風月@GM:@
ひょんなことからデジマ学園初等部の"1日先生"をやることになってから、1週間。
早いもので今日がその授業当日である。

風月@GM:@
ワカメは何か怪しいプリントを作ってるし、デュナンはなぜかリコリスの写真を大量に撮っているし、ルナがどの程度良心を取り戻してくれるかがカギになりそうだが、1週間各々で準備はしたことだろう。
ジャギもあのピチピチのはち切れないのが不思議なスーツ姿で仕事の合間にテストを作ってたようだ。

風月@GM:@
そんなわけで、『デジマ学園初等部 6-48』。
1日だけの特別授業の始まり始まり。

風月@GM:@
お話は朝、HRの時間に皆が紹介されるところから始まります。
「おはよー! ございまいます!」という小学生特有の元気な挨拶が響きわたり。
先生が今日は特別授業があることをアナウンスした後、廊下で待機していた皆が呼ばれます。

風月@GM:先生>それでは。特別講師の皆さん、入ってきてくださーい
風月@GM:@というところからスタートです
アーガード:(参加する筈だったクロエが急遽クカイの衛生兵増員で駆り出されたため、かわりにと生贄に捧げられたアーガード・クロア先生)お、おはようございます……。
ルナ:こ、こんにちはー(とことこ、と少し緊張気味に歩いてくる)
風月@GM:@因みに服飾関係のクラスだからか、先生は若い女性です。ロマンチストでおしゃれな感じ。
風月@GM:@生徒も女子の比率が高く、壁には授業で作ったらしいミトンなどが並んでいます。
風月@GM:ワカメ>(国立魔術学院の制服を着込んで気障にマントを揺らしながら入室する)
アーガード:(尚、服装は普段のラフな格好じゃダメだろとジャギに駄目だし食らったため、ダブルのネイヴィーグレーのスーツ、桃に近い明るい赤色のシャツに、紫のネクタイ装備)
風月@GM:@皆が入室した途端、遠慮なく集まる20人分の視線。目を付けられることはあっても大勢から注視されるのは皆には慣れない経験かもしれない
風月@GM:@早速「あ、意外と若ーい」「あの子は転入生?(イオン見ながら)」「なにあのマント」など、教室が一気にざわめき始める
ハイリ:はーい、皆おはようございまーす。(普通の格好で楽しそうに入ってきた)
ハイリ:イオン>(自分で持ってきた机を教室の隅っ子に設置して着席)
ルナ:え、えーと…臨時講師のルナ・ホーリックです、よろしく……(にこり、と小さく笑って一礼。ちゃんとした格好でということで、髪を纏めていたり、モノトーンで統一したシックな服装にしたりと、すごく珍しくおめかししている/ぁ)
アーガード:どこかのクロエ>たとえ遠方の地に居ようと!! ルナさんがおめかしするという時に!! 私が居ないとか! ありえない!!
(↑ルナの衣装見繕いと化粧の手伝いのためだけにデジマに戻って来て、色々遊んだあとにクカイにとんぼ返りした/ぁ)

ハイリ:クロエ、キミの勇姿は忘れない(
風月@GM:ワカメ>あの! ソレイユが誇る最高学府、国立魔術学院最上級生のワカ……エドワードだ。今日は皆にも分かるレベルで話をしてあげるから、よろしく頼むよ
アーガード:同じく臨時講師を請け負う(請け負わされた)アーガード・クロアです。中には俺の顔を知っている子も居るかな? 月光のデジマ支部で働いてるからな。今日は宜しく。
ルナ:クロエには感謝してる、感謝してるんだけど張り切りすぎだよ……(ほんのりめな化粧で少し大人っぽくなった笑顔のまま溜息を/ぁ)
風月@GM:ジャギ>おぅ。その月光デジマ支部代表のジャギだ。今日はおめーらに算数を教えてやるから楽しみにしてろよ!(ガッハハと笑うスーツ熊)
ハイリ:臨時講師のハイリだよ。ミサキ家の…親戚筋みたいなものだけど。よろしくねー(手ひらひら)
ハイリ:イオン>算数(物理)の気配が相変わらず強いの(
風月@GM:ジャク>……なんでお父さんが居るの(あまりの恥ずかしさに顔を伏せてる黒髪ロングの若干大人びた子が1人)
ルナ:(……あ、授業参観で妙に張り切る自分の親を見たような顔してる子がいる/ぁ)
アーガード:生徒>「じゃぎだー」「くまだー」「森から出て来たんだー?」「あれ、ジャクちゃんのお父さんじゃない?」
風月@GM:先生>はいはい静かに! 今日はこの人たちが皆さんに特別授業をしてくれます。なんと、皆さんあの月光の第一線で活躍しれらっしゃいます。凄いですねー、ロマンですねー! 失礼のないように、ちゃんとお話を聞きましょうね。後で感想文も書いてもらいます
