GMおると:@
タカミネ支部長カンザキより、異貌ハシヒメとの交渉を依頼された一行。
まずはそのための交渉材料として、九十九の鍵が眠るという廃神社へと向かう。
向かった。
着いた。

GMおると:@
時間が停まったよう……一言で言うなら、そこはそんな場所だった。
小高い山の麓から伸びる石造りの階段。その頂上に見える木造の鳥居と社殿。
いずれも和風の造りであり、年季を感じさせるが朽ち切ってはおらず、逆に趣を感じさせる。
実際、何百年、あるいは何千年前に建てられたのかも分からないものらしいのだが。そんな木造建築が手入れもなくまだ残っているのは、何か理由があるのかもしれない。

GMおると:@
そしてもう一つの異常は、この空間に満ちる重苦しい魔力。
魔力の感度が鈍いものでも、空気が粘つくような、密度と質量を増したような印象を受ける。
ルナ曰く、この場の魔力だけ外部と循環せずに、これまた数百年、数千年単位で澱みきっているとのこと。
その上、怨念めいた強い負の感情を宿しているとも付け加えた。

GMおると:@
そんな場所の入り口、階段の真下に今一行はいる。
この階段を上った先に目的のものと、守護者がいるとのことだ。
(前置きはこんなところで、RP開始です)

エイル:ワカメ>うえー。魔力が淀み過ぎてなんか胸焼けしそうだよ
クロエ:……うぇぇぇぇ……(既にグロッキー)
イオン:せんせー(ルナ)クロエちゃんが酔いましたなのー
GMおると:ルナ>がんばって。はい酔い止め薬
デュナン:(リコリスの魔力浄化で平気)
クロエ:ぅぅ。ありがとうございます、けれど、酔い止めより……エロを! もっとエロを!
GMおると:関係ないよね(
イオン:せんせー、クロエちゃんが絶好調なのー
クロエ:とりあえずルナさん。揉ませて下さい。下と言わず上と言わず。揉ませて下さい!
エイル:ワカメ>デュナンくん、後でリコリスちゃんを貸してくれませんか(ぁ
GMおると:ルナ>触れたところから魔力全力で流し込むからね(
クロエ:(手をわきわき)そしたら私、きっと、元気になれます! 魔力はのーせんきゅ(ふらっ/ぁ)
GMおると:ルナ>(油断なくふらっとしたクロエを騒霊で支える/ぁ)
クロエ:(支えられて、伸びきった麺みたいにぐにゃ~っとへたれてる)
エイル:戦う前から自爆しないでください( まったく…… しかしこの類の石段は、こう、無性にうさぎ跳びで上りたくなりますね……(滾る顔)
デュナン:自力で耐えろ(ズパッ
イオン:エイルも戦う前からトレーニングの事考えちゃダメなの(
GMおると:ルナ>ほら、がんばってクロエ。たぶん、入り口でこうなら、頂上はもっと澱んでるだろうと予想できるから(
クロエ:帰りたい。滅多に言いませんが、今回は言います。帰りたい……。
クロエ:……ち、ちょっと、デュナン君。ワカメさんはいいから、私にリコリス、貸して下さい。こ、このままじゃ頂上行く前にエネルギーが……。
GMおると:ルナ>新装備おひめろだって電波受信したし、負けないでっ(
エイル:はっ! そ、そうですね。失礼しました。重しを抱えて上るぐらいにしておきます(クロエとイオン抱えて石段を登り始めようと)
デュナン:……こっちに精神的負荷を与えないまともな治療三回(交渉始めた/ぁ)
クロエ:(ぐんにゃりしたままエイルに抱えられ)新装備お披露目とグロッキーは両立できるんですよ……(
イオン:(ぶらーん)
クロエ:貴方達に精神的負荷を与えない治療したら、今後もっと私の出番が増えるからだめです(
クロエ:戦闘工兵としてはいいですよ、衛生兵としてはあんまり活躍したくないんです。マッドサイエンティストに見えるから。
エイル:ワカメ>に見えるというか、そのものと言うか……(ぼそ
GMおると:まぁ、グロッキーになるのも分かるけどね。まさに怨念って感じだよ、この魔力。下手に感度が高い人が迷い込んだら、病むか狂うかするかもね。
GMおると:ルナ>マッドっぽいよね治療時とかは(
イオン:そうだね(
イオン:ハイリ>随分年季が入ってるようだね上は(石段に座って待つ体勢)
エイル:5000年ものと言う話ですが。どうですかハイリ、見覚えとかありますか?
GMおると:ルナ>だね。実時間を考えるとこれくらいで元型留めてるほうが凄いのかもしれないけど。
イオン:ハイリ>うぅーん、どうだろうね。有名な仏閣だったのか、ここからじゃなぁ…(上をじーっと見上げてる)
デュナン:何をするにも登らない事には始まらないか
クロエ:っは。しかしこの体勢、もしや、エイルさんにはセクハラし放題……!?(くわ)
GMおると:@少なくとも、ハイリの見覚えや知識にある神社仏閣に当てはまるようなものはないように思う。石の階段は比較的立派だが、さほど規模も大きくなさそうで、過去有名だった神社ということもなさそうである
GMおると:ルナ>そこまで元気なら普通に歩けるんじゃないかなクロエ(
イオン:ハイリ>んー…そうだね、ボクは見覚えないや。
クロエ:思えば、ルナさんにはあんなことやこんなこと一杯、しましたけどエイルさんにはまだまだ。え? いえ? グロッキーですよ?(
エイル:セクハラしないでくださいね。絶対にしないで下さいね。したら投げます(
GMおると:ルナ>階段上ってる途中で下に投げたら、大変なことになりそうだね(
クロエ:ふりですね、わかりますよ。フッ、全身鎧だからって油断しちゃあいけません。そい(すぽっと首元と鎧の隙間に器用に手を突っ込む/ぁ)
エイル:ふむ、そうですか。割とマイナーな神社だったんでしょうか……(歩きながら中を見ようとしつつ)
エイル:ひぁぁぁっ!?(ビクッ) ちょ、どこに手をっ
デュナン:投げ捨ててしまえ(
GMおると:ルナ>投げていいんじゃないかな(
クロエ:首です! 胸にもいきますよ!(ぐい。もぞ。もぞもぞ)しかしこれまた、良い反応を返してくれるじゃあ、あーりませんかぁ!(くわぁっ
エイル:――入れてるんですかぁぁぁっ!!!(突っ込まれたクロエの手を鎧から引き抜き、そのまま一回転、神社内目がけてぼぉぉんっと投げた!)
