藍月GM:@
数年前。西方。首都ソレイユ。

「…それは、生命を育み。同時に滅ぼすもの」

15階建てのビルの最上階。壁も床も天井も、全て黒く焼け焦げた部屋の中にローブ姿の若い青年が一人で立っている。
様々な実験道具が置かれていたテーブルも、古めかしい魔術書が収められていた本棚も全て跡形も無い。
どことなく虚んな視線が見るのは正面。壁際で腰を抜かしている壮年の男性だ。お互い、首から揃いの懐中時計を下げている。

「この世界で人の祖となる者たちが初めて自らの意志で求め。初めて自らの手で作り上げた最初の一種」

「人とそれの、今に続く永い関わりあいの根源で生じた存在。昔の連中はこういうの、なんて言ったか…?」

なあ? と話を振ってみても、聞いている方は答えない。ずっと青年の右肩あたりを見ては震えている。
その様子に、どこか諦めにも似た色を含めたため息を漏らすと。青年——スフェラはすっと指を向けた。

藍月GM:@
「なぁあんた。いつからだ、いつからこうしようと思っていた。途中か? 今か? それとも最初からか?」

答えはない。ただ意味の分からない言葉と、時折聞こえる命乞いの単語。それくらいで最早こっちの話を聞いているのかも定かではない。
仕方ないか。仕方ない。唇を動かすだけの声は、スフェラの右肩から響く声で空気すら揺らさず掻き消さた。
男の目が見開かれる。スフェラは、少し笑ったようだ。

『さぁて、童よ。初回さーびすじゃ。制御なしで力を一度使われてやろう。ん? どうするんじゃ』

「……燃やせ。この期に及んでまだコイツを殺すのに躊躇う、俺の甘さごと全部燃やせ」

藍月GM:@
現在。デジマにて。
燃えている。オレンジ色の光が舐めるように木造の壁に這い、黒い炭を作り出しながらめらめらと。
現在、皆が優雅に昼食を撮っていた小料理屋は、大絶賛炎上中だった。
店員や厨房の職人たちが慌てる声が聞こえ、他の客が逃げ惑っている。
先ほど急に聞こえた謎の声のすぐ後、建物全体に軽く揺れたかと思うほどの震動と破壊音が響き渡った。
どうも店の入口が何かしらで吹っ飛んだらしく、その余波で建物に火がついたようだ。
炎症速度はさほど早くないものの、このまま悠長に座っているのもまずそうだ。
その上、先程からシリルの表情も硬い。どうやら声の主に心あたりがあるようだが……。

藍月GM:@というわけで爆破ならぬ炎上始まりからスタートでーす
アーガード:(衝撃に揺れもせずに寒ブリの刺身を平らげ、騒がしくなってきた中聞こえていないかのようにひれ酒を飲み干し)
アーガード:出るか。女将、お勘定(
藍月GM:イオン>アーガードの耐性がすごいの(もぐもぐ)
ディア:落ち着いてるねっ?!(あわあわあわ/ぁ)
ミユキ:……ここって火災保険入ってるかしら?(急いで高いものだけでも詰め込もうとモグモグしつつ)
ミユキ:入ってなかったらスフェラ行きni、可哀想に(
藍月GM:シリル>すごい懐大きいのね? あなた達(
アーガード:オレ達のほうが可哀想だ。折角の美味い飯をこんなに邪魔されて……
ディア:ミユキもミユキで意地汚いね( いや、その、シリルさんは慣れないでくださいねこれに?(
ミユキ:戦場でテントごと異貌にふっ飛ばされたりふっ飛ばしたりする日常送ってればそりゃね、慣れるわ(
藍月GM:シリル>周りを敵に囲まれても堂々と電話で今日の夕飯のことを話ししてる教官と同じくらいね(
アーガード:飯食ってる途中で隣に手榴弾が落ちてきたり迫撃砲が飛んできてる生活送ってると、どうもな(
ミユキ:(勘定の準備をしている間に火災の様子を見に外へ)
ミユキ:とりあえず見てくるわ。火災はともかく、それやった奴が気になるし
ディア:それもそれで酷いけどさっ。と、ともかく出る?様子見る?
アーガード:出ようぜ。火ィ止めてやらねぇと。
藍月GM:@メラメラと木造を燃やしながら広がっていく火は、確実に建物を飲み込んでいっているようだ。人は大体避難しているようで、見上げている通行人や店の人と、園周辺で人を遠ざける人とでかなり混雑し始めていた
藍月GM:シリル>そうね。早く出ないと…さっきの声、多分あの子だわ…。
ミユキ:わりとよく燃えてるわね…… ディア、ワダツミっぽく水とか出せない?
ミユキ:あの子?
アーガード:(手を合わせて『ご馳走様』としてから立ち上がって)知り合い?
ディア:いや、ごめん無理…こないだの魔剣の一部を開放しろとか言うなら別だけど(<水
と、知り合いだったんです?

