風月@GM:@
聖なる毒手。
目の前の男がもしキリサキと同じであるのなら、目の前の男の拳は瘴気由来の生物及び能力に対して絶対的な反発属性を持つことになる。
この面子で会う敵としては正に最悪である。

風月@GM:@
しかし、目の前の男は皆が知るキリサキとは大分違う。
キリサキの見た目は20代の優男のはずだが、この男はどう見ても40,50絡みである。
表情にもキリサキのような笑みはなく、無表情に皆を眺めている。

風月@GM:@
不意に、男が構えた。

風月@GM:@
両手を上下に大きく開いた、空手の「天地」に似た構え。
其れもまた、キリサキと同じだった。

風月@GM:@と言うところからスタートですー
グレイ:……別に、普段はそんなに考えてないし惜しんでもいないが。こういうときばっかりは、若返りたいと思うね。(小さく肩を竦めて)
パープル:もう少し成長したい私からすると羨ましい悩みなの。
風月@GM:ブラック>上に同じく、です
グリーン:というか、一度でいいからまたフルスペックを出してみたいです。
グレイ:いやいや、歳なんか取るものじゃないって。そうそう、グリーンの言う通り無駄に歳なんか取ると全盛期が、特にこういうときは懐かしくて懐かしくて……
グリーン:えぇ、私や兄さんからすれば羨ましいものですよ。
グレイ:今はさてあの頃と比べて、半分以下、いや、三分の一以下かもしれないからねぇ、私達……
グリーン:衰えましたね…。さて、しかし困りましたね。相手があのセラフとなると、接近戦はかなり危険です。
パープル:年寄りくさいの、二人とも。(
グリーン:(遠目)
グレイ:実際年寄りだから仕方ないじゃないか、600年以上生きてんだから(
グレイ:で、まぁ、なんだ。その、危険なのは私が主に引き受けねばいけないと。(左手もポケットから出し)
パープル:まぁ私も生きてる年数だけは長いけど。とにかく足止めたのむの、おじいちゃん(ぁ
風月@GM:アビス>過去は戻ってこない、まともに歳が取れたと思うべきだな。(ブラックたちを背にして下がらせつつ)
グリーン:いい年なんですよ。本当に。(魔力で薄青い鎌を生成して)えぇ、その代わりフォローは頼みますよ。
パープル:まともに歳を取れないこっちはこっちで大変なんだから。まったく(浮遊する幻の剣を作り出しながら)
グレイ:(ゆっくりと、息を吸い込み)……(両手をボクシングの構えみたく高い位置にあげる。拳闘と違うのは、開手な点)
風月@GM:キリサキ?>セラフ…… それがボクの名、なのだろうか
グリーン:(自分の名前さえ忘れている。覚醒が不完全なのか…?)
風月@GM:キリサキ?>名前も思い出せずに戦うのは失敬かもしれない、けど勘弁して、欲しい。ボクは、もうボクを抑えきれない……!