クロエ:前々から思ってましたけれど、エイルさんって結構、敏感ですよね! これはちょっと深く追求ぅぅぅぅ(上目掛けて声が登っていった)
エイル:はっ! つい勢いで境内に向かって(ぁ)
GMおると:ルナ>おー、飛んだ飛んだ…単独で飛ばしてよかったの?(
エイル:お、追いかけましょう!(ぁ)
イオン:綺麗な放物線を描いているのー。
GMおると:@ぶぉん、と勢い良く投げ飛ばされていったクロエはそのまま階段の斜面に沿うように高く高く宙を昇っていき……ずべしゃぁぁぁっ、と鳥居の前に落着した(
クロエ:(顔面からいった)
エイル:ぎゃーー、クロエすみませーーんっ(追いかけて鳥居の前に)
イオン:ハイリ>いい音がしたね(
イオン:わー、クロエ待ってーっ(石段ダッシュ)
GMおると:ルナ>派手にいったねー…(たたっとその後を追い)
デュナン:まあ自業自得だろうあれは……(最高列でのんびり後を追う)
クロエ:(顔面が石畳に突き刺さり、身体は斜めにぴーんっと中空に伸びてる/ぁ)
イオン:(綺麗なの…/ぁ)
GMおると:@顔面から落着したクロエも、後を追った皆も、鳥居の前に集まれば、そこから先の様子を確認できる。
砂利と石畳で整備された敷地内。ここで戦うとすれば足場は悪くないだろう。そしてその先にはほとんど朽ちてしまった社殿が一棟のみ。

イオン:……ここにも下膨れがいたらどうしようかー(
クロエ:(ぴーんっ)
イオン:(槍の先でつんつんつん)
GMおると:@と、同時に、魔力の澱みも階段より更にひどい。鳥居の向こう側など、赤黒い靄のような形で魔力が自然に可視化しているほどに。
おそらく、この鳥居をくぐった先が危険領域。そんな予想ができる

クロエ:(爪先がゆっくり着地してから、石畳を手で引っ掴んで、顔を引っこ抜いた)ふぅ。
イオン:お疲れ様なの(
クロエ:いやぁ、ちっぱいもいいものですよ。私を侮って頂いては困る。投げられるまでの数秒間に揉む、摘む、撫でるぐらいの一通りは……(ごき、ごき、と首を鳴らしつつ)
エイル:ワカメ>うわー、あの魔力とかもう変質しすぎてて僕じゃ扱えそうもないな
GMおると:ルナ>一体何に命賭けてるんだろうこのクロエは(
イオン:そしてまた随分と濃ゆい魔力なの。まるで「ふっ、俺に触ると怪我するぜベイビー」といっているかのようなの(
エイル:(胸押えてる)
GMおると:ルナ>怨念が魔力を歪めに歪めてるねー。怖い怖い(←幽霊
クロエ:エロに命、賭けてますかね。しかしこれまた凄い濃度……すみません、デュナン君。本気で危なさそうなんでリコリス貸して下さい。
デュナン:さて、仕事だぞクロエ。リコリス無しであの中突っ込んでみようか(
クロエ:……(エイルに振り向き)……(にやぁ)
GMおると:ルナ>即答でにべもなく断られたねクロエ(
エイル:(構えた/ぁ)
クロエ:いえいえまって、まってエイルさん。冗談。冗談です。今日はもうやりませんから!
エイル:今日はって何ですか今日はって!?
イオン:ハイリ>いやしかしすごいな…どこぞの首になってまで飛び回ったとか言う逸話の御仁でもこうはならないだろうに。
クロエ:あとデュナン君はもうちょっと私に構ってくださいお願いします!(
クロエ:今日はです。明日からまたやります。
GMおると:ルナ>数と年季、かなぁ…たぶん人一人の怨念じゃこんな乱雑な歪み方にはならないと思うんだよね。
デュナン:……やっぱりリコリス無しで行かせるか?(周りに聞いてみる)
イオン:積もるも積もってってやつなのー。
イオン:それも面白そうだけど( 今日はクロエに頑張ってもらうからリコリス貸してあげてなの。クロエに頑張ってもらうから(
GMおると:ルナ>その坂東の英雄みたく一人でこれだけの怨念抱える人もいるだろうけどさ。それならそれで怨念に個人的なメッセージ性とか、意思みたいなのが感じられてもいいと思うんだよね。けど、それが無くて。(ふむ、と首をかしげる死霊魔術師)
クロエ:死霊魔術師が語ると信ぴょう性と説得力が有り、ルナさんが言うと違和感が拭えない。不思議(
エイル:ワカメ>意思のない怨念か…… そりゃ厄介だね、怨念の原因を取り除いてあげて成仏させるとかできなさそうじゃないか
GMおると:ルナ>違和感あって悪かったね( ともあれ、あの鳥居を踏み越えたら襲ってくるんじゃないかなって思うよ。私も実体付与の術の準備するから、皆も準備してから行きなよ?
GMおると:ルナ>うん、成仏させるとか未練を払うとか考えないほうが良さそう。実力行使で。
イオン:浄化(物理)なの
デュナン:そもそも、原因探って取り除いて成仏させるなんて丁寧な仕事より、物理で殴って祓う方が得意だろこの面子(
クロエ:実力行使、いいですね。大好きです。それじゃあ、違和感はあるけど頼り甲斐のあるルナさん、おねがいしますよー。
エイル:レベルを上げて物理で殴る(幽霊を)ですね、広義的には同類ですが、容赦はしませんっ
イオン:私もおにうの武器なの。頑張るのー(両手の槍をぶんぶん)
GMおると:ルナ>りょーかい。それじゃ、用意いいなら踏み込んじゃってー。(手荷物から書物を取り出し、今回のために準備したらしい術式のページを紐解き、構えつつ)
クロエ:(屈み込んで、歌う火蜥蜴のダイヤルを目一杯回しておく。火の粉は抑えめ、代わりに固形燃料を景気よく燃やしてあたりに魔力の波を流して緩い壁を作り、怨念ガード)
クロエ:これでよし。(ホルスターから二丁拳銃を引き抜き)行きますか。
デュナン:さて……(物凄く渋い顔で、リコリスをクロエの頭の上に置こうと)……必要無かったか、よし(自分の頭の上に戻した/ぁ)
イオン:(警棒サイズの槍と己の身長の半分ほどの、どちらも全体的には短い全長の槍をしっかり握り)おっけーなのー
エイル:ワカメ>仕方ないなぁ、とりあえず息苦しいし…… (デュナン(リコリス)に近づいて深呼吸) スーハースーハー
クロエ:ホントはリコリスが居てくれた方が楽ですけどね。デュナン君から離すのはやっぱり偲びないです(
デュナン:(ワカメの顔を張り倒す/ぁ)
エイル:ワカメ>ぐはっ(倒れ)  い、息、リフレッシュ……(
クロエ:ワカメさん、光合成で凌ぐんです! ワカメさんなら出来ますよ!
