黒斗GM:@
黒斗GM:@戦況は、良いとは言えないようだ。第一の主力にして主砲が沈黙した今では、数で 圧倒的に劣ってしまう此方側が押されつつある。第二の主力である分厚く高く仕立てられた防壁の存在と、忙しく東西南北を走り回っているであろうある程度の レベルの実力者達が死に物狂いになって、なんとか街の中に大多数の侵入を許していない状況——
黒斗GM:@
ここでジハードとソレッラを逃がすわけにはいかない。
今、グレイブロの内外を問わずこの二体を相手に立ち回ることができるのは単身ではジャギのみ、集ったとしてもこの面子のみだろう。

黒斗GM:@
状況的にもそうだが、実力的にもそう、例えばあの現場指揮官とて決して弱くは無いのだが……おそらくは、この二匹のうちどちらかでも相手にすれば命は無い。

黒斗GM:@
皆とてどちらとも完全に実力を把握しているわけではないが、そこはそれ相応の修羅場を潜り抜けてきたことによる直感がそう告げている。
しかしジャギが居ない今、同時に相手取らなければいけないのは辛い。

黒斗GM:@
いよいよジハードが構え、臨戦態勢に入り、確実性を存分に欠いた戦闘が開始されようとした、その時。
町の中央で、これまた爆音。いや轟音。巨大な鉄の塊を拳の一撃で吹き飛ばす、豪快な音が聞こえた。

黒斗GM:@ここからスタートです
黒斗GM:ジハード>……(首を町の中央へと向け)……おい。おいおいおいおい、マジかよ! あれから十分も経ってねぇのにもう目ェ覚ましやがったのかあの化物!?
イオン:眠れるハゲが起きてきたの
ルナ:不思議と長い10分だったね(
ラセツ:拳王が目を覚ましやがったぜェ…
黒斗GM:アッフェラーレ>……ふむ。リハビリ中とは思えぬで御座るな、流石は鬼神と呼ばれるだけは、いや、いやジハード殿。そんな目で睨まれると怖いでござる!
ジハード>こんな目で睨まれるぐらいピンチになってんの自覚しやがれこの腐れ脳味噌!! 大体いつまで捕虜ごっこやってんだテメェは!

エイル:敵も怖いけど味方も怖いと思った今日この頃です
ラセツ:とりあえずアッフェラーレちゃん? 先にオレ様の贈り物の、試しに来てくれると嬉しいなァ?(
イオン:まぁ東方人筆頭だし仕方がないの(
エイル:(ジャギさんが来るまでの間に片をつけに来るでしょうか、ここが凌ぎ時ですね)
ラセツ:東方の意味が拗れてもう何百年なのかねぇ(
ルナ:あと少し凌げば来てくれるかなぁ。なのでごっこ言わないでもう少し捕虜でいてくれると助かりまーす(剣を突き立てて乗っかったまま)
黒斗GM:アッフェラーレ>腐れ脳味噌!? い、いくらなんでもそれは……あ、贈り物はいただくでござるが、ほら拙者、拙者の上に陣取ってるご婦人に拘束プレイ中でござるからして……
ルナ:プレイ言うなし。
エイル:ワカメ>そう聞くと羨ましく見えるから不思議だね(
黒斗GM:アッフェラーレ>中々のされ心地ではある。うむ、女子に乗られてみるのもこれが中々……(
イオン:なんか新境地開拓してるの(
ルナ:思ったより変態だったよこの人(
ラセツ:やーやー、上司が恐いよねぇ、つーかひっどいよねぇ。腐れド外道じゃん。アッフェラーレちゃんは拘束プレイされてても綺麗だってぇのにねえ。あ、マジ? マジで受け取ってくれんのかァ?! ひゃっふーっ!!?(盛大にガッツポーズ
ラセツ:その変態に乗ってるルナやんも、十分変態に域に達してネェかね。(
ルナ:うるさいよ変態違うったら。(
エイルワカメ>あんな兄貴たちにうつされたんだね、可哀想に(
ラセツ:裁決くだせテメェらさま。あ、異貌陣も参加OK~
黒斗GM:ジハード>アッフェラーレェェェェッ!? 状況考えろよこのアマ!? マジで! 状況! 鑑みろ! もうマジほんと余裕ねぇんだってジャギ起きて来てんだっつのぉぉおっ!!?
黒斗GM:アッフェラーレ>ハハハハハ、ジハード殿、喉から血が出そうでござる(
ルナ:苦労してるんだねぇ(
エイル:中間管理職って大変なんですね(
ラセツ:実力はあるってぇのに、管理職に収まっちまうからァ(
イオン:ジャギと一緒に押しつぶされてたけもみ>(街中を疾走してるらしい風切り音がする/ぁ)
黒斗GM:ジハード>……ッチ。この足音、あのケモミーまで出てきてんのか、思ったより頑丈だったな……。
デュナン:板挟みになって潰れてくれればこっちの負担が減って非常に有り難いからそのまま頑張れ中間管理職(
イオン:中間管理職というか、そんなにツッコミ気質じゃ寿命削るの(
ルナ:あ、ハイリも来てるんだ。ちょっと安心した(
黒斗GM:ジハード>(苛立たしげに頭がりがり引っ掻いて)おい、アッフェラーレ、わかった。コイツ等との戦り合い取っちまってるのは謝る。だけどな、ほら、ジャギがな……(説得開始/ぁ
ラセツ:ハイリちゃんがあの程度でのされるわけがねぇよ
ラセツ:やーやーやー、ジハードの旦那ァ。言葉だけだと誠意ってのは伝わりにくいもんだぜぇ? ちゃぁんと現物をココにもってこねぇと。
黒斗GM:アッフェラーレ>あ、なんだ、拙者が拗ねてると思っているわけでござるな、ジハード殿。いやいや、そんなことは決して。ナイデゴザル。
ルナ:あれ、ちょっとそんなことありそうだった(
イオン:若干片言だったの(
ラセツ:それも一回はガチで止めて。二回目も危うしって感じなんだァ。それ相応にさァ、悦ぶものをあげないとォ。女の子はちゃんとそうしてやんねぇとよゥ。
ラセツ:気にしてんだな、実は(
黒斗GM:アッフェラーレ>折角、赤刀持ってきてるのに。そりゃ、不覚を取って拘束プレイされてる不手際はあるけど。それで、拙者のこと戦力外として見たこと。全然、怒ってないでござるーぅ。
黒斗GM:アッフェラーレ>全っ然! 気にしてないでござる!!
