黒斗GM:@
〝賢者シーヴァー〟

この名とその人物の名声たるやソレイユに生まれた者ならば必ず一度は聞く。

ソレイユ全土の政治を預かる政府の最高幹部〝賢人会議〟の一メンバーでありながら賢人会議であれば彼であると言う者も少なくない。〝賢人エリファス〟や 〝覇道の賢者ダグラス〟も他に類を見ない傑物でありながら彼の後塵を拝しているのはやはり、本来政治的関与を極端に嫌う国立魔術学院とその長たる〝魔導元 帥〟ロゼとの太いパイプ、ソレイユ政府が所持している九十九の鍵37個の内14個の所有、他二カ国との間に起きる外交問題を幾つも解決してきた、等など、 凄まじいと言う他無い実績を積み上げているからだろう。

黒斗GM:@
さて、そんな非人間的所業とも言える数々の実績を持つ彼も当然人の子、人間らしい営みも当然あり、家族がある。

その一員であるのがメンバー最重要項目であるところのキャンピングカー整備を受け持っている自動車整備士、ついでに召喚士でもあるエドワード・D・カネモティーニの通称ワカメ。自称とか遠~~~~~い親戚とかでなく正真正銘の本家筋である、シーヴァーの孫にあたる男だ。

次に来るのはこれまたメンバー最重要項目であるところの台所事情を一手に引き受けすぎてプロ顔負けの腕前に達しちゃった料理士、兼、今やロストテクノロ ジーたる死霊魔術と二刀をもって誰よりも応用力の有る戦い方ができる魔術剣士、ルナ・ホーリック。義理ではあるがシーヴァーの娘にあたる。

そして、ワカメの兄、ルナの甥にあたるのが今回の会談相手。かのシーヴァーの右腕と目される男、国立魔術学院第14紀1224期主席、国立魔術学園運営委 員、雲の王国出資者でありルアおよびラベスタの正式な持ち主とこれまた爺に負けず劣らずとんでもなく肩書と役職の多い男アルフォード・C・キャスディン。

黒斗GM:@
実力者であるのは違いない、孫というだけで、血縁関係であるというだけで、右腕にするほどシーヴァーも賢人会議も甘くない。
変態であるというのも疑いようがない、証明なんてもう日頃の行いだけで十分である。

やはり、ワカメにルナ、変態兼実力者である兄と会うのは気乗りしないようだ、特にワカメが一言ぼそりと呟いた言葉が気にはなる
『イヤなんだよなぁ兄貴と仕事で会うの。アイツのああいう時の目、すっごいヤダ』

黒斗GM:@
とにもかくにも。

用意された衣類は仕立てのいいものばかりだ、普段着に近いものから、仕事に行きますと言わんばかりのスーツや礼装の類から選んで向かうのは、以前何度かパーティや忘年会で利用したこともあるデジマ港の直ぐ側に立つホテル。

黒斗GM:@
受付を済ませ、最上階直通のエレベーターに乗って、降りて、一歩足を踏み入れればスイートルームに設定されているといういかにもな様相は以前来たときと同じだ。
一応ここは廊下でその先に部屋へ続く扉があるものの、絨毯から調度品から他とは一味違う、嫌味ったらしくはないが豪奢の風情もありといったソレはもう何度かここに来ている者には見慣れたものだ。

黒斗GM:@
部屋の扉前に立っているのは……なんと懲罰隊の隊員、(嬉しくないことに)見慣れている制服を着ているのだからわかるが、
幸いにもその制服に包まれている顔は見知った者ではなかった。彼等にまた一言二言会談の旨を告げて数分待たされてから中へと通される。

黒斗GM:@
デジマ市街を一望できる展望窓、その手前に設置されているのは幾つもの書類(今回の会談のために用意されたものだろう)が並べられたデジマ支部長室にあるものよりず~~~っと高級そうな硝子机、応接用の椅子等々なるほど会議に必要なものは十全、用意されている。

黒斗GM:@
そこで待っているのは藍色のダブルボタンで仕立てられたスーツをグリーンのシャツでちょっと洒落っ気出した意匠を纏う、やっぱりアレ遺伝なんだなって解るちょっとワカメ入った黒髪の男、
アルフォード・C・キャスディンが立っていた。ここからロールスタートです。