デュナン:ああ……悪い、つい(
イオン:頑張るの。きっとステフが応援しているの!(
GMおると:ルナ>…行かないの?出てきてもらえないと私も出番が(構えたまんま/ぁ)
クロエ:あ、すみません。行きます!(
エイル:ワカメ>日の、光を、僕に……っ(腕を広げ) ってできるかっ!?(がばっ) しかもこの辺薄暗いし!?
クロエ:気合ですよ、き・あ・い。ほらほら、ワカメさん、がんばって(バレルでワカメの裾を引っ掛け、ずるずる引きずって境内へ)
イオン:おじゃましまーすなのー(すたすた)
エイル:ワカメ>いぃぃーーーやーーーーっ!?(ずるずる)
デュナン:まあいつまでもここでだらだらして居ても、怨念で疲弊するだけだしな。行くか(左袖を外し、義腕を露出させながら境内へ踏み込み)
GMおると:@一同が、鳥居を踏み越え、神社の敷地へと入る。その瞬間、赤黒い魔力が渦を巻く。
GMおると:@ひゅうひゅうと風音が鳴り、集まっていく魔力がいくつかの人型を形成する。弓矢をその手に持った骸骨が2つ。そして東洋の鎧兜に身を包んだ武者が1つ。
クロエ:ふむ。潔くホラーチックに出てきてくれるものですね。(両腕を突っ張り、二つの銃口を向け)
GMおると:ルナ>……今っ
@最初はどこか薄ぼんやりとしていた彼らだが、ルナが呪を唱えた瞬間、その内側にしっかり密度が詰まったような…確かな実体を持ったように感じる。
ただし、実体を持つ前と後で変わらない点も一つ。確かにそいつらが「ある」と感じさせる、強烈な怨念と殺気が、一同へ向けられている。

GMおると:ルナ>実体化成功…っ、けどこれは結構骨が折れるかも…!
クロエ:ナイス、ルナさん。了解、ルナさん。それじゃあ、限界を超えられる前にささっとやっつけちゃいましょう。
イオン:殴れさえすればこっちのものなの。ルナが疲弊して青汁飲まされないうちに片付けちゃうの(
GMおると:ルナ>こっちはまだ何とかなる…けど、相手の魔力が思ったより多くてね。霊体の実体化っていうのは、要はMPをHPに変換するようなものだから……(
クロエ:だからルナさん、いつもいつも限界以上に魔力使うと薄くなっちゃうんですね。
デュナン:……つまりあの怨念(MP)の量に応じて、HPも高い相手と?
エイル:エイル>では、殴れるうちに殴っちゃいましょうっ!(ハルバードを高く構え、鎧兜に向かって突進していく)
GMおると:@話している内にも、鎧武者は太刀を、骸骨弓兵は弓を構える。
GMおると:ルナ>そういうことっ。大分タフな相手になってると思うけど、なんとか削りきって!(
クロエ:援護射撃はお任せあれ。
イオン:いえっさーなのっ!(エイルの後を追いかけて、槍を掴んだ両手を下に走り出す)
GMおると:@エイルとイオンの突進には、鎧武者が前進し、迎え撃つ構えを取る。なお、彼の顔は影がさし、窺い知ることはできない
GMおると:@その上で、弓兵2体が矢をつがえ、放つ。走るイオンとエイルの眉間を正確に狙って、それぞれ1本の矢が飛ぶ
デュナン:では首級は任せる。こっちは敵の後衛を潰す!(鎧武者は二人に任せ、大外から回り込むようにして右の弓兵へ接近していく)
クロエ:(自動拳銃の銃口を弓兵へと向け)弓は好みじゃありませんが、ボウガンっていうのもありですよね。(銃口がやや上へと向いた間際に引き金を引き、弓兵そのものではなく、放たれた矢目掛けて、右に二発左へ三発流れるように銃口を揺れ動かしながら銃弾を放つ)
イオン:(屋が飛んできたのを視線だけで確認しつつ、防御をせずにそのまま鎧武者と距離を空けつつ横を通り過ぎようとしつつ)こうやって目的だけに集中できるっていうのは悪くないの!
エイル:殴り合うのは得意です! ハッ―― アァァッ!!(近づいて斬る。其れしか考えてないとばかりにまっすぐ突進。矢は篭手を使って逸らそうと右腕を掲げながら、鎧武者の間合いに踏み込み、大上段から脳天をカチ割らんと大質量のハルバードを振り下ろす)
イオン:っとぉぉぉい!(通り過ぎた所で思いっきり急ブレーキをかける。足元から煙ださんばかりの勢いで止まってから振り返ると、一気に鎧武者の背後側から接近。雪消月に炎を宿した状態で背中側から心臓を突こうと腕を繰り出し)
GMおると:@クロエの弾丸によって矢が撃ち落され、弓兵が二射を番える間にデュナンの接近 を許す。そして鎧武者は、イオンの動きを顔で追い……瞬間、じゃりっ、と地面を擦るような音がしたかと思うと、鎧武者の位置は先ほどから横に数歩ずれ、イ オンとエイルの攻撃から同時に退避してのける
GMおると:@続け様、鎧武者が刀を横薙ぎに、2名を同時に巻き込むように振るう。振るう直前まで打刀のサイズだったそれは、今は大太刀の中でもさらに特段の部類になるサイズへといつの間にか変化し、両者を同時に間合いに捉えている
クロエ:ふーふふーん。ふふふーん。(下手くそな鼻唄うたいながら、左のリボルバーが動く。境内と鳥居に響く大音量をあげて、衝撃力だけに特化したと言って過言ではない大型の弾丸が二発、左右の弓兵が持つ弓へと暴威を奮うべく向かわせる)
エイル:(爆弾でも落としたような一撃で境内を抉りつつ)この幽霊、年代物だけあって中々武功がありそうです
クロエ:……おや。さっきまで打刀、握ってませんでしたか、あの武者。行き成り斬馬刀みたいなのに持ち変わりましたよ。
デュナン:クロエが居るからカバーは効きそうだが……二射目を射る前に頭数を減らす!(二発の風刃を諸手に纏わせ、左の手刀で弓兵の首を飛ばそうと)
GMおると:@クロエの弾丸は狙い過たず、弓兵達の弓を砕く。しかし、次の瞬間には赤黒い魔力が弓を即座に修復し、動揺することなく彼らは第二射を……というところで、デュナンの手刀が届く。首を落とされた弓兵は、しかしそれでも、動きを止めない。
エイル:くっ!?(ハルバードの柄で刀を受け止めようと)
イオン:(空振った勢いのまま体を思い切り深く伏せて斬撃をやりすごそうとして)さすがこの怨念の結晶みたいなだけはあるの!
