風月:@
意外にも、かなり真面目な内容に終始したアーガードの授業は、小学生たちに大切なものを残して終わりを迎えた。
自分がかなりだいぶとてもすごく不幸な目に合っているだけに、同じ思いをしてほしくなかったのかもしれない。

風月:@
そして10分の放課を挟み、次は二時限目。

風月:@
今度はフサフサの映った写真を大量に抱え込んだ誰かを何かの準備室に押し込んでどこからか現れたソウの授業である。
どんな授業になるか不安は残るが、もとより何を教えても文句は言わないと言われているのでたぶん大丈夫だろう。
(ちなみにメンバーは「あれ、デュナンは?」と思ったが2秒で流した。奴は☆になったのだ)

風月:@皆が席に着き、ソウが教室に入ってきたところからスタートです
風月:@前が色んな意味で印象的な授業だっただけに、生徒たちはいつもより大人しく席に着いている(というか身構えている)。
ハイリ:(何故だろう。嵐の予感しかしないのは…)
ソウ:ソウ>はーい、みなさんこんにちはー! 月光一ダイスの神様に愛された美少女、ソウちゃんでーす。よろしくねー(にこー、ととびきりの美少女スマイルで)
イリナ:あ、ソウちゃんだ…(マジで?って顔してる幼女)
ソウ:ソウ>(ただし背中には、本日の武器であるブレイドトンファーをX字になる形で背負っている)
ルナ:不安しかない先生っていうのも斬新な…(
風月:ワカメ>反面教師にでもなるつもりかな(
ハイリ:それならある意味うってつけだけどさ(
ソウ:ソウ>そこっ、聞こえてるよっ
ソウ:ソウ>えー、おほん。さてそれでは、今日はあたしの大好きなダイスのお話をしたいと思います!
ルナ:(あ、いつも通りだ……)
イリナ:(いつも通りだ…)
ソウ:ソウ>ダイスは凄いんだよ、なにしろ、出目次第ではいきなり13階梯になれたり月光の最高司令官になれたり物凄く強い武器が使えるようになったりするからね! ダイスの神様を信仰していればもう怖いもの無しですよー!(と、なんか新興宗教の勧誘じみたことを言い出した)
風月:生徒>「「「(なんでダイス……?)」」」
イリナ:(あながち間違ってないのが…アレ、授業なのかな…)
風月:ワカメ>せんせー、宗教の勧誘は放課後にお願いします
イリナ:イリナ>放課後ならいいの…?
ソウ:ソウ>(ワカメの脳天にブレイドトンファーの片方を投げ付けつつ)さて、そんな素敵な ダイス様にも色々あります。一番オーソドックスなのはこの六面ダイスだけど、他にも八面とか十面とか、頑張れば百面とか千面なんてのも出来ます(と、ころ ころと現物を手の中で転がしてみせ)
ルナ:(なんの授業だろこれ…)
ハイリ:えらいバイオレンスな授業だね(
ソウ:ソウ>ちなみに、ダイスを振ることを「d」を使って簡単にする書き方があります。たとえば「1d6」なら、「六面ダイスを一回振る」って意味だね! この表記の仕方はよく使われるので覚えておくように!(
風月:ワカメ>(トンファーが直撃してひっくり返った)
風月:生徒>(真面目に板書したり、ダイスを興味深げに見たり、まだ身構えてたりと反応は様々な様子)
ソウ:さて。じゃあ例えばこの六面ダイスを使った時、一回振る、つまり1d6で、「1」の出目が出る確率は一体どのくらいでしょーか?
ハイリ:というか、これソウ以外の誰の役に立つんだろうかっていうのは言わないほうがいいのかな(
イリナ:(皆真面目だなぁ…)(興味が無い授業の板書は一切取らない派)
ルナ:あ、確率の話に…これって算数だっけ?(
風月:ワカメ>(頭にトンファーが刺さったまま起き上がる)いつの間にか算数になってるね
ハイリ:イオン>ワカメ、抜くのそれ(
風月:生徒>えーっと、それは習ったよ。1/6です!
風月:ワカメ>ふんっ(キュポン!)
イリナ:…習ったの?(隣の子に話しかけ)
ソウ:はい正解! サイコロに何か仕掛けがしていない限り、ある数字が出る確率は、六分の一になります。……なります、が。
ソウ:それじゃあ皆、これから普通のダイスを配るから、試しに1d6を振ってみて、どんな出目が出たか教えてください。先生も一緒に一つ振るよー(と、じゃらじゃら配り歩いて)
ハイリ:生徒<はーい先生ー。
ソウ:1d6 行きわたったね? それじゃ,せーのっ(と言って教卓の上に転がす)
DiceBot : (1D6) → 5

