黒斗GM:@
黒斗GM:@P.M.14:00
黒斗GM:@デジマ学園
黒斗GM:@小・中学校区
黒斗GM:@西、美術展会場
黒斗GM:@???>
『……おや。はて。さて。こ?れはまたとんだところにオジャマをば、人間様目一杯!
 何方かワタクシめにここが何処だかお教え頂けませぬかな?            』

黒斗GM:@
——喧騒とした会場に鳴り響くような、とてもとても張りのある声。では、なかった。
芝居がかった口調をしている手前なのか、自前なのか、
演劇舞台の上にでも立てそうな聞き心地そのものは悪くない声ではあったのだが……

黒斗GM:@
何百人単位の人間が訪れる美術展の中で一心に注目を浴びれるものではない。
それでも美術展の会場に響いた理由は実に単純、その不気味極まる魔力の仕業。

黒斗GM:@
デュナンが、ラセツが、イオンとディアが、なんだかんだと、あれやこれやと修羅場を潜って来たような玄人達でさえ、不快感を露わにするような魔力の波。一 般人が平然としていられるワケもない、ある者はその場から身体と意識が崩れ落ち、ある者は腰が抜け吐瀉をする有様、さぁっと静まり返る中庭で、

黒斗GM:@
たまたま何かの偶然で人の形をしているだけにしか見えない小洒落た格好の男が陽気に続ける。

黒斗GM:〝真髄のノイル〟>
『っあ。これは、失礼千万! 直様名乗りましょうそうしましょう! ワタクシは、ノイル。〝真髄のノイル〟と、申します』

黒斗GM:『見たところ何かの催し物ですかなおっとこれは美術品で御座いましょうかいいです ね芸術はワタクシも大好きで御座います何が宜しいかといえばやはり一つ一つ違う人間の個性というものをまざまざと見せつけられるところが何とも奇妙愉悦と でも言い表すといったところでしょうか当然生き物なのですから見た目が違うのは当然にしても内面の相違がこれほどまで如実でありますれば創作という言葉一 つとっても大変感動すら覚え……。……ぅん?』
黒斗GM:@
黒斗GM:@
黒斗GM:@P.M.15:00
黒斗GM:@デジマ月光支部
黒斗GM:@正門前、駐車場
黒斗GM:@
「チクショウ、なんで、よりによって、こんな時に、爺居ねぇんだよ!?」

「……クソッ。もういい、イツキ、車出せッ。無い、なんで、ああそっか出払って……」

「確かカガリビさんの車がこっちに整備出されてたよなアレ持って来い!
 なに、クカイの物資輸入に使うだ!? ンなこと言ってる場合か!」

黒斗GM:@
デジマ学園が異貌に占拠された、らしい。しかも場所は小・中学校区、ただでさえ人間が多く集まる場所だというのに本日は美術展なども展開されて大変な込み ようだと聞く。ういえばうちのメンバーも二人程、運営委員補佐役に連れ去られていたような……などと、ハイリやルナが思い当たった辺りで怒号を上げていた アーガードが振り向く。

黒斗GM:@
アーガード
「二人共、現場に行くぞ。足は貰った、ここにいても情報分かんねぇからな行くぞ」

黒斗GM:@と、いったところからロール開始。
ハイリ:あんな所まで入り込める異貌なんてそうそういないと思うんだけど…まぁ今は急ぐのが先だね。
ルナ:そうなるね…事情は現場についてから考えよう。
黒斗GM:アーガード>(整備に出されていた、カガリビのハマーを無理やり引っ張ってきて乗り込み)シートベルトしとけよ。
ハイリ:(車に乗り込んでシートベルトしつつ)オッケー。…というか、さっきからイオンの携帯に電話してるんだけど、全然繋がらないよ(アバターカイトに只管リダイヤルさせまくっている画面を見つつ)
ルナ:みんなもどうしてるかな…と、了解です(しっかりシートベルトしめて座り込み)
黒斗GM:アーガード>何が困るって情報がないのが困る。ああ、そうなんだ、電話が繋がらねぇ。……学園の中ならまだ分かるが、あのあたりに居る奴等全員とだ。流石にあそこらの区画全員血祭りに挙げられたとは考えにくい(アクセルを踏み込み発進)
ハイリ:まぁ、もしかしたら今交戦中かもだけど…アーガード、キリヤはどこから連絡してきてたの?
黒斗GM:アーガード>学園の中から。あれ以降、連絡が取れねぇ。デジマ支部に向こうからの連絡がなくなったのもその時間だ。
ハイリ:…電波妨害? そんなハイカラなことできる連中じゃないしなぁ。あぁ、やっぱり情報が足りないや。
ルナ:学園に支部に…何そのテロって感じだね。敵は人間、異貌?
黒斗GM:アーガード>(硬いハンドルを無理くり回しながら大通りへと突っ込み、かっ飛ばし車間をかなりギリギリの間隔でぶち抜いて爆走中)キリヤからは異貌らしいものと聞いたが……さて、電磁波をどうこう出来るヤツなんて居たっけかなぁ…
ハイリ:うーん…今のところ確認できる異貌でそういうのは。もしくはどこかからそういう兵器とか、魔道具を手に入れたとか?
ルナ:電気を操る異貌…とかなら、いるかも?何にせよ相当な規模で電波障害起こしてるなら、かなり強力な能力か兵器か魔道具だよね。
黒斗GM:アーガード>そういう道具だとしたら、そんな輸入ルートを持ってるのはハシヒメんとこ位か。そういう能力だったら、尚拙い。うちは知っての通り、サイエンスってのには弱いからな。弱いとこにそんなもん持ってこられたら戦線に異常来たすぜ。
ハイリ:ハシヒメ勢がこっちに出張ってくる可能性が少し低いけどね。能力か魔道具か…結界でも張られたかなぁ。
黒斗GM:アーガード>撃墜だけでも鬱陶しいってのに、なんでアイツ等、人間への嫌がらせみたいな能力持ちが多いんだ……
ルナ:異貌が科学技術を輸入…想像するだに恐ろしいねぇ。なるべくそっちは無い事をお願いしたいや。
ルナ:長年人間と戦ってるせいで、そういう風に進化してるんじゃない?
ハイリ:ここの異貌は基本的に人間相手して長いもんねぇ。
黒斗GM:アーガード>結界……ふむ。ああ、そうだな、イヤな進化しやがるぜ全くもう嫌になるわ本当……
@ぶつくさ言いながらも巨体を揺らして走る軍用車両。急いでいるせいもあるだろうが何時もよりずっと荒い運転のせいで車内はがったんごっとん揺れているせいか、ふと、ルナは下腹がやや痛く。ハイリの刀がぺきぺきと妙な音が……