クロエ:……装備は破壊しても修復可能と。
イオン:っていうか武器変わった!? 変わったの!?
GMおると:@風圧がイオンの真上を通り過ぎ、巨大な刀身を受け止めたエイルは、更にその見た目以上のインパクトを得物越しに感じる。重量級のエイルが数歩分ほど押されるほど、と言えば、分かるものにはその威力が分かるだろうか
GMおると:@弓兵たちもまた、落ちた首を再生させながら、狙いを伏せた姿勢のイオンへと定め、容赦なく赤黒い魔力を纏った矢で追撃を放ってくる。
クロエ:(自動拳銃が動く。鎧武者の足元に二発、左の弓兵の左足首に三発、右の弓兵の股関節めがけて三発、右から左へと拳銃を横薙ぎにしながら標的が銃口のラインに沿った傍から速射)
デュナン:動白骨なら、頭のひとつやふたつは関係無いか!(鎧武者の対処は完全に向こうに任せ、弓兵の処理に徹する。首が落ちても動き続けることを見るや否や、右手の手刀で弓を引く右腕を断ち落としにいく)
エイル:ぐ、むむ…… 散々ゾンビにやられましたからね、今さら武器が伸びても驚きませんよっ(ギリギリと踏みとどまりながら押し返そうとしつつ)
クロエ:(リボルバーの銃口を目線の高さからやや下に落とし、一発。二発。三発。四発。赤黒くなっているのを見て、衝撃力に秀でた弾丸を残りの弾丸全てで撃ち落とすべく引き金を引き)
クロエ:@失礼。リボルバーでは赤黒い矢を狙ってます
イオン:(身を伏せた状態。地面についた手と獣のように縮めた足に力を込めて低空を維持したままその場から横に飛び、矢の機動から身を逃がそうと)ルナの言うとおりタフな連中なのッ。
GMおると:@ヒットすることのない弾丸には、鎧武者は動じた様子もなく不動。が、弓兵たち は三射目を番えるよりも早く、一体は右腕を落とされ、股関節を砕かれて体勢を崩し。左の弓兵も肩膝立ちの状態になりつつも3射目の構えに入り、そして赤黒 い矢は、最初の1、2初目の弾丸は耐えたように見えたものの、続け様の連射に両方が撃ち落される
クロエ:(瞳が、あっちにこっちに忙しく動き)……当てるつもりがなければ動じませんか。あとあの矢、面倒くさいですね、リボルバーで三発、と……。
GMおると:@そして鎧武者はあろうことか、片手のみで大太刀を保持。じりじりとエイルに押し返されながらも、空いた左手で小太刀を抜き放つと、そのままエイルに肉薄し、鎧の隙間から刃をエイルの脇腹目掛け刺し込もうと放ってくる
クロエ:(リロード。薬室の留め金を指で弾き、手首のスナップで露出させたあとに空薬莢を排出させてから一つ一つ手篭め)
GMおると:@右の弓兵は左腕のみでデュナンから距離を取ろうとするように飛びのき、左の弓兵は肩膝立ちの姿勢のまま、力を溜めるように矢を番えたまま動かない。しかし、矢に纏われた赤黒い魔力は、更に強まっていく
クロエ:(自動拳銃の残り一発は、膝立ちになっている弓兵の、膝小僧を標的にして。薙いでいった銃口を引き戻しながらの横打という無茶をしつつも正確すぎるぐらい精確に引き金を引く)
イオン:(立ち上がり、雪消月を更に後ろのほうで持ち直して槍の間合いを広げて)エイルッ! 危ないのっ!!
デュナン:何が致命打になるのか、色々と試していこうか(カートリッジからの魔力供給でブレイクを即時発動、飛び退く弓兵の胸の中心を狙って撃ち込む)
エイル:ちぃぃ、かぁぁ、らぁぁおしぃぃっ!!(防御に回れば体制が崩れるとみて、そのまま全力投球! 押し返して逆に相手の体制を崩そうとフルスロットルで力を込める)
クロエ:(リロード。手篭め完了したリボルバーの丸弾倉をやはり手首のスナップだけで銃身に戻しつつ、自動拳銃も弾倉の留め具を外して空の縦弾倉を床に落とし、新たな弾倉を押し込む)
クロエ:エイルさんったら、相変わらず豪快ですねぇ。女の子が惚れる系の迫力ですよ、それ。(どちらもリロード完了)
GMおると:@飛びのいた弓兵は、後衛ゆえなのかしかしそこまで機敏というわけでもないらしく。骨の身体はブレイクがよく効くらしく、デュナンの一撃は弓兵の肋骨を砕き、背骨まで貫通し、へし折った
GMおると:@膝立ちの弓兵は膝小僧を撃ち抜かれて体勢を崩す……しかし、その瞬間に放たれた矢はまるで生き物のように奇怪な軌道を描きながら、まっすぐにイオンを追尾して迫っていく!
