風月@GM:@
前回の放送で予想外の反響と視聴率を得たクカイTVがまたやらかした。

番組名はそのまま「KONKA2」

それは婚活と似ていて絶対に違うもの。
前回以上に力を入れて支部長から異貌まで、様々な色m……参加者を募ったらしく、色物といえばということでメンバーたちには真っ先に招待状が届いたのだった。

風月@GM:@
その招待状に書かれていたのは「出演料(倍増)」の言葉。
前回のカオスにまったく懲りることなく、今回も皆は参加(サポート)のために会場へと赴くのだった。

そう、このイベントは被害者以外はとても楽しいのである(

風月@GM:@
そして当日。
会場は同じくラセツがバイトしている居酒屋(対異貌用防御壁がさりげなく増築されている)である。

司会はまたもや引っ張り出されたアニィが務め、本人はやる気があるのにどこかゆるい雰囲気で会場は盛り上がっていく。

風月@GM:@

「それではみなさん、乾杯の準備はよろしいでしょうか?」

参加者も席に着き、TVカメラも周りはじめ、サポート役も準備を終えたころ。

「かんぱーい!」

今日もカオスなKONKATUが始まるのだった。

風月@GM:@と言うところからスタートでーす
風月@GM:@まず第一組はセツナ&カガリビの前回から打って変わってかなりまともなペア。
登場から目立ちまくっていたセツナ姉に1カメさんが寄っていく。

セツナ:(平静な表情を取りつくろってるようでわりとそわそわしている)
カガリビ:どうにも、こういうのはニガテだぜ。そっちの姉ちゃんは兎も角、俺はテレビ映えする面でも無ェし(ストローでオレンジジュースずろろろろーっと啜ってる)
セツナ:(目立たないように深呼吸)……ふう。ま、何はともあれよろしくね? って、面倒だからタメ口でいい? 終わった後お付き合い始まる可能性考えたら、ここで良い子ちゃんぶる意味ってあんまりないものね
カガリビ:ん、よろしくな。セツナちゃん? だっけ? ああ、いいぜ、タメ口。俺もそうするし、お付き合いがどうのってのは分からねぇがそっちのが気楽だよ。
セツナ:ん、じゃそういうことで。そっちはカガリビさんだったわよね。……時に、つまらないこと聞くけど階梯はお幾つ?
カガリビ:カガリビ・カズトだ。このクカイにある月光の支部長やっててなぁ。カンザキが来るまでは……ん、階梯? 歳じゃなくて?
カガリビ:まあ、いいけどよ。十三。いいっつってんのに、支部長やるならってんでジャギの旦那に取らされてなぁ。ったく、登録試験の面倒なこと面倒なこと……。
セツナ:十……三……!?(ぴくっ
カガリビ:……ん? ……どした、何か不味かったか?
セツナ:え? ああ、いえいえ、全然大丈夫。こっちの話。そうかぁ……13……
カガリビ:まだ取ってさして間もねぇけどな。えーと、三年前だったか。登録試験は面倒だし、別に必要なもんでもないけど、もう一年、早かったら良かったとは思うね。
カガリビ:知ってるか? 十三階梯取得の最年少記録は25だ、そこだけ、ちぃっと惜しかった。
セツナ:へー、あんまりそういう記録とか気にしてないからねー……って、あ。……ねえねえ、ちょっと、アレなんだけど(と、カガリビの右斜め後ろ方向を指差し)
カガリビ:男の子ってのは記録保持者なんていう単語に惹かれるもんさ。女の子には分かりにくいかもしれんが、と、なに?(指に釣られて後ろを振り向き)
セツナ:(振り向いた瞬間、布巻き状態でテーブル下に置いてあった例の木刀を音も無く蹴り上げ、目にもとまらぬ早打ちでカガリビの後頭部目がけて振り下ろす!)
カガリビ:(パァッーーーーン! って、すっごい音を立て。あともうすこしで木刀がへし折れるんじゃないかって程、撃ち抜けないように支えているのは左の手の甲である)
カガリビ:(さして力の入っているように見えない左手で木刀を受け止めながら)……なにすんだ、いきなり。
セツナ:13階梯……本物だわー……!(ぐっ
カガリビ:疑ってたのかよ。そんなヒョロい見た目、してねぇとは思うんだが。(手首を返して、木刀を軽く弾き)
セツナ:(木刀を引いて)いきなりやったことはごめんなさいね? でも、見栄張って数字盛ってくる輩も意外と多くてねー……
カガリビ:あ? あぁ、そっか。西ではそういう輩も居るんだっけな。東では、そうはならねぇさ。盛ったら盛った数字に合わせた戦場にしょっ引かれるからなぁ。
セツナ:ま、西の不甲斐ない男のことなんてどうでもいいわ。あたしがずっと探してたのは、本当に実力のある頼りがいのある人なのよ……!
カガリビ:@(屍 踏み越えて 進む 意思を 笑う 豚よ ~♪ なんだか巨人が進撃してきそうな躍動感ある音楽が部屋の中に鳴り響く。お題のお時間、何方かがセツナへの命令権を獲得しました)
カガリビ:@(セツナは対抗ダイスをお願いします。76以上を出せば命令拒否、可能)
カガリビ:なんだ、そんなに器量が良いってのに中々男が捕まえらんねぇのか。そりゃあ、不甲斐ないこったな、西の野郎共も。
セツナ:命令権? なんかよくわかんないけど、いいとこで外野に茶々入れられるのはあんまりいい気しないわねー、と(ぼやきながらダイス転がし)
セツナ:1d100
DiceBot : (1D100) → 49