イリナ:1d6
DiceBot : (1D6) → 5

ルナ:1d6 せーのっ,と
DiceBot : (1D6) → 1

風月:隣の子>あ、学校では習ってないよ。塾で習ったの
風月:1d6 えーい
DiceBot : (1D6) → 3

イリナ:あっ、よかった…(また居残りにならなくてよかったぁ…)
ハイリ:1d6 えーい
DiceBot : (1D6) → 4

風月:@因みに小学生で確率はやらないけど、中学入試には出てきたりするみたいです。なので塾に行ってる子などは確率の計算や負数の話も知っているのが今どきの小学生。進んでるね!
ルナ:生徒>あ、1だー
風月:生徒>3でしたー!
ハイリ:生徒>4だったー
ソウ:ふむふむ。5,5,1,3,4、……と。なるほどなるほど
イリナ:@某公文式では進行度によって、小学生で波動方程式まで解くことがあります!中の人は微積まででした。進んでるね!
ソウ:@なるほどー(
ルナ:@めっちゃ進んでる(
ソウ:さて。面が六つあるから、ある面が出る確率は六分の一、つまり、六回振れば一回くらいはその出目が出るかも、という感じなんだけど
ソウ:でも今回、皆で振ったのに、2や6が出てませんね? どうしてかな?
ルナ:生徒>んー、うんわるく?
風月:生徒>「運が悪かった」「13日の金曜日だからー」「重心をズラして奇数を出やすくしてるんだよ、賭博用だね!」
ハイリ:生徒>1回しか振らないから?
ルナ:なんでそんなグラサイの知識持ってる生徒がいるんだろうここ(
ハイリ:ちょっと、今生徒の中に無駄に知識豊富な子がいたよ(
ソウ:そう、一言で言えば運です! 実は確率というのは、「何回やればそのうち何回は成功する」みたいなものじゃなくて、実際には、結果は結構偏るものなのです。ここを勘違いしていると、酷い目を見るかもしれないので注意が必要です
ソウ:あと、今回はイカサマダイスの活用法については割愛します(
ルナ:(酷い目見てきてそうな人の言葉だ…/ぁ)
ソウ:6d6 ソウ>もう一度試しに……それ(コロコロ
DiceBot : (6D6) → 17[1,6,3,4,2,1] → 17

風月:ワカメ>(実感がこもってるね)
ソウ:6個振ったのに、今回は5が出ませんでした。もちろんたまには、6回振って1から6全部が出ることもありますけどね
ハイリ:(というか活用法って言っちゃダメだ)
ソウ:そして、これでどのくらいの数字が出るかというのを、振る前に計算する方法もあります。それが「期待値」。
ソウ:計算する為の式は(略)で、ダイスの場合は一番小さい数字と一番大きい数字を足して2で割って3.5になります。
イリナ:(難しいこと言ってる…寝てもいいかな…/)
ハイリ:イオン>(イリナ起きるの)
ルナ:(頑張ってイリナさん。いよいよ数学になってきたけどもっ)
ルナ:生徒>(こっくりこっくり/ぁ)
イリナ:1d10 5以下で寝る
DiceBot : (1D10) → 3

イリナ:すやぁ…(
風月:生徒>「あれ、3じゃないの?」「3と4が出やすいのかな?」「ZZZ」
ソウ:これは出る数字や、それらが出る確率によって変わってくるんだけど、確率について計算 できれば、理屈っぽいことを言って騙そうとしてくる悪い人に、騙されずに済むこともある、かもしれません。学校の算数の勉強なんて、日常生活じゃ使わない ~なんてことを言ってる子は、避けられたはずの痛い目を見てしまってから悔やんでも遅いですよー
ハイリ:イオン>(イリナの頭部に軽チョップ)
ハイリ:別の生徒も寝てるっぽいね(
ソウ:それじゃあ難しい話はここまでにして、最後は先生とちょっと遊んでみましょうか! はいそこ起きるー(寝てる子の頭にチョーク投げ付け)
ルナ:思ったよりは普通の授業だけど、だんだん脱落者が出てるね(
ルナ:生徒>ぴぎゃっ(直撃)
ソウ:……チョーク投げ、一回やってみたかった(ぐっ
イリナ:ひゃうっ!(チョップ起き
ソウ:それではこれから先生は、この十面ダイスを一つ振ります。皆は、六面ダイス、十面ダイス、二十面ダイスの中から好きなのを一つ選んで振ってください。先生より大きい出目を出せたら勝ちですよー!
風月:ワカメ>(迷わず二十面を選んだ)
ハイリ:迷いがないね(
ソウ:二十面ダイスで先生に勝ったらちょっとした景品を、十面ダイスで勝てたら普通の景品を、六面ダイスで勝てた子には凄い景品をプレゼントしまーす!
イリナ:…これでいいかなぁ(手元に6面あったからそれで)
ルナ:生徒>じゃあわたし、六面ー!
ルナ:生徒>かぶっちゃったからやっぱり十面ー!
ソウ:どのダイスなら勝ちやすそうか、凄い景品をもらえるチャンスはどのくらいか、色々考えて、自分の好きなものを選んでね!
ハイリ:イオン>じゃあ私は十面にするのー
ソウ:でも結局最後は運です!(断言
ソウ:それじゃあ皆、決まったら振ってみよう! せーのっ(ぽーい)
風月:ジャク>なら、私は6面で勝とうかな
ソウ:1d10 (ころころころー
DiceBot : (1D10) → 7

