分布 |
国内: |
北海道、本州、四国、九州。 平地~低山地に汎く分布する。島嶼では国後島、佐渡、伊豆諸島、隠岐、対馬、壱岐、五島列島、甑島列島、種子島、屋久島。 |
県内: |
一部の市街地を除き、汎く全域に棲息する。 |
国外: |
朝鮮半島、中国大陸、シベリアに分布する。 |
変異 |
形態: |
地理的変異は知られていない。通常は緑色だが、稀に褐色を呈する個体(var. ferruginosa Reitter,[1899] )が見られる。 |
季節: |
- |
性差: |
ほぼ同型。♂は触角の鰓状部が長い。♀は一般に♂より大型。 |
生態 |
環境: |
草上性。草原。各種樹林の林縁など。幼虫は地中性。 |
発生: |
年1回。3月下旬~6月、9月~11月初頭に姿を見せ、夏季には一時休眠する。卵から成虫まで1年~2年程。 |
越冬: |
幼虫(非休眠)。 |
行動: |
完全な昼行性。草原や林縁を活発に飛翔するが、しばしば群集して花粉を食べる姿を見かける。求愛や交尾の花上で行う。夜間は地上の落ち葉の下などに潜み、活動しないので、燈火に飛来することはない。 |
食性 |
幼虫: |
食植性/腐植土。 |
成虫: |
食植性/花粉。一般に草本の花を好むが、広葉樹の低木の花にもよく集まる。 |
類似種: |
アオハナムグリに似るが、本種のほうがはるかに小型。 |
保 護: |
指定されていない。 |
その他: |
普通種。個体数も多く、最も普通に見かけるハナムグリ類。 |
天敵 |
捕獲: |
ムシヒキアブ類のほか、造網性クモ類など。幼虫はオサムシ類、ハサミムシ類など。 |
寄生: |
- |