風月@GM:ジャク>違うの、あれはお父さんじゃなくてただのクマなの……(現実逃避した)
ハイリ:娘にクマとして認識されているんだけど、ジャギ(
アーガード:生徒>「そっかーただのくまかー!」「ミサキの人がこっち来るの珍しーねー」「あのルナってひとすっごいきれいだねー!」「せんせーわかりましたー!」
風月@GM:ジャギ>はっはっは、照屋さんめ(
ハイリ:(ポジティブ…)
ルナ:照れてる、のかなぁ、あれは……いや、とにかくもう授業始めましょう、ねっ(生徒さんたちに笑顔で軽く手振ったりしつつ、注目浴びてる状態が恥ずかしくなってきてるひと)
ハイリ:(照れているルナおいしいです)
アーガード:良かったな、綺麗だってよ。……良かったな、クロエがいなくて。写真めっちゃ撮られてたぞ、居たら、間違いなく(
風月@GM:@と、皆が自己紹介を終えるとタイミングよくチャイムが鳴る。一部のメンバーには懐かしいであろうその音と共に、担任の先生はパンパンと手を叩く
ルナ:(うっさいよ晩御飯抜くよ/ぁ)
風月@GM:先生>では先生方、1時限目の授業をお願いしますね。私は職員室で採点作業をしていますから、何かあったら読んでください
アーガード:はい、わかりました。それでは、後のことはお任せください、ええ、もしこちらが不手際の際は宜しくお願いします。
ハイリ:(勘弁して下さい。あとアーガード、よく見てご覧。教室の後ろにカメラ持ったブロステがいるだろう?/ぁ)
ハイリ:了解。泥で出来た方舟に乗った気持ちで任せておいてよ。
アーガード:(拳をぎゅっと握り、念動力でぐしゃっとカメラ潰した/ぁ)
ハイリ:あっ
ハイリ:ブロステ>ブロッ(あっって顔)
ルナ:(ブロステ有能すぎないかなちょっと)はい、こちらこそよろしくお願いします。(先生に一礼して)
アーガード:(ルナさんが撮られるのは構わねぇが、隣にいる俺まで映ったら他の二馬鹿に何言われるかわからねぇ。禍根は潰すに限るぜ)
風月@GM:先生>あらあら、沈んでみるのも良い経験になるかも知れないですねー、ふふふ。では、失礼します(終始笑顔のまま、教室の外へ)
ハイリ:アーガード…それを危惧するならここにいる全員を消さないと無理だと思うよ(
風月@GM:@どんな授業をするんだろう、という子供たちのワクワクの視線が大量ナウ
アーガード:話されるのと映像に残されるのでは話が別だろ。さ、それじゃ、俺からだっけか? じゃ、他の先生方は生徒達と一緒にご着席してくれ。
ハイリ:はいはい、じゃあよろしくねアーガード先生。(イオンの隣に椅子持ってって座った)
風月@GM:@一部の男子生徒が明らかにがっかりした表情を浮かべた(ぁ
アーガード:(し、視線が……!? うっわ。うっわー。慣れねぇ。恥ずかしい。おーけーアーガード、落ち着け、落ち着け/←深呼吸しながら教壇に立ち)
ルナ:う、うん。それじゃあよろしくアーガード(笑顔で緊張感マックス)……じゃあ、ここ、座らせてもらいますね?(適当に開いている所に椅子持って行って着席)
アーガード:おいこらオスガキ共。初めて立ったが、教壇の上からだとテメェ等の顔すっげぇよく見えるからな。見えてるからな!(緊張解れた/ぁ)
ルナ:……(の、後でこっそりジャクさんの近くへ椅子移動させて)…その、頑張ってくださいね。あと、今日はよろしくです。(
風月@GM:生徒>「なんだー、あの美人先生じゃないのか」「というかあの人幸薄そう」「うわ、バレたっ」
ルナ:子供ってよく本質を見抜くよね(
アーガード:幸薄いっつった奴どいつだ。簀巻きにして天井から吊り下げて授業受けさせたろか。
ハイリ:イオン>落ち着くの先生。ヒッヒッフー
風月@GM:生徒>(一部の生徒が視線を逸らした/ぁ)
風月@GM:ジャク>お父さんの授業だけサボったらダメですか、ダメだよね。うう、頑張ります……
アーガード:テメェ等か。よし。簀巻きだ。……ん、縄がねぇか。命拾いしたな!(
ハイリ:緊張解れたのはいいけどいつもの調子過ぎるんじゃないかな(
アーガード:ごほん。さて、命拾いしたガキ共も、余計なこと言わないガキ共も、授業をはじめるぞ。月光の正規隊員っぽく、今日は異貌と戦う心構え的な話をしようと思う。
ルナ:感想文の上に反省文を追加されてもいいなら、止めないんですけどね( まぁ、折角の変わった授業を楽しんでもらえると。(こそこそ話しかけつつ、にこり)
もういつもどおりで良さそうでこっちの緊張もちょっと取れたかな(

アーガード:異貌っていう化け物共のことはもうちらっと授業で教わったか?