パープル:まぁ、遭遇した時点で厭な予感はしてたの。恨みっこなしなの。
グリーン:お互いに、ということですね。
グレイ:(コォォォォ)(吸い込んだ息を吐き出す)……久々に兄妹の前で戦るんだ、精々格好良くできるようにしよう。
風月@GM:@道幅は20m前後、天井は高く30mはあるだろう。
左右にはカプセル状の装置が立ち並び、前後は真っ直ぐに道が続く。
灯りは足元の案内灯だけでほの暗い。

風月@GM:キリサキ?>……始めようか(脈動する青白い羽根に突き動かされるように腰を屈めると、残像も見せずにグリーンの目の前まで飛び込んでくる)
グレイ:はい、ストップ(大きく一歩を踏み込み、大きく一歩を地面に叩き落とす。それだけの動作で床を叩き割り、フロア全体を大きく揺らす、震脚)
グリーン:ッ、早いですね…!(両手で鎌の柄を握り、グレイの足が地面を揺らすよりも早く地面をけって後ろに下がり、体躯の間に重さがないような動作でブーメランのように鎌をセラフに向けて投げつける)
パープル:じゃあ、いくの(浮遊する剣を一本、グリーンの背中側からキリサキ?目掛けて放つ。幻の剣はグリーンの体をすり抜け、標的にのみ有効な刺突となって矢のように飛ぶ)
風月@GM:キリサキ?>(大きく床が砕け、亀裂が走る。床にも機械が埋め込まれているのか バチバチと電流がはじけるそれに一瞬足を取られ、その隙に鎌と剣が迫る。だがそれは、――掴み取られた。鎌はその先端の刃を、幻のハズの剣ですら両の二本 の指で指で挟み、放り棄てている。どうやら能力で作られた武装は同じくキリサキの能力によって反発、つまり触れるらしい)
グレイ:……便利な力だよねぇ、それ。
パープル:……むぅ。向こうの任意で触られるんじゃ、幻の利点を半分近く殺されるの
グリーン:(地面に着地すると素早く飛び退り)うわぁ、これは面倒ですね…。
風月@GM:キリサキ?>(割れ崩れる地面の上を飛び移るようにして駆け、今度はその震源たるグレイの足元まで恐ろしい速度で到達している)
風月@GM:キリサキ?>(そしてその速度を維持したまま低い姿勢での突進、レスリングで良く見るタックルを弾丸その物の勢いでグレイに放とうとする)
パープル:そして異様に素早いの、あいつ。…とりあえず、今のうちに保険は作っておくの(グレイとグリーン、それに自分によく似た幻を作成し、手元に置く)
グレイ:(地面に深く叩き込んで、足首近くまで埋まった足をそのまま蹴り上げた。瓦礫と共に飛び出した爪先は綺麗に半円を描き、キリサキの腹を蹴り飛ばそうと)
グリーン:物質を持つというのであれば…(キリサキに持たれた鎌はそのまま四散する。手を翳し。火球の形を生成すると走っていくキリサキの背後を追うようにぶつけようと)
グレイ:(ただの足、ただの蹴り。速度もそれほどではない、のに、それを目の前にしたキリサキには蹴りではなく刃物が突っ込んでくるような圧迫を感じさせる爪先蹴りだ)
風月@GM:キリサキ?>(飛び込むキリサキよりほんの一瞬だけ早く、グレイのつま先がその 腹へ到達する。途端、”く”の字に折れ曲がった体がほんの一瞬で数十メートル先の天井に轟音を立てて突き刺さった。そしてその瞬間にグレイには分かる、足 が刺さらずにふっ飛んだということは奴は両手であの蹴りを受けたのだと)
風月@GM:@キリサキが蹴り上げられたため、グリーンの作り出した火球ははそのままグレイへと飛んでいく
グレイ:……止めたか(キリサキを天井に突き刺さるまでに蹴り上げ、足裏が天井付近にまで掲げられた足がそのまま踵落としとして地面に振り戻して、火球を地面に叩き落とす)
パープル:あ、フレンドリファイアなの(ぼそっと呟きつつ、吹き飛んだ相手へと幻の剣を二本、おもむろに作り出して追撃に飛ばし)
グリーン:す、すいません兄さん! というか、またすごい図ですね。
グレイ:んー? ハハ、すごいだろ。今の私でもこれぐらいは出来るのさ。
パープル:最初の年寄りくさいのが嘘のようなの。
グレイ:(靴紐を解いて、ブーツを脱ぎ捨てた。靴下も脱いで、素足で床を踏み)……靴のままじゃ刺せなかった。じゃ、こうだ。
グリーン:あんまり無理はしないでくださいよ?