ルナ:まったく厄介ですよねぇ…にしても安全運転…とか硬いことはいいませんけど。(お腹押さえて)
ハイリ:ちょ、ちょっとアーガード。速度は維持していいけどもう少しさ…(刀の鞘を抑えて)……って、ぺき?
黒斗GM:アーガード>悪ィ。無理だ。普通のなら慣れてんだけどカガリビさん用だからギアとかいちいち重いんだよコレ……!
ハイリ:事故ったら泣く(
ルナ:事故だけは避けて、飛ばしてください(
ハイリ:まったくー、うちの子はデリケートなのに(ぶつくさ言いながら刀を鞘ごと腰からぬいて抱き込んだ)
黒斗GM:@
ただ、しかし、運転が荒いだけというせいにしては妙な痛みと音の立て方である。
しまいには、腹の、ルナのヘソ周りがじわじわと熱を持ち。刀の柄あたり、鍔の付近までもがやや温度が高くなって来る

ハイリ:…………。
ルナ:……なんか、変な感じ…というかやたら熱い?
ハイリ:ルナ、なんか変だ。
ハイリ:暮月? どうかしたかい?(鞘をぺふぺふ、子供あやすように柔く叩いてる)
ルナ:こっちもお腹の具合が…(自分の下腹撫でて)
黒斗GM:@
違和感を感じて、ルナはすこしばかり服をまくり上げてみれば良い。ハイリは、柄を見つめれば良い。そうすれば、そのあたりに、虹色の……常識的に考えれば 単色しかありえぬはずの魔力が七色の光を放ち始めている。特にルナなどは臍の周りに炎のような紋章が、人造宝具を受け取った時に刻まれた刺青が強く浮かび 上がっている

ハイリ:…ルナ、ボク目がどうかしたのかもしれない。
ルナ:……って、何これ?…えっと、宝具が反応してるの…?いや私も目の錯覚なら良かったんだけどねっ
ハイリ:明らかにそうだよねっ? なんでこのタイミングで宝具が…?
黒斗GM:@
何らかの干渉を受けているのは直ぐに分かる。そして、それの発信源も。
それの発信源はこれよりやや先。とある商用ビルの真上——

黒斗GM:@
太陽の光をすっかり吸收できるような黒髪と、あざやかな金色の瞳をした少女が人差し指に七色の魔力を表しながら立っていた

ルナ:……あっちから?(窓からそちら振り向き)…誰?!
ハイリ:(上を見上げて)女の子…? いや、見た目はたしかに女の子だけど。あれは…ッ
黒斗GM:エイボン>……(人差し指を、ゆっくりと、裏道に向ける)こちらは、だめだよ。あちらに、行きなさい。
黒斗GM:エイボン>あちらが、近道だ。(唇を大きく広げて。声は届かないものの、唇の動きを読めるように、伝え)
ルナ:え、何、なんですかっ…あ、あっちって…?(人差し指の先を目で追って)
ハイリ:よ、よく分からないけど…アーガードッ! ルート変更、あっち行って!?(体を乗り出して裏道指差し)
ルナ:なんか近道っぽいので、お願いします!
黒斗GM:アーガード>え。なに。どうしたの!? ……っと、うぉおおぃ急だぞ畜生!?(何やら騒がしい後ろを振り返ったのも束の間急な指示にもよく反応し、みたところは何の変哲もない裏路地へとハンドルを切り、ドリフト気味に方向転換。そちらへと、走り出す)
ハイリ:って、思わず従ったけど。あれ、マスターエイボンだよね。どうしてこんな所に…?
黒斗GM:エイボン>そうそう、そちらだ。……それでは、行っておいで。頑張ってね。(にこりと、笑みを浮かべながら、緩やかな動きで手を振り)まあ、これぐらいはいいだろう。私の大切な出店場所を汚した罰だよ、アイツめ……(皆に背中を、翻し——)
ルナ:さあ…でも、あの人クラスの存在が一枚噛んでるなら、この事態にも納得できてしまいそうで嫌だ…
ハイリ:…頑張ってねって言わなかった、あの人。
黒斗GM:エイボン>……オシオキだ。(指と指を重ね合わせて、パチンと、乾いた音を鳴らし)
ルナ:言ったような…うわぁ、不安。
ハイリ:……益々不安になってきた。何が居るのさあっちに…。
ルナ:……ちゃんと収集できるのかなぁ、この事態…しなきゃいけないんだけどさ…
黒斗GM:@
景色が変わった。つい今までの裏通りから急激に海の見える景色、
右を向けばデジマ港が見え、左を向けばデジマでは珍しい電車が通る、そんなところに急激に皆は投げ出され。

黒斗GM:アーガード>ぬぉああああっ!!?(急ブレーキ)
ハイリ:Σおおおおおおおっ!!?
ルナ:あ、やっぱり転移用意してたんだ…ってわわわわわぁ?!(シートベルトがしぃ)
黒斗GM:@
急ブレーキをした車はのぶとい車輪でアスファルトに真黒い轍を残し。直線上にたまたまいたスフェラを跳ねてから停止した