イオン:イヤだイヤだって言うけどワカメよりこっちの方が会うのイヤなんだから我儘言っちゃ駄目なの!(開幕一番唐突なキレ)
エイル:ワカメ>だって、すごいヤダ(
ルナ:すごいヤダ(
エイル:家族からここまで言われる人も珍しいですね(
黒斗GM:アルフォード>うんうん、おはよう。今日も元気があって大変よろしい。
イオン:困ったのエイル、今日はワカメとルナが頑ななの(
ルナ:あー……どうも、お久しぶりです、アル兄さん(すっごくトーンの低い声で)
エイル:マスターはともかくルナまでとは相当ですね(
エイル:ワカメ>ああ、うん。兄貴も元気そうでなによりだよ(すっごいトーンの低い声で)
黒斗GM:アルフォード>元気だとも。私はいつでも大抵元気だ。じゃ、とりあえず恒例のいつものアレ言っとこうか。
イオン:悪しき風習が繰り返される気配がするの。
黒斗GM:アルフォード>(目、くわっ! っとかっ開き)ルナー! 私だー! 結婚してくれー!(両手を広げてルナに向かっていく変態)
ルナ:言わなくていい来なくていい結婚しません!(エイルの影に隠れ)
エイル:お客様そこまでお願いします(アルの顔をムンズと抑え)
黒斗GM:アルフォード>ぐぶ(むんずと掴まれる変態)
黒斗GM:アルフォード>なべだ、わだでぼどのいいおとほほうほういないほ!(何故だ、私ほどの良い男そうそう居ないぞ!)
ルナ:そのまま軽く握りつぶしちゃってもいいよエイル(
イオン:もっといい男になれるの(
エイル:意外と固いんです(そこから自然な流れで体を運び椅子に座らせる)
黒斗GM:アルフォード>(自然な流れで椅子に座らせられる変態)
ルナ:うん知ってた(すごく残念そう)
黒斗GM:アルフォード>……おかしい。振り解いて再度ルナに抱きつきにいくはずが、気付けば椅子に座らせられるよう誘導されていた……これが……合気か……!?(ごくり)
イオン:プロのエスコートなの(
エイル:ルナの殺意がいつになく高いです、流石アルフォードさん(
エイル:ワカメ>兄貴、今日は仕事モードじゃなかったの?(
黒斗GM:アルフォード>ふ。ルナをこれほど簡単に本気に出来る、私の偉大さが理解していただけたかな!?
黒斗GM:アルフォード>最初っから仕事モードでいたら疲れるだろうし君達本気で警戒しちゃって話にならんだろうからな、ハハハハ!
イオン:前向きもいい加減にするの肉齧るよ?(
ルナ:これでも加減してるよ。これでも、これでも身内だから(
エイル:ある意味偉大だとは思いますけど(
黒斗GM:アルフォード>ま、ま、座りたまえよ。お茶淹れるぞ? 緑茶あるぞ? いや、ここに以前、ルナを誘拐しに来た時にショウゾウ殿に淹れて貰った茶が忘れられなくてな。
ルナ:……まぁ、いつまでもこうしてもしょうがないし、そうしようか。(可能な限り離れた席に座り)
イオン:めっちゃ距離開けているの(
黒斗GM:アルフォード>そんなに離れなくても良いじゃないか? まったくもう、ルナは恥ずかしがり屋だ。
エイル:ワカメ>そうだね、座ろうか(ルナと同じぐらい離れた席へ)
イオン:家族全員から距離を開けられているの(
黒斗GM:アルフォード>エドワードまで。まったく、兄弟揃って、いや、似たところがあるのはいいことだがね、ハハハハ。
ルナ:ただの自衛行動だから気にしないでアル兄さん。
エイル:(なんという、前向き!)
イオン:(キモいほどのポジティブ!)
黒斗GM:アルフォード>まぁ、構わんよ。ただ、そうなると私の正面……(イオン見て)……彼女が今回の会談の主要となるが。
黒斗GM:アルフォード>この会談、勝ち確すぎると思うわけだが。
ルナ:……(ちょっと考えて)……まぁいいや。(
エイル:(イオンの隣に座り)話すだけなら席はさほど問題ではないかと
エイル:世の中テレビカイギなどというものもあるようですし
ルナ:晩御飯のカラアゲと三時のおやつをこっちで握っておけば、下手な懐柔もされないだろうし(
イオン:個人的にはこれっぽっちもよくないのだけどこれはどうにもならないの?(
黒斗GM:アルフォード>そういうものでもない、やはり、こういうものは正面向かって……。……いや、そうだね、良しとしよう。ここは東方、ソレイユでもないから自由にやろう。
黒斗GM:アルフォード>(席をまた一度立ち)では、飲み物を淹れるよ。緑茶意外にも色々とあるが何がいいかな? 酒はないがジュースだってあるよ。
