ。
ルナ:流石、ハイリは慣れてるねぇ。おかえりなさいお嬢様。(手をひらひら)
黒斗GM:シオン>よろしい。それではいつも通り準備体操。それが終われば筋トレ、と、いくところだが、今日はその前に話をしようか。実はコイツ等もそのためにここに居残らせた。
マイ:ただいまー(ひらひらしてる手にトトトっとハイタッチを交わし)
マイ:話?
ルナ:ん。(ハイタッチ合わせて)
黒斗GM:シオン>話だ。気楽なものじゃないが、身構えなくともいい、まぁ、そうだな、ここ(縁側)にでも座れ。ルナの隣で良いぞ。
黒斗GM:シオン>ショウゾウ。すまないが、茶をくれるか。持ってきてくれてるだろ、羽衣緑茶だ。うちでは弟子どもの手前、高級品はそうそう飲めなくてな……
マイ:うむ、わかった。じゃあ適当に座るぞ。(相変わらずチマい。ルナの胸元程度の背丈はあ まり伸びておらず、長い髪も髪留めで上げているせいで座ると小学生にすら見える。そのくせシオンを前にしてすら堂々腕を組んでいるのだから、肝の太さは相 変わらずだ。ソフィアとは対極と言える)
マイ:ショウゾウ>かしこまりました、直ぐにお持ちいたしますので。(足音もなく下がったと思ったら既に姿も見えない。そして数分もせぬうちに皆に絶妙に引き立てられた羽衣緑茶を配り始める)
ルナ:ショウゾウさんのお茶も久しぶりですね。(マイの隣で居住まい正して座っている)
ハイリ:(端っこの方に座ってお茶啜る)こっそり飲む高級茶は美味しいね。
黒斗GM:シオン>すまないな。(早速受け取って口をつけている)……うむ。このイヤミのない鼻をくすぐる香り、舌先に残る甘みといい、やはり緑茶は羽衣だ。西では飲むとき、金は問題ないとはいえ、輸入にやたらと手間をかけさせられて困ったもので。まあ、それはさておき。
黒斗GM:シオン>マイ。自身でも薄々気づいているだろうが、お前の武においての筋は悪くない。だが、天禀、天賦の才があるかといえば、ハッキリいって、無い。
マイ:うむむむ、ホントにハッキリ言うな(がっくり項垂れ)
黒斗GM:シオン>世辞を言って付け上がらせるタイプに見えるか。見えんだろうし、だからお前も俺に弟子入りに来た。
マイ:だが、筋は悪くないのだろ? 努力しても、目指す場所には届かないのか?(諦めの悪い目で食い下がる)
黒斗GM:シオン>お前の諦めの悪さはいいことだと思うぞ。届かんとは言わん。だが、それは一年二年、そうしてたどり着ける場所では無い。
黒斗GM:シオン>お前の目指す先は(メンバーの皆々を指差し)現時点で、その天禀、天賦の才を持ちながら、際限のない努力の資質をもって、100近い死地を潜った先にある。
マイ:……時間もかかるし、たどり着く前に死ぬかもしれない、と言うことか
黒斗GM:シオン>普通にしていても、な。今の道を、兎にも角にも強さをと言ってるならば、時間を掛けてそのうち死ぬ。本題はここだ。
マイ:(目を瞑り、少し考え込み)
マイ:死ぬわけにはいかん。折角繋げてもらった命なんだ。それじゃあ本末転倒だ
黒斗GM:シオン>重畳。まぁ、無いとは思っていたが、万が一それでも構わんと言い出したらこの場で俺が首でも胴でもいいが切断していたところだ。
ルナ:(この人ほんとにやるから怖い……)
ハイリ:(相変わらず厳しいんだから…)
マイ:けど、それでは私の目的が果たせないんだ。どうにかして力を手にすることはできないだろうか
黒斗GM:シオン>方法が無いわけではない。古今東西、形振り構わず力を求めた者は数多く、それだけに方法はいくつか有る。だが例外無く破滅の道だ、お勧めはできんな。
黒斗GM:シオン>というより、お前は先ず、力というものを曲解している。だから、どうにかして力を手にすることは出来ないか、そんなことを言い出す。
マイ:……アレから私は色々考えたんだ。新しく手に入れた人生で、自分が何をしたいのかを。
1つは、大河原家を再建すること。これは皆の協力もあってなんとか目途がついた。
そしてもう1つ、皆に恩を返すことだ。
皆今も命の現場にいる。ついこの間も異貌の街に潜入した聞いたし、何度も死にかけているとも聞いた。
私は、皆に、そしてルナに、死んで欲しくないんだ。
だからこそ、強い力で、助けになれないかと思ったんだ。

マイ:(自分の心を整理するかのようにトツトツと語る)
黒斗GM:シオン>志が悪いとは言わん。そうだな、ふむ、いいか、マイ。力とは、そこに元より座して有る、そういうものではない。
黒斗GM:シオン>……ちと、言葉にしにくいが。そこのショウゾウ、この俺、コイツ等。差はあれど例外なく強い力の持ち主だ。……全くもって力の差といい風貌といい其々が其々まったく違うが、共通点はある。何だと思う?