イオン:エイルカッコイイ! 私も負けてられないのっ!(自分の方に飛んでくる矢に向かい合い、中空を付くように槍を突き出すと先端から生み出された小レイドが一匹。飛ぶ蝿を追いかける鳥のように軌道をあわせて食らいつこうと)
GMおると:@エイルの渾身の力押しには、流石に鎧武者も拮抗仕切れない様子で。じりっ、と 今度は大きく押し返されたと見るや、鎧武者は力を抜き……まるで流水のような最小限の力で、太刀をレールのようにしてエイルの力を受け流し、そのまま一 歩、踏み込み……小太刀を相手の脇腹へと突き刺した。
デュナン:骨だけに、砕く系の攻撃は特効か。なら次は、どこまでやれば止まるかだ(義腕に装填済みの残り七発を順に用いてブレイクを連射。背骨や手足の関節などを狙い、体を細かく砕いていこうと)
クロエ:……あ! しばし失礼、エイルさんの援護回ります! しかしエイルさん、刀相手の相性悪いですね!(漸く最初の位置から動く。エイルと鎧武者目掛けて走り出し)
GMおると:@赤黒い矢目掛けて小レイドが放たれると、矢もまたレイドへと狙いを変えたように自らそちらへ飛んでいく。そのままレイドに飲み込まれる矢…直後、イオンの身体には、矢が纏っていた膨大かつ怨念に満ちた悪性の魔力が、レイドを通して一気に流れ込んでくる
エイル:ぐっ!(激痛に顔を歪めつつ、これ以上やらせまいと右手で小太刀をもつ武者の腕を掴もうとする)
イオン:ぐっ…!?(口元を抑えて軽くよろめいて)こ、これはっ…胃もたれ必須なの…
GMおると:@デュナンと相対する骨は、しかしまだ止まることなく再生を行う…しかしそれ以上に、デュナンのブレイク連射による破壊速度の方が早い。相性としては最悪に近かった攻撃の連射を受け、弓兵の一体は動くに動けない状態へと陥る
GMおると:@鎧武者は突き刺さった小太刀を、更に深く突き刺そうとしたところで、腕を掴まれてその動きが止まる。しかしその状態のまま、残された腕で今度はまた打刀サイズに戻った刀で、エイルの喉笛目掛けて突きを放つ。
エイル:(内臓から逆流してくる血を吐き出しつつ)刀使いというのはどうも力の逃がし方が上手くてかないません……
GMおると:@イオンの中に流れた魔力は、イオン本人の魔力をかき乱していく。じりじりと体力を削られるだろうし、何かしらの能力を使おうとすれば身体の内側から妨害し、バックファイアを入れてくるだろう。それを放った弓兵は、再生しながら続く4射目の溜めに入る
クロエ:(走りこみながも、自動拳銃の銃口は弓兵へと向けられ。そちらを一瞥した後は視線こ そ外すが、倒れているのを確認してからもう片方の足首に、膝小僧に、股関節に、鳩尾に、計四発とことん相手の動きを削ぐための場所へと放ちながら)さ、 せ、ませんっての! AIの計算力、舐めてもらっちゃあ困りますよ!(始点から終点まで、刀がエイルに突き刺さる前にリボルバーが動く。鎧武者の篭手と、 刀の鍔と、その切っ先。壊せなくとも良い、横に剃らせれば良いという目論見で衝撃力の塊を打ち放ち)
エイル:まったく! これだけ近いと動けないじゃないですか!(左のハルバードは長すぎて防御に使えない。クロエの銃弾を信じ、必死に首を傾けて躱そうとする)
イオン:ぐふうっ…久々に食えないヤツなの。とはいえっ、熱くしたり冷たくするだけが仕事じゃないの…!(口をもごつかせてから、黒いタールのようなものを吐き出して)
デュナン:……呆気ないな。俺は随分と相性が良かったらしい(空になったリボルバーを手早く交換しつつ、もう一体の弓兵へと距離を詰めていく)
GMおると:@射撃体勢に入っていた弓兵を、狙い済ました4発の弾丸が穿つ。結果崩れ落ちた 弓兵は、しかしそれでも溜めの不十分な矢を射ると、それはまた不可解な軌道で、今度はデュナン目掛けて飛んでいく。続けて鎧武者の刀を狙った弾丸は、その 軌道を逸らし、刀はエイルの首の皮を僅かに切るにとどまる
クロエ:デュナン君、追尾弾行ってますよ! それ、私のリボルバーでも二~四発ぐらいの威力ですから、デュナン君なら思いっきりぶん殴れば良いと思います!
エイル:噛みつくのはイオンだけと思わないことです!(首元をかすめた刃に、あろうことか噛みつく。そしてそのままがっちり固定しようとする。右手で小太刀を持つ相手の腕も抑えつつ、相手の動きを止める心算)
GMおると:@突きを妨害されたところで、鎧武者は刀を引こうと……したところで、噛み付かれた。軽く腕を引いて、放す様子が無い事を見ると、鎧武者は意外なほどあっさりと、刀から手を放す
イオン:(地面を蹴って再び鎧武者の背後に回りこむ、地面を踏み抜く勢いでかければ、最初から身を低くしたまま接近。腰のケースに炎消月を収め両手で雪消月を構えると。下方から上への斜め軌道で背中を突こうと)
GMおると:@そして替わりにその手に取ったのは、刀の鞘。十分な長さ、そして重量もあるのであろうそれで、ごすぅ
GMおると:@と、エイルの鳩尾を打ちつけようとしてくる。
クロエ:で、そこの鎧武者ァァァッ! い、つ、ま、で! エイルさんとくっついてますか、け しからん!!(飛ぶ。散々加速をつけてから、残りは慣性に任せて移動しつつ、上から下へと、足を振り上げ。それに慣性と体重をじっくり乗っけて、『歌う火 蜥蜴』が盛大に火の粉を吹き上げながら、さらに蹴り足自体も加速させた後、落とす。鎧武者の頭めがけて、踵落とし)
GMおると:@しかし、攻撃動作を優先した分、イオンの攻撃には対処が遅れる。背中を突かれ、刃が深々と突き刺さるものの、鎧武者に苦痛を見せる様子はなく、そしてその動きもまだ止まらない
デュナン:こっちはこっちで確実に潰していかないとな……!(装填した薬莢から魔力供給。二発分を用いて炎の魔力を左拳に掌握し、飛来する矢の軌道に合わせたカウンターの一撃を叩き込もうと)
エイル:ふもがっっ(近づくイオンを片目で確認すると、こちらもあっさりと右手を離し、刀を加えたまま可能な限りバックステップしようとする)
GMおると:@止まらなかった……が、クロエの踵落としは無防備に受けるに危険、と認識したのか。頭を逸らし、左肩の肩当で受け。ごしゃぁ、と肩の構造を砕いた感触がクロエに伝わり、鎧武者がその勢いに押されて肩膝をつき、エイルの後退を許した