風月:1d6 ジャクさん
DiceBot : (1D6) → 4

イリナ:あ…(
イリナ:1d6
DiceBot : (1D6) → 2

ルナ:1d10 えーい
DiceBot : (1D10) → 7

風月:1d20 ワカメ
DiceBot : (1D20) → 13

ソウ:ふむふむ……(出目を確認して)じゃ、同じ数字も勝ちということで、そこのあなたには普通の景品をプレゼント~!(と、10面で7を出した子を指し)
風月:ふっふっふ、はっはっはっは! 20面ダイスで10面に勝つ確率は15/20、75%もあるのさふっははは!(1人でやたら得意気)
ソウ:普通の景品は、各種多面ダイス詰め合わせセットと、確率がよく分かる算数の本。ついでに某TRPGのルールブックもおまけ( 勉強しながら色々遊んでみてねっ
風月:エイル>最後のは明らかに趣味ですね(
ソウ:(ちなみにTRPGの名前は「賽蹴心」となっている/ぁ)
ハイリ:あのTRPGの名前から暴走族の香がする(
ソウ:そしてそっちの大人げない人にはただのダイス詰め合わせセットを……って生徒じゃないじゃん! じゃあ無しで(
ルナ:面白いのかなそれ(
風月:ワカメ>(´・ω・`)
ハイリ:めっちゃしょんぼりしてる
イリナ:凄いご褒美ってなんだったのかな
ソウ:……とまあこういう風に、確率についても色々です。安全そうな道を選ぶもよし、あえてリスキーな道を選ぶもよし。けれど実際にどうなるかは確率だけではわかりません。
風月:ワカメ>フッ、貰ったら最後ダイスに人生を左右されそうだから問題ないもんねっ
風月:生徒>サイコロせんせーはリスキーな道を選んだんですか?
ハイリ:イオン>これ以上ソウみたいなのが増えても困るの(
ソウ:結果を分けるのは運、と言ってしまえばそこまでですが……ちゃんと考えた上で選べる判断力と、しっかりとした実力が身に付いていれば、確率なんて蹴飛ばして凄いものを勝ち取ることだって出来るかもしれません! 皆さんの人生には、無限の可能性があるんですから!
ルナ:(あ、いい感じに締めようとしてる)
ソウ:皆さんのこれからに、幸運があることを祈ってますよー! というところで、先生の授業を終わりまーす!(えへへー、と手を振って)
ちなみに先生は別にリスキーな道を選んだとは思ってません。あたしにとってはこれこそが王道なのよ!(

ハイリ:(ものすごい強引にいい感じにまとめようとしてる)
イリナ:(…眠い)
ソウ:……あ、そうだ。今回はあたしが7とか出しちゃったせいで、6面ダイスの子には最初から勝ち目が無くなっちゃったけど、あえて不利な道を選ぶその意気やよし! ってことで、ちょっとしたおまけをあげようかな
風月:ジャク>おまけ?(ちょっとだけ期待した顔)
ソウ:うん。六面ダイスを振った子は……(ごそごそ、と自分のポケットを探り)
イリナ:…ん?(机に突っ伏しかけた身体を起こし)
ソウ:6面ダイスで頑張った子は、この素敵な素敵な300面ダイス様を振ってもいいし、振らなくてもいい(にっこり)
イリナ:…いつも振ってるんだけど…(とてとてと教卓まで出てきて振るムーブ)
風月:ジャク>(振ったらどうなるんだろう?)じゃ、じゃあ振ってみようかな……?
ソウ:(超にこにこしてる)
イリナ:1d300
DiceBot : (1D300) → 66