エイル:大事なことなんですね(
ルナ:すっごーく気にしてたー(
デュナン:(こういうのはむしろ言ってる通り本当に気にしてないもの扱いしてやるべきだといつも思う/ぁ)
イオン:ものすごい拗ねていたの。
黒斗GM:ジハード>めっちゃ気にしてるしめっちゃ怒ってるじゃねぇか! でも、ほら、えーっと……(肩がっくり落とした/ぁ)……。
ラセツ:(言葉通りにしてあげてもなァ、どっちにしろ根に持つか拗ねちまうんだよねェ/ぁ)
イオン:あ、説得を諦めたの(
デュナン:まあ、ここの主砲を壊したんだから戦果としては上々じゃないか。というわけで諦めてスマキにされろ(狼煙代わりに、炎を混ぜ込んで赤みを帯びた風刃を頭上に撃ち上げ)
ラセツ:(デュナンすとーーーぷっ/がしぃ)
黒斗GM:ジハード>……わかった。バルバロイ様には俺から巧く言っとく。くそ、途中まではなんもかんも全部巧くいってたのにな、畜生。(眉間に皺を深く寄せ、ため息)
ラセツ:(ココは準備だけしておいてェ、無駄にウダウダとさせて時間稼いだ方が得じゃねぇかねぇ? 下手にコッチが好戦的になると戦闘再開じゃん?)
ルナ:なんというかまぁ、ご苦労様です、中間管理職。
黒斗GM:ジハード>こんなとこで、俺の能力バラす気も。テメェの戦力、人間側にバラすつもりもなかったのよぉ!
ラセツ:その内中間管理職の嫁さんでもできるんじゃねぇ?
イオン:まぁ得てして予定なんて崩れるものだから諦めるの(
黒斗GM:ジハード>ジャギとの戦闘禁止令、解除してやるよ!! ソレッラ・アッフェラーレの戦力、人間共に知らしめて来い!!
ラセツ:でも崩れるとマァジ凹むよなァ。綿密にしてると余計になぁ
ルナ:あ、餌が投下された…
エイル:そのぶん最初から全然予定を立てない我々は大丈夫ですね(
黒斗GM:アッフェラーレ>……マジで? マジでござるか!? バルバロイ様に殺されるんじゃあるまいかジハード殿!?
ジハード>いいから行って来いボケェ! 全部テメェのせいだ! 殺されたら責任取れよホント!

イオン:人生行き当たりばったりなの(
デュナン:いもうとのことはもうどうでもいいのかなー(ぼそっと棒
ラセツ:あー、しゃーねぇーなぁー。(着物をキチンとたたんで木箱に戻して、紐で括って、持っていけるように。アッフェラーレに進呈する構え)
ラセツ:あ、そういや妹ちゃん、いたのねェ?(便乗
ルナ:うーん、やる気出してしまった。もう少し捕虜っててほしいのに。(溜息吐きつつのし、ともう少し体重をかけるようにしてみて)
エイル:よりにもよってデュナンに見つかってしまいましたかー(意味深に)
黒斗GM:アッフェラーレ>……ふむ。ふむ、ふむ。まぁ、アヴァンツァーレも自分のことは自分でなんとか出来るであろう(きりっ)うぐふっ。た、体重、お、お腹、腹にかかってるでござる……っ。
イオン:身内より戦闘取ったのー
デュナン:あっ、ちっ、切り捨てやがったか。あとで妹の方に告げ口してやるから覚えてろ(
ルナ:妹さんよりバトルが大事かー。まぁそんな気はしてたけど。(喉元に剣の一本を突きつけたまま、もう一本の剣を抜いてお腹にさしちゃおっかなーどうしよっかなー、の構え/ぁ)
ラセツ:あとルナちゃん、もうちょっとアッフェラーレちゃん誘わ、じゃねえ、弄ってて、じゃねえ、つかまえといてくだせぇ(
黒斗GM:アッフェラーレ>(まずは、足から。次には、手から。発火能力者のように、手足から紫色の炎が噴き上がり、幻でもなんでもなく熱を持った炎が自身とルナを覆おうと燃え上がる)
エイル:ルナッ!
黒斗GM:アッフェラーレ>うむ。貴方達と戦えたのは残念でござるが、ジャギと戦う面白さには替えられぬ。すまぬな。
デュナン:遠慮せず手足落とせ!
ルナ:おい2回もヤな間違い方をするな……うぉっと?(急に燃え上がった炎を見ると、アッフェラーレに乗っかったまま火の手を避けるようにぺたんと伏せ、その姿勢のまま騒霊で剣を操り、炎を吹き出す手足を切断しようと振るう)
ラセツ:(今だ寝転がっている所、足に泥を纏わせてアッフェラーレの顔面踏み抜こうと)
黒斗GM:アッフェラーレ>ハッハッハッハ、それでは諸君! またいずれ!(胴体からも、顔 面からも、紫の炎が噴き上がり。炎に塗れた手足は、炎を斬るだけのなんら手応えのない感触だけを残して消え去り。わずかにルナを炙った後、ラセツの足に顔 面を踏み潰されればそれまた炎を潰す程度の手応えの無さを残し。全身が、消え去った)
イオン:に、逃げられちゃったのっ!