イオン:はっ…! 思い通りになるのは癪だけど、仕方ないのッ…!(槍を突き刺した状態で炎撃発動。バックファイアくるならこいとばかりにより武者の内部で爆発的な炎を上げる)
GMおると:@そして矢とデュナンの炎が接触し、一瞬の拮抗の後、矢は小さな爆発とともに砕 け散る……が、直後、その爆風を切り裂いて、さらに1本の矢がデュナン目掛けて飛来する。見れば、弓を引くのに必要な腕部のみを最速修復したらしい、倒れ 伏したままの弓兵が、5射目を射た姿が見える
エイル:(2、3、地面を蹴って後退すると、咳き込むと同時に刀を吐き落とす)肺に届かなかっただけ、マシですね……(無造作に刀を拾い上げると、鳥居の外目がけてぶん投げる(不法投棄))
クロエ:固いですね! が……その左肩ぐらいは貰い受けましょうかね!(予想以上に固い。こ のまま振り抜けない、から、歌う火蜥蜴がさらに頑張る。周りの怨念をガードするために回していた魔力も出力に回し、火の粉というより火柱が立ち上がって見 えるほど機動が回転、噴出した炎の力で、撃ち抜き、肩を丸ごと削ぐべく力が篭る)
GMおると:@鎧武者の背中で、そして内側でイオンの炎が燃える。バックファイアがイオンの 身体を、毒が回るように蝕む。瞬間、僅かに苦悶するように武者が震えた様子を見せ……しかしそのまま、背を向けたままの状態から、先ほどエイルにやったよ うな鞘での鳩尾への一撃をイオンに放つ。
GMおると:@そしてその直後、出力を増した歌う火蜥蜴によって、肩が砕かれるように千切られ、鎧武者の左腕が落ちる。同時にその手にあった小太刀も落ち、これで武者は鞘以外に武装を失ったこととなる
イオン:(歯を食いしばって不快感に耐えながら、思い切り地面を蹴りそのまま後ろに飛ぶ。攻撃を避けられずとも、受けた衝撃を少しでも逃がすつもりで)
クロエ:(炎と見紛うほどの火の粉が、撃ち抜いた蹴り足の軌道を追って舞い散る。実にきらびやかな軌跡を残した)よっし!(両足で着地)
エイル:(胸部装甲を外すと、手持ちの包帯で簡単に脇腹の止血だけ行おうとする)
デュナン:っは、死霊のくせに小癪な真似を……!(連打を放てる体勢ではなかったが、術式構築されていない素の魔力を帯びさせた右手で、飛来する矢を受け止めようと)
GMおると:@衝撃を逃され吹き飛ばれては、今の武者に追撃の術はない。こちらもまた体勢を立て直すように、クロエから後退する動きを見せる
エイル:さて、お礼参りです(右手で脇腹を抑え、ハルバードを再び上段に構えながらややぎこちない動きで鎧武者に突進していく)
GMおると:@速射を重視したためか、続く矢にそれほど強い魔力は無かった模様。しかしそれでも矢に帯びた魔力はデュナンがまとう魔力を相殺し、矢尻が右手へと突き刺さる
クロエ:(着地する衝撃を逃がすために軽く膝を曲げつつ、火の粉の隙間から後退する武者を見つけ)に、が、す、かーっ!
GMおると:@突進するエイルに鞘を木刀のように構え、応戦の様子を見せる武者。その口が……
クロエ:(曲げた膝を伸ばして、右足を軸足にして石畳を踏みつけながら飛び掛る)
イオン:(よたよたと後退しながら口からまたタールじみたものを。今度は少し赤黒いものと一緒に吐き出す)き、きっついの…
GMおると:武者>オ、ノレ……(擦れた、海辺の波音のような声を、発した)
エイル:鞘まで伸びますかっ?(鎧武者のギリギリ間合いの外、3mのリーチを生かし、ハルバードの切っ先がギリギリ届く距離から鎧武者の頭蓋を叩き割らんと再度斧槍を振り下ろす)
イオン:シャベッター!
クロエ:シャベッター!?
エイル:シャベッター!!?
GMおると:@武者の身体が赤黒い怨念の魔力を纏う。クロエの動きにも注視しながら、頭蓋を砕かんとするハルバードの切っ先を、手に構えた鞘で受け止める。
デュナン:(俺は乗らんぞ……!/ぉ)
GMおると:武者>我ラガ……眠リヲ…乱ス者ドモメ……渡サヌ……蝋燭ハ渡サヌ……(そして、その空っぽだったはずの鞘の内から。怨念で編まれた、新たな刀を、引き抜いた)
GMおると:@同時。デュナンに粉々にされていたものも含めた、2体の骸骨弓兵が倒れ、これもまた怨念の魔力へと還元され、鎧武者の元へ集っていく。
イオン:4次元ポケット…
デュナン:(痛みに僅かに顔をしかめつつも。自身の魔法拳と同様の操作で、不吉な魔力を少しでも右拳の中に掌握して留め、その間に、リコリスが拳の上に飛び乗って浄化を試みる)
クロエ:(上から下へと、爪先が跳ね上がる。これまた火の粉の軌跡を残しながら狙うは顎先、と、派手に、分かりやすく、見せかけ。そこから急に火の粉を掻き消し、直滑降に足裏が標的を変えて曲がり、膝を叩き折るべく下段変則蹴り)
GMおると:@デュナンに刺さった矢の魔力は相殺に使われ、突き刺さったときにはそれほど残留していない。的確な処置がなければそれでも多少魔力を乱されたかもしれないが、リコリスの浄化まで使用されれば十分だろう
イオン:あ゛う、デュナンいいなぁ。浄化要員がいて…。
GMおると:武者>オォォォォォォ……ッ!(見せ掛けの動きに迎撃するように、顎先への爪先の動きに刀身を重ねる。が、それは見事につられた形となり、予想外の動きに対処が遅れ、ぐしゃりと膝を蹴り砕かれ、膝をついた)
デュナン:(リコリスを肩上に戻して手の中の残滓を振り払い、鎧武者へと向き直って)残り一体。まあ、この分なら何とかなるか
エイル:座に還るか流転に身を任せなさい! 過去に囚われるな、古き東洋の騎士よ!(脇腹を抑えていた右手を離し、ハルバードの柄を握る。一気に赤く染まる包帯に目もくれず、そのまま叩き潰そうと最後の力を振り絞る)
デュナン:調子を戻すのに苦労するようなら、あとで少しリコを貸してやるよ>イオン
クロエ:火の粉はこんなことにも使えるんですよ。ってね、まあ、本来の使い方じゃないのは確かですが。(砕いた膝から足を戻し、これ以上の更なる追撃は危険と判断、交代する。ハルバードも危ないし)
イオン:わー、ありがとうなの。まぁ今はバックファイアなんて気にしないで、さっさとケリつけるのっ…!