黒斗GM:アーガード>あっ
ハイリ:あっ
ルナ:あっ
ハイリ:スフェラ>(ぐったり)
黒斗GM:アーガード>……(サイドレバーを押し上げ、キーを抜き、ゆっくりと車から降り)……到着したな!
ルナ:……到着だね!
ハイリ:そうだね!
ハイリ:スフェラ>無視すんなコラァッ!(がばっ)
ルナ:いや、ごめんなさい、つい。いえ、今はそれどころじゃないんです!(
黒斗GM:アーガード>そう、悪気はないんだしこれぐらいでそう怒るなよ!
ハイリ:スフェラ>げふっ…(血吐いた)くっそ、どうしてこう軽いノリで死にかけるんだ俺は(アーガードにアイアンクローかましつつ)あぁ、それどころじゃねぇのは分かってる。
黒斗GM:アーガード>あばばばばばば
ハイリ:スフェラ>(ぎりぎり)どうしてなにもない所からとか、そういう「お前たちだし」っていう理由でなんとでもなる事は今更聞かねぇよ(
ルナ:話が早くて助かります(
ハイリ:スフェラ>(アーガード開放)
黒斗GM:@
……それどころじゃない。なるほど、その通り。真正面を改めて見てみれば分かるだろう。結界が、張ってある。護身法鬼の称号を持っているようなスフェラがその場で立ち往生するような、見たこともない、墨のような結界がデジマ学園を覆っているのが。

黒斗GM:アーガード>げふっ……。……で? 何この馬鹿デカいブラックボックス?
ハイリ:スフェラ>見ての通りだ(よく見ると首周りの刺青以外にも、うっすら光る文様が顔やら手やらに浮かんでる。フル出力状態らしい)
ルナ:……もしかしなくても、これで中の状態は分かってなかったりしますか?
黒斗GM:アーガード>(自分の携帯を見て)通じなくなってやがる。(車の中に放り入れ)こんなもんがあるとはな。
ハイリ:スフェラ>今まで生きてきてこんな規模がでかい上に馬鹿みてぇな結界、師匠の以外じゃ見たことねぇよ。
ハイリ:うーん…予想があたって嬉しいやらまったくもって嬉しくないやら。
ルナ:厄介な…なんとか、解除の目処は立たないんです?私の狂骨でもこれは無理ですよ多分。
黒斗GM:アーガード>オマエの師匠も大概馬鹿げたもんを使うがそれクラスか。参ったな……見たところ……中身が見えないのは勿論のことだが電波妨害に(周りを見て……)……方向感覚が狂うらしいな。見てみろ、二人共。通行人が、ここから離れようとして行き成り回れ右してやがる
ハイリ:(言われた方を見て)……本当だ。
ハイリ:スフェラ>さっきから解除しようとはしてるんだけどな。正直目処も立たねぇよ。
ルナ:ありゃま…私たちまで認識できなくならないのは不幸中の幸い、でしょうか…立ち往生じゃだめですけど。
黒斗GM:アーガード>二人も一応解析に回ってくんね? オレァだめだわ。こういうの、さっぱり……
ハイリ:スフェラ>糸が通る穴すら満足に作れねで感じだな。あー、師匠がいたらよかったんだが。ちょっと、俺も休憩…
ハイリ:んー、じゃあやってみようか。(結界に近づき、すれすれまで手翳して発される魔力を自分に通そうと)
ルナ:解析は私もやりますけど、専門に近いスフェラさんでだめとなると…まぁ、休んでてください、交代しますから(結界の前に立ってじっと観察し)
ハイリ:スフェラ>(アーガードにさっき跳ねられて負った怪我の治療してもらってる)
黒斗GM:アーガード>悪かったって(治療なう)
黒斗GM:@
ハイリの手から入り込む魔力。それは、どうにも巧く例えられないが強いて言うとすればヘドロの塊だ。鼻孔から、目元から、臭気が鼻をつんざき蹲るような。 臓腑を撫でられるかのような不快極まるそれ、こんなものを一般人がまかり間違って浴びた日にはいかな東方人でも卒倒しかねない。

黒斗GM:@
ハイリにはそれだけしか分からないがルナはその魔力以外にもふと以外な既視感を覚える。これは、そう、たしか、思い返してみれば。随分と形式こそ違うもの の、とある神社、その社近くに異空間をこしらえていたあの変な生き物の。いいや、それらが喚んだあの二人、巨大な槌を扱う戦士と、魔導書の胸に輝いてい た……——

黒斗GM:@
黒斗GM:@
黒斗GM:@P.M.15:36
黒斗GM:@
『ふぅ〜むふむふむ? すっかりとことん困り果てました、ほんの偶然、些細な運命の悪戯にございます』
男の形をしたものが、わざらしい身振り手振りで困った仕草。

黒斗GM:@
『まあ? ちょっぴり? シズカ様あたりが道を誘導なすった節があるようなないような気も致しますが……
……とりあえずメチャ偶然に御座いますのでワタクシも不幸な身の上なのですよ? 喚ばれたからにはお仕事しますけれど』
下半分だけではあるが、まだ歳若いようにも見える口元に手を当てて悩ましげな仕草。

黒斗GM:@
飛沫が上がる、真っ赤な飛沫が跳ねる。
『……まあ、ね、もうね、何がバッドラックってばっさりやられた方が本日のMVP〜でございますがねご愁傷様』

黒斗GM:@
切断された警備員達と、それから流れる血に浸された地面。
恐怖にやつれ地に伏した子供達と、敵愾心を向ける大人達に溢れる地面を、
歩きながら彼は一枚の紙切れを手に取った、ついでにペンのキャップを外し、

『ところでお聞きしたいのですがこれに名前を書けば宜しい? いえ何、来訪者たるもの最低限の礼儀はね』

黒斗GM:@
黒斗GM:@P.M.15:16 P.M.15:26 P.M.15:—— P.M.13:20P.——.15:36——————
黒斗GM:@
黒斗GM:@
まず最初に動いたのは学園に雇われている警備員、男の発する不気味な魔力に耐え切れなかったのだろう。
半ば以上自棄のように突撃して行きそれに気付いた男が咄嗟に手を振るった瞬間……
……縦に真っ二つ。斜め袈裟斬り、胴抜き、等々綺麗に、実に鋭利な切断面を見せて切断されてしまった。