イオン:ほうじ茶があれば欲しいの。
エイル:私は緑茶のままでお願いします
ルナ:私は水で。
エイル:ワカメ>僕は紅茶かな。フフ、どうだいこのまとまりのなさ(
黒斗GM:アルフォード>(『在』と刻印された湯呑みに自分の分の緑茶を淹れている。……『辺留』といい最近流行ってるのかもしれない)
黒斗GM:アルフォード>(エイルとイオンには他の湯呑みに緑茶とほうじ茶、ルナにはグラスに水、ティーカップを取り出して紅茶を淹れてお盆に載せて戻ってきて)はい、どうぞ。
イオン:ありがとうなの。
ルナ:ありがとうございます。
エイル:ありがとうございます。漢字プリント流行ってるんですか?
黒斗GM:アルフォード>ああ、これ?(自分の湯呑みを持って座り)いいだろう。うん、流行りものだ、今西の港町付近では東方のものが多く入ってきていてねぇ。
黒斗GM:アルフォード>私も出港する前に立ち寄った売店でそれを知ったんだが。フフフ、つい衝動買いを……
エイル:なるほど、西にも東方の文化は知られているんですね
ルナ:たぶん、ぼったくられてますよね、それ(
イオン:やっぱりカンジは人気があるの。
黒斗GM:アルフォード>最近は活発だよ、そのうち、内陸地にも浸透していくのではないかな? やはりあれだ、『オオガワラの野望3』が大ヒットしたのが種火だろう。
エイル:ワカメ>まさかの全国販売だったのか(
イオン:マイってばいつの間に(
黒斗GM:アルフォード>今までもちょくちょくと東方文花が西へと入って小規模なムーブに なったこともある、一部マニアの一部熱狂的人気もあって、交流が途絶えていたわけでもないが。ここまでの大きな流れになっているのだからゲームも馬鹿に出 来んよねぇ。家というか私はそういう商売向いていないから商業的流れには乗れないが、一消費者として乗ろうかなーなんて。
エイル:お嬢様割とすぐ前よりもお金がたまりそうですね(
ルナ:経済に貢献するのは良い事だと思っておこう(
黒斗GM:アルフォード>あぁ、そうそう、爺様はその話聞いて憤慨していたっけな。文化はブームでどうこうされるものでない云々と、こういうとこ古風だよねぇあのジジィは?
イオン:その辺の感想はご家族に一任するの。
ルナ:まぁ、人それぞれですよね、その感じ方は。
エイル:歴史も一種のブームだと思いますけどね
イオン:あれなの、どうせ一度ぶっ壊れた後の文化なんだから、柔らかいほうがいいの。
黒斗GM:アルフォード>普段はもう少し柔軟なんだが、ソレイユの文化に抵触するとあっという間に頑固爺一体出来上がりだ。エイル君の言は全くその通りだ、そういう意味では重度のソレイユブーム中毒とも言える。
エイル:ワカメ>ああ、そういえばゲームとかラクナスっぽい文化が大嫌いだっけあの爺さん
黒斗GM:アルフォード>そのソレイユブーム中毒者が今回の場を造った張本人、私はその手先 となって、今この場があるわけなのだが。いよいよ会談を始める前に一言、お詫びしておきたい。何でも急な出席通知だったそうじゃないか? こちらが性急に 席を作り過ぎたからだと思っている。すまなかった、そちらの予定を圧迫していないと良いのだが……
ルナ:そのへんは大丈夫ですよ。依頼された時は驚きましたけど。
エイル:依頼が急なのはいつものことなので慣れてますから(
イオン:どうせ予め決められた予定なんてないの、基本的に緊急だからー(
黒斗GM:アルフォード>苦労しているね? 心労お察しできるといいがこのまま帰してあげるわけにもいかないんだ。そういうわけで、できるだけ手早く終わらせよう。
エイル:そうですね、議題も多いわけではないのでお互い努力しましょうか
ルナ:ですね。
イオン:同感なの。
黒斗GM:アルフォード>……ベル支部長、あの人、結構やるものだ、政争の類は経験がないも のかと思っていたが。いやはや、君達が来ていると聞いたときは驚いた。君達相手には建前交えた会談は意味がないからな、意味がわからんだろうし、うん、そ ういうものを交えた面倒臭い、しかし、言質が取りやすい語り口(やりかた)取り上げられてしまったよ。ハハハ。
黒斗GM:アルフォード>というわけで、単刀直入に言おう。西方勢力のどれかをこの東方に挙げて欲しいんだ。
イオン:どれか? どれかなの?