アーガード:出せないなら仕方ないな。ああ、仕方ない、解放されるぐらいなら悪いがこのまま燃えて貰おう(
藍月GM:シリル>えぇ、できれば勘違いで合ったほうがいいのだけれど…。とりあえず出ましょう?(とか言ってる右手に何所から出したのかタッパー(詰め積み)うぃ持ってる)
藍月GM:イオン>仕方ないの(
ディア:なんかごめんなさいでも制御できないと思うんだよあれ?!(ぐさぁっ/ぁ)
アーガード:(外に向かって歩き)……。(近くの燃える柱に近づき煙草の火点けてる/ぁ)ぷはー。禁煙だから我慢してたんだけど。今は喫煙可だよな(
藍月GM:イオン>アーガードも大分フリーダムだよねー。
ディア:もう関係ないと思うけど煙増やしてどうするの(
アーガード:気にするなよ。黒い煙が全て誤魔化してくれるさ(
ミユキ:どこのスネークさんよあんた
藍月GM:イオン>またせたなって渋い声で言ってよ
アーガード:待 ァ た せ た な (親指ぐっ)
藍月GM:イオン>(きゃっきゃ)
ミユキ:妙に似合ってるわね(
藍月GM:シリル>皆、なんというか、たくましいのね(
アーガード:逞しくなくちゃやってらんねぇよ、こんな業界(
ディア:こうでなきゃ色々生き残れないんで…(
ミユキ:まったくね……(とりあえず地面の砂をドバっと救い上げ、火の強い箇所にぶっかけてできる範囲で消火を手伝いつつ)
藍月GM:シリル>大変なのね、私もあまり人の事言えないけれど(
藍月GM:@ちなみに外は人だかりがドーナツ状になっている。ミユキや他の人たちの消火活動で火は徐々に勢いをなくしているが。建物の半分は表面が灼き尽くされて徐々に炭化している。
アーガード:(建物の全景が見える位置にまで歩いてから)悪ィ。預かっててくれ。(シリルにジャケットを投げ、右腕のシャツを捲り)
ディア:…シリルさんも苦労してるみたいで…と、アーガード、何するの?
藍月GM:シリル>きゃっ、とと…(ジャケットをおぶおぶしつつ受け取って)え、えぇ。いいけれど…何かするの?
アーガード:で、ミユキちゃん達。退いててくれるか。(左腕のシャツも捲ってから)ん? 消火作業。(左掌を建物へと向けて)
ミユキ:あいあいさー(パッパと手の砂を払いつつさがり)
ディア:……物理的に?
アーガード:(広げて掌を、胸元に引きながら、握る。同時に念動力を発動させて、力場の照準を炎に。それを引っ張り、自分の目の前に炎を吸い上げようと)
ミユキ:原型くらいは残ると良いんだけど
藍月GM:イオン>建物壊すほうかと思ったの(
アーガード:壊せんこともないけどな。こっちのが楽なの。
藍月GM:@アーガードが力場ごと引っ張ると、建物についていた日が回りながら逆再生のよう に引き剥がされてアーガードの手前に集まっていく。じょじょに大きく膨らんでいくそれは、全て集めると直径3メートルほどの特大サイズになりそうだ。燃え てる料亭の規模的に炎も膨らんでいたのだろう。ゆっくりと回転をしながらメラメラと燃え盛っている
ディア:私も思った( …けど、全部吸いきるのはきつそう、かな?
藍月GM:シリル>こっちの消防士は延焼を抑えるために木槌で周辺の建物を壊すと聞いたけど、それじゃなかったのね
アーガード:大体そんなことしたら請求がオレに来るかもしれないじゃんか( ……しっかし、結構でけぇな。