風月:1d300
DiceBot : (1D300) → 290

ソウ:@
notice>武器No.066:突撃槍 … 騎乗しての突進攻撃に用いられる長槍。
notice>武器No.290:苦無 … クナイ。細長いひし形の刃に短い柄が付いた形状のNINJAグッズ。柄の後端は輪状になっている。刺突・斬撃・投擲といった武器としての使用の他、壁の登攀や掘削など、幅広い用途に使用できる。

ソウ:(二人が振った直後、ゴトゴトカラン、と教卓の上に出現する/ぁ)
風月:ジャク>え、え? (ど、どこから出てきたの!?)
イリナ:何で毎回重い物なの…(溜息
ソウ:じゃあ二人にはこれをプレゼント——って見事に武器だね両方とも。まあいいや、護身用にするなり、家に飾るなり、好きにしてくれていいよっ(
ハイリ:クナイはなんとか扱えそうだけど、突撃槍って(
イリナ:っとと…(槍を持ってふらふら。危ない)
風月:ジャク>あ、ありがとう、ございます? ……体育で使えるかなぁ
ソウ:あたしと一緒にこんな素敵なサイコロライフを送りたい子は、月光のソウ・ヒユキニまで連絡を~! いつでも待ってるからねー!(
ルナ:こういう時は結構普通…普通?なのが出るんだね…(
ソウ:小学生の子にバニースーツとか冥土服とか渡すのは私でもちょっとどうかなと思う(
風月:ジャク>(でも出たら渡されるんだろうな。と直感した)
ルナ:出なくて良かったね(
ハイリ:色々と不味いからねそれは(
風月:ジャク>お父さんが喜ぶからでなくてよかったです
風月:ジャギ>∑
イリナ:イリナ>これ、持って帰るの大変…(ふらふら)
風月:エイル>持ちましょうか
ハイリ:ジャギ…(
ルナ:ジャギさんがいろんな意味で危ないところだった(
イリナ:エイルさん…お願い…します…マリーに乗って使えるかな…(ぱーす
ソウ:これでダイス好きな子が増えると良いなぁ……(
風月:エイル>まさに竜騎士ですね、昔は憧れたものです(さすがに専門家だけあって軽々と、周りに気を付けながら抱えて受け取る)
ハイリ:イオン>やっぱりソウのは宗教勧誘だった気がするの(
風月:ワカメ>(ソウが壇上から降りた辺りを見計らい)……因みにあの人は男だからね(ぼそっと)
ソウ:(即座にワカメの後頭部へ飛んでくるブレイドトンファーno)
ソウ:(ブレイドトンファーのもう片方)
風月:ワカメ>ホゲッ(今度は前のめりにぶっ倒れた)
ルナ:それは言わない方がいいかなって思ってたのに、兄さん……(
ハイリ:皆は大きくなってダイスに傾倒するのはいいけれど、性別を詐称するのはちょっと考えようねー?(
風月:ワカメ>だってオチをつけないといけないかと……思っ……(がくり)
ソウ:ひどいっ、詐称なんてしてないもんっ(よよよ
ルナ:ご苦労様(
イリナ:ソウちゃん、可愛いもんね(幼女精一杯のふぉろー)
ソウ:ありがとうイリナちゃん、お礼に1d300をもう一回振る権利を(ry
風月:生徒>(ワカメの発言にざわめきつつ。ハイリの言葉に「はーい!」と答える生徒たち)
イリナ:…軽いものが出るといいなぁ(なんだかんだ楽しいから振る)
イリナ:1d300
DiceBot : (1D300) → 269

ソウ:@notice>武器No.269:妖刀MURAMASA … 高名が転じて妖刀と呼ばれた天下の名刀。血を求めるとも、ある血族を祟るとも語られている。なお実際には、「MURAMASA」とは特定の刀の銘ではなくブランド名であるらしい。
ソウ:今日は何かガチ武器が多いね(
風月:生徒>「せんせー、可愛い男の子にドレスを着せるのはありですか?」「詐称しなかったら着せても良いよね」「むしろ着せます」※(ここは服飾系クラス)
ハイリ:これはご褒美なのかと(
ソウ:(ぐっ)
ハイリ:男の子に着せる時はちゃんと許可を取ろうねー? それならオッケー。
イリナ:…今度ソウちゃんにもお洋服作ってあげるよ、色々お世話になってるし
風月:生徒>はーい!
イリナ:(刀を抱え)
ソウ:(わぁい)
ルナ:意外とこういうノリのいいクラスだった(
風月:@