風月@GM:キリサキ?>ちっ(咄嗟に追撃された二本の剣を払おうとするも、体が天井に埋まって動けず、剣はそのままキリサキの腹へと刺さる。だが予想以上に分厚い腹筋に阻まれ、内臓には届かなかったようだ)
グレイ:わかってるって。(預かっといて、といってブーツと靴下をブラックに投げ)
風月@GM:ブラック>は、はい!(ブーツは受け取ったが靴下は避けた/ぁ)
グリーン:(噴いた)
パープル:んー。手応え、微妙そうなの。幻だと最大でも「見た目どおり」の傷しか与えられないから。…そしてグレイ、何してるの(
風月@GM:アビス>(そして靴下はアビスの顔に当たる/ぁ)
グレイ:(軽く膝を掲げ、跳んだ。ふわりと、重力が働いていないかのように浮きあがると天井にまで届き、天井にあるコードに指を引っ掛けて止まる)
グレイ:Σごっめんオヤジ殿!
グリーン:ナイスコントロールですね(
風月@GM:ブラック>∑ごめんなさいついっ
風月@GM:アビス>……いいから、仕事をしろ(声が低い)
風月@GM:キリサキ?>おぉぉぉ!!!(背中から天井にめり込んだ体を強引に引き抜き、どうやっているのか天井に足をかけると、そのまま砲弾のごとくパープルの元へとはじけ飛んでいく)
グリーン:パープル!
パープル:狙ったのかと思ったの。……っと、こっちきたの(ぱっ、と飛んでくるキリサキに手をかざし。「不壊なる呪詛」を宿した壁の幻、さらにその後ろにキリサキ自身の幻を配置し、バックステップで後退する)
グレイ:ひどいなーブラック。すっごいきずついた。わたし、あとできっとたいちょうくずすよー。ってあ、こらまてー。
(腹筋で足を持ち上げ、右足の指でもコードを掴んで、手を離すと逆さ吊りになった。左足で地面を蹴り、キリサキを追うためにまた跳ぶ)

風月@GM:キリサキ?>(目の前に現れた壁を蹴り砕こうと、ライダーよろしく体を捻り瘴気由来の能力を打ち砕く光を乗せたケリが壁の中心に叩き込まれる)
グリーン:(目の前で大きく円を描くと燃えるような円陣が生まれる。緩やかな回転から徐々に高速になっていくその円から、ガトリングよろしく弾丸サイズの魔力がいくつもいくつも、キリサキの足下を狙って放たれる)
パープル:やれやれなの。(幻影が維持されている間は、呪術的に決して砕けないはずの障壁。 ただし、キリサキの能力相手では別かもしれない。それを貫かれた先には、ダメージを受ければその一部をキリサキへと返す彼自身の幻。その二つで足止めしつ つ、蹴りの射程から全速力で後退する)
グレイ:(パープルの壁へと蹴りを打ち込んでいるキリサキへ、くしくもほぼ同じ体勢で身体を捻り放たれる飛び蹴り。今度は、疾い。空気を削ぐような、蹴りとは思えぬ音を上げてキリサキの項を蹴り込み、いや、斬り込もうと)
風月@GM:@壁を蹴り砕いた足がキリサキの幻影の背に届き、その勢いのまま風船を割るよう に幻影のキリサキを蹴り砕く。だが本体の背中からは一条の血が噴き出しただけで、本来に比べて半分程度しかダメージが返せていないのが見て取れる。本人は かなり不意を突かれた表情をしていたが。
風月@GM:@それと同時に砲弾サイズの魔力がキリサキの足元に降り注ぎ、キリサキはこれを文字通り蹴散らすが、切り込んでくるグレイにまでは対応しきれず辛うじて掲げた左の二の腕に裸足の足先が突き刺さった
グリーン:よしっ…直接ダメージは難しくとも、注意を逸らすくらいはできましたか
パープル:半分、か。無効化されずにそれだけ返せれば御の字なの(相手の反動状況を観察しながら距離を取りつつ、牽制のように幻の剣をタイミングをずらして2発、再び投げ放つ)
グレイ:(突き刺さった足先を、曲げる。皮と筋肉とを内側から鷲掴みにする、これそのものも 痛いだろうがここからが本番、そのまま一フロアを軽く揺らし人間一人軽々と数十メートル上の天井まで蹴りあげる程の脚力をもって自分の元へと引き寄せ。両 腕を大きく左右に広げ、両掌がキリサキの両耳めがけて放つ)
グレイ:(鼓膜、そして出来れば三半規管の破壊、巧くいけば脳も揺らすための、両耳への平手打ち)
風月@GM:@腕の肉片が弾け飛び、グレイの足には鮮血が降りかかる。そして、それはグレイの肌を焼いた、力を込めると肉までジュウジュウと音を立てて焼けていく。キリサキを引き寄せようと肉をより深く抉ったところでグレイのつま先は炭化し、寄せる前に外れてしまう
グリーン:に、兄さん! 崩れてます、崩れてますよ!