GMおると:武者>逝ケヌ…逝ケヌ…我ラハ永劫…蝋燭ヲ守護スル……!(これまで以上の怨念と殺気、それを纏った魔力が武者の身体を強化し、こちらも渾身の力で膝立ちのままエイルと拮抗しながら、同時に刀の切っ先を向ける)
クロエ:って、うわ。やばい、やばいです!(攻撃用に回していた燃料を、急いでまた魔力の壁に変換しながら、さらに後退。しつつ、ホルスターに収納してあった鉄球を取り出し)
GMおると:@今まで隠れていたその武者の顔が、今は見える。男性だ。奇妙に膨れ上がり、眼球は濁り、藤壺の張り付いたまま腐った土気色のその顔は……水死体のように見えた。
イオン:って近づきにくい! すごい近づきにくいのっ!?
エイル:(水死体? 嵐に命を奪われた者たちの妄念か……?)
GMおると:武者>アァァァァァァァァァァ………ッッ!!!!!!(怨念で編まれた刀が、その刀身が骨のような白に染まる。その白に赤黒い魔力が纏わり憑き、一条の光線のようになって、エイルの心臓目掛け放たれる!)
クロエ:(左足が、踵落としのときよりも高く、爪先が天に向くぐらい、身体を横に倒して振り上げ)ちょっと、歌う火蜥蜴のブーストは不足気味ですがぁー……
クロエ:(左足を振り下ろす。足裏が石畳を、その下にある土くれと小石を踏み潰し、衝撃で周りの地面まで破壊しながら。その勢いで身体を真ん前へ、腕をさらにその勢いで振り抜き、野球ボール大の鉄球が空気を撃ち抜きながら、残る、武者の右肩へと飛来する)
デュナン:弱い者いじめの感があっていささか気が引けるが……ブレイク(即時発動で五発、鎧武者の、両の肘裏と肩、背の中心へと続け様に撃ち込み)
エイル:くっ(咄嗟にハルバードから両手を離し、両の篭手を胸元でクロスさせて心臓直撃だけは避けようとする)
イオン:あー、後でたっぷり治す。今は仕方ないの。(槍の先端を鎧武者の頭部に、横手から剥ける。火球状になった炎撃を飛ばして)
GMおると:武者>ガァッ……!!(鉄球が右肩を抉るように吹き飛ばし、腕が垂れ下がる。ブ レイクは骨のような特効こそないものの、全身の鎧を砕き、姿勢を崩す。しかし怨念の光線はエイルへと届き、篭手を透過し、腕と胸を貫く。その魔力から感じ られるのは膨大な怨念、無念、絶望、悪意、衝動、物理的衝撃を伴った精神的衝撃。…英霊たるエイルには、特段相性の悪い一撃だ)
GMおると:@それを放ちきったところで、武者の頭部は炎撃に包まれ。もがき、苦しむような敏感な反応を、炎や熱に対しては見せている。
イオン:ハァッ…(しんどそうに顔をしかめつつ)熱いのが結構有効…? いやそれより、エイル!?
デュナン:アレはまずいか……! リコリス!
リコリス>(小さく頷き、デュナンの手まで駆け上がり)

クロエ:……っ! 間に合いませんでしたか……っ。エイルさん、踏ん張って下さいよ。怨念、無念、絶望なんてへっちゃらです。なんてったって、あなたはそれで滅びた国の円卓の騎士!
クロエ: 受けてきた密度と年季が違うってところ見せてやって下さい!(
エイル:精神攻撃! しま……(気づいたときには遅く、光が背中から突き抜ける) か…… は……(開いた瞳孔が妙に生々しい印象を残したまま、受け身も取らず俯せに倒れこむ)
GMおると:武者>グゥゥゥ……(おそらくは全力の一撃を放ち、全身を焼かれ砕かれ、再生はするもののその速度は弓兵のものと比べると遅い。表情などはない死体の顔だが、かなり憔悴しているのだろうと感じる)
イオン:クロエ! それどっちかっていうと止めなの!
デュナン:(掌の上に乗せたリコリスを、エイル目がけて投擲する。跳び付いたリコリスは傷の真上に張りついて、エイルに撃ち込まれた負の想念を浄化しようと)
クロエ:あれ!? そ、そうですかね。えーっと……と、兎も角! あっち、止め刺しちゃいましょう。イオンちゃん、手伝って下さい。
イオン:おっけーなのっ!(雪消月を両手で構え直して鎧武者に向かって駆け出し)
GMおると:武者>ガァァ…殺ス、殺スコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロシテ コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス……!(鉄球に肩を砕かれた腕は動かない。しかし残された手に怨念の白骨刀を握り、駆け出してきたイオ ンへとこちらも飛び掛るように接近する)
クロエ:(イオンの後に続き。右足の機動は全て怨念ガードに、左足は威力の最大出力のための駆動をするためにモーターがフル回転し)
エイル:ワカメ>うっ……?(ぐらりと傾き、慌てて踏み止まり) ……僕の方からエイルへ生命力が流れてる? マズイね、これは
クロエ:ワカメさん! 私のバッグの中に予備の固形魔力ありますから、全部使っちゃっていいですからっ。自分で飲むなりエイルさんの口に捩じ込んどいて下さい!
イオン:ふっ、エイルと同じようになると思わないで欲しいの! 私はどっちかというとお前と同類なの!(跳びかかる鎧武者の影を地面で確認しながら一気に距離を詰め、武者が地面に足を完全に付く前に間合いに飛び込み。 自分の脇で構えた雪消月の熱が暴走して自分の掌すら焼いているのも構わず、腰をひねる渾身の突きを心臓に向けて。炎撃とともに放ち)クロエー! よろしくなの!
