コアオハナムグリ

小青花潜虫 (コガネムシ科)


ヒメジョオンに来た緑色型(通常) ヒメジョオンに来た褐色型(var. ferruginosa)
2001/10/13 山武郡芝山町小池 2003/4/29 千葉市緑区
コアオハナムグリ (コガネムシ科 ハナムグリ亜科 ハナムグリ族 ハナムグリ亜族)
Oxycetonia jucunda  (Faldermann, 1835)
分布 国内: 北海道、本州、四国、九州。 平地~低山地に汎く分布する。島嶼では国後島、佐渡、伊豆諸島、隠岐、対馬、壱岐、五島列島、甑島列島、種子島、屋久島。
県内: 一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。
国外: 朝鮮半島、中国大陸、シベリアに分布する。
変異 形態: 地理的変異は知られていない。通常は緑色だが、稀に褐色を呈する個体(var. ferruginosa Reitter,[1899] )が見られる。
季節:
性差: ほぼ同型。♂は触角の鰓状部が長い。♀は一般に♂より大型。
生態 環境: 草上性。草原。各種樹林の林縁など。幼虫は地中性
発生: 年1回。3月下旬~6月、9月~11月初頭に姿を見せ、夏季には一時休眠する。卵から成虫まで1年~2年程。
越冬: 幼虫(非休眠)。
行動: 完全な昼行性。草原や林縁を活発に飛翔するが、しばしば群集して花粉を食べる姿を見かける。求愛や交尾の花上で行う。夜間は地上の落ち葉の下などに潜み、活動しないので、燈火に飛来することはない。
食性 幼虫: 食植性/腐植土
成虫: 食植性/花粉。一般に草本の花を好むが、広葉樹の低木の花にもよく集まる。
類似種: アオハナムグリに似るが、本種のほうがはるかに小型。
保 護: 指定されていない。
その他: 普通種。個体数も多く、最も普通に見かけるハナムグリ類。
天敵 捕獲: ムシヒキアブ類のほか、造網性クモ類など。幼虫はオサムシ類、ハサミムシ類など。
寄生:


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