黒斗GM:@
そこからはもう大混乱、それらを見た一般人である生徒や父兄達が恐怖に慄き逃げ出し、
月光支部員達はそれらを援護するが為に立ちはだかる。
それらも腕の一振りで切断。

黒斗GM:@
一瞬の内に何十人も解体し、または重体を負わせてしまえば恐怖の波も加速。
あっという間に小・中学校区を席巻した。
我先にと逃げ出す者も居る、常時から行われている避難訓練通りに逃げ出そうとした者も居る、
しかし全員、逃げられはしない。

黒斗GM:@
何時の間にやらそこに結界が張ってあるのだ、抜け出せないよう、
この場から足を踏み出せないよう巨大な漆黒の結界が出来ていた。

黒斗GM:@
デュナン達は、避難させるにも、ノイルに攻撃を加えるにもどちらも他の人間が邪魔で出来ずにこの状況を作らせてしまい、
死屍累々と茫然自失な人間達とその元凶が在る中庭に残ったまま。どう、攻めようか、逃げようか、そんな思惑をして……
……その後ろに、かな〜り遠くの方に見覚えのある二人の姿を見つけた。ハイリと、ルナだ。

黒斗GM:@
……ルナは、どうにもこの結界の質が理解出来たらしくハイリの魔力も借りて奮闘。狂骨もよく頑張ったらしい。
ただ、頑張り過ぎたのか魔力にはやや疲弊が傍目からでも見られるのが手痛いところ。

黒斗GM:@
しかし、速い。この、ノイルが現れ強行に及んでからものの五分もしないうちに此処まで来た。確かあの二人はここから随分離れている自然公園にて夕食の仕込みや自由時間を過ごしている筈だが……。……と、こんなところからスタートです。

黒斗GM:@おまたせしました。デュナン、ラセツ、共々喋っていいですよ
ハイリ:固形魔力持ってきてればよかったね…ルナ、大丈夫?
ルナ:ぜぇ、ぜぇ…予想外な魔力の質で、予想通りに手強かった…!(固定魔力で失った魔力をある程度補完しつつ)
黒斗GM:@ちなみに、ノイルはまだ、結界を破壊されたことにも、ハイリ達の存在も気づいていない様子。
ハイリ:ええっと、それで状況は…?(辺りをきょろきょろ)
デュナン:……忌々しい。現場に居ながらこうも安々と……!
ラセツ:(は、アイツらぁ…)
ルナ:…と、あ、デュナンにラセツっ。とりあえず無事で良かった…(きょろきょろ見つけて)
ハイリ:ずいぶん遠くに居るねぇ。…と、いうか、ルナストップ。
ハイリ:あの、さっきの結界と明らかに同じ気配を漂わせてる御仁がいるんだけど…。
ルナ:……あぁ、本当だね。ってことは、アレが今回の元凶?
黒斗GM:ノイル>『んっん〜。のいる・あてんど……。……おっと、こうしたほうがお洒落? ふふふ〜ん。Noil・atnad! こう!』
黒斗GM:ノイル>(good! と、腰をクネっと捻りながらステッキをくるくる回している)
ハイリ:まだこっちには気づいてないようだけど。まずいなぁ…人が多い。
ラセツ:(やっぱそうきちゃうよなぁ、テメェらちゃん。って、ナイスハイリィ、あとで頭なで てやんよォ) ……。(両腕をだらりと下げて上体を弛緩させ、足を左右に広げた独特の構えを取る。方向は無論、ノイルへと終始一貫して向けられており、こ れ以上に被害が出ないようにと、注視している。)
ルナ:気づかれずに近づけるかなぁ…案外気づかれなさそうだなぁ、とも思っちゃうけど(
ハイリ:なんかクネッてるしね( とにかく、さっき開けた穴から一般人を外に出さないと。
デュナン:(二人には気付きつつもあえて素知らぬフリをし)おい、そこの。礼儀云々を抜かすなら、名乗るだけじゃなく用件を言え。それ次第で今後の接待内容を考える
ハイリ:早くしないと此処の人達も危ないし。…ルナの空けた結界の穴を維持してるスフェラもあぶなそうだ(
ルナ:っと、そうだね。なるべくこっそり誘導していこうか…向こうが気を引いてくれてるうちに。
ラセツ:(デュナン同様、二人には素知らぬふりをしている。) ついでに言うなら、ここの美術品の賠償して貰いてぇもんだがねぇ。更に言うなら、大人しくお縄についてもらおうかァ。
黒斗GM:ノイル>『覚えて頂けましたかな皆様方そこの貴女様などいかがでしょうか可愛らしいお嬢様でェ〜ございますねえ』
(今のポーズが気に入ったのか、また一歩、踏み出す度にくねくねと腰を捻りながら……血の海の中に膝を屈している、小学生高学年ぐらいの女児の頭を鷲掴み。わっし、わっしと、撫で回しながら。うんうんと一人で勝手に頷き手を放し二人を見た)