パープル:…と、グレイ、大丈夫?(グレイが傷つくと、そのダメージを作っておいたグレイの幻に肩代わりさせる。それでも半分程度のダメージは残るが)
風月@GM:@どうやら天使の能力は皮膚表面に限定せず、その体そのものが毒であるらしい
グレイ:(もう片方の足でキリサキの胸を小さく蹴る。ダメージ狙いではなくキリサキの身体を押し退けて、離れて、着地して)
グリーン:触れただけでほぼアウトですか…これは、予想以上に面倒ですね。
グレイ:……超痛い(表情は変わらないが、顔中に脂汗が噴き出している)
グリーン:でしょうね。
グレイ:ありがと、パープル(パープルのおかげで崩れはしないがほぼ炭化した足の指を見て)……明日から歩くのに少し難儀しそうだ。
風月@GM:キリサキ?>ああ、痛いな(押しのけられた体を傾け、すり抜けたと錯覚するぐらい微妙な位置でパープルの剣を躱している)
パープル:グレイにはまだ頑張ってもらわないと困るの。私は決定力がないから。(剣を避けられたのに目を細め)
グレイ:でも、わかった。刺すのは駄目らしい。
パープル:中身に触れると痛い目をみるのは分かったの。
グリーン:触れないままで何とかしろ、ですか…。
グレイ:……それなら、だ。(こき、こき、と、あえて炭化した右足の足首を動かして慣らしつつ)久々に、ただ全力で蹴り飛ばす。
パープル:単純なの。
グリーン:せめて自力で歩ける位には抑えて欲しいのですが。
風月@GM:キリサキ?>出血が多い、早めに終わらせ、ないと……(腹と背中からは少量だが止めどなく、そして二の腕からは蛇口を捻ったかのように流れる血液を眺め。二の腕に、自らカプリと噛みついた)
グレイ:ブラック、悪いけど、私に合いそうな義足考えておいておくれ。それと、もしかしたら右腕も。
風月@GM:ブラック>……分かりました。けど、命だけは代えが効きませんからね
パープル:骨くらいは拾うの。
グレイ:うん、苦労かけるね、ブラック。ホントにごめんよ。……キリサキ君。さて、私の右腕か右足どちらを持っていきたいかな。
グレイ:(あえて、見せつけるように右腕を差し出してみる)
パープル:一応、グレイのデコイは作り直しておくの。死なない程度にがんばるの。(再度、グレイの幻が新たに出現し)
風月@GM:キリサキ?>――――フッ!(口いっぱいに溜まった血液を。あろうことか、噴いた。肺活量の化け物が放ったそれは弾丸よりなお早くグリーンの左胸目がけて飛んでいく)
グレイ:(その、右腕から。キリサキにも、そして何度か見たことぐらいはあるであろう兄妹達でさえ怖気が走るような歪、不吉そのものをはらむような禍々しい魔力が、右腕を覆う。グレイ・ロードナイトが持つ必殺の能力、その前兆)
風月@GM:キリサキ?>では右足を、オーダーする。そして次は命を
パープル:…とと。グリーンも、気をつけるの。(手をかざし、血の弾丸とグリーンの間に再び幻の壁を作り出して遮ろうと)
グレイ:いいや、持ち帰れるのは一つだけ。なにせ、その代金は君の命だ。(その不吉な黒い魔力に覆われた右手を手刀の形に変え)
風月@GM:キリサキ?>(言いつつも、今度は再びグリーン目がけて本人も弾丸並みの速度で突貫していく)
グリーン:(視界に写った馬鹿のように早い血塊に眉を顰めながらも手を伸ばす。パープルの盾の後ろには自分で生成した障壁を、破られる前から何枚も何枚も、重ねて作ればその隙に左胸に当たるのだけは避けようと体を左にずらそうと)
グレイ:(グリーンに突っ込んでいったキリサキに横合いから駆け込んでいく)