エイル:ソレイユではなくてですか?
黒斗GM:アルフォード>あぁ、間違えていない。『どれか』だよ、ソレイユだろうと、ラクナスだろうと、ハザードだろうと。西方で勢力と言える、三つの国の、どれか、どれでもいい。
イオン:てっきりソレイユって言われると思ったの。
ルナ:その心は?
黒斗GM:アルフォード>『西方全土への安心感の提供』かな。
黒斗GM:アルフォード>今までも西から東への介入はあった、西方ハザードの生体研究チーム の一団がこちらにやってきて生態調査だとか、ラクナスの商人がこちらへの武器販売、おっとこれは今でも行っているが。東から西への文化ブーム流入と同じよ うに、民間の間で。もしくは、非公式に……それでは駄目だ、私は、国と国の交流と介入を望んでいる。もっと言えば、『暗黙の了解』ではなく『公式の見解』 が欲しい
イオン:それによって発生するメリットは?
黒斗GM:アルフォード>メリットの前に、何故、それが必要なのか? それを言おう。
黒斗GM:アルフォード>極論、西方大陸は、少なくともソレイユを始めとする三大国は東方へ 恐れがある。『自分たちではとても制御しきれない』国への、ここ数百年水面下ではあっても大規模な戦争をしていない国にとって、五千年単位で戦争を繰り広 げてきた東方の戦闘に特化した民族は脅威だ。
黒斗GM:アルフォード>戦えば負けるかもしれない。負けはしないだろうと思ってはいるが ね、東方だって海戦は不得意に見える、航行技術も未熟だ、それならば本土に辿り着く前に古代兵器でも現行兵器でも使って焼き払えば良い。しかし、焼き払っ た生き残りがゲリラ戦でもこなしてみろ、おそらく、直ぐにまともに戦えるのはハザードぐらいのものだ。
黒斗GM:アルフォード>ハザードは固い。他二国が全力で攻めて、落とせるかどうか、それぐ らいの防御力を誇るあの土地、その土地に適応しその土地で戦いを繰り広げてきた人間なら何とかなる。それ以外ではそのうちなんとかなるだろうが直ぐには何 とかならない、極々一部の実力者を除いた『東方の一般兵』と『ハザード以外の西の一般兵』はそれぐらい差がある。
ルナ:ふむふむ。まぁ現実的に考えると、東方が戦力をわざわざそっちに割く余裕なんて無いでしょうけど。そういう問題じゃないんでしょうね。
エイル:そういった見えない不安が軍事拡張を呼び、その行為がまた他の軍事拡張を呼び、いずれ何かが爆発する。6000年前から人の行いとは変わらないものですね
黒斗GM:アルフォード>そっちの事情は関係が無い。こっちの事情は、東方が攻めてきたら怖い、それだけだ。理不尽だがね、だが、楔が欲しい。……エイル君の言う、見えない不安が、西方全土に広がる前に。広がったとしても、『こうなら安心』という保証を以て鎮圧したい。
ルナ:楔ですか……しかしそちらの勢力を上げると言っても、具体的にはどのようなことを?
黒斗GM:アルフォード>『こうなら安心』、こうすれば西は安心出来る、その内容が東方への西方の勢力介入。西は、東方を、なんとかできる、少なくとも、勢力を中に送り込めるぐらいに通じている、通じているんだから何とかなるんじゃねぇ? と、思いたいんだ。
イオン:なるほどなの、なんとなくは理解したのー。
ルナ:まぁ、理屈は理解できました、できましたけど……うーん。
黒斗GM:アルフォード>具体的。それは勿論、軍事介入が一番だ。
イオン:まぁルナ、とりあえず向こうの言いたいことを聞いてから無理難題押し付けるの(
ルナ:…………うーん。(すっごく嫌そうな顔をする。"悪い事言わないからやめといたほうがいいんじゃないかなぁ"的表情)
エイル:ワカメ>(ルナがすごく珍しい表情を浮かべてる)
黒斗GM:アルフォード>君達というか、東方も安心だろう? たとえそうなっても、たとえソ レイユだろうがラクナスだろうがハザードだろうが、奴等が軍事介入してきたとしても。軍艦を送り込んできたとしても、自分たちがその気になればどんな手を 使おうが軍艦だって沈められる。そのためにソレイユは軍艦一隻と護衛艦四隻、先に沈めさせてやったんだ。
ルナ:ああ、いやその。方法論としての問題を指摘したいわけじゃないんです。東方の人間相手に楔を打ち込むなら、軍事介入というのは分かりやすい介入方法だと思うんですけど。
ただその……人間以外への楔はどうするんです?