黒斗GM:ノイル>『用件?』
ハイリ:とりあえず向こうがこっち見てないうちに…そうだ、キリヤもどっかにいるんじゃなかったっけ。
ラセツ:(足元や展示されていた作品へと視線を流す。あの切断の広さだ。当然のように血と臓腑で汚された日常を見て、腹立たしさに笑う。)
黒斗GM:ノイル>『……ああ! ああ、そうそうそうそうそォ〜でございました! ワタクシ! 実はァ〜……』
黒斗GM:ノイル>『これっぽっちもここに用事など御座いません』
デュナン:ほう
ラセツ:へえ
ラセツ:んじゃあ、今しがた、ここの人間をバッサリやったのはどんな理由でぇ?
ルナ:見つけられるかな…?(声をやや潜めつつきょろきょろ)
黒斗GM:ノイル>『ん〜酒の席での無礼講が如しその場のノリ? みたいな? いえね貴方がたも先の席では十分お気をつけ下さいねワタクシなど以前故郷の宴にてちょ〜っとお酒を飲み過ぎちゃったらまさかまさか上司の上司を池に叩き込みましてねェ〜』
ハイリ:避難誘導してもらうならその方がてっとり早いんだよね。ボク達はあれ相手したほうがいいだろうし……って、何か変なこと言ってるあの人。
ルナ:なんか、言動が螺子飛んだ感じの相手だね…
黒斗GM:ノイル>『あの時は酷い目に遭わされました。ハハハハハハハ!』
ハイリ:そしてそれ笑い事でいいのかどうか…
デュナン:経験があるなら話は早いな。たとえ無礼講の席だろうが、狼藉者は相応の報いを払わされるって事は知ってるだろう
黒斗GM:ノイル>『いやはや懐かしや我が故郷もう何年帰っていないのやらとはい何で御座いましょう? 狼藉?』
ルナ:ツッコんだら負けなのかなぁ…
ラセツ:ならもう一回池に頭から放り込まれて酔いを覚ませよ、テメェ。よぉくみろ。ココが酒の席に見えんのかァ。ラリってんならシんじまえよ今すぐココで。
オレ様はソウイウのでイイんだよ。ボケやってシバかれるのがオレ様の酒の席の嗜みなんだからなァ。…あと気安く子供に触ってんじゃねえよォ。汚れるだろうがぁ。

ハイリ:まぁ、相手にすると余計舌が回りそう…あ、キリヤいたっ
ハイリ:キリヤ>(位置的にはノイルの背を見る辺り。デュナン達よりはルナに近い位置で、座り込んでしまった人を介抱してる)
黒斗GM:ノイル>『ああんそんなヨゴれるとは何事ですか酷いや全く酒の席でもないのに年上にそれはありませんよ少しばかり酷い。それに……。……おっと言いましたかな此れ? ワタクシは、〝そういうもの〟なのですよ』
ルナ:あ、ほんとだ。あのーっ(小声で呼びかけながらキリヤに近づき)
黒斗GM:ノイル>『ワタクシは、切断する者、ワタクシはこうあるべき者。昨今それを忘れるものが居ていけないそれが御役目か何かでございましたら話は別ですがそこに! 人が居れば!! こうしなければ!!!』(胸に、手を当て、大きく上体を反り……)
ハイリ:キリヤ>え? …っあぁ、皆さん…。(声を潜めて)中に入れたんですね、よかった。あれから携帯も繋がらなくなってしまってどうしようかと…。
黒斗GM:ノイル>(右腕を、大仰に、天を仰ぐように、広げられ)
ラセツ:年上を敬うのは確かにその通りだろうがなァ。敬うことを催促するのは器が知れるってモンだぜぇジジイ。
デュナン:……ああ、そうか。語り論じるだけ無駄な相手ということがよくわかった。もういい、ああ、もういい……
ルナ:まぁ、なんとかかんとか入ってきました。まだ外への穴は開いてますから、そちらから皆を非難させてくださ…って、何か来る…?(キリヤからノイルに視線移し)
ラセツ:切るなら真っ先にテメェ自身を切断しまくれよクソッタレがァ!
黒斗GM:@——瞬間。攻撃の意思などは、カケラもないのだろう。それは、分かる、分かるが しかしその胸のうちには苦いものが……などというレベルではない。近くにいるデュナン、ラセツでさえ、ほんの少しでも気を抜けば今直ぐその場で膝を屈しか ねない程の。強大、まるでヘドロのダムでも決壊したが如きどろりとした大量の魔力がその身から放たれた!
ハイリ:ッ……さ、さっきのより酷いよこれ…
ルナ:…ちょっと吐きそう…この距離でもきついって…
黒斗GM:ノイル>『こうしなければ〝悪魔〟とは、やっていけるものでは無いございませんかァァアァッ!!?』(高らかに、吼えた)
ラセツ:ち、そのクソみてぇな魔力ぶちまけてんじゃねえよォッ!!(舌打ちしながら『腐食の 汚泥』を全身から滲ませた魔力で形成し、続いて魔力から身を守るために『腐食の武装/全身甲冑(コスト3)』で体をコーティング。更に、その鎧の中に『腐 食の汚泥』をたっぷりと詰め込む。)
デュナン:(義腕内蔵のカートリッジを全弾使用して背を押す風に転化、全身に速度を叩き込む。リコリスの魔力浄化で押し通るのではなく、ヘドロのごとき魔力を体で割って、前傾姿勢の高速で直進し)
ハイリ:……今、聞きたくないのが聞こえたけど。ルナ、行こう。できるだけ避難の時間を稼がなきゃ。
デュナン:(跳ぶというよりも飛ぶような二歩で、ノイルとノイルに頭を撫でられていた女児の間に割り込み、)——もういい。お前は黙って命だけ置いていけ
ルナ:すごーく聞きたくない言葉を聞いたね。…ん、行こうか。
ラセツ:悪魔だァ? それならこちとら、悪鬼様なンだよ。ジジイはさっさとクタバッテ閻魔に許しでも乞うンだなァ。
黒斗GM:ノイル>『ご賛同、痛み入る!!』(甲高い音を立てて、ステッキの先端を地面へ突き立て、姿勢を正して)
黒斗GM:ノイル>『ご賛同、痛み入る!!』(甲高い音を立てて、ステッキの先端を地面へ突き立て、姿勢を正して。臨戦態勢へと入った二人を目視し、頷く)
ハイリ:それじゃあキリヤ、後はお願いするよっ(刀の柄に手を添えながら、身を低くさせながらノイルの背後へと地面を滑るように駆け出し)
黒斗GM:@女児は。その周りに居た人間達は、彼らでさえ膝を屈するような魔力を一身に浴び。ついには、口から泡を吹き、白目を向く中で、デュナンの背中に阻まれ精神の決壊だけは免れたかのように有様で……ただ、女児の手が、デュナンに礼を言うようにそっと彼の袖を掴む。
ルナ:宜しくお願いしますっ(剣に手をかけ、足音を潜めながらハイリにやや遅れつつも併走し)
デュナン:リコ!(その一声でリコリスが肩から女児へと飛び付き、ノイルの魔力を浴びせられる負担を少しでも和らげようとする)
ラセツ:(デュナンの背に続くように前傾姿勢で地を這うように駆け抜け、少女へと接近。そして、その体を武装を解除した片腕で抱えて、安全圏にまで運ぶ。) ——ご両親はいらっしゃいませんかっ!? (と、叫びながら)
ハイリ:キリヤ>(意識の酩酊を頭を振って振り払い)畏まりました…ッ。(息を短く吐いて気を取り戻すと、近くの人達の意識を取り戻させ、抱えられる人は抱えさせながら出口へと誘導を始め)
デュナン:(右手で軽く頭を撫でてやるに留め、女児の離脱はそのままラセツに任せる。自身は、突撃に用いた烈風の残滓を左腕に集めて大型風刃へ再構築。手刀の水平打ちに重ねた横薙ぎの一閃をノイルの胴目がけて叩き込む)
黒斗GM:@
魔力の、質のせいだろうか。リコリスの魔力分解が通常通りに働かない。しかしそれでも遅々とはしていても分解は進み、
発信源から遠ざけられれば随分と楽になったようで顔に刻まれていた苦悶が幾分緩まったように感じた。