風月@GM:@グリーンの盾を4枚ぶち抜いたところで、その血塊はようやく止まる。だがその時には本人がグリーンの目の前に現れている、さっきよりも速い
風月@GM:キリサキ?>ふぅん!!(手品か悪夢のようにグリーンの目の前に現れると、一瞬目の前から消える。視界から外れるほど低く深く身を屈めた姿勢から、顎を垂直に撃ち抜かんと先ほどのグレイと同じく刃物めいた鋭さを持った蹴りが放たれる)
グレイ:(跳ぶ、天井まで。天井に着地して、また跳ぶ。変則な三角飛びから放たれる、右足で の踵落とし。ただ、全力で。技巧も何もない、目一杯に力を込めた、戦車砲から放たれる砲弾のような重さを喰らわなくとも感じるような一撃をキリサキの脳天 目掛け。その右足の軌道に沿い、右足で隠すように放たれる、右貫手)
パープル:あぶなかった、の、っと!(幻の剣をキリサキの脚目掛けて勢いよく放ち、せめてその軌道を少しでも逸らそうと試み)
グリーン:やれやれ、防戦ばかりはつまりませんねぇ…(目の前のキリサキ、そして突っ込んで くるグレイを視認する。まともな避け方ではどうもならないと分かれば、後ろに思い切り体重をかけて体を打ち付けるのも厭わず倒れこむ。その最中の視界で、 振り上がっていくキリサキの足の膝裏に向けて矢のように鋭い魔力をまた銃弾の如く高速に、己の魔力を容赦なく削りながら至近距離で撃ち放つ)
風月@GM:@首は吹っ飛ばなかったのは奇跡だろう。幻の剣が腿に刺さり膝裏に減り込んだ魔弾が、あるいは威力を殺したためか、蹴りはグリーンの顎の端を斜めに切り裂き頬まで深く抉ったものの、辛うじて脳天まで砕くことはなくすり抜ける。
風月@GM:@足を振りぬいた姿勢のままキリサキはグレイの姿を認めると、軸足を折って身を 屈める。そのわずかな時間で首を傾け落とされた踵を砕かれた左肩で受けながら、そのまま砕かれながらも、顎で、グレイの右足の大動脈へを噛み千切ろうとす る。だが、その執念染みた反応が逆にキリサキ自身の視界を塞ぎ。……ほぼ完ぺきな形で、グレイの抜き手がキリサキの体へと吸い込まれた
パープル:……っ(グリーンとグレイ、二人の幻に魔力を注ぎ足して強化して。より大きなフィードバックに耐えられるようにした上で、本人の受けたダメージを肩代わりさせる)
風月@GM:キリサキ?>不覚、か
グリーン:(受け身を取る暇は無かったので強か後頭部を打ち付けた。燃えるように痛む頬に手を宛てがい、体を起こし)っつぅ…さすがに、危なかったですね…。
パープル:……二人とも、首は繋がってるようでよかったの
グレイ:(オーダー通り右足はくれてやる、キリサキの歯が皮を破り肉に食い込み血管にまで突 き刺さり、パープルのフィードバックがあって尚勢い良く血を噴き出し顎の力で足の一部が無くなりつつある中、手刀はすんなりと体内へ。物質としてではな く、魔力体と化した右掌は、その体内の中で彼の心臓を、彼の核となる場所を探し当て、鏡像を作り上げ——)
グレイ:(握り潰した。そのダメージのフィードバックを、本来の核となるべき場所へと流し込む)
風月@GM:@握られたそれは一番慣れた形をしている。即ち心臓の形をした何かが、キリサキの中で握りつぶされた
グレイ:……………(手刀を、引き抜く。黒い魔力は、消え)ッッッ!!!(耳から。目から、 鼻から、爪の間から、そして咳き込むように身体をくの字に曲げて口からどす黒い血が迸る。パープルが作り上げた自身の幻影には全身に罅割れが生じた) ご、っは、っか……がッ!(自身の、能力の反動が身体を襲っているようだ)