ルナ:おぅっ。…ん、転移された?(地面にべちっ、と倒れこむ形になって)
黒斗GM:ジハード>ようやく行ったか。ったく、何で中間管理職ってだけでこんな苦労させられにゃいかんのだ……そのうち転属願い出すぞ……(ぶつぶつ)
ルナ:受理されるのかなぁ。とりあえず、アッフェラーレはジャギさん達の所に行ったのかな、あの様子だと。
ラセツ:その転属願いが却下されるのが目に見えてるのに、だすのかいィ?
ラセツ:…
ラセツ:アレ、なんか忘れてね、アッフェラーレちゃん(
イオン:出すだけならタダなの(
デュナン:次会った時に渡せばいいんじゃないか。何時になるか知らんが(
エイル:会いに行くなら止めはしないですよ(
イオン:何か向こうは向こうですごい激戦になりそうなの
ラセツ:……orz。()
黒斗GM:@——それからさして間も無く。町の中央からこちらへと全速力で向かっていたのだ ろうジャギの、パイルバンカーと。その目の前に現れて抜き放ったであろう赤刀がぶつかり合う、鋭利な音と鈍い音が合わさった不協和音と、そこから付随する 衝撃によって街の一区画に甚大なダメージを追わせたであろう音、それらを感じさせる強風が西の方向から吹いて来た。
黒斗GM:ジハード>……おーおーはじまったはじまった。やっぱあのアマ、俺よりまだ強ェな。俺無理だよ、あのパイルバンカーと撃ち合うの。
ルナ:……あー、やってるやってる。街が保つかな(
デュナン:……どう考えても人間が出していい音じゃない(
ラセツ:東方人でもだしちゃいけねぇ音だよなァ。メタルで好きだがァ
イオン:ジャギもジャギで街を労る気があんまりなさそうなの(
エイル:音って言うかもはや衝撃波ですね、物理的な意味で近づきたくないです(
黒斗GM:ジハード>まぁ……足止めは十分かな、これだと。さっすが特別製、出来がよくて羨ましいこった。そいつもさておき……
黒斗GM:ジハード>俺も、片付けるとすっかね。さっさと、あのカイゼルぶっ殺して計画書奪ってこんなとこおさらばだ。
ルナ:こっちもそれをされるわけにはいきませんしねぇ(起き上がって二本の剣を構えなおし)
イオン:好き放題させて返したとあっちゃ私達の報酬がパーなの。
黒斗GM:ジハード>だよな、逃しちゃくれねぇよな!
エイル:おっと、ここまでされておいてさらにお土産まで渡すわけにはいきませんね(ハルバードを構え直し)
ラセツ:延しを付けて送るのは女だけさァ。
ルナ:そりゃまー、逃がせませんって。
デュナン:どうでもいいから早くリコと合流したい(
黒斗GM:ジハード>わかってる、わかってるよ。ちぇー、アンタ等とこうやって戦り合うのはこれで二回目か……一人、新顔がいるけど。
ルナ:デュナンぶれないなぁ(
黒斗GM:ジハード>おう、何ならアンタ、リコとやらと合流して来なよ。ここは気にしなくていいからさ、な、な!(
イオン:ブレなさすぎてぶれぶれなの(
エイル:あとデュナンが禁断症状を起こす前に決着をつけないと色々と危ないので急がせていただきます(
イオン:そういえば私、お前に前戦った時大分ひどい目にあったの。思い出した。コノウラミハラサデオクベキカ
ラセツ:っるせぇなァ! ぐちぐちと野郎がこまけェ! やるかやりまくるのか、それだけでいいのさぁ!
ルナ:デュナンが我慢しきれなくなって戦線離脱するまでがリミットかぁ。嫌だなぁ(
デュナン:(うずうず)
ラセツ:デュナン、デュナン
黒斗GM:ジハード>(サイズこそ違えど鋼鉄将軍と酷似した右腕を持ち上げ、力の入り方を確かめるように、胸の前に握り拳を作り)……。
ラセツ:途中で抜け出して、リコといちゃこらするじゃん? それ、後で邪魔が確実にはいるぜぇ?
ラセツ:それがヤなら、きっちりかっちりキめていこうなぁ?(
ルナ:っとと、来るかな。(広がるように相手の左側へと回り込むように動きはじめ)
デュナン:まあ、わかっている。ここで回れ右したら、間違いなく敵より先に味方に背中を撃たれるだろうからな(
黒斗GM:ジハード>……ホント、空母級っつーのは馬鹿ばっかりだ。つーかヨーゼフの旦那、本当に化物だったんだって思うぜ。こんなもん全身に背負って戦うんだからよ。
イオン:デュナンも分かっているの(長さの違う槍を夫々真ん中を持って構え)
ラセツ:ひひっ。(右側から大きく迂回して背後を位置取ろうとする)
黒斗GM:ジハード>維持してるだけで魔力をがんがん食いやがる、まったく本当、俺にゃあ割のあわねぇ能力だぜ!(その右腕を大きく、振り被り)
ルナ:あなたも十分化物だと思うんですけどねぇ、っと(振りかぶられる腕を避けるように左側面へと移動)
エイル:置いて行ってもらっても良いんですよ? 物騒ですし――(未知の武装、先制されると危険と判断し、構えた姿勢を維持しつつジハード目がけて正面から突撃)
イオン:ぶっちゃけエイルの言うとおりなの(ステップを踏んでジハードの右側面に移動)
デュナン:ああ……肩が軽い……軽過ぎて物寂しい……(ぶつぶつ呟きながら、軽く開いた両掌の中に淡く魔力光を揺らめかせ。立ち位置はほぼジハードの正面、エイルの突撃軌道とはやや軸をずらした場所)
黒斗GM:ジハード>(右腕に全身を引っ張られるような、体勢を崩しているようなフォームに までなり。そこから、振り下ろすのは地面目掛けて。鋼鉄の拳が、地面へと接触した途端に巻き起こるのは……大破壊。叩き付けられたそこを始点に、ジハード の立っている場所から大きく離れた皆の立っている位置に及ぶまで地面が罅割れ、砕け、隆起し、平坦で動きやすい地面を一転いちいち足場を気にせねば転びそ うな荒れ地へと変貌させて行く!)