ハイリ:今のがタダの与太話じゃないのなら…ッ…まさかの純正悪魔とか、冗談じゃないねッ…!(デュナンたちにノイルが注視している隙を逃さず、一気に詰め寄り)ッハアァ!(抜き放った一閃で、背中を右肩から袈裟懸けに斬りつけようと)
ルナ:……っ!(攻撃の瞬間まで声も気配も潜め、身を低くした姿勢からノイルの背中へ向けて、胴への刺突を放ち)
ラセツ:(反応がないとしれば、女児を小脇に抱えて、巨体である事と、大声を挙げられること を活かして。もう一度、呼びかける。) 生きている警備員、スタッフ! 月光の人間、いるのならココからお客様を遠ざけろ!?(ノイルへと振り返り、警戒 を向けていつでも動けるような立ち構え。)
〝真髄のノイル〟:(正面の大型風刃が。背中からの抜き打ちが。背面からの胴撃ちが。その、身体に、決して太くはない寧ろ細さのほうが目立つ身体へと寸分の狙いのズレもなく。すべてが、着弾、直撃。……衣類が、弾け飛び、千切飛び、穿たれた)
ハイリ:キリヤ>(とん、と音もなくラセツの後ろに着地して)その子を此方に。避難誘導は俺に任せておいてください。
ルナ:…どう、かなっ?
〝真髄のノイル〟:@(……手応えが、おかしい)
ラセツ:アンタ、ああ、お願いするのぜぇ。(抱えていた娘を預けて、もう一度大声をあげ る。)——ご来場のお客様、私の許にお集まりください。これより避難誘導を行います。我々がお守りいたします。どうかご冷静に。落ち着いて。我々の、私の 傍らの彼の指示に従ってくださいませ。繰り返します…——。(声は大きく、それでも落ち着けるようにゆっくりと語りかけて。少しでも迅速な避難ができるよ うにと配慮し。)
デュナン:(叩き込んだ左腕はそのまま振り抜き、抜き切ったら一度後方へ跳び退って距離を取る。飛び退きながらも空になった弾倉は上腕部から排出し、着地と同時に右手で用意した替えを叩き込んで素早く装填を行う)
ハイリ:キリヤ>いいえ、これくらいしか出来ませんので(少女を抱えてから一息して)それより、あれの相手は任せましたよ。…正直俺たちが相手できるレベルじゃありません。(そのまま集まってきた人達を連れて外へと向かっていく)
〝真髄のノイル〟:@(今まで。どれほど強大な敵にすらその一太刀、その一撃をまともに受ければ苦悶に顔を歪めたりもすれば傷の一つも付いた。それが、ない、服は弾け飛んだが、その身体。見た目通りの細身には、風刃が、刀が剣が。一ミリすら食い込んでいない)
デュナン:(またすぐいつでも飛びかかれるように身構えつつ、奇妙な手応えの正体と相手の状態を観察する)
ルナ:…硬っ…いや、それ以前の問題…?!
〝真髄のノイル〟:『……』(ゆっくりと、実に緩やかな仕草で、右手が、人差し指が、持ち上がる)『ちっ。ちっ。ちっ』(左右に揺れる)
ハイリ:なっ、まったく効いてないとか…ッ!
〝真髄のノイル〟:(その仕草が終わり次第、それを引き金に魔術が)『いけません。とても、いけない』(……発動しない)
デュナン:なら『熱』だ(装填したばかりの薬莢を二発分ロードしながら再度の踏み込み。今度は炎熱へと転化して掌握し、胴の中心・鳩尾へ左拳のストレート。打点から体の内側へと、熱の全てを叩き込もうと)
ラセツ:——あいよ、任せなァ。この祭りを台無しにしたツケは払わせてやんよォ。(キリヤに 応じる黒甲冑。ニヤ、と普段通りに笑っているのが分かるだろう。質は流石に普段とは違うだろうが、さておき。客がいなくなると同時に、交戦中域に視線を向 けて。驚く。) …オイオイオイオイ、弱ってたとは言え、上位異貌を唸らせるくらいは出来るアイツらの一撃が…無傷、だとォ?
ルナ:っ……!(さっと剣を引き、次はより脆そうな、相手の首筋を狙って、より鋭く、速く、突きを放とうと)
ハイリ:(地面を蹴って一度離れる。刀を構え直すとルナに合わせるように、背中側から心臓を貫くように体ごと押しこむような突きを放ち)
〝真髄のノイル〟:(灼熱の拳が、胴体に、叩き込まれた。打点を中心に、それ以外でさえ余熱 とも言える余分な炎熱で衣服が燃え盛り、帽子が灰と化し、全身が炎へと包まれた。首に、何キロとある鉄の塊が常識的でない速度で突き込まれる。速度では駄 目ならばと体重をも乗せた一閃が心の臓へと辿り着き。いずれもが、生々しい音を立て……)『貴方がたは勘違いされておられる』
〝真髄のノイル〟:『素晴らしい。そして、凄まじい攻め手の数々は間違いなくワタクシに通用する』(……炎が瞬く間に沈下すれば、そこには何もかも燃え尽きたはずの本人と衣服が。ついには、衣服すら貫けなくなった剣と刀が首筋と心臓にそれぞれ置かれる形としてそこにあった)
ルナ:っ…勘違い、って…目の前のあなたは、本体じゃない、とか?
ラセツ:!(何かピンと来たようだ。)