風月@GM:キリサキ?>……ああ。思い出し、た。ボクの、名前は――(急速に蒼白になっていく顔面、それは瞬く間に全身に広がり、グレイを足から能力で焼き千切ろうとしていた体が糸の切れた人形のようにあっさりと倒れた)
パープル:……グレイ、大丈夫?(決まり手を確認して、ゆっくりと近付いていく。魔力消費量に少し自分もふらつきつつ、新しいグレイの幻で能力の反動を軽減させつつ)
グレイ:はぁー……はぁっ! だ、大丈夫、じゃ、ない……つ、つつ、強気も、言えん、こ、これだから、わ、わわ私、の、能力、は嫌なんだ…っ。(膝をつき、荒く息を吐く)
風月@GM:ブラック>グレイ兄さん! (慌てた様子で駆け寄ってくる)
グリーン:(拭っても拭っても血が止まるどころかより勢い良く流れ降りていく頬を、服の裾で抑えながらキリサキを見下ろし)お疲れ様です兄さん。助かりましたよ。
グレイ:い、いい。パープル……(パープルの幻影を手で制し)私、は、これでいい……まだ、まだだ、まだ、終わってない。魔力は……節約しろ……。
パープル:む……了解なの(作りかけた幻影を戻して)ブラック、後で診察を頼むの。
グリーン:ブラック、兄さんを隅っこに引きずっておいてください。あと止血剤があればこちらに一つ。
風月@GM:ブラック>は、はい!(グレイを慎重に動かしつつ、グリーンにジェルタイプの止血剤を渡す)
風月@GM:ブラック>え、ええっと! 瞬間手術(モーメントオペレーション)……!(あまりに全身ボロボロのためどこから手を付けるか一瞬迷いつつも、大動脈が極めてヤバいことになっている右足からバイパス手術を始める)
グリーン:ありがとうございます。(片手で受け取った止血剤で手早く応急処置を施して)はぁ、やれやれ。パープル、もう少し骨が折れることになりそうですね。物理的にも(
パープル:(瞬間手術の様子を確認しつつ、倒れたキリサキへと視線を戻し)そうらしいの。まぁ、仕方ないの。
風月@GM:ブラック>危ない天使さんの血を洗って、止血して、主要な血管は繋げますから、それまで大分痛いのは我慢してくださいね
グレイ:(引き摺られて、寝転がさせられて、瞬間手術を大人しく受けてる)足……ホントに、無くなるかと、って、~~~~ッッッ!!? り、りり、りょ、了、解……!!
風月@GM:@ブラックの腕であれば手術は数分で終わるだろう、片足で立たねばならないだろうが支えがあれば動ける程度にはなりそうだ
パープル:念のため、ブラックも血には触れないよう気をつけるの。分かってるだろうけど。
グレイ:モーメントオペレーション、素晴、らしい術だが……麻酔の効きが悪いのが難点だよ……これで止めさされる患者、居るって……
グリーン:そうですよ、ブラック。貴女にまで何かあったら困ります。次は私が世話になるかもしれないというのに。
パープル:ちなみに幻に痛みを肩代わりされることもできるの。もちろんやってあげないけど。(
風月@GM:@年老いたキリサキのような男はもう動かない。血だまりは広がっているが、さすがにブラックも怖いのか距離は取っているようだ
グレイ:手厳しい……
パープル:魔力は温存しろとさっき言われたばかりなの。デコイはともかく、壁を2回も張ったのはそれなりに消耗したの。
風月@GM:ブラック>はい、分かってます。あれは私たちの細胞を壊しちゃうみたいですから、近づきません
グレイ:(動かなくなったキリサキのような男を見やり)まったく。本人だった男にここまで難儀させられるとは……
風月@GM:ブラック>んー、麻酔はもうちょっと強くできますよ。でもそうすると全身が動かなくなっちゃうから…… そうなると危険、なんですよね?