ラセツ:ああ、そうだァ。オレ様、素でやるしかねぇかもなァ。
黒斗GM:ジハード>硬さは兎も角威力はイマイチだな! やっぱそう簡単にゃあの領域まで行かねぇか畜生、ハッハッハッハ!
デュナン:これでイマイチとか贅沢を抜かすな贅沢を。俺達の赤貧振りを見習え(
エイル:おおっと!(ひび割れた地面を思わず踏み抜き、慌てて飛び移って足場を確保する)
小回りは効かないんですからこういうのは止めて欲しいですねっ

ルナ:うわ、っとと。何という近所迷惑…(騒霊で体を浮かし、地面の変動から逃れ)
ラセツ:ぬおっ?! ちょ、ちょちょちょ、ちょいと整地さぎょーっっっ?!!(手にしていた腐食の武装を解放。足元から魔力を放出して腐食の汚泥を現出させ。手当たり指次第に周囲を真ッ平になるまで腐らせていく。)
エイル:@なまじ体重が重い分、不安定な足場は苦手である。比較的足場のしっかりした地面の破片をジグザグに飛ぶようにしてジハードへ向けて跳び抜けていく
イオン:うおおうっ、歩きにくいのっ!(隆起する足場の上を一度飛び、別の足場に飛び移りながら。ジハードの右側から炎消月を虚空に付きだし炎撃を側頭部めがけてぶっ放し)
黒斗GM:ジハード>お前等とまともに平地でやり合ってる奴等の気が知れねぇよ!(拳を引き抜き様に、屈めていた足に力を込めて、左側面へと飛ぶ。炎刃を避けながら、向かうは浮遊中のルナへ)
デュナン:(いち早く固い足場の上を確保すると、足場の隆起に合わせて姿勢を変えてバランスを維持。視線でジハードの動きを追って)
エイル:させません!(ルナに向かう軌道に割り込むように大きく跳ぶ。殆ど跳躍とも思えるような長距離の踏み込みで真っ直ぐジハードへと飛びかかり、鬱憤をここで張らすとばかりに合金程度なら纏めて貫きそうな勢いで突きをぶっ放す。狙うは正中線のど真ん中)
ルナ:結構いますけどね、その気が知れない人たちっ(此方へ向かってくるジハードに対し、こちらからは踏み込まずジャックランタン召喚、2つ同時に撃ち放ち)
デュナン:(術式詠唱を並列構築開始、二重、三重、四重まで重ねてまとめて編み上げていく)
ラセツ:(自分の脚元だけを整地し終えれば、握り拳を打ち合わせ、ジハードへと背面から追い駆け、勢いつけてからのヤクザキック)
イオン:私はそんなに足場が悪くても踏ん張る必要ないからいいけど、エイルやラセツはちょっと面倒そうなのっ
ラセツ:腐食で即座に溶かせるからイイんだけよウ、パーティプレイだと巻き込んじまうから消極的だぜぇ!!
ジハード:(迫り来る炎に対して、ノーガード。顔面と腹とにそれぞれがヒットし、盛大に炎に 服も身体も燃え上がりながら、その炎の隙間から眼光はしっかりとルナを見据えたまままた鋼鉄の右腕を振り被り。それを、ルナに対して降りだす前に拳を解い て鳩尾に添え……砲弾のような突きを、受け止める。足場がないため、衝撃そのものは殺しきれずに自身も弾丸のように真横へと吹っ飛んでいった。エイルの手 元に樹齢数百年を優に越す大木にでも打ち込んだかのような確固たる存在感と、貫通どころか食い込むのがやっとだったという手応えを残して)
ジハード:ッチ。(未だ炎に撒かれているため、炎の軌跡も残しながら吹っ飛び、数十メートルも跳んだ辺りでようやく着地したあとも荒れ地を靴底で数メートル削ったあとにようやく停止した)
エイル:@すさまじく重い衝撃に押し返されるように反対方向に飛ばされ、地響きが伴うような勢いで地面に着地する
ルナ:今の拳はかなりやばそうだったねぇ…エイル、ありがと。(着地してから吹っ飛んだ相手へと駆けていきつつ、相手が次の動作に移る前に鬼火を二つ、追撃のつもりで放つ)
イオン:(足場を飛んでジハードに接近しながら、着地した足下に更に数発炎撃を打ち付けて)
デュナン:(確かな足場を素早く見極め、飛び石のように存在するそれらの上を身軽なステップで駆け、ジハードへと距離を詰めていく)
エイル:いえ、無事でなによりです。……しかし、本気で打ち込んだんですが食い込むだけとは。あれは硬いですね
ラセツ:のわぁっとぁっ!?(——が、目論見外れ、吹っ飛んで来たジハードを躱すに転換。)
ラセツ:ちょ、エイルちゃんが反動でぶっとんでらァ。恐ろしい…。
デュナン:エイルのあの一撃を受け切った以上、右腕の強度は折り紙つきだな。だが逆に言えば、そこ以外は十分「刺さる」と
ジハード:(ぐっ。ぱっ。と、鋼鉄の掌を開閉して……掌にハルバードの切っ先が食い込んだ痕 を確認してから)この手でも食い込むぐらいはするか、やっぱやべぇな!(目元を庇うためだけに左腕を目元に翳して、やはりノーガード。脛に、足首に、膝に 股関節にと炎刃が直撃し。これまた胴体に二発、鬼火が着弾している)
ラセツ:…
エイル:全身くまなく焼くような攻撃範囲が必要なんでしょうか
デュナン:俺は体勢を崩せればいいと考える。狙い澄ました一撃はエイルに任せた
ラセツ:エイルちゃん、オレ様ちゃんはテメェに合わせるからヨロシクゥ~。
ジハード:さっきから熱いわぁ!