黒斗GM:アルフォード>……内緒の話。(いつもの笑顔に眉根が寄って、多少困ったような顔になり)あそこまで完璧に沈められて回収不可能、は、流石に予想外だったけど。
黒斗GM:アルフォード>政治的な楔だよ、たとえ、軍事介入しようと。いや、軍事介入したからこそ、送られた軍は全力で人間軍を支援する。異貌の掃除の邪魔はさせないが?
エイル:ワカメ>軍事介入に拘らなくても良いんじゃないかい? そんなに楔が欲しいのなら、東方の食料自給率を下げれば良い
エイル:ワカメ>東方の農夫を2次産業に回し、1次産業は海外輸入に頼る。そうすれば東方としては戦闘力も上がるし3大国家は東方の腹を握れることになる
ルナ:率直に考えて。海の向こうから"新しい人間"が軍隊抱えてやってきたら、東方でずっと人間とやりあってた"人間以外"は超面白くないと思うんですよ。牽制しあっていようがあっちにとって人間は種族的な敵で。その介入は"援軍"と見るのが普通でしょう。
エイル:ワカメ>WINWINだとおもうんだけどね
ルナ:で、ここはもしかするとアル兄さんもご存知無いかもしれませんけど。さっき言ってた東方の海軍力空軍力の弱さ。あれ、こっちではたぶん人間より異貌のほうが優越気味です。というより、あっちには"制空""制海"の異名を取る、その方面の鬼札がいます。
イオン:海と大地に鉄の肥料をまくのもどうかと思うの。それにとりあえず、軍事力を入れたと しても最低限東方の権限ですぐに動かせないとね。緊急なことが多いし、いちいち本国にどうのしてたら意味ないし。まぁ、もちろん介入してきた軍事の最高司 令には東方の人間いれてくれるんだろうけど。
黒斗GM:アルフォード>東方の食料自給率についてから答えよう、できない。一次産業者を二 次産業者に回せるほど、西方国に東方国への人事影響力はない、食の問題というなら尚更だ、戦をしている国の食糧問題は一歩、いや、半歩間違えるだけで取り 返しの付かない禍根を生む。それに情けない話、そこらへんの権利を握っているのはむしろ国より月光だ、西方月光が東方月光の腹を握っていてね。
どどんとふ:「ルナ」がログインしました。
ルナ:@すみません、回線トラブルで落ちてました
黒斗GM:アルフォード>西方月光にむかって、それをガンと向かって言える人間は、今の西方 には居ない。それが例え、最古の魔法使いであろうと、うちの爺であろうと無理だ。それほど、西方月光という組織は西にとって敵に回すのが恐ろしすぎ る。……あそこは、五千年前、世界を救った組織だ。伝説と民衆の支持が大きすぎてね、下手に喧嘩売ると世論で負ける。
黒斗GM:アルフォード>ここにカイン・キサラギかフォルク・バーソンかクラナ・イシュハがいれば話は別だがね。
黒斗GM:アルフォード>さて、次に、軍事介入によって、つまり、〝援軍〟が現れたことによって異貌がどう動くか、についてだが。