カガリビ:@(命令、成就。命令内容は、カガリビの膝の上に座る。尚、接近中に能力や武器の使用は禁ず)
セツナ:!?
カガリビ:中にゃ骨のあるヤツもいるにはいるんだが、さて。……で、なにさこの音楽。そういえばここに来る前、無線ヘッドセットも渡されたけど。
セツナ:(命令内容を二度見(ならぬ二度聞き)して)……え、えーと、じゃ絞め技とか素手で打撃とかそういうのは有りってことかしらね(
カガリビ:@(攻撃全般を禁ず/ぁ)
セツナ:相手に拒否されたり迎撃されたりしたら?(ひそひそ
カガリビ:@(いいから行け/ぁ)
風月@GM:@因みにTV画面上にもアナウンスのスーパーが出てる(
セツナ:あー、なるほど、そっかー、そういうイベントかコレ……ま、いいけど。えーと、カガリビさん?(木刀床に置いて、席を立ち、すすす、とテーブル回り込んで近付き)
カガリビ:どした、何か頼むか?(何か注文してほしいのかと勘違いしてお品書き開いてる)
セツナ:あー、そうじゃなくて。あの、他意は無いんだけど……ちょっと膝の上に座らせてもらっていいでしょうか(敬語
カガリビ:……………膝?
セツナ:膝(こくん
カガリビ:……構わねぇが。(座っていた位置から腰を後ろにズラして、胡座を組み直し。ぽんぽんと膝を叩く)
セツナ:そ、それではちょっと失礼して……(おずおずといった感じでそっと腰をおろし)
風月@GM:1カメ>(限りなくズーム……!)
カガリビ:(なにがどうなってんだ。行き成り攻撃してきたかと思ったら、今度は膝に載せろって、なんだ、なに? って、分かりやすく顔に描いたまま載せてる)
セツナ:(背丈もあるので、軽い、とは言えないが。しっかり引き締まった、安産型の重量感が伝わってくる/ぁ)
セツナ:……え、ええと、なんかこういう変な状況になってしまってアレなんだけど……か、カガリビさんさえよければ、あたしと、付き合ってもらえない……かしら?(視線を明後日の方向に逸らしつつ)
カガリビ:……あー(頭がりがり掻いて)元気なガキは期待できそうだな。って、えぇ?
風月@GM:AD>(「まいてまいて!」というプラカード掲げてる)
セツナ:(もう少し会話の流れとかタイミングとか考えた上で申し込みたかったーって顔)
カガリビ:(指先をADとプラカードに向けて)
カガリビ:(FIRE!!)
風月@GM:AD>(プロ根性で声を立てずに真っ黒に。そして沈んだ/ぁ)
カガリビ:ったく。何だかおかしいと思ったら、そういうことか。ピンと来た。セツナちゃん? 無理しなくていいんだぜ(FIREした方とは違う手で、ぽんぽんとセツナの頭を撫で)
セツナ:え? や、無理とかそういうあれじゃ……(うおおお何この包容力!? なんなの!?)
カガリビ:そうか? にしたって、本位ではねぇだろ。大変だなぁ、別嬪さんてのはこういうのに付き合わされるから……(なでなで)
セツナ:(どきどきどきどき)……て、違う違う違う、膝上は振りがあったからだけど付き合ってもらえないかっていうのは本心で……!(わたわた
カガリビ:落ち着けって。どうにもここらの輩、特に今黒焦げにしたような輩は悪ノリがひどくてなぁ。他の輩まで乗せちまう。酒も入ってるしな、乗せられてんだよセツナちゃん(よしよし)
セツナ:(だ、駄目だわコレ、認識が決定的にズレてる! くっ、折角見つけたこんな優良物件、そうそう容易く逃がすわけにはッ……!)
セツナ:(こ、ここはせめて……そう、あれだけでも!)
カガリビ:俺からもよく言っとくから、許してやってくれ。ったくアイツ等……つーかテメェ等。後で覚えとけよ。西の人間はこっちの空気知らねぇと思って……。
カガリビ:って、おい。聞いてるか? 水飲むか?(セツナの肩をがしっと掴み、自分の胸元に引き寄せて。セツナの顔を覗き込み)
セツナ:えーと、カガリビさん? あたしもしばらくこっちに居るつもりだし、今度は落ち着いて飲んだりもしてみたいし……だから、アドレスだけでも交換しn……(
セツナ:@♪メトメガアウー
セツナ:(……こんな良い男が西にも居れば……!)
カガリビ:うわ。顔、真っ赤じゃねぇか。オマエ等、これやる前にどんだけ飲ませた!? 水だ。おい裏方、水持って来い!
セツナ:え、や、あの、あたしまだ全然素面で……あー……(カガリビの展開に追いつけなかった/ぁ)
ハイリ:(よく冷えたお水を入れたコップを持ってきた)ご注文の「一時休戦の水」になりまーす。(
カガリビ:なんだその飲んだら力が抜けきりそうな水。まあいいや、ありがと、よっと。(セツナの脇に手をすぽっと入れて持ち上げ、隣に下ろす)
ハイリ:だいたい間違ってないと思うんだ。(
カガリビ:セツナちゃん、ほら水。飲めるか?(ハイリから水を受け取り、セツナへ差し出す)
セツナ:(そのままがっくりと膝をついてる)
ハイリ:(…敗者の水のほうがよかたかな)
カガリビ:……?
風月@GM:@カガリビが首をかしげたところで、カメラが切り替わる。
 はたして次の被害者は誰になるのか……?

 (つづく)

風月@GM:@
風月@GM:@と言うわけで番組がCMに入ったあたりで切りましょうか、お疲れ様ですー