風月@GM:ジャク>反省文は嫌なので止めときます。後でお父さん泣くし(
風月@GM:生徒>「はーい、人間を襲う化け物のことです!」
ルナ:じゃあ、しっかり聞きましょうか。お父さんのためにも(
(けっこう普通に先生してるなぁアーガード、と思ってるひと)

風月@GM:ワカメ>(意外なものを見たという表情)
アーガード:そう、その通りだ。詳しい生態なんかは後々に、もしかしたら初等部じゃなくて中等部あたりで教わるかもしれねぇから省く。
ハイリ:イオン>割りとちゃんとしてるの(ひそひそ)
アーガード:今皆が言ったように、人間に襲いかかってくる化け物だっていうのを頭に留めておいてくれ。
風月@GM:ジャク>月光でたまに見かけましたけど。文句言いながらアヒルちゃんボート直す係りの人だと思ってました(
アーガード:で、そのくそった、いや、とんでもない奴等と戦う事について。次に頭に入れて欲しいことは、自分達にはそんな戦うだなんて関係ないと思ってるかもしれないがそういう考え方をしないで欲しい、ってことだ。
ルナ:結構いろいろ出来る人なんですよ。決してアヒルボート専属の修理師とかじゃないんですよ(ひそひそ
風月@GM:生徒>「えー、何でですかー? だって戦うのは大人の仕事なんでしょ?」
風月@GM:ジャク>……雑用係?(首かしげ)
ハイリ:まぁ雑用かな。修理も調理も前線出向もするタイプの(ひそひそ)
ルナ:雑用と言えば雑用ですね。戦闘から家事まで何でもこなす人です。ちょっと不幸でフラグゲッターなのが玉に瑕(ひそひそ)
アーガード:皆が将来なりたいもの、月光だっていう子も居るだろう、そんな子達はそいつ等と 当然ばちばちと戦り合う事になる訳だが、大工だって八百屋だって、アイドルだって、先生だって、ある程度奴等と戦うことについて頭に入れておかなきゃなん ねぇ。何でかっつーと、大人が異貌をこの街に入れない保証なんて絶対にないからだ。
アーガード:奴等は結構頭が良いんだよ、しかも俺達大人よりずっと数が多い、そうするともし かしたらこの街にだって入っちゃうかもしんない。街に入ったら街にいる大人がなんとかするだろう、けどそれだってすり抜けられちゃうかもしれない。もしか したら、君達の前に出てくることだってあるかもしれない。その、もしかしての時、君達には是非生き残って貰いたいんだ、先生は。
アーガード:その、『もしかして』の時に『生き残る』ための話をしようと思う。
ルナ:……(本当にまじめだ、と感心してる)
風月@GM:生徒>「僕、小型の異貌に追い掛け回されたことある」「虫型異貌って怖いよね」「私こーんなに大きな異貌を見たよ、死んじゃってたけど」
風月@GM:生徒>(心当たりがあるのか、アーガードの話は皆真面目な様子で聞いている)
アーガード:ん。覚えがあるみたいだな。……本当はこんなことないほうがいいんだけどな、悪いと思ってる。けど、勘弁してやってくれ。俺達も頑張ってるけど、奴等は兎に角多いんだ。
風月@GM:生徒>「はーい」「毎日いっぱい怪我人出てるもんね」「昔はもっと多かったって聞いたよ」
風月@GM:ジャク>お父さんも大変なんですね……
風月@GM:ジャギ>(神妙な顔して聞いている)
アーガード:(……オヤジ、娘さんの印象アップは俺のおかげだぞ! ボーナスだ、期待してるからな!/ぁ)
ハイリ:そりゃあ、東方だからね。仕方がないといえばそれまでだけど。西方よりも危険なのは否めないし。
ルナ:まぁ、あれでも東方の支部長さんですからね。いつも大忙しなはずですよ。(…それなのにここで今先生してる事についてはつっこまないでおくひと/ぁ)
風月@GM:ジャギ>(チッ、足元見やがって! いいぞもっとやれ!/ぁ)
アーガード:さて、んで、三つ目だ。そんな多い奴等と戦り合う際、ここがちょっとだけ難し い。戦いはするが、勝ちにはいかないでくれ。何度も言ってるが、生き残ることを優先するんだ、つまりは逃げる事。お前たち子供にとって『異貌相手の生き残 ること』は、『戦って勝つ』ことじゃない、『会ったら逃げる』ことだ。
風月@GM:生徒>それは、相手が弱そうな異貌でもですか?
