弥惣峠


 「風土記御用書出」には「彌惣峠坂但鱒淵村 同郡狼川原村ヨリ本吉郡入谷村志津川町通用道難所御座候」とある。峠名は、米川一帯は隠れ切支丹が多いところとして知られていた。この峠は切支丹信者の秘密の連絡路だったので”ヤソ峠”と呼ばれ、後に弥惣の字を充てたといわれている。(中国語では、イエスを耶蘇、キリストを基督と書く。この耶蘇を日本語読みで読んだものを「やそ」と発音する。中国語読みでは「イェスー」に近い発音)
  また別の言い伝えでは「山奥に住む蝦夷の龍福弥相兄弟が住民を困らせたので、平泉の秀衡の命令で義経が退治に来た。龍福は殺され、弥相が奥山に逃げ込んだ地を弥惣峠という」といわれている。

 入口が見つけにくいのと、登米の最奥にあるので正直遠い(伝説でも弥相が逃込んだ場所とか)が、路面状況は良好で走りやすい生活用林道。オフデビューの初心者向き。

全長・・・4.8km
 

令和2年11月現在

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