ミユキ:……ふむふむ、アーガード、それもうちょっとまとめられない?
アーガード:あいよ。(握り拳を解き、大きく両手を広げてから、大きく胸元に引き戻して、両手をばしんと合わせる。炎の圧縮開始)
ミユキ:一カ所に固定できればあたしが周囲の酸素を一時的に形状変化させて火の勢いを止めれるかも
アーガード:それが出来りゃ助かる。オレじゃ消せないだろうから海にでも持って行って捨てようかと思ってたとこだよ。
ディア:それはさすがに大変でしょ…ミユキ、よろしくっ
藍月GM:イオン>…こうして見ると、アーガード結構器用さんなの
ディア:凄く器用な部類だと思うよー。色々応用がきいて。
ミユキ:はいさーい(すtoと気軽な足取りで燃え盛る炎へと近付いていき
アーガード:昔は小石一つ持ち上げるのにも苦労したもんだけどなぁ。今じゃ液体気体まで操作出来るようになっちまったよ、あーやれやれ……
藍月GM:イオン>(圧縮火球の回りとウロウロしては余波で髪が燃えてじたじたしてる)
ミユキ:アッツ!(手袋へ外して炎のすぐ近くへ掲げ、周辺の酸素を”燃焼”という過程を経ずに周囲の砂鉄や不純物に化合させ、消失させていく)
ミユキ:………………(そしてその間本人は頑張って息を止めている)
アーガード:(手合わせを離してから、右手は下から、左手は下から、半円を描き)悪ィな。パイロキネシストみたいに巧くいかんわ。(別操作で熱波の圧縮も試みている)
藍月GM:イオン>(そんなミユキをくすぐりたい衝動にかられている)
ディア:いや、二人とも十分凄いと思うなぁ…(そんなイオンを捕まえている)
藍月GM:シリル>さすが月光の方たちね。教官からも何度か聞かされていたけれど、実践が多いだけあって皆すごいわー…。
ミユキ:プッハー! 別の意味で死ぬかと思ったわ!(一通り酸素を変換し、手を揉みながら戻ってくる)
藍月GM:@火球、徐々に鎮火中。この頃になると店の従業員たちが火の気のなくなっている店の中に様子を見に入っている。ひとまずこれ以上燃えることは無さそうだが…燃えっぷりはかなり酷い。殆どが黒ずんでしまい、ある意味よりシックな仕上がりになっていた。
ミユキ:いやいや、懲罰隊も実戦の機会は多いんじゃないの? 魔術の悪用なんて日常茶飯事でしょ
ディア:私達は実践以前に、こういう無茶振りに慣れてるってだけだしねー(
アーガード:嫌な慣れ方しちまったもんだぜ(
藍月GM:シリル>そうだけど、異貌相手みたいな大規模戦闘っていうのは中々無いから。まぁ、頼り甲斐のある仲間や後輩ばかりだから安心しているのだけれど…(ジャケットを持ったまま辺りを見回してる)
ミユキ:仲間かぁ、うらやましいわ。うちは階級の高い仲間ほど安心できないし(
アーガード:巻き込まれたり、巻き込まれたり、巻き込まれたりするからな(
ミユキ:さて、それじゃ請求吹っかけられる前に退散する? さっきの子の話も聞きたいし
藍月GM:シリル>あ…いえ、ちょっと、遅かったみたい。
ディア:ん、そうしよっか……って、え?
藍月GM:@若干疲れた声のシリルが巡らせる視線が、人ごみの中一点で止まる。火が消えたことで安心したのか、徐々に少なくなっていく野次馬の中から。誰か真っ直ぐに進んできているようだ。
カツコツと。地面を叩く硬質な音がやたらと響いて聞こえるほど、あたりの空気が冷えていくのが分かるほどだ。