〝真髄のノイル〟:『このままでさえなければ。の、ハナシでございますが? い〜ェいえ確かに本体たるものは別途にございますれば今のワタクシはまがい物とも言えるでしょう。しかァ〜しだめなのです、通用するための条件が揃っていなければ未来永劫この侭!』
〝真髄のノイル〟:『紳士淑女皆々様……』
ハイリ:通用するための条件…? っあぁもう、この理不尽な感じ、月光にいた頃思い出して益々嫌になるっ
デュナン:ラセツ! こいつが湧いてきた絵は覚えているな!?(拳を引き、ファイティングスタイルと一歩分の間合いを維持しながら後ろも確認せず声を上げ)
ラセツ:ハ、御高説垂らされる前に、ヤるだけさァ!(地面に足跡と、そこから広がるクレー ターを残しながら走り出す。砂煙を舞い上がげながら向かう先は、仲間に囲まれるノイルではなく、——ノイルが出てきた絵画。解除していた『腐食の武装/片 腕』を再形成しつつ、飛び込みざまに絵画へとヤクザキックをかます所存。)
ルナ:まがいもの、ねぇ…何か核があるとか…って、心当たりあるんだデュナン達?
ラセツ:さっすがデュナン坊、わかってるゥ!
〝真髄のノイル〟:『……おっと。その絵はただの門、何の関係もございませんし其れ高いので後で賠償金払わされると思いますが』
ハイリ:ハズレかっ…大丈夫キミが壊したことにするから。
ラセツ:賠償金よりもテメェの作者がお縄になるのが先だァ。
〝真髄のノイル〟:@(ヤクザキックを喰らいひしゃげ飛ぶ絵画にちらりと値札が光った……)
ルナ:この騒動でどうせうやむやだね!
デュナン:知るか。もうお前の戯言には金輪際耳を貸さん。賠償責任は全部貴様行きだ
〝真髄のノイル〟:『何と非道なたまに思うのですが人間ってワタクシ達よりゲスいことあります』(ステッキを持った左手。空の右手を、左右へ広げ)
ラセツ:でも、門を閉じちまえば、もうあの魔力がコッチにくるこたぁねぇよ。
〝真髄のノイル〟:『気を取り直して』
〝真髄のノイル〟:『では、もう一度!』
ラセツ:……は、しまったあああああああああああああああああああああ
ハイリ:いいや。…この魔力はこいつ本人から来てるようだけど。ッ、なにか来る…!?
ルナ:もう一度ってなにさ…っ!
ラセツ:絵が門なら、その門にコイツを叩き込めばよかったぁぁ!!!(ぁ
ラセツ:で、何さ?(相変わらずマイペース)
〝真髄のノイル〟:(全身から、どろりと、ずるりと、あの、不快感しか感じない魔力がその身から溢れ出る)
〝真髄のノイル〟:『お初にお目掛かりますればこの度、御拝顔の栄に処しましたるこのワタクシ!!』
〝真髄のノイル〟:『〝真髄のノイル〟と申します!』(ステッキを一度大仰に振り上げ、不必要な動作で皆にぴたりと先を止め——)
〝真髄のノイル〟:『……さて。貴方がたの銘その性その有り様をあらわす、お名前は何と申しましたりましょうや?』
デュナン:(何となくステッキの照準を避ける)
ハイリ:名乗ったらひょうたんにでも閉じ込めないだろうね。
〝真髄のノイル〟:『今度作っておきます』
ルナ:…この場合だともっと嫌なところに連れ込まれそうだけど。…ルナ・ホーリック、だよ。
ハイリ:作らんでいい。
ハイリ:(悪魔に名前名乗るのとか久々だなぁ。わーいとか喜べるシチュエーションじゃないのが残念だけど)ハイリ・ミサキ。
ラセツ:傾くのはオレ様の好みだがよォ、テメェはちぃとばっかし気に障る。…が、答えないのは無粋だァな。
〝真髄のノイル〟:『ルナ・ホーリック様。ハイリ・ミサキ様』(確認するように、二人へと暗がりが溜まったような顔を向け)
ラセツ:オイ…、ガン見してんじゃねえよ。(がるるる)
ラセツ:そいつら嫁入り前なんだからなァ、綺麗で可愛いからって気安く声もかけてんじゃねぇよ、耳が腐れるぜぇ…。(ぐるるる)
ルナ:そうだよ。えらく拘るね(半眼で見つめて)
ハイリ:まぁ、名前って大事なものだけどね。男性陣も早く名乗ってこの顔で見つめられるといい。
〝真髄のノイル〟:(ステッキをまたくるくると回し)『世は劇画が如しもの。この場はワタクシが造り上げた劇場……』
〝真髄のノイル〟:『お客様のご記入はお求めいたしませぬが。舞台に上がるのならば役名の一つや二つはなければ』(かんっとステッキを地面に突き)
デュナン:……演劇形式の特殊結界術式……「役者」でない者から「役者」への干渉を拒絶する、ということか
ラセツ:その畜生に相対しますは、鬼神羅刹。ラセツ・オニガミでございます。命尽き果てる間 際までの刹那のひととき、お付き合い頂きましょう。(ノイルのノリに合わせての口上。『腐食の武装』を全身鎧から、野太刀へと再形成して。、恭しく自身の 胸に手を当てて頭を垂れる。揺れる、短くなった赤髪が慇懃に揺れる。)
〝真髄のノイル〟:『ご明察』
ハイリ:まぁ、幸いかな。観客とエキストラには上手くご退場してもらえたけれどね。
〝真髄のノイル〟:『Excellent!』(指をびしっとラセツに向け)
ハイリ:あ、デュナンの名前はこっちで教えてもいい? マンゴーって(