ルナ:はい。普通に考えると薮蛇になりそーで、すごくヤなんですけど(すごくイヤそうな顔続行中)
イオン:ルナ、顔がすごいことになっているの(
エイル:ワカメ>これは写真にとれないね、残念(
ルナ:だってもし蛇が出てきたらその対処の何割かはどうせ私たちに回されるんだよ?(
イオン:あぁ、それは嫌なの(同じ顔)
エイル:ワカメ>うわぁ(すごくイヤそうな顔になった)
黒斗GM:アルフォード>一番、軍事介入が楽といったのもそれにあるわけだよ。なんといっても、今の異貌軍総括は〝撃墜〟のバルバロイ・ロット・タンゼムだ、今しか機会がないと言ってもいい。
ルナ:……その言い方だとなんか、"撃墜"なら何とかなるって言ってるみたいにも聞こえるんですけど。
黒斗GM:アルフォード>そう取ってもらって構わないよ。奴は軍団指揮が慎重すぎるきらいが ある、小さな違和感の一つや二つがあった程度なれば罠と知っていても乗り越えてくる気概はあるが、大きな違和感と取ると弱腰になる傾向があるからね。…… 西方全土は東方に興味がなくとも、その中身の幾つかは東方に興味が有って詳しい者も居る、誰がどの戦を好むか、どころか、詳細な情報を逐一西方月光から取 り寄せる部門もあるぐらいだ、それを見て、今しかない。鋼鉄将軍ならばその全容を暴こうと無茶苦茶やるかもしれないが、撃墜にそれは無理だろう、と。
ルナ:……その情報欲しいなぁ、切に(切実だった)
イオン:本当欲しいの…とはいえ、あくまでデータはデータなの、どんなに細かく詳しくても、現地で実際に感じる印象に勝る新鮮さはないの。
黒斗GM:アルフォード>奴なら、西方から援軍が大勢来た、なんて知ったらますますこっちを様子見して腰が重くなる。腰を上げた頃には、こっちの援軍は東方に馴染んで使い物になる、使い物にならないうちに攻撃されるという懸念を無くす。そういうことが出来る〝援軍〟を送る。
ルナ:まぁそうだけど。全力で不本意な事に、私たちは生データ入手する機会にも恵まれてるしね(遠い目で)
エイル:向こうの方からやってきますからね、なぜか(
ルナ:……一つ質問。
イオン:正直な話向こうも生き物だから、いつテンプレ破るかわかんないの…。
黒斗GM:アルフォード>鉄の肥料を巻くと言われてしまったが、それはそれで、それなら〝制 海〟に対応出来る……戦は出来ないかもしれなくとも、嫌がらせして沈められる前に逃げ帰ってこれる船団を用意するさ。あれだけ完璧に沈められたからね、ハ シヒメについても随分、意欲的になったよ。対応するまでにもう少々時間がかかるかもしれないが、そちらも安心して欲しい。
ルナ:異貌相手に西方が戦えないとかそういうことは思ってませんよ。あっちにだってバケモノが多いのは重々承知してますし。
質問したいのは、アル兄さんが送り込もうとしてる"援軍"ってたぶん、まともな軍隊のことじゃないですよね?