ルナ:効いてる気がしないからいいじゃないですか。硬い相手は苦手だなぁ…
ラセツ:右腕だけに集中させてる力ならァ。同時多角的攻撃には片方が刺さるってもんだァ
デュナン:(言いながらぐいぐい距離を詰めていく。その手元から漏れる魔力光は、心なしかいつもより大きい)
イオン:熱くしているから当然なの。もっとダメージ食らっていけなの!(
ラセツ:…
エイル:了解です、足場と相談しながらやってみます(再び少ない安定した足場を縫うように跳躍してジハードに向かっていく)
ジハード:(目元を庇っていた左腕を下ろし、未だ燃えたままの左顔面を払えば、火傷の一つもない顔が出てくる。他は未だ延焼に任せるまま、迎撃するために腰を落とし)
ラセツ:オレ様ちゃんは腐食をコピられるとマズいと思うんでナァ。攻撃は打撃しかできねぇよ。ワリィ。
デュナン:じゃあ今度は頑張って冷やしてやるよ、背筋をさ(ジハードの真正面から、諸手を翼のように広げて飛び込んでいき)
ルナ:足場は私もフォローするから、今回はエイル頑張ってっ(自分も右側面からジハードに接近しつつ、騒霊でエイルの進路の瓦礫やエイル自身の鎧を操り足場のフォローを行い)
ラセツ:(逆に言えば、移動面は問題なく。腐食の汚泥はラセツの進行を妨げる隆起した大地を瞬時に腐らせて移動路を確保。エイルの側面に並び立ちながら駆け抜けていく。)
ジハード:……おっと、止まっちゃ駄目だったな。前回はこれでひどい目に遭ったしな! 背筋に氷塊ぶち込まれた悪寒にも苛まされた!(そこから、走り出す。真正面から向かってくるデュナン目掛けて、真正面から走り出す)
ジハード:(自分で壊した足場だからなのか、単純に慣れているだけか、足元も見ない割には隆起した場所を楽々と踏み越え、亀裂を飛び越し、デュナンとほぼ同速度で向かい合い)
デュナン:(ジハードとの激突に至る、最後の一歩を踏み込む瞬間——その足元に、風の魔術の応用で圧縮大気の足場を形成)
デュナン:(それを踏んで、跳んだ。五メートル近い、平素の身体能力では絶対に出せない跳躍力で、ジハードの頭上を取ろうと)
ラセツ:エイルちゃん、今だぜぇ!
エイル:(デュナンから見て右側面、全力で飛べば一足で踏み込める距離に移動する)
イオン:(若干額に脂汗を浮かべつつ魔力を通す槍を変え)ぐふう…やっぱさっきのが効いてるのっ…(足場を飛びながら冷気を纏うようになった槍を携えつつタイミングを図るように目を凝らし)
ジハード:(咄嗟には、反応しきれない。目では追えているようだ、右腕がぴくりと頭上めがけて振り出そうとするが、身体自体が追い付いていない。あっさりと、頭上を取られた)んなっ
エイル:行きます!(と言ってから、あえてジハードの感覚をずらすため一瞬の間を空ける)
デュナン:持ってけ、ダブルだ(そこから振り下ろす腕の動きに応じて、ギロチンの刃じみたサイズの風刃を両肩めがけて叩き付ける)
ルナ:今回もひどい目にあわせられるといいんですけどね、っと(騒霊で脚力強化し、ジハードの背後に一気に回り込もうとし、そのまま、右手の剣を横薙ぎに振るい、比較的柔らかそうな関節の裏、右足の膝裏を斬り裂こうと)
ラセツ:(そのデュナンの左手にはラセツ。自慢の拳を握りあげ、顔を守るアームブロックの構えで一足飛びで肉迫する心算)
エイル:(そして全力で跳躍。デュナンの風刃を確認し、それを右側面からクロスさせるように弾丸の如き勢いの横薙ぎをジハードの胴に叩き込もうとする)
イオン:(その場で振りかぶる動作で今度は冷刃を。やはり足首あたりをめがけて一発発射する)
ラセツ:(デュナンのギロチンが落ちていく。その後ろを追従するように拳を振り降ろしていく。肩を切断せんとする刃を拳で殴り込んで打ち込む。そんな乱暴な振り降ろあう鬼拳。)
デュナン:(後は跳躍した勢いのままジハードを飛び越え、空中で捻りを入れて体の向きだけは反転させながら着地に移る。再び圧縮大気の足場を作り、無茶な跳躍からの着地にかかる衝撃を和らげつつブレーキング)
ジハード:(迎撃は無理、反応が間に合わない。回避も、無理だった。右足を軸に移動しようと したが、右足に深々とはいかぬまでも、硬質な音こそ立てるものの、右足裏に剣が食い込み血がわずかに渋いてがくりと膝が落ちたそこに、叩き込まれる風刃ダ ブルギロチン。明らかに本人の身体全体よりも異質な音を上げて右肩の風刃は弾き飛ばすが、左肩に今度こそ深々と入り込み服と皮膚と筋肉の幾らかを裂いて、 自身の顔に付着するほど血が吹き上がる。ふと、右腕、いや、左掌が鋼鉄から通常色に戻り——)
ジハード:(ラセツの拳が大きく断裂した左肩へと直撃。筋肉が、骨が、力の強引さに負けてぶ ちぶちと千切れていく嫌な音を立てながら引き裂かれていき、ついにはラセツの拳が振りぬかれるときには左肩から先が千切れ飛んだ。ぐらりと、急に身体の一 部が欠けたせいで平衡感覚を失ってよろけ、しかしそれでも見えているエイルの一撃。ソレに対して踏ん張ることすら出来ない、今度は足首に冷えた刃が突き刺 さり、ついに転ぶか転ばないかというところまで体勢を崩したところに入る、弾丸、いや砲弾と遜色ないエイルの一撃が腹に直撃!)
