HOME TOP

言葉世界

Chris' words


雑誌「LIVING Lisa 味道生活」インタビューより



2004年9月16日に発売された雑誌「Lisa味道」(隔週水曜発売)で、クリスは表紙も飾ってます。雑誌は食、ファッションなど生活に関するもの。クリスと黄伊文(Emme)がインタビューを行った蘭桂坊のレストランがとてもすてきです。写真もきれいで、ファッション雑誌のようなグラビアになっていて、なかなかいい雑誌です。
二人のインタビューはキャンドルディナーのデートに関するもので、お題は「デートでやるべき五か条(DOs)」と「デートでやってはいけない五か条(DON'Ts)」。それぞれ男女の立場からのご意見が興味深いです。
クリスは一体どんなデートがお好みか?クリスとデートする機会はないので(当たり前だ!)、実際はどうなのか比較する術もありませんが、勝手に想像(妄想?)するのも楽しい。さて、みなさんのご意見は?


〔DOs〕

1.清潔感
この基本的な要求はすでにたくさんのことを含んでいるんだ。身なりをきちんとし、本人は清潔にしてること。相手が君の服の肩にフケがたくさんだったり、両手の爪が汚れているのを見たら、どうやって君に心の中のことを話せる?女の子がいつも気を使ってて、どんな些細なことにも気をつけているんだということを知りたいものなんだ。
(これはクリスが相手の女性に対して要求してるということね。男女とも清潔が一番)

2.自ら送り迎え
僕のデートの経験からして、女の子というのはとかく遅刻するのが好きみたいだ。君が自ら彼女をデートの場所に送り迎えすれば、君の気遣いをアピールできるだけでなく、確実に彼女が遅刻しないことにもなるし、君がデートの場所で待ちぼうけ食らって恥ずかしい思いをしないで済む。
(初めてのデートでいきなり家まで来られたらちょっと困りますが、キャンドルディナーという特別ロマンチックな場合はいいかもしれない。)

3.環境を厳選
環境、雰囲気は最も人の心情に影響するものだ。デートに最適な場所は静かなレストランか、静かに音楽が流れているようなレストランだね。僕個人としては西洋料理のレストランが好きだな。というのもインテリアや家具などが大概すてきだし、雰囲気もロマンチックで、相手も自然に何でも心の内を話してくれるだろう。実際、普通の友達と会って話す時でも、僕はバーやカラオケみたいなうるさい場所は選ばない。二人が大きい声を張り上げないと話ができないようなところで、まさか打ち明け話ができる?
(クリスはどうやら「談心」(心の内を話す、打ち明け話をする)が好きなようで、デートでも友達とでも、会う時には素直に話せる人じゃないとダメってことね)

4.慎重にオーダー
キャンドルディナーの時には、多くの人が相手に聞くのをためらったり、相手が自分の好きなものを言うのを恥ずしがったりするために、多めに注文してしまいがち。東洋人とのデートの時はこういう状況が一番よく出やすい。僕は、男の子は女の子のために自主的に注文すべきではないと思ってる。まずは先に彼女の好みを聞き、必要なら意見を出す。そうでなければ、支払いの時にテーブルにたくさんの料理が残って、二人とも恥ずかしい思いするし、それに無駄になるからね。
(さすが倹約家のクリスらしいご意見。すべては合理的に無駄を省いた形ね。テーブルに料理が残って恥ずかしい思いをするのは、香港(や諸外国)ではテーブルで支払いをするからでしょう。日本の場合はそういうことはあまりないかと思う。)

5.大げさにしない。
デートはお互いを理解するするための機会を作るものだ。相手を驚かせるようなことを故意にする必要はないと思う。だからデートの時は相手をリラックスさせるようにして、ぎこちなさ(堅さ)を見せないようにする。これが僕が思う最も重要な「DO」の一つだ。このようにしなくちゃいけないというのは、簡単かと言えば簡単じゃないけど、難しいかと言うと難しくもない。前述した4点は基本的なこと。他にデートの時には、君は大げさな服装はしない、高級すぎる料理を頼まない、高級すぎるレストランに行かない、高尚すぎる話はしない方がいい。つまり、現実とみんなが映画やドラマで見る場面は完全に別物だということだ。

〔DON'Ts〕
1.相手を犬の散歩に誘わない
僕がカナダで起きた忘れられないデートの経験だ。相手は僕を犬の散歩に誘った。その日彼女は犬と散歩することしか頭になかった。犬が行くところに、僕らも付いて行くようだった。同行した飼い主たちは犬の話題に夢中になっていた。デートの主役はその犬になってしまっていた。おそらく僕は基本的に犬を飼うのが好きじゃないのかもしれない。もしくは僕はその犬に嫉妬していたのかもしれない。その日は僕はずっと退屈だった。犬の散歩以外では、街をぶらぶらするのも僕が一番嫌いなデートだ!

2.めちゃくちゃな話題はしない
僕がカナダで外国人(西洋人?)とデートする時、相手の服装は普段とあまり変わらず、彼女は自分の好きなものを進んで注文するし、話題も自由だ。僕らはインテリアのこと、政治、仕事のことなどを話すことができる。逆に香港や東洋人とのデートでは、相手はおしゃれをし、話しもとても堅くなっていて、手堅く事を運ぼうとしてるのが見え見えだ。時々話題を作ろうとして、変なことを言ったり、普段話題にしないような話をしたりする。これは僕が挙げたい「Don't」の一つだ。相手がもし話をあまりしない人なら、君は静観してればいい、焦らないことだ。一度口にしてしまったことは戻せないからね。

3.娯楽ニュースを追わないこと
この「Don't」はおそらく僕ら芸能人にしか当てはまらないことだと思う。僕はここのところ西洋人と付き合う方が好きだと思う。原因のひとつは中国人は現地の芸能ニュースなら何でも興味があるんだよ。食事の間に、相手はニュースや秘密を聞きたがる。君はどんな下らないことか想像できるだろう。このことは「デートの時には自分が好きな話題だけ話をするな」という解釈ができるだろう。誰にでも当てはまることだ。

4.やりすぎない
Emme(黄伊文の英名)は、もしキャンドルディナーの時に、相手が彼女のために好きな食べ物を事前に用意してくれたら、相手の誠意を感じると言ったばかりだけど、僕は逆にそうしたらあまり良くないと思うんだ。相手はおそらく君がとても計画しすぎてるように感じるかもしれないし、ちょっとやりすぎみたいに見えるよ。

5.遅刻しない
女の子は遅刻できるのに、男の子は絶対にできない。男の子たちは遅刻したらどうなるかわかってるよね。どうしようもない。世の中というのはこういう風に不公平なものさ。だから前に言ったように、一番いいのは自分で女の子を送り迎えすること。実際、このことは自分自身にも絶対に遅刻できなくさせるんだ。