藍月GM:???>御機嫌よう。先輩、随分と呑気にしていらっしゃるのですね。
アーガード:……今日、非番だったから得物あんまり持って来てねぇんだよ。(がっくりと項垂れ)
藍月GM:@
其所には、ワインレッドのワイシャツの上に黒ジャケットを羽織り。黒いパンツに焦げ茶色のブーツを身につけた若い女性が立っていた。
見たところシリルよりも年下のようだが、身長はシリルより、というか女性としては大分高い。170はありそうだ。
茶色の長い髪を一つに括ったその顔は、凛としていてどこか冷たい雰囲気を醸しだしてさえいる。
実際、皆を見つ目付きは酷く険しい。

ミユキ:今回は安全な仕事だって、だれか言ってたような……(遠い目
ディア:誰だっけそんなこと言ってたの…(
ミユキ:シリル、同僚の方?
アーガード:先輩っつってるんだから後輩か。シリル先輩、ちゃんと教育しといてくれよ。人様の食事邪魔するんじゃないって。
藍月GM:@
他者を突き放すようなその雰囲気と同じくらい、もう一つ目立っているものがある。
ジャケットの胸に刺繍されたマークだ。金で刺繍されたそれは、天秤の描かれた本に短剣が突き刺さったように見える。
西方出身でなくとも、そのマークに見覚えがある人は多いだろう。
あれは、懲罰騎士が普段の制服に刺繍しているものと全く同じだ。

藍月GM:シリル>え、えぇ。後輩なのだけれど…ユーミル、貴女どうしてここに…。
アーガード:あと、建物に火を点けるな。それと、厄介事を持ち込むな。ついでに、物騒なマーク背負って出歩くな。以上で宜しく。
藍月GM:シリル>この距離なら直本人に聞こえているから私が言う必要ないんじゃないかしら(
アーガード:人の話聞かないタイプに見える(
藍月GM:シリル>わかっているなら察して?(
ディア:……大変だね、そっちも(
藍月GM:ユーミル>何を? 私はいつどこであろうとも懲罰騎士でありその意志も義務も常に果たそうと務めている。それだけのことです。
ミユキ:ということは、今回はお仕事でこちらにいらしたのかしら?
アーガード:……………懲罰騎士の心得及び公開約定第十三項あたりに、意思と義務を遂行する際無関係な一般人及びそれに類する建物への被害は軽微に抑えるべしってのがなかったっけか?(建物を指差して)
アーガード:良く思い出したぞオレ。
ディア:良く覚えてたねほんと。(
藍月GM:ユーミル>ええ。教官が相手をしている以上、私の出る幕もないかと思われましたが。…さすが、と言うべきでしょうか。纏火と呼ばれるだけはあったようで。
藍月GM:ユーミル>大義のためであればこの程度は軽微の範囲内と推測されます。元々ここは奴が潜伏している地、何所に監視や妨害が仕掛けられているか分からない。
藍月GM:シリル>軽微……(料亭見てる)
ディア:軽微ってなんだっけ
アーガード:だろ。だろ。西に居たのは十年以上前だ、フフ、オレの記憶能力も捨てたものでは……。……おい、どこが軽微?
