高沢林道 | − |
中沢林道 | − |
高瀬林道 | − |
林道■初ケ沢線 | − |
二口峠の名は、一つの道路が峠の部分で二つに分岐し、また一つになったことに由来していた。山形城下の二口橋から落合を通る道を、風間追分で二口に分岐し、高瀬地区の高沢(当時はかうやと呼ばれていた)・上東山から清水峠(かうや道)を越えるルートと、山寺から山伏峠(山寺道)を越えるルートがあった。山伏峠は山寺の寺社領を通っており、勾配が緩やかで屏風状に連なる山々による日陰が多かったことから魚の輸送に適し、かうや道は距離が短かったことから、急ぎの荷物が運ばれた。 林道二口線を調査したことから、「こうや道」と呼ばれたもう一本のルートに興味がわいた。「こうや道」は現在は高沢林道とその近辺の丘陵地帯を周遊する生活用林道として整備されている。崩れやすく補修の運命を背負った観光ルート、山伏峠とは対照的な表情をみせる「かうや道」。その現在(いま)を探索してみた。 林業道路、生活用道路として発展したようで、数多くの分岐を持つが行止りも多い。基幹の林道で周遊できるので高沢馬形林道に抜けるツーリングコースに使ってもよいだろう。 |
平成23年11月現在
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