ハイリ:イオン>今裏で大人の汚い取引が見えたの(
風月@GM:ジャク>せっかくちょっとだけ見直したのに(
ルナ:真面目な授業と同時進行で裏取引できるってある意味すごいね(
アーガード:うん、弱そうでもだ。つーか、そうだなぁ……(自身の顎に手を当て)どの辺を見て弱そうだと見る?
ハイリ:生徒>小さい異貌なら強く無さそうに見えるかも…?
ルナ:生徒>なんか不幸っぽいオーラだしてるやつー(
アーガード:小さい異貌、あと、不幸オーラ? ……不幸オーラ? ……俺みたいな異貌ってことか、ハッハッハ、なるほどな。よし、一つずつ答えていくぞ。
アーガード:じゃ、異貌じゃないが、例えだ。小さい犬が居たとしよう、君達の膝ぐらいの小さい犬が居たとする。つーか、デジマにもちょこちょこ、野性なり飼い犬なりで居るわな。そんな犬に噛まれたことがある子はいるかな?
ハイリ:生徒>はーい。
風月@GM:ジャク>飼い犬じゃないけど、噛まれたことはあります。餌をあげようとしたら、そのときに
ルナ:生徒>あるよー。
アーガード:うん、うん。居るよな、俺もあるぜ、小さい頃にな。よし、それじゃ、ジャクちゃんに聞こう。どうだ、痛かったか?
風月@GM:ジャク>すっごく痛かったです。小型犬でも、犬歯はとても鋭いから、いっぱい血が出て。お父さんが泣いてました
アーガード:あれ、痛ぇよなぁ。でも泣かなかったって? そりゃ偉い。あ、ジャギ君、廊下に立ってなさい(
風月@GM:ジャギ>俺かよっ!?(すごすごとバケツ持って廊下に立つ🐻)
風月@GM:ジャク>(お父さん。恥ずかしい、恥ずかしすぎるよ……!)
ハイリ:素直に立つのかい(
アーガード:小さい犬っころに噛まれただけで、血がどばーって出る。……そんな小さい犬っころと同じぐらいのサイズ、同じような形をしてる異貌が居たとしよう。そいつに噛まれる。そしたら、な。
ルナ:(いたたまれないなぁ…(
アーガード:痛いどころじゃ済まねぇぞ。手首がなくなる、下手すると胴体ごと噛み千切られてもおかしくねぇ。(自分の右手を教壇におき、右手首に左の手刀を押し当てて見せた)
アーガード:いいか、異貌っていうのは、化け物だ。化け物に常識なんか期待しちゃいけねぇ。奴等の身体能力は、俺達普通の生き物の範疇を楽に超える。
アーガード:だから、小さかろうがなんだろうが異貌相手には絶対に弱そうだなんて思わないことだ。いいな? 手、失くしたかねぇだろ?
ルナ:生徒>はーい…(ちょっと震えた声で)
風月@GM:生徒>(思わず何人もの生徒が手首を摩る)
ハイリ:生徒>手なくなったら痛いもんね、やだー。
アーガード:俺みたいな異貌にだってそうだ、犬っころで例えて動物的な異貌の怖さはこれでわ かったとしても。人間型で、ひ弱そうで、数人掛かりでも棒で殴ったりすればなんとかなると思ってる子も居るよな? つーか、俺相手なら全員でかかれば何と かなるんじゃないかなーって思ってねぇ? あ、怒らないから言っていいぞ。そう言っといて怒る、なんてことはない。素直に言ってみな?