黒斗GM:アルフォード>まともな軍隊さ。まともじゃない奴等を相手に出来る、東方でも十分戦える、特殊な経験を積んだ部隊だがね。
イオン:まともとは、なの( あ、そうだ、ちょっと注文あるのー。
ルナ:……その、特殊な経験っていうのがどういう類のものか測りかねますが……
黒斗GM:アルフォード>……何故、ソレイユだけでなく、他の二カ国まで軍事参入に賛成した か今のでわかったかな? 当然、政治的な理由もあるが。見たいわけだ、どの国も、どの国がどんな鬼札を持っているか。無論それが全てではないが、鬼札の一 部を堂々と見学できる機会なんてこの数百年まともに無いんでね。
イオン:ヘタすればその鬼札が全部ここでだめになる可能性もあるっていうのにご苦労なことなの。
ルナ:……アル兄さんがそこまで言うなら実力は本物なんでしょう。鬼札と呼ばれるレベルのものも混じってるんでしょう。……私が今、すごくイヤなのは。
黒斗GM:アルフォード>鬼札を投入してでも、西方は東方への安心感を得たい。綺麗事だし、それだけではないが、どの国だって自国の民は安心させてやりたいものさ。で、えーと、イオンちゃんの注文。ルナの心配事、どちらも聞こうか?
ルナ:……国民皆兵総独立愚連隊、戦いたいやつは戦え、暴れろ、後は好きにしろ!……みたい なのは流石に大袈裟としても、元犯罪者集団を雇用して最前線の特殊作戦にぶちこんで空母級異貌と戦わせる東方の気風と戦闘スタイルに。"まともな軍隊"が 加わると。嫌な化学変化引き起こしそうなのがすごいヤだ……!(
イオン:じゃあ聞いてもらうの。まぁそうは言っても難しいことじゃないけど、その三国いずれかの介入っていう言葉の中に、西方の賞金稼ぎ達の東方での活動は当然含まないんだよね。
イオン:ただでさえ異貌相手はしんどいのに、ハンターの相手までしてられないの。
エイル:ワカメ>ルナ良いこと言った。この意見は東方の総意だとも思うね。食の問題より戦闘に介入される方が東方人はよほど嫌がるよ、兄貴。禍根が残るほどにね
黒斗GM:アルフォード>どちらも一緒に答えよう、心配ない。君達はたしか警察に大きな大きなとんでもなく大きな貸しを造っていたね、それを、『東方では犯罪者として扱わない』免罪符と交換した。
イオン:(食に介入されてもまずいけど口にするとややこいから黙っておくの)
ルナ:(原始的欲求全般に介入されると割とキレるよね東方人)
ルナ:知らないうちにそっちではそんな立場になってたんですね、私たち。
イオン:全然西方行かないからねー。
黒斗GM:アルフォード>つまり、君達はここでは犯罪者ではない。警察がそう約束した以上は その免罪符は法だ、法に違反することはないよ。……まぁ、命令違反は時折あるっちゃあるんだけどね、そもそも軍隊は君達捕らえたって一銭にもならんわけだ し。あぁ、そうか、犯罪者側だから知らないかな? 捕まえて賞金貰えるのは賞金稼ぎのみでね。
黒斗GM:アルフォード>中には正義感が強い者もいるが、その正義が先走っても得るのは東方の戦力喪失という結果、その一点。
ルナ:なるほど。安心できるのかできないのか微妙なところですが、納得しました。では、もう一つの懸念については?
黒斗GM:アルフォード>阿呆らしくてやってられんよ。介入されるのを嫌うという点でも、そこは、希望的観測にはなるが、人望押しかね。命令とはいえど東方に来る奴等で、来れる奴等だから、東方人とも仲良くやれるかなーって。
イオン:急にアバウトなの。
エイル:ワカメ>西方月光はそれを承認しているのかな? 先程食料問題に介入するのは西方月光が握っているから駄目だと言われたけど、軍事はもっと西方月光が握ってると思うんだけどね
ルナ:こう言ったら何ですが、"東方で戦える"時点でそれは"まとも"足りえないんじゃっていうのがこっちに来て私が感じたことで(
ルナ:まぁ、仲良くやれそうと言うなら私はそれでいいんですけど。
イオン:とはいえ、交渉成立しましたーで次々どんどん何かこられても多分東方の戦力管理をしている月光が大変そうなの。呼んだ時だけきてくれない?(
黒斗GM:アルフォード>軍事に関しては問題ない。食料問題は頑として譲りやしないだろう が、食料は足りているからね、人手が足りないんだ、人手を寄越すと言われてそう簡単に首を横には振れんさ。……それでもキリサキと面と向かってこういった 話をするのは骨が折れたようだ。うちの賢人会議の連中、爺様とダグラス以外頬痩けてたよ。
ルナ:あ、そういえば聞きそびれてた気がする。軍事介入受け入れに対する、こちら側へのメリットは何でしょう?援軍以外で。
エイル:ワカメ>(縦に振るようなら僕らが月光からここに回されることもないと思うんだけどなぁ。あっちはあっちで何か握られてるのかな)