ジハード:(今度は、あの大木に打ち込んだような存在感もなければ食い込むだけなどという景 気の悪いことは無い。貫通こそしないが、肉がひしゃげる、手応えあり。身体が、再び一つの砲弾と貸して建物に吹き飛び。一つの建物に大砲の一撃でも食らわ せたかのような衝撃音と共に叩き込まれた)
ルナ:……うぉうっ、派手にいったねっ(膝裏を斬りつけたその勢いのまま駆け抜け距離を取り)
イオン:大当たりなのっ!
ラセツ:走れぇい! 休ませず追い込んでブチ殺すのが礼儀ってもんだァ!!(顔に血を付着させたままダッシュん! ジハードの着弾地へ向かって腐食の汚泥を先行させながら整地し、疾走する)
エイル:よし、入りました!(空中でガッツポーズを取りつつ、身を捻って地面に着地する)
デュナン:かなり景気よく入ったな。流石にいくらか参ってくれてると有り難いんだが(制動を終えて立ち上がると、再び多重詠唱を構築しながら、ゆっくりと、油断なく着弾点へと歩みを進める)
ジハード:@(ジハードが突っ込んだ建物、どこかの商社が幾つも入っていたような雑居ビルの一階。派手な衝撃と音を反映させたかのように、派手な粉塵を巻き上げている)
イオン:見事に私達も街壊してるけど仕方ないの(
ラセツ:ってぇ、追撃する気満々なのオレ様ちゃんだけぇ?!Σ
ルナ:やったか?!っていうときが一番危ないんだよ、経験上。
ジハード:(それもすぐに収まると余程巧い配置に突っ込んだらしく机から椅子から書類から部屋を仕切る壁から何から何までオフィスが滅茶苦茶な中でソファに座り込んだ状態で項垂れているのが見える)
ラセツ:やってねぇからブッチしちまうんだろうがぁ?!Σ
ルナ:まぁ、この粉塵に紛れて逃げられるのも癪…っと、いたね。(とん、とん、と足場を蹴って少し浮遊しつつジハードのいるビルへ進入し)
ジハード:……っぐ。ごほっ。げほっ……っうぶ。げ……っ!(不自然に右掌だけ肌色になっている右腕で口元を覆っているが、口から吐き出す血が溢れて床に滴る)
ラセツ:あ、ルナやんずっりぃい?! ぬぅうぅおおおぉぁぁああっ!!(安定と信頼の気合で、ジハードの開けた大穴に向かってフリークライミングでよじ登る)
デュナン:…………(ビルの大きさや奥行きを確かめつつ、やや警戒を強めて、ビルの少し手前で足を止め)
ジハード:はっ。はぁ……はぁ……っ!(強引に口元を拭い、黒色の血を口元に伸ばしながら、立ち上がる。左腕は再生こそしていないが、血は止まっていた)
ルナ:あの右手が気になるなぁ……(とん、と着地し、警戒しつつゆっくりと距離を詰めようと)
イオン:んしょ、っんしょ…(足場を飛んでデュナンの横に着地)あれ、いかないのー?
エイル:(例のごとく跳躍を繰り返し、雑居ビルの側面に回り込むと、窓枠を足場に頂上に向けて跳び上がっていく)
デュナン:イオン、古今東西で、大きくダメージを受けた大型建造物のお約束というのを知っているか(
ジハード:……か、かなり、効いたぜ……し、心臓が、破裂するところだったじゃねぇか……!(右拳で、左胸をほぼ殴りつけるように置き)
イオン:知ってるというか、似たような手段であのゾンビ姉妹の末っ子をエイルが押しつぶしていたような気がするの(
ラセツ:とうちゃぁっく!(息を切らせる事もなく、綺麗にスタッと隆起した大地を越えて三千里。ビシィ!)
ジハード:(そうすると、右掌に再び鋼が戻ってくる。衝撃そのもので内蔵に過分なダメージをうけ、血流の加速で心臓が破裂するのを防ぐために心臓そのものを鋼でコーティングしていたらしい)
エイル:ここで逃がすわけにはいきませんからね、と(ビルの頂上に登ると、ヘリやそれに類する脱出手段がないか辺りを見渡して確認する)
ジハード:@(エイルの目の前にすっげぇ太っててすっごいでかいカラスが居た)
ルナ:エイルのあれ直撃して倒れないのは素直に尊敬しますよ。私なら爆発四散する(肩をすくめながら爆砕を両手の剣に纏わせ、駆け出し)
ジハード:カラス>くけぇ(よっ。ってかんじで、片方の翼を持ち上げ)
デュナン:いっそ今回も、ルナとラセツを撤退させて、あのビルごと粉砕圧殺する手は大いに有りだと思うが
ラセツ:おんやァ、致命傷を避ける為の策だったのねぇ。(ジリジロ。淀みなく歩を歩ませながら両腕、両手首、拳へと筋肉を引き締め、手を固く結ぶ。)
エイル:あ、どうも(会釈し)
エイル:…………
ラセツ:おぉーいデュナン坊ー! こねぇのかぁい?