風月@GM:生徒>(勝気そうな生徒が数人、ぽつぽつと手をあげる)
ルナ:……(ちらっとイオンとか見るひと/ぇ)
アーガード:よーし、良い気合だ。だが、断っておく。勝てねぇ。証明しよう。(右手を、ゆらりと前に出し)
ハイリ:イオン>(あえて黙ってる)
アーガード:(ぼんやりと、右腕全体が淡く青色に輝く。それと同時、教壇に置いた右手を、自分の顔付近まで持ち上げ、念動力発動。子供達、ルナやイオン、ハイリ、この場にいる人間全てと机や椅子、全てに力を絡め、その場から一メートル程、浮き上がらせる)
ルナ:おぉ、っと…派手にやるねアーガード。(スカートを抑えつつふわりと浮かぶ)
ハイリ:……あれ、前より力上がってない? アーガード。(足くんで座ったまま浮いてる)
風月@GM:生徒>「うわぁぁなにこれ、なにこれぇ!?」「ぎゃははは面白ーい」「(空中で身を縮めてる)」
アーガード:ハッハッハ、すごいだろ。念動力っつってな、超能力、特殊能力の類だ。
(悪ィ、と、左手でルナ達に謝り。右手を下ろすと、ゆっくりと、人も机も音も立てないぐらい静かに下ろす)

ルナ:精度も上がってるかな、これって(また椅子の上に戻って)
アーガード:俺のような人間は稀に持っているが、人間型の異貌はこういった特殊能力を備えて いる場合がほとんどだ。しかも、人間を殺すことに特化したような能力が多くある。これにしたって、浮かせるだけじゃねぇぞ? やろうと思えば、潰したり、 捻ったり、千切ったり、何でもござれだ。(ネクタイピンを左手で取り外し、右手で拳を作ると、紙細工のようにぐしゃりと潰れる)
アーガード:こんな感じに。(ただの鉄くずと化したネクタイピンを教壇の上に落とし)
風月@GM:ジャク>(アレ、後で自分で直すのかな……)
ルナ:生徒>うわっ…(思わず身を引いたり)
ルナ:自費出費、かな…(
アーガード:しかも、身体能力もずば抜けてる。さっき、校庭で拾ってきたんだが……(ポケットから取り出したのは子供の掌でもすっぽり収まるような小石。それを、握り潰す。パンッ! っと景気のいい音を立て、握り込み。手を開けば、粉々に砕けた破片が教壇の上に落ちて行く)
アーガード:動物型異貌のただでさえ半端ねぇ身体能力を、人型異貌はさらにその数倍上をいく。そしてさっきのような、特殊能力の類。
アーガード:人間である俺だってこれだけ出来るわけだが、さて……あらためて質問。不幸オーラを漂わせてる人型異貌は弱いかな?
ルナ:生徒>(ぶんぶんぶんぶんと首を振る)
風月@GM:ジャク>あのひと、あんなに強かったんだ……
イリナ:…(某剣士を思い出して青ざめてる幼女)
ハイリ:月光のメンバーだからね。ギャグ補正という分厚い衣が普段はあるんでわかりにくいけど(
ルナ:見た目と雰囲気に寄らない人ですよ。
ハイリ:イオン>さすが気軽に片腕とか全身なくすことがある組織なの(
風月@GM:ジャク>モフモフは驚きました
アーガード:ジャクちゃん、今いいこと言ったな。お前たちは今お前たちが知らない強さを今、知ったわけだが……
アーガード:俺はこれでもかなり手加減してる。その気になりゃあ念動力使って、そうだな、この教室どころかこの校舎の一階全部ぐらいなら楽に握り潰せる。
ルナ:やったら支部長に握り潰されるけどね(ぼそ/ぁ)
ハイリ:もしくは給料が減るね(
風月@GM:生徒>「一階ぜんぶ!!?」「マジデ!」「ぼく、壁すら壊せる気がしないのに」
ルナ:(壊そうとする子がいるあたりは東方だなぁ/ぁ)
アーガード:ハッハッハ、すげぇだろ? おっと、そこのルナ先生、良いこと言った。
アーガード:そう、校舎を潰せる俺より強い人間がいるんだ。ジャクちゃんのオヤジさんなら、校舎なんてケチなことは言わねぇ。この学校全部、数分もありゃあ解体できる。
イリナ:(綿に変えれば、出来るかなぁ)
