風月@GM:@
漆黒の荒波。
瘴気に染まった危険な海流を超えた先に、東方大陸は存在する。

風月@GM:@
イリナは現在Veratyr社の追手から逃れ、東方大陸の港街、デジマに上陸したところです。
20世紀代の和風建築を思わせる雰囲気の建物が立ち並び、東方の極めて危険な海を渡ってきた大型船がいくつも停泊しています。

風月@GM:@
マリーの姿はこの上なく目立つはずですが、皆ちらっと視線を向けるだけで気にした様子はありません。

風月@GM:@
見ればマリーの数倍もある異貌の肉が店先で普通に切り売りされていたりして、この国の人々は日常的に異貌を見慣れていることがうかがえます。

風月@GM:@
追手は東方に向かう寸前まで近くにいたため、もしかしたら東方まで追ってきている可能性があります。
と言うわけで、身を隠す場所を求めて歩き出した辺りからスタートです。

イリナ:ねぇマリー。今日はあんまり驚かれないねぇ…(マリーの背中の上で、マリーに話しかけている。)
風月@GM:元気なオヤジ>ヘイ嬢ちゃん東方は初めてかい? 良かったら見てってくれよ、取れたての異貌魚が格安だぜーっ!(港に出店を出していたオヤジが声をかけてくる)
イリナ:…マリーが今日はお魚の日じゃないって言ってるの。(言ってない。)
風月@GM:元気なオバサン>あら、だったらこっちのお肉はどうだい? 今朝狩ってきたばかりの新鮮なのが入ってるよぉ(今度は肉やのオバサンが話しかけてくる。どうも、ここに留まっていたら際限なくものを売りつけられそうだ)
イリナ:…ねぇマリー、早く行きましょう?(声色が少し不機嫌そうなものになる。きっと相手が大人だからなのだろう。)
イリナ:(そう声をかけると、マリーは頷き、4枚の翼を羽ばたかせる。)
イリナ:(街中で飛び立つ竜と少女。その光景は荘厳で、幻想的で。……店頭がどうなったかは知らない。)
風月@GM:@デジマはその名の通り貿易の盛んな町である。少し見渡せば旅行客向けの旅館や民宿の類はそこかしこに見受けられる。少し財布の紐を緩めるのなら、ホテルと言うものもなくはない。
 身をひそめるだけなら港に立ち並ぶ倉庫の一つを拝借するのもアリだろう。東方でも有数の巨大な町だけに選択肢は多そうだ。

イリナ:@イリナちゃんお金あんまり持ってないです。お仕事まともにしてれば2階梯とかアレですし。
風月@GM:@眼下では先ほどの商人たちが気にした様子もなく新たな客に絡んでいるが、それも遠い足元の出来事。
 イリナの目の前には意外に広いデジマの街と、見るだけでむせ返るような瘴気の雲が広がる。

イリナ:ねぇマリー、今日は何処で休もうか?マリーがあったかいから、私はいつもみたいに野宿でもいいんだけど…
風月@GM:@因みにデジマでは”どんなものでも食べることができる”特殊な土地ですので、草木を齧って公園に野宿も問題なくできます
イリナ:とにかく、大人がいない所に降りましょう?(マリーに話しかける。マリーは相槌しか打てない。…生きていた頃は喋ることが出来たのかもしれない。)
イリナ:@適当な空き地、大人のいない所に降ります。
風月@GM:@では、眼下を見渡すと、丁度いい感じに古い建物が放置された空地らしい場所が見つかります
イリナ:マリー、あそこがいいわ。あそこに降りましょう?
イリナ:(マリーはゆっくりと高度を落としていく。)
風月@GM:@異貌の襲撃で半壊した民家がそのまま放置されているらしく、壁は崩れて草木は繁茂してますが雨風程度は防げそうです
風月@GM:@マリーがホバリングの要領でふわりと着地すると、集会を開いていた猫たちが逃げていきます。人の気配は、とりあえず見える範囲にはない様子。
イリナ:@バサリ…バサリ…。着地の音はとても静かで、優しいものだった。まるでイリナを気遣っているように。
イリナ:マリー、今日はここが良さそうだと思わない?…ふふっ、マリーもそう思うよね。
イリナ:@というわけで今日の宿を確保です。
風月@GM:@うぃ、ではこの辺りでシーンを切りましょう
イリナ:@はーい。
イリナ:@こんな感じでよかったでしょうか。ちょっと不安。
イオン:@大丈夫ですよー。別におかしな所も無く
風月@GM:@うぃうぃ、良かったかと
風月@GM:@ではちらりとGMシーンはさみまーす
風月@GM:@
風月@GM:@
ごぅん……

島と島がぶつかったと錯覚するような振動と共に、巨大なせ船舶がデジマの港に到着した。
大型船舶は録音のアナウンスと警告音と共に側部のハッチを開けると、そこから無数のトラックやら乗用車やらを掃き出し、上陸させていく。

風月@GM:@
その中に混じって、なんの変哲もない黒いバンが東方大陸への上陸を果たしていた。
運転席に座るのは派手なメタルカラーのヘッドホンを装着した、いかにも軽薄そうなサングラスの男だ。
その胸にはVeratyr社のエンブレムの入ったネームタグがぶら下がっている。