ミユキ:(ポケットに手を突っ込んで携帯を操作、とりあえずこの会話を録音しようとする)
ミユキ:凄いわね、あたし月光の規約もあいまいなのに(
藍月GM:ユーミル>現に犠牲者はゼロ。元よりシリル先輩、貴女がここに来た理由についても私は問いたいことがある。
藍月GM:イオン>それはどうなのかなミユキ(
ディア:建築物損壊がひっどいレベルなんだけど(
アーガード:月光の規約も覚えてるぞ、ちゃんと。破ることもあるけど、しょっちゅう。しかたないね(
藍月GM:イオン>規約は破るものなんだねー(
アーガード:犠牲者ゼロなのはオレとミユキが頑張ったからだこのアンポンタンがっ。普通に燃えてたら危なかったわぁっ!?
藍月GM:シリル>ご、ごめんなさいね。悪い子じゃないんだけど、ちょっとあの子融通が効かなくて…ええ、っと…。
ディア:私は…お、おぼえてるよ?(泳ぐ視線)
アーガード:天然なのかわざとやってんのか知らねぇが人様の久しぶりの美味しいかつ高額な食事邪魔しといて済ました面してんじゃねぇぞコラァ!?
ミユキ:そうよ、5桁の料理なんて年1回もないのよチクショー!!
藍月GM:ユーミル>懲罰騎士隊の中でも優秀とされる貴女が、よもや懲罰対象と通じていたとは私も気が付きませんでした。…教官はあの男の始末に失敗したようですね。
アーガード:おかげで鯛のお吸い物と里芋の煮っ転がし食い損ねただろうがどう責任とってくれんじゃクルァァアッ!?
藍月GM:ユーミル>…? それは普通では?<5桁の料理
ディア:ブルジョワだ?!
アーガード:普通だとゴルァアァッ!?
藍月GM:シリル>あの子、貴族の家の子だから。
ミユキ:ウワーンバカーッ!?
アーガード:ミユキッ! 提案があるんだが飲まないか!? あんの小娘いてこまして財布ちょろまかして他の料亭で食い直しじゃあっ!
藍月GM:イオン>アーガード、周りの人が見てる見てる(
ディア:貴族って凄いんだね……とりあえず二人とも落ち着いて(
藍月GM:ユーミル>(アーガード達を見て)貴方方も、あの男の知り合いのようですね。
ミユキ:オーケー、さっきの会話は録音済みよ。ついでに懲罰隊に抗議かまして慰謝料込みでふんだくってやりましょっ
アーガード:よし、落ち着く。落ち着くが慰謝料は取ろう、ナイスだぜミユキッ
アーガード:……で、あの男? 纏火がどうのこうのと言ってやがったが。
ミユキ:フー、フーッ(警戒中)
藍月GM:ユーミル>スフェラ・ディーク。同胞を殺し、その体を自分のものと偽装して東方に逃れた男。
藍月GM:ユーミル>我らが騎士団はその所在を掴んでいるにもかかわらず、討伐の命令がいつまでも下されなかった。これは重大な問題であり、後の被害を増やす要因になりかねない。ましてや、それが我が騎士団の者と通じているとなれば、身内での罪となる。
ミユキ:知り合いっていうか同僚ね。
……なに? ということはユーミルさんはスフェラを追ってきたの?

