サンタンブロージョの市場
サンタ・クローチェ教会の北東にあるのがサンタンブロージョの市場です。この辺りはフィレンツェの下町なので、安くて美味しいお店が多いということです。
市場の中のトラットリア
中央市場に比べると規模は小さく、屋内では肉や魚、チーズ、乾燥パスタなどを売っています。
肉屋の店先にぶら下がっているのは
プロシュート(生ハム)
屋外には、八百屋などの他に衣類や本を売る店があります。衣類はワゴンに無造作に山積みされていて、バーゲン会場のような雰囲気でした。
また、近くに大学があるので学生の姿も目につきました。観光客らしき姿は見えず、客は地元の人ばかりだったので、私たちはジロジロ見られてしまいました。
箱の中には、花のついたズッキーニ
そうとは知らず
八百屋の前で色とりどりの果物に目を奪われていると、側にいたおじさんが「食べてごらん」と言って、店先に並んでいたイチジクを1つとってくれました。冷えていないので、あまり美味しくなかったのですが、社交辞令で一応、「おいしいです」と言ってみました。
するとおじさんは「店の人が帰ってきたら自分で買いなさい、じゃあね!」と言って、その場を立ち去るではありませんか!
えっ?(-_-;) 当然店の人だと思っていたその人は、市場に来ていたお客さんだったのです。たまたま誰もいなかったので、その店の果物を失敬したらしいのです。
やばいっ! さりげな〜く、私たちもその場からフェイドアウトしました。八百屋さん、ごめんなさい&ごちそうさまでした。
カラフルなフルーツがたくさん