風月@GM:「んー♪ まさか経費で東方旅行ができるなんて、オレサマってばついてるねぇ」
風月@GM:@
男は片手で携帯端末を操作すると、とある…… ゆるふわな髪型をした少女の画像を表示させ、そこに軽く口付けた。

風月@GM:@
「待っててねー、イリナちゃん♪ すぐに捕まえあげるから」

風月@GM:@
風月@GM:@GMシーン終了
風月@GM:@
「おうお前ら! 急ぎの用事が入った! 悪ぃけどすぐ来てくれ!」

風月@GM:@
例によって例のごとく。
皆さんはジャギの一言により、月光デジマ支部の支部長室に呼び立てられてます。
最早お茶と茶菓子の用意も慣れたもので、各人寛ぎながらも全員集合したところからスタートです。

ルナ:いつものことだね……今回は何の仕事でしょう?
風月@GM:ジャギ>おぅ、今回は珍しく"そんなに"危険じゃない仕事だぜ
ルナ:うわぁ胡散臭いですね(
イオン:ものすごく疑わしいの(ハムスターが如くお菓子をほおばる)
風月@GM:ジャギ>ガッハッハ! そうか、じゃあもう一個あるんだがそっちにするか? 急に最前線に出張ってきやがったリロルの部隊とドンパチやるんだけどよ
ルナ:全力で遠慮します(
イオン:照らすぞなのハゲ(懐中電灯片手に)
風月@GM:ジャギ>残念だ、そろそろお前らも空母級とやりあう頃かと思ったんだけどな(髭の下で笑いつつ)
風月@GM:ジャギ>じゃ、ちょっくらコイツをスカウトしてきてくれ
風月@GM:@そういってピラッと差し出されたのは、幼女の写真だ
イリナ:@ピンクのパジャマに、白のダッフルコート、かなり奇抜なファッションである。
ルナ:……迷子ですか?(
イオン:ハイリ>(しれっといてブロステと戯れてた)ぅん? なんだいジャギ、養子でも迎えるのかい?(
風月@GM:@写真には「イリナ・H・シノミヤ 賞金:52.9億lotus」と書かれている
イオン:あれ、ハザード単価なの。
イオン:ハイリ>というか、賞金首なのかい。
風月@GM:ジャギ>おいおいスカウトつっただろうがよ、これ以上食い扶ち増やしたら母ちゃんに殺されちまうって
イリナ:@手配名決めてなかった。
ルナ:見かけによらず、凄い額ですね
風月@GM:ジャギ>おう、九十九の鍵を持っているらしい。お前らと一緒でこっちまで逃亡してきたようだ
イリナ:@『屍の裁縫師』(アンデット・テイラー)かな
風月@GM:ジャギ>月光としてはそんな50億越えの超大物を放っておくわけにも行かなくてよ、とりあえず捕まえとけって上からのご命令だよ
イオン:ハイリ>食い扶持増えたら言うくせにとりあえず外から来た戦力を懐に抱え込もうとするキミも大概だよ、ジャギ。
ルナ:すごく適当な気がするけどつっこんだら負けなんですよね(
イオン:気軽すぎる気がするの。
風月@GM:ジャギ>養女は俺の給料で養うが、月光に取り込む分には経費だからな、問題ない
イオン:ハイリ>ごもっともだけどさ( しかし随分高額だね。まぁ見た目によらないなんてよくある話だけれど。何をやらかしたのさ。
風月@GM:ジャギ>つうかこの『屍の裁縫師』を釣り上げて来いってのはキリサキの判断だぜ、すぐやるって答えたのは俺だけどよ(
ルナ:そう聞くと経費の使い込みみたいにも聞こえますが(
イオン:オイなの(
ルナ:トップからして、もう…(
風月@GM:ジャギ>ああ、この嬢ちゃん人工竜をVeratyr社からかっぱらったらしい。んで、50億だ
ルナ:とんでもないものかっさらってた。
イオン:ハイリ>あの会社そろそろセキュリティ的な緩さで政府に怒られるんじゃないかな(
風月@GM:ジャギ>お前らんとこも似たようなやつ飼ってただろ? だからわざわざ呼び出したんだよ。ま、上手いこと捕まえてくれ
イオン:似たようなの…あ、ユキ?
ルナ:確かにまぁ、似たようなのはいるけども。…それが増えちゃうのかぁ…(
風月@GM:ジャギ>そうそいつだ。ドラゴン同士なら匂いでも辿って居場所が分かるだろ
風月@GM:ジャギ>最新の情報だと、30分ぐらい前に市場でその人工竜が飛んでたって情報がある、その付近捜索してみてくれ
イオン:ハイリ>まぁ、リロル相手にするよりはマシじゃないかな。というわけで了解だよジャギ。報酬楽しみにしてるから。
イリナ:@目立つ。わかりやすい。
風月@GM:ジャギ>おう、気合入れて新しい仲間の首根っこ捕まえて来い。YESかハイで返事させろ、いいな!
ルナ:了解です。それじゃあさっさと捕まえようか。
イオン:ようは了承だけしか聞かないってことなの。はーい。
風月@GM:@皆が慌ただしく支部長室を出ていったところでシーンを切りましょう
風月@GM:@
風月@GM:@と言うわけで今日はここまでです、お疲れ様でしたー
風月@GM:@次回合流し、軽く戦闘をする予定です