マイ:座して在るものではない…… まったく違う皆の共通点…… 経験。修羅場をくぐり、生き抜いてきた意志、とか?
黒斗GM:シオン>いいや。経験、修羅場を潜って生き抜いてきた意思というなら……俺は詳し い事情は知らん。知らんが、マイ・オオガワラという人間は俺ですらが経験したことがないほどの壮絶なものを持っていると感じる。特に生き抜く意思にかけて は、人が人として持ち得る年数をすら超えた何かを越えてきたようなものがな。まぁ、それは、詳しく聞かん。
黒斗GM:シオン>答えは、力とは有るものでなく育むものとして認識していることだ。誰も彼も、コイツ等にいたっては頭で理解しているかは知らんが、というか、激しく怪しいが……
ルナ:頭より体が動く勢ですみません……(肩すくめ)
マイ:ワカメ>ふ、天才が力を持つのは当然のこt(黙らされ)
ハイリ:(お茶ずずー)
黒斗GM:シオン>生まれてから今日まで一度たりとも、欲しくば歩く。走らぬを徹底しているわけだ。かなり意外なことかもしれんがそこの大言ほざいてるワカメがそれにかけては凄まじいぞ。
黒斗GM:シオン>この面子だ、どいつもこいつも、力の育みにかけて常人の比ではない。一つ 修羅場をくぐれば一つ力が上がる、その中で決して、急激な力を求めることはなかった。求めずに居続けるというのは、生半可でない精神力を要求されるわけだ が、なんのかんのワカメは今現在に至るまでそれを実行し続けているわけだからな。
マイ:む、毎日コツコツ努力と言うことか? それは私の嫌いな言葉だ(
ハイリ:そこで即答しちゃダメだよお嬢様(
黒斗GM:シオン>素直で宜しいが、例外はないぞ。
ルナ:嫌いでも結局はそれが一番近道なんですよ、大抵は。
ハイリ:そうそう、一気に駆け足で力を得るなんてそうそうできないし、できた所で体を壊すか一時的なものだし。
黒斗GM:クロエ>ちなみにルナさんはそれで何度か失敗して転生したり幽霊になったりとロクなことになってません(
マイ:むぅ、分かってるさ、努力しないとは言ってない。嫌なことでも頑張るさ、最近はちゃんと野菜を食べるようにもしているしな!(
ルナ:お嬢様はぜひぜひ反面教師にしてください(
黒斗GM:クロエ>(ルナの後ろに回り込み、脇をぐわしぃっと掴んでくすぐる)(
ハイリ:反面教師としては理想だよね(擽られてるのを録画してる)
ルナ:あはははははっ?!(じたばた)
マイ:確かにルナは時々頑張り過ぎだと思うぞ(
マイ:(そしてちゃっかり一緒になってくすぐってる)
ルナ:ごめんなさいって皆してあははははっ?!(
黒斗GM:クロエ>私なんかそのせいで一度ルナさん斬る羽目になってますからね! いいですかお嬢様! ロクなことにならないと周りもひどいことになります!(こちょこちょこちょ)
ハイリ:いいよールナ、キミ今すごい輝いてるよー。
ルナ:だからごめんってにょわはははは?!(
黒斗GM:シオン>……しかし、やはり、納得はいかんか? マイ。
黒斗GM:クロエ>ふぅ。ルナさんにも困ったものですよ全く(くすぐり止め)
ルナ:(ぐったり)
ハイリ:(撮影終了)ふう、またライブラリーが増えるよ。やったねクロエ。
黒斗GM:クロエ>やったね!
マイ:うん。
理解はした。皆が長い努力と経験を持って地道に育てた力に、一足飛びで追いつくなんて、確かに難しいことだとは思う。
けれど、納得というか、歯がゆいんだよ。追いつけない自分が……(ギュッと拳を握るが、その腕があまりに細いことに気付き、少し項垂れる)

黒斗GM:シオン>では、俺の話はここまでだ。俺が話すべきは、今マイ・オオガワラが走っている道がどれほど現実味がないか、ということ。ここから先は……ルナに任せよう。
黒斗GM:@