GMおると:武者>殺……ッ!(イオンの踏み込みの速度に反応が追いつかず。無防備となった胸に突きを受け、その切っ先が背中まで飛び出す。続く炎撃が我が身を内側から火達磨にしていく様に、武者は声も無く絶叫する)
エイル:ワカメ>魔力不足ってわけじゃないから困ったものだね、でもやらないよりマシか、借りるよ!(クロエのバッグを引っ掴むとエイルの元へ走り、無理やり口に押し込んでる)
GMおると:@しかしそれでも武者は、最後の力…最期の怨念を振り絞り、白骨刀をイオンの脳天目掛け振り下ろさんとする。
クロエ:了、解!(歌う火蜥蜴、最大出力。出力を上げすぎて、モーターが悲鳴を上げ自分の足 を焼く、それほどの加速と火の粉を天に巻き上げ。イオンの頭上を駆け抜ける、撃ったあとは、自分が思いっきりすっ転び跳ね跳ぶことも覚悟を決めて。腕を、 腰を、足を、身体全部を限界まで捩じ込んだ、上段弧月蹴り。上半身、吹っ飛ばしてやる、それぐらいの気持ちで放つ)
デュナン:そこだ。アシストくらいはさせてもらう(イオン目がけて白骨刀を振り下ろさんとする、その手首目がけてブレイクを撃ち込み)
クロエ:助かりますよ、デュナン君(上段弧月蹴り。乾坤一擲のハイキックを、左から、右へ)ずぇりゃあああああぁっ!!
イオン:(槍を深く刺しているせいですぐに背後には下がれないと思えば、そのまませめて脳天からの攻撃だけを避けようと顔と体をわずかに横に。落ちれば肩に当たるだろう位置までわずかに身をずらし)
GMおると:@武者が振り下ろす、怨念の刃…しかし、手首に撃ち込まれたブレイクが一瞬、刃の速度を鈍らせ。そこに飛び込んできたのはクロエ。火の粉の軌跡を纏った上段弧月蹴りが、武者の上半身を捉え、砕き、抉り…刀諸共に、まさしく気迫通りに、武者の上半分を吹き飛ばした。
GMおると:武者>オォ、アァァァ……コレデ、終ワリ、ナノカ……(宙を舞う、武者の上半身。その口から漣のような声が漏れて)
GMおると:@そのまま、地に落ちることなく、消滅した。
イオン:………(鎧武者が消滅したのを確認してから、その場に膝をついた)
クロエ:終わり、ですよ、終わっといて貰わないとエイルさんの治療行け……(体勢の立て直しが効かない。体勢の立て直しを度外視した一撃だったため、地面に身体全体が叩き付けられた)
エイル:(背中にリコリスを乗せたまま呼吸も薄く倒れ伏している)
クロエ:(その後、流すに流せない自分の力のせいで跳ね上がり、地面に打ち付けられ、もう一回それを繰り返して泥だらけになってから跳ね上がる)……ないじゃないですか!
GMおると:ルナ>うん、終わりみたい…お疲れ様。(ぱたん、と本を閉じて。それを裏付けるように、その場に満ちていた怨念の魔力も消えていく)
イオン:…胃が…(べしゃ)きもちわるい…のー……
クロエ:えーと、こういうとき。こういうときどうすればいいんでしたっけ。とりあえず怨念を叩き出さないと……(エイルに駆け寄り)
GMおると:ルナ>鍵の確認の前に、まずは治療だね…私も手伝うから、みんな頑張って。(腕まくりして)
デュナン:順番待ちだ。エイルの方が落ち着いたらリコを貸してやる
イオン:(ずーりずーり)リコリスの浄化が間に合わないなら、レイドでエイルの中の怨念だけ食べる…?
デュナン:……お前にそんな器用な真似が出来るのか?(
クロエ:エイルさんの中身まで食べないって保証出来ますか?(
GMおると:ルナ>こういう霊障の類もそれなりに専門だから、なんとか持ち直させてみせるよ。エイルもイオンも。(新しい魔術書取り出してきて)
エイル:ワカメ>一緒にエイルがちょっと齧られそうな予感がするよ(
イオン:あの子は食べたいものだけ食べるし、できるんじゃないのー? …多分(
イオン:……(ワカメの言葉にその手があったか、の顔)
エイル:ワカメ>オアズケ(ぁ
クロエ:イオンちゃんあとで青汁。
イオン:ヒィッ
クロエ:ルナさん、私、何か手伝えますか?
GMおると:ルナ>齧られる前にエイルを治さないと(
デュナン:リコリス>(若干オロオロした様子で、前足で叩いたりさすったりしている。台詞を付けるとしたら「痛いの痛いの飛んで行け~」系だろうか/ぁ)
GMおると:ルナ>そうだね、クロエは魔力補給の準備お願いできるかな。エイルの霊体にも結構な荒療治になるし、あと私の魔力消費も大きい(
エイル:ワカメ>意識があればリコリス見て回復できそうなんだけど、見てないのが惜しい(
デュナン:リコリス>(おろおろわたわた)
GMおると:ルナ>それから麻酔と、精神落ち着ける薬品やハーブの類があれば、かな。
イオン:ハーブはない、けど……(ごそごそ)…バニラエッセンス、なら…(
デュナン:(衛生班の傍に控えつつ、これ以上骸骨達の復活が無いか、それとなく周囲を警戒し)
エイル:ワカメ>効くんじゃない? エイルなら(ぁ
GMおると:ルナ>エイルならそれでもいいよ、たぶん(
クロエ:了解しました。歌う火蜥蜴の燃料も外しますから、使って下さい。麻酔なら、車に行かなくとも(ハーフコートを広げ。内側に小瓶が)ここに。
クロエ:ルナさんも薄くなったら青汁ですよ。一応言っときますけれども(
GMおると:@守護者たちの復活の気配はない。怨念の魔力もすっかりと薄らいできており、クロエなども大分楽になってきた
イオン:(基本的に地面をはうムーブ)はい。(エイル近くにエッセンスをぶん撒く)
GMおると:ルナ>了解了解。本格的な霊体治療は初めてだけど……それじゃ、始めるよ。(とん、とエイルの頭に手を当てて、魔力を練っていく)
GMおると:@