グリーン:…で、結局なんだったんでしょうね、このセラフらしき何者かは。
グレイ:あ~……そうだね、ここで、動けなくなるのは、まずい。無理言って悪かったよ。
風月@GM:ブラック>ううん、私こそもっと痛くしないで治せると良かったんだけど…… ごめんなさいです
パープル:最後に何か思い出したみたいだったけど。結局わからずじまいなの。
グレイ:いいって。治るならいい。(ごしごしと自分の血が大量に付着した左手を服で拭い、ブラックの頭を撫で)
グリーン:(手持ちの縫合セットで頬を塗っている。縫い目ガタガタ)わかりませんね。…あとレッドはどこに…。
グレイ:なにって、親父殿も言ってたじゃないか。ねぇ?(アビスに顔だけ向け)
風月@GM:アビス>現在のキリサキは248代 目、代替わりして5年目だ。……だが、代替わりした後のキリサキが余生をどう過ごすかは、確認されていない。(セラフと同じ能力を持った男を、苦々しい顔で見下ろし)
風月@GM:アビス>つまり、そういうことだろう
グリーン:……。(改めて、周りのポッドを見回し)…まさか。
グレイ:私もこんなところに保存されていたとは知らなかった。驚いたよ。最初は、ついにキリサキと同じ能力者が出たのかと肝を冷やしたが……
グレイ:いや、ある意味、同じ能力者よりタチが悪い。
風月@GM:ブラック>(目を細めて猫のような顔で撫でられ)
グレイ:(どうも、クサビ・ナガセです。ヒトミちゃんがかわいすぎて別の意味で死にそうです)
パープル:なるほど。とりあえず、アレがどういうものだったかは理解したの。あ、ブラック逃げて、危険なの(ぁ
グレイ:いや、いやいやいやいやいやいや。危険じゃない。全然問題ない(
グリーン:何か今後のことを考えるに破棄したいですね、我々じゃ無理ですが。
風月@GM:ブラック>え?(とりあえずスススッっとパープルの方に移動してみる)
グレイ:(がーん!)
パープル:問題ある視線だったと思うけど。うん、気をつけるのブラック、ブラックはある意味この中で一番危険だから(ぽふぽふ頭撫でようと)
風月@GM:ブラック>えーと、……先代の私と同じ手法で記憶さえ移植できれば、クローンは理論上無限に作成できます。けど、同じ記憶を持つ人が複数いると、なんとかのパラドックスが働くみたいで意識が保てないんです。だからこの人は記憶が無かったんだと思います
グレイ:恨むぞ~。アカ、いや、パープル。恨むぞ~。いや、そんなクールなところはとっても素敵だけど(ゆっくりと起き上がり、立ち上がる)
風月@GM:ブラック>(やっぱり撫でられて猫目になりつつ)い、一番危険なんですか? が、頑張って強くなります、です
パープル:なるほど。そういう分野は専門外だけど、理解はしたの。…呪術師を恨むなら相応の覚悟は承知?ブラック(じぃーっと見つめるひと/ぁ)
うん、がんばるといいの。ブラックなら将来的には国だって傾けるほど強くなれる素質があるの(ぽんぽん)

グリーン:なるほど。だから自分のことを殆ど覚えていなかったのですね。悪魔に対する敵意だけは、本能として残っていたと。
パープル:@…あ、じぃーっと見たのはグレイさんだ。ブラックさんちがう(
グレイ:……加えてこのセラフには魂がない。本人ではないと親父殿も言っていた通り、そしてだからこそ困る。無くとも、この敵意、この力、だ。
グレイ:ハハハハハ。私に恨まれるとどういう目に遭うか、後々教えてあげよう、呪術師より困るぞー(
グリーン:兄さん、大人げないです。
パープル:対抗してきたの。これは大人気ないの、このジジイ(ぁ
グレイ:身体は二十歳未満だからいいの、大人げなくても問題ないの。ハハハハハ!