イオン:でもあのゾンビよりジハードの身体能力的に脱出してきちゃいそうなのー。
ジハード:(大きく、身体ごと揺らすように、呼吸を一つ。二つ。三つ。深呼吸している)
エイル:(懐から東方名物の温泉まんじゅうを取り出し、カラスから見える位置に掲げ)つまらないものですが、お近づきの印に―― とってこーーい!(ポーン、と。山なりにグレイブロの外目がけてまんじゅうを投げた)
デュナン:あの鋼化は大分応用が利くようだが、有効範囲の大きさから考えて、流石にビルごと潰されたら無傷とはいかないだろう。脱出してくるならそこをモグラ叩きだ(
ラセツ:(腐食の汚泥を足元から現出させる。それはジハードへと向かうことなく、ビルの壁へと這いまわって天井へと周り込み)
ジハード:カラス>くけぇー!(ばさぁっと翼を広げ、意外に機敏な動きで饅頭を追って空へと飛び立った)
イオン:なるほど、有効かもしれないの。それならそれでさっさとやったほうがよさそうだけどー。
ルナ:まぁ、崩すのならそれはそれで構わないけど、一度踏み込んじゃった以上見てるだけってわけにもいかないし…行くかなっ(間合いまで踏み込むと、エイルの一撃を受けた中心へと狙い定め、腰から右腕にかけて捻りを加えた突きを、その一点目掛けて放とうと)
エイル:これで良し、憂いは断ちました(良い汗ぬぐってビルから飛び降り、窓枠に足をかけて減速をしつつ、地面へと着地する)
ラセツ:んでぇ、ジハードさんよぅ。一回、ビルに押し潰されてみるかい。最初で最後の記念くらいに、って。オイオイ。集まってきやがった。(ビルの柱を脆くして押し潰そうと考えたものの、仲間が集まって着た事に気が付き、腐食の汚泥を魔力へと霧散させて)
エイル:ビルの根本を破砕するなら手伝いますが、中で戦っている面子が心配ですね
ルナ:私なら逃げやすいから崩れるまでの足止めやろうかなって思ってたよ、ごめんっ!(
ラセツ:いいよいいよぅ。むしろしっかり手で息の音止めてやったほうが安心できるってもんさァ
イオン:だいたいこういう時はルナが率先してギリまで粘るから不安で仕方ないのっ
ジハード:ピンチっつーのは、ホント、何度経験しても……っ!(ほぼ棒立。頭に衝撃でも受け たのか、微妙に定まっていない視線をルナへと向けただけで、防御も取らず。傷んだ箇所に、ルナの捻りも体重も加えた懇親が突き刺さった。そもそも身体も頑 丈、ただし此処には突き刺さる。貫通は、しなかったが、それでも身体の半分近くにまで剣が入り)……!!
ラセツ:で、エイルちゃん。一体何してたんでぇ?
ルナ:信用ないなぁ……っ!(剣が刺さったのを確認した瞬間、刃を捻って傷口を広げようとしながら、剣に篭めた"爆砕"を解放。ジハードの体内で衝撃を炸裂させようと)
イオン:信頼と実績の信頼のなさなの!(穴の中に飛び込む形でビルの中に飛び込む。ルナを軌道から逸らすように破片を蹴飛ばしつつジハードの側面に回ると、爆砕が発動しきるのを待ってから冷刃を、それこそそのまま氷像でも作るのかという勢いで膝、胴、頭に向けて三発放ち)
エイル:敵の退路の確認です、ジハードなら計算ずくでふっ飛ばされるぐらいはしますので。退路は問題ありません、カラスさんは遠くに飛んでいきました(
ジハード:(食い縛った歯から、再び黒血が噴き出して、胸に入った剣と床とを濡らす)……慣 れねぇもんだが、いいもんだな……!(ルナを見据える黒い眼窩。それと青から赤に変色した眼球。体内で炸裂する衝撃に、ついにはそこからも血が流れ、耳穴 からも夥しく流れている。刃は、動かない。筋肉で、締めているのか、ほんの数センチすら動かない。右腕が、振り被られ——)
ルナ:……我ながら、こういう状況ってよく陥るよね、私。(動かない刃、振りかぶられた右腕を見て、表情を引きつらせ。即座に剣を手放して放棄すると、右拳から遠ざかるように相手の左側へ向けてサイドステップで退避しようと)
ラセツ:…な、ソレ。一羽だけかい? 普通、二三個は逃走経路を用意しているもんだがァ…って、なぁ。いつからこんなに静かだったァ? ジャギとアッフェラーレちゃんの戦いはどーなったァ?
イオン:だから安定と信頼と実績なの…!!
デュナン:上にに無いなら下……地下とかか? だが、こんなところに地下道を通せてるなら、最初からそっちを使って奇襲をかけるだろうしな
ジハード:いいぜ、ピンチ、いいもんだな! 中途半端に頑丈に出来てる分中々、味わえなくて なぁァァァっ!!(平坦な街路を数十メートルに渡って荒れ地に変えた時と同じ大振りが、エイルの全力の突きすら受け切る硬さの拳が、一歩、大きな踏み込み と共にルナへとめがけて吹き飛んだ。撃ったあとの体勢制御も何もない一撃は、それでもコンディションとルナの応対の速度の速さ、正中線三箇所の冷刃の直撃 により……肩に、かするだけで済む。それだけでも普通の人間なら十回はショック死できる衝撃が、ルナの肩へと押し寄せた)
ラセツ:ああ、あと…転移とか?(ニヤ
ラセツ:ぶお?!Σ
エイル:見渡す限りには他に居ませんでしたね、っと!(助太刀に入れるようにビルの中に飛び込み)
イオン:ルナっ!!
ルナ:っく…~~~~っ!(かすっただけと思えない衝撃に歯を食いしばりつつ、辛うじて体を小さくし受身を取りながら、衝撃に抗うことなく吹き飛ばされ床を転がる)
ジハード:ハッハッハッハ、ハッハッハッハッ! ったくよぉ……(体勢制御もまともにしてい ない拳を、満身創痍で振り抜けば、酔っぱらいの千鳥足のようによろけている。追撃する気もなければ体力もおいついていないのか、壁に背中が当たって、よう やく止まる始末)一瞬止まったらこれだ、まったく、ハッハッハッハ、笑えるぜ!!