黒斗GM:アルフォード>西方の軍が来ている以上は、西方からの物資の搬入が今以上に活発に なるだろうね。今までは非公式故大手をふって商売できなかった商人の連中もこれからはこちらに来やすくなるだろう。増員と、交易の活発化がそちらのメリッ ト、二つだけだが十分とは言えないかな?
黒斗GM:アルフォード>そうそう、こちらのメリットは当然、先のように、『安心への供給』が一番だが。『ソレイユのメリット』は、だ。その、架け橋となった事実そのもの。
ルナ:……んー。たぶん、悪くないって予想はできます。できますけど、そういえば私たち東方の社会事情に明るくないのに気付きました。あれ、なんで私たち呼ばれたの?(
イオン:多分詳しくないから細かいこと考えずに破談にしてくれるだろうっていう狙いだと思うの(
エイル:元々東方人でもないですしね(
黒斗GM:アルフォード>ソレイユが、ハザードの皆さんにもラクナスの皆さんにも美味しい話をお持ちしましたよ、と。この事実が、今後、他二カ国への大きなアドバンテージを得る。
エイル:ワカメ>(
エイル:@
エイル:@ミス
ルナ:私たちの見てきた東方って、ヒトとモノがカオスに溢れてて、異様にメイド押しな謎文化圏って印象が強いよ!人員が不足してるとか交易が不活性だとか、そういう印象が直感的に薄いよ!(
ルナ:……もっと上の人なら実情も把握してるだろうし、決して余裕があるわけないのは予想できるんだけどね。
黒斗GM:アルフォード>構わんだろう、薄くても。君達はたまたま戦闘員であって外交員ではない、私はたまたま戦闘員でなく外交員であるから詳しい。
黒斗GM:アルフォード>詳しい詳しくないの違いは、そんなものだ。
イオン:逆に言うと…上の人達じゃその実態に縛られて交渉負けしそうだから私達が呼ばれて…それくらい今回の話しが東方的にイヤってことなの。
エイル:ワカメ>戦闘ばっかりしてるから余裕があるわけじゃないだろうね。それでも明るく生きようとする風土なんじゃないかな。
ルナ:まぁ、そうだよね……じゃあその戦闘員として、要求あるいは提案あるいは助言をアル兄さんに。
黒斗GM:アルフォード>お聞かせ願おうか。
ルナ:双方のメリットは理解できました。そちらの主たるメリットが社会的メリットで、こっちのメリットも長期的には大きな恩恵になり得ることも。……ですけど。
黒斗GM:アルフォード>ふむ?
ルナ:東方を相手にするなら社会的、長期的メリットも直接的なメリットを。現場が欲しいのは実弾と今日食べるパンなんです。もっと即物的で即効性のある分かりやすいメリットのほうが東方は食いつきがいいと思います!(
ルナ:……私もすっかり染まったなぁと思うよ、うん(
黒斗GM:アルフォード>……ふむ。
イオン:軍事力も魅力だろうけど、強さより早さをきっと求められそうなの。
エイル:私は今もパンが食べたいです(
イオン:日が昇る前だろうと日が沈んだ後だろうと、3分前に横になった人間に容赦なく出動がかかることが日常茶飯事の世界だし。…とんだブラック大陸なの。(
イオン:私もパン食べたいの(
黒斗GM:アルフォード>(何やら考えるように人差し指でコメカミをとんとんと何度か叩き)……。
ルナ:まぁ、すこし真面目に言うと。東方にも東方の社会や政治というものはありますから。そして東方の社会を構成する"国民性"は、今みんなで言ったようなタイプがメインです。アル兄さんの提示したメリットだと、たぶん東方人は納得しないと思うんですよ。
ルナ:西方の民衆が東方を危険視するように。東方の民も他所からいきなり軍隊がやってきて、はいそうですかと納得するのは難しいかと。
黒斗GM:アルフォード>検討させてくれないかな、その間、そうだね、私もお腹が空いてきたよ。ご飯時も近くなってきたし、よければ、一緒に食事でもしないか?
黒斗GM:アルフォード>勿論、食事している間は。ここに戻ってくる迄は、この会談に関することは言わないよ。
イオン:つまり仕事モードじゃないのー?
ルナ:ん、そうですね。……えーと、じゃあ私以外のみんなで行ってきて。
イオン:(ルナの肩がしぃ)
ルナ:後生です(じたばた)
黒斗GM:アルフォード>それじゃ、(ルナも確保出来たし)皆で行こうか。
イオン:許すのルナ、今はご飯が欲しいの(
エイル:きっとおいしいものが出る予感がします(
ルナ:……ほら兄さん、見た?これが東方の価値観なんだよ…(
エイル:ワカメ>どっぷり染まったなぁ僕らも(
黒斗GM:アルフォード>東方の価値観というより君達の価値観じゃないのかな、それ? それがたまたま、この風土に遭っていたと。成る程、帰ってこないわけだ。
ルナ:西方にいた頃はまだマシだったと思います。たぶん。たぶん。
黒斗GM:アルフォード>ともかく、ご飯に行こう、ご飯。ここが出す豆腐ステーキがやたら美味しくてね、あれの秘訣はソースだと思うんだが——
黒斗GM:@