パープル:ブラック、ちょっとグレイのこと「大人気ない」って言ってやってほしいの(
グレイ:……で、だ。それは兎も角。
風月@GM:ブラック>大人げないです(ずば)
グレイ:レッド、やったの。コイツじゃなくない?(崩れ落ちながら)
風月@GM:ブラック>∑
パープル:効いてる効いてるの。……まぁ、そうなるの?
グレイ:……い、いや、勘なんだけど。この元セラフは私の事、見ても、何も言わなかったじゃない。
グリーン:そうなんですよね。既にレッドを交戦しているなら、いうことも違ったでしょうに。
グリーン:…だからこそ、まだ終わっていないと兄さんも言ったんでしょう?
グレイ:そう。そういうこと……。(崩れ落ちたまま)
風月@GM:アビス>レッドと交戦すれば全く無傷と言いうこともないだろうしな。加えて、あの割れたカプセルは交戦中に偶然割れたように見える
パープル:つまりは予想外のトラブルで私達は足止めを喰らった確率が高いと。だとしたらやれやれなの。
グリーン:しかし、ここでここまで暴れたんです。気づかれていてもおかしくはない。
グリーン:……一応、生命維持に必要な最低限の魔力を算出しておきますかね。
グレイ:……思えば、ここに案内してくれたおばちゃんの物言いもちょっと妙だった。(ようやく、再度立ち上がり)
風月@GM:アビス>無理はするなと言いたいが、算出しておいてくれ、それだけの敵は居るだろう
パープル:よろしく頼むの、グリーン。…妙と言うと?
グレイ:キリサキ、もしくは、この元セラフと戦り合うだろうって感じじゃなかったなぁと思う。
パープル:ふむ。それは確かに、なの。
グリーン:そういえばそうでしたね、しかしそれじゃあ一体何だと思っていたのでしょうか。
風月@GM:アビス>現時点では判断しようがないな。支部長クラス、あるいはそれ以上の”何か”か
グレイ:こんなところに、キリサキ以外に入れる誰か。おそらくは、レッドの反応を消している誰か。
風月@GM:アビス>しかし、今できるのは向こうが来るのを待つか、打って出るかだ。ならば我々は後者を選ぶ他あるまい
グリーン:そうですね、待つのはあまり性に合いません。
グレイ:そうしようか。またこんなところで戦って、またカプセル割ってラセフが出てくるのも嫌。
グリーン:しかし、さて。何所に行けばいいんでしょうね。
パープル:ランダムエンカウント:セラフってすごく嫌なの(
グリーン:最悪ですね(
グレイ:クソゲーオブザイヤーで堂々の一位に選ばれること間違いなし(
パープル:その時は草案を叩き付けてやるのも辞さない構えだけどさておき。
せめて何か痕跡があれば方向性だけは決められるのだけど。

グレイ:とりあえず奥、行ってみる?
風月@GM:アビス>ああ、戦うにしてももう少しましな場所を確保してからの方が良いだろう。天使に囲まれて過ごす趣味はさすがにない
パープル:まぁ、当てがないなら、とりあえず奥行ってみるのでいいと思うの。
グレイ:(すすっとアビスの後ろに周り)萌える天使なら話は別というかむしろ喜んで一生の住処にしてもよいのだがな(アビスの声真似)
グリーン:(残念なものをみる目)
風月@GM:アビス>……(一瞬、それいいな、的な間を置いて)……冗談は帰ってからにしろ
グレイ:……………うん。
パープル:(視線すら向けないようになった)
グレイ:(じ、自分で言っておいてなんだけど、いいのか……)
グリーン:親父殿…(
風月@GM:アビス>では、奥に進もう。なに、道がなければ床をぶち抜けばいい話だ(シリアス顔を恐らくは必至で維持しながら)
風月@GM:@