ラセツ:デュナン、室内だからあんまゴミゴミしてっとォ動きにくかろうがよゥ。突撃するべきと思うかァ? あるいは、周囲警戒かねぇ?
ラセツ:(一旦、戦闘区域であるビルから脱出し、周囲を見渡し耳を澄ませ、周囲の状況を確認する。)
ルナ:か、肩から下が千切れるかと思った…これでも無事で済んだ、ほうだけど…(拳の触れた肩は完全に砕けていて、だらんと力なく千切れかけの腕が垂れ下がる。肩から全身に伝わった衝撃にふらふらと大きくよろめきながらも、どうにか立ち上がり)
イオン:ど、どんだけバカ力なの…
ラセツ:おぉーい、だーいじょうぶーかールーナやーん?
ルナ:大丈夫、生きてるー
デュナン:あまり突入人数を増やすと、わざとビルの倒壊を起こすメリットが相手側にも生まれてくるからな……これ以上、あのレベルの伏兵が近くまで来てるとは思いたくないが
ジハード:おいおいおいおい!(壁に背を預けたまま、室内のルナやイオンに、室外のデュナン達に、ラセツの索敵を遮るような大声で呼び掛け)なーに、落ち着いてんだコラァッ!!
デュナン:……どうでもいいが、「バカ力」って「ばかか」って言ってるように見えるな(
ルナ:何を言いますか。落ち着きの無さでは有数だと自負してますよ、私達。(
ルナ:(残った腕に剣を持ち替え、構えつつ)
ラセツ:あーいよー。しんじゃないよーぅ?(ルナへと釘を刺しつつ、デュナンと相談) いいや、危ないねぇ。あの姉妹、二人だけだったっけぇ? つーか、中間管理職つーても、保険として本陣には知らされてない誰かさんとか、派遣されてねぇといいんだがなァ?
デュナン:うるさいぞそっちの死に損ない! リコが戻ってくる声や足音が聞こえなくなるだろうが!(
ラセツ:……オイ、ソレ、オレ様ちゃんも含めていってやがるよなァ?(>バカ力
ジハード:まだ、第一ラウンドも終わってねぇし、始まったばっかりだ。今日は、逃げられねぇ 理由があんだから、じっくり戦ろうぜおい……(相変わらず、焦点が微妙に定まっていない視線でルナ達を捉えて。ゆっくりと、背を預けていた壁から身を離し て)……はぁ~……あーくそ、クラクラするぜ、ハッハッハ。
ラセツ:だまって女に囲まれてシねや馬鹿力ーっ!! 羨ましいぞこんちくしょうっっ!!
エイル:(ラセツたちの方へと戻り)……しぶといですね
ルナ:え、なんですか。これが第一ラウンドって、第二形態とかあるんですか?
ジハード:あー……いや、じっくりはまずいな、えぇ……? 第二形態かぁ……。
ラセツ:……
イオン:なんか大分ハイになってるご様子なの…
ルナ:え、冗談のつもりだったのに(
ラセツ:オオイ、捨て鉢になって、魔力すっからかんになるまで、全身鋼鉄化とか洒落にならねぇからヤメトケヨォ。死ぬぜぇ?
エイル:フラグでしたか(
ジハード:……左腕に回してた分の魔力を、こうして……あ、やべ、魔力キャパ限界。無理無理。第二形態とか無理だわ……(ふらふらとした足取りで前へと出て)
ルナ:よかった、ほっとした(
デュナン:変身は無いにしても、奥の手だの切り札だのは持ってておかしくないぞ、油断するな
ジハード:(鋼鉄の右掌で、自身の顔を覆って)くそ、くらくら止まんねぇ。頭打ったな……
ラセツ:近付くなよォ。
ラセツ:能力コピーされてヤヴェーのは、オレ様の腐食と、ルナの回復力をあげるアレだァ。
ルナ:まだこっちも近付きたくないなぁ…(ふらついたまま)
ジハード:……ふぅぅぅぅぅ。(また、深呼吸)
ジハード:……。
ラセツ:腐食は魔力回復されて延々と鋼鉄化されるわ、回復力で余計にタフになられちゃあ、たまらねぇよ。ヒヒヒッ。ま、時間稼ぎされてる感じでぇ、気が気じゃねえよ
ジハード:(指と指の隙間から覗ける眼球が、変色していた赤色から、元の青色へと戻った)……よし。
エイル:異貌と言うのは我が身を優先して動くものと思っていましたが。そこまでして設計図を狙う理由があるんでしょうか
ラセツ:……それが我が身になるとしちゃあ、どうでぇ?
イオン:(槍を構えつつじりじりと距離を測り)あんなの何回もやられちゃさすがみまずいけど。そこまで非常識ではなかったの。今のところだけどー。
ルナ:…向こうも回復早いなぁ…
ラセツ:で、やっこさん。目の色変わってんぞォ。どゆうことでぇ。
ジハード:(顔を覆っていた掌を剥がして、だらりと下げ)……あの設計図があれば色々おもしろいことが出来る。それに、リロル様が欲しがってる。我が身も忠心も、どっちも取るのさ俺は。
デュナン:今流行りのチューニビョウとか?(
ラセツ:知ってるかァ、デュナン。
ラセツ:中途半端なチュウニビョウは痛々しいが、完璧な中二病はなァ。——エンターテイメントなんだぜぇ?
ルナ:おもしろいことって何だろうねぇ。いやろくでもないことは確実だけど。
ジハード:さて、それじゃ、続きだ。
ジハード:@