〝真髄のノイル〟:『マンゴー? 果物?』
ハイリ:ううん、マンゴーマン
ルナ:妙に芝居がかったやつだと思ったら、能力までお芝居とはねぇ…ハイリ、それだとハイリの名前はけもみあたりになるんじゃないかな(
デュナン:その前に自分で「デュナン」と言ってるだろうがコラ
ラセツ:お褒め頂き、歓喜の極み。(野太刀をステッキ代わりにノイルへ突きつける。)
ハイリ:じゃあルナがだめっ娘になっちゃうよ(
ルナ:だめっ娘言うな。せめて特攻で(
ハイリ:それもどうかと(
デュナン:自覚があったか。あったんだな?(ぁ
ハイリ:あぁ、でもちょっと懐かしい。今現在東方各地でばらばらに封印されてるどこかの悪魔の対象も、舞台がどうとかいい役者だとかいってたよ。
ハイリ:まぁ、あれは単に中二病っぽかったけど(
〝真髄のノイル〟:『ラセツ・オニガミ様。デュナン様。』(先程から散々遊んでいたステッキを、指から離し)
ラセツ:誰だその悪魔?(
ルナ:(すっと目をそらしつつ/ぁ)さぁ、舞台にあがったところで仕切りなおしかな?
ハイリ:サタン(
〝真髄のノイル〟:『紳士淑女皆々様——』(地面に、吸い込まれるように溶けて消えた。)『——役名ご記載致す』(帽子を、深くかぶり直し)
ラセツ:魔王なにやってんだ(
ハイリ:ちょっとアッパーなテンションだったんだよ、ボクがバトった時の魔王は。
ルナ:やめてよハイリ、コレがもし魔王の関係者だったらとか考えちゃうじゃない(
デュナン:役者以外は役者へ干渉できないくせに、役者からはオーディエンスを殺戮し放題とは、何とも都合のいい演劇空間だな
ハイリ:HA HA HA! やだなぁルナ、やだなぁ……(
ルナ:…もしフラグ成立したら、晩御飯おごってねハイリ(
〝真髄のノイル〟:ハハハハハハ。役者とは観客に持て囃されるものでございますればソレはつまり彼からは届かず我からは手を触れられる証左であるのです。舞台の上とは、いわば一種の神域、とてもとてもただの人間には届かぬ領域。
〝真髄のノイル〟:そう、ただ、殺戮される者では。そう、その中で、ワタクシに立ち向かわねば。(どこか遠くだった声が、近くなった)
ハイリ:(人気のなくなった周りを見て)奢りにならないことを祈る( 
ラセツ:ああ、丁寧口調かったるーい( そしてとんでも理論に立ちそうなフラグがぁ。(
ラセツ:もう舞台完成してねぇ?
ルナ:まぁ、幕を引けるかは私たち次第って言いたいんでしょう、このヒトは。
〝真髄のノイル〟:@(よくよく、見てみれば。つい今し方、ほんの数秒前、それまでには見えなかった顔上部の暗がりも無くなっている。帽子をかなり深くまで被ってしまったのでやはり布で隠されて見えないことには見えないが)
〝真髄のノイル〟:ご明察。
ハイリ:アドリブだけで通す舞台なんて。……いつものことか。
ルナ:いつもどおりじゃない。
ラセツ:なあに、諧謔(スケルツォ)は得意分野だろ、違うかよォ?
ハイリ:むしろ台本があった試しがないね!(
デュナン:たしかにいつも通り過ぎるがそこにこの大惨事を含めたくはないな
〝真髄のノイル〟:やはり、ヒトとは。かくあらねば……久方ぶりの、ああ、五千年ぶりの人間との共演にございますればワタクシも……
〝真髄のノイル〟:楽しませていただきましょう。さあ、構えて?(手品のように。左手に、一枚のトランプが現れた。柄は、キング)
ルナ:…5000年前かぁ…(ハイリちらっ)…言われなくても。(剣を構え)
ラセツ:5000年前…。ジジイっていうのはよそう、あんちゃんに訂正。(野太刀で脇構え/ぁ)
ハイリ:あぁ、久しぶりに悪魔と戦うんだ。気合入れてやらせてもらうよ。(収めた刀の柄に手を添え)
デュナン:魔力も口調も何もかも、存在自体が鬱陶しい。ここを荒らした落とし前は付けさせるぞ道化師(緩く五指を開きながら、胸前で前後に掌を構え)
〝真髄のノイル〟:タイトルは、そう。これがいい、やはりこうだ。『ヒトたりし』!
〝真髄のノイル〟:@







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<感想>
何か出てきましたね。
そして
悪魔とかシズカかと5000年とか上司池に突っ込んだとか、ヤバ目なワードが山ほど。
これからどんなことが起こってしまうのやら、久々に阿鼻叫喚系の敵が出てきてワクワクしている自分が居ます(ぁ
あとノイル妙に印象的なキャラですよね、人の話を聞かない系マシンガントークって。裏で頑張ってタイプしているであろう黒斗GMはお疲れ様です(ぁ



<賞金状況>
エドワード:7.7億
エイル :16.5億
クロエ :17億
ルナ  :31億
デュナン:37億
アカネ:50億
ラセツ:50億
イオン :70億

<今日の死亡カウント>

現在合計…… 154回

<スフェラの青春カウントダウン>

残り……    47日(10/7日時点)