アーガード:……で、その、ジャギさん。ジャクさんのオヤジと、同等の力を持ってる異貌だって、居るんだよ。
アーガード:俺が手も足もでねぇ異貌が、この世界には一杯居る。しかもそいつぁ、見た目だけじゃそうそう見分けがつかねぇ。いいか、くどいだろうが、何度でも言う。異貌を甘く見るな。
ルナ:(……けどのその支部長が娘さんたちに頭上がらないんだから、世の中ってうまくできてるなぁって思ってる/ぁ)
アーガード:勿論、そんな異貌が君達の目の前に出てくることは無いかもしれない。
イリナ:(御仕事、やめようかなって思ってる幼女)
ハイリ:(まぁ、世の中力だけが全てじゃないって話だろうね/ぁ)
アーガード:だけど、あるかもしれない。無いとは言い切れん。そんな奴等と戦うことは先ずないだろうが、あるかもしれねぇ。今の話をよーく聞いて、頭の中で繰り返して、異貌とは絶対戦わない。色々言ったが、それをきっちり、覚えておくんだ。
風月@GM:生徒>「「「はーい!」」」
イリナ:せ…先生…(手を挙げる)
アーガード:よーし、良い返事だ! ……ん、なにかな、えーっと(名簿見て)イリナちゃん。
イリナ:どうしても異貌と戦わなきゃならない時は…どうしたらいいですか…?(意訳:御仕事辞めたい)
アーガード:どうしても異貌と戦わなきゃならない時、か。例えば、腰が抜けた子が近くに居た場合とか、そういう、逃げれない子が居たときだな。
アーガード:足腰鍛えろ。体育の時間とかあるだろ、それで目一杯走ったりさ、サッカーとかやってさ。足腰丈夫にして、その子背負って、走って逃げろ。
イリナ:足腰…そういえば今までマリーに頼ってきたから、皆みたいに強くないなぁ…
アーガード:いいか、戦うな。絶対に戦うな。戦わなきゃいけない場合なんて、子供のうちにはねぇし、そんな場合には俺達がさせねぇ。お前たち子供が絶対に逃げられるように、例え街の中に入れても、街の中に入ってくるまでにボコボコにしておいてやる。だから、戦うな。
ハイリ:イオン>結局できることをしろって話なのー。普通のちびっこはできることは逃げることだからそれに専念しろってお話なの。
アーガード:俺を見てわかったろ?(生徒たちをぐるっと見回して)……俺がボコボコになってようが、さっきの見た後じゃ、逃げれるかもしれねぇが勝てるとは思えねぇだろ。
アーガード:だから、逃げろ。
イリナ:………そっか、私が頑張らなきゃ、皆が大変なんだ…やっぱり怖いけど…友達のために、やれるだけやらなきゃ…
ルナ:生徒>はいっ(少し気合の入った声で)
アーガード:逃げてる間に、俺達大人が駆け付けて、何とかしてやる。効率の良い逃げ方、なんてのはまた、次に話そう。よーし、良い返事だな!
アーガード:それじゃ、先生の話はこれで終わりだ。皆、良く聞いてくれたな、ありがとう。
風月@GM:ジャギ>最近は防犯用の小型サイレンなんかがランドセルにくっついてんだろ。アレを引っこ抜いて走ってれば、俺たち月光が直ぐに駆けつけてやるさ。アーガード先生、良い授業をありがとよ
アーガード:(粉々になった石やら潰れたヘアピンやらを片付けて、持参しておいたゴミ袋に入れてから、教壇から降り)どういたしまして、ジャギ支部長。
ルナ:生徒>ありがとーございましたー(ぱちぱちと拍手)
イリナ:アーガード先生、ありがとうございました(ぱちぱち)
風月@GM:ジャク>とても、為になりました(拍手)
アーガード:(左手をひらひらと振り)どういたしまして、生徒達。それじゃ、エドワード先生? バトンタッチ。
風月@GM:ワカメ>ははは、これはちょっとハードルが上がったかな? ま、これぐらいがちょうどいいね(入れ替わって教壇に上がり)
風月@GM:ワカメ>と、その前に
風月@GM:@休憩時間を知らせるチャイムが鳴り響く
風月@GM:ワカメ>ちょっと休憩かな?
風月@GM:@