ディア:……つまりあなたはスフェラを倒しに来た?
アーガード:オレなんか幼馴染なんだけど。
ミユキ:そ、つまりあなたの独断と。
それでよくそのシンボルマーク背負ってうち(月光)にケンカ売りに来たわね

藍月GM:ユーミル>ええ、しかしそれだけでは足りない。
アーガード:しかしあの野郎、何してこっちに来たのかと思ったが。そうか、護身法鬼殺したのかー
アーガード:……ック。あのへたれ泣き虫がそんなこと出来たとは、オレなんか色々と感動しちゃったっ(ハンカチで目元抑え)
藍月GM:イオン>どういう感動の仕方なのー?(
ディア:アーガードの感動の仕方がおかしい。…足りないってなにする気?
藍月GM:ユーミル>悪の種は其所にいるだけで周りに伝染する。友人、家族、近しいものまで。ならば全てを一掃し、浄化をしなければ真の懲罰とはならない。
アーガード:いや、こう、小さな頃は悪いガキによく苛められてたって話したっけ? それを直に見てきた身としては色々と思う所が……
アーガード:……さらっと悪認定された件について。ついでに掃除宣言。
藍月GM:ユーミル>故に、シリル先輩。懲罰騎士でありながらその義務を果たさない貴女には相応の罰がなければいけない。当然、その友人たるあなた方も同様に。
ディア:どの範囲まで掃除するつもりなんだろう。
ミユキ:まースフェラに悪影響与えてないかって言われると否定しきれないところもないわけではないけどさ(
藍月GM:シリル>あの子…いつもあの調子なのよね。真面目なんだけど、やり過ぎというか…。
アーガード:やり過ぎにも程が有る。
ディア:やりすぎなのはこの現状見ればわかるよ。
ミユキ:悪を掃除したいなら異貌領にでも突っ込んでみてはどうかしらね。スフェラ以上の人殺しが好きなだけ掃除できるわよ?
藍月GM:ユーミル>私の敵はあくまでルールを逸脱した人間。最初からルールなど存在しないような異貌風情に用はありません。
アーガード:じゃあ、西だ、あっちにゃそういうルールとか投げ捨てた人間、掃いて捨てる程居るだろうよ。〝砂漠の狼〟とか。
藍月GM:ユーミル>勿論、懲罰の対象であるならいずれは全て。誰も彼も何もかも、その意志を継ぎかねない存在まで消し去ることが私の意義。それに何の変更もなく、何の迷いも存在しません。
ディア:いずれなんかヤバいものにまで喧嘩売るタイプだよねこれ。
藍月GM:イオン>既に制御は聞いてないの、組織員としてはアウトなの。
アーガード:ホンット人の話、聞きゃしねぇ。話し掛けたのが間違いだったぜ。
ミユキ:ほんとね、懲罰対象となれ合う気はないって感じがビンビンと
藍月GM:ユーミル>当然です(腰に差しているレイピアを抜く。金属が擦れる涼やかな音を立て)纏火の始末の前に、此方を片付けたほうが効率的だと判断しました。故にこうして接触をしたまでです。
アーガード:……。……シリルさん、そのままジャケット預かっといて貰える? ちぃっと、食後の運動してきますんで。
ミユキ:いつかヤバい相手に当たる、か。今日がその時だったみたいね
ディア:喧嘩売っちゃいけない例:うちの支部長陣。 まー、つまりは組織だった動きでなく独断先行ぽいから、ここで叩きのめせば問題なさそうだね。
藍月GM:シリル>…ごめんなさいね? 規約で、懲罰騎士同士は正式な手続きがないと戦闘してはいけないから。
ディア:お客さんに無理させる気は最初からないからいいよー。
アーガード:独断専行で動いてんなら此処でオレ等がどうこうしても、あとから懲罰隊に文句言われねぇだろうさ。
藍月GM:イオン>フリーダムにはフリーダムなの。大体いつも通りー(
ミユキ:そうそう、それにこの子ほっとくとうちの別のメンバーにもちょっかいかけるだろうし、他人事じゃないわ。受難くんとか、ワカメとかいろいろ
アーガード:(煙草をもう一本取り出して火を点け)ああ、そうね。放っておいたことをネチネチ文句言われちまう。
ミユキ:(手袋を嵌め直して右手に鉄棒を構え)
藍月GM:ユーミル>(レイピアを持つ手を杖のように更に振る。魔力がこもっているのか、青白い光が軌跡のように走り)投降の意志はないと判断して宜しいのですね。
ディア:あるとでも。
藍月GM:イオン>投降した所で後で処刑だろうしねー
アーガード:つーか。投降するなら今のうちだぜ、ユーミルちゃんとやら(すぱー)
藍月GM:ユーミル>いいえ、それはしません。悪の種を前に戦意を失い伏すことなどあってはいけないのです。
アーガード:よし、警告はしたぞ。んで、無視された。
ディア:アーガード、女の子相手に変な事しないようにね。(
ミユキ:……あんたたちの先生がいったのよ、スフェラに。今日この日までに覚悟決めろって。
あいつの大事な日なのよ今日は。
邪魔させるわけにはわけにはいかないでしょ? 悪いけど退けないわ。
馬に代わってお仕置きしてあげる

アーガード:ハッハッハ、し、しししませんよ? ま、ともかくな。オレ等に蹴られて伸びちまえ。
藍月GM:イオン>アーガード、噛んでるー(
ディア:なんでそんなにどもるかな。( ま、とにかくやろうか。
藍月GM:ユーミル>では。……参ります。



――――――――――――――――――
<感想>
スフェラの意外な過去が判明?
彼もいろんなものを背負っているのですね。
というか逃亡者一行よりもよっぽど真面目に逃亡者をしてますよね。追手とか非常にそれっぽいですし(絶賛ブロークンに追われている誰かを眺めつつ)

それにヒロインまでつくのだからTRPGだったら絶対PC1だ(ぁ)
それに引き摺られてか、今回は終盤だけ皆もちょっと格好良かったですね。
次回でコケないように頑張りたいところです。





<賞金状況>
エドワード:7.7億
エイル :16.5億
クロエ :17億
ルナ  :31億
デュナン:37億
アカネ:50億
ラセツ:50億
イオン :70億

<今日の死亡カウント>

現在合計……  ワカメ  :154回
            ルナ  :1回

<スフェラの青春カウントダウン>

残り……    DEATH