アムネリス将軍
今回の公演でのアムネリス様の衣装はどれも凝っているが、
やはり圧巻は全身金ピカの衣装に尽きるだろう。
最初はプログラムにも載っているこの衣装にしようと思ったのだが、
冠の細かな細工をどうか描くか、と言うよりどう誤魔化すかが大きな障害となった。
円板を繋ぎ合わせたドレスの胸元も意外と厄介で、
微妙な光り方の違いを正確に表現しないと立体感が出てこなくなる恐れがある。
東京公演のお茶会までには、それが駄目なら楽日までには、
と思っていたのだが、結局は未完成のままとなってしまった。
やむを得ず急遽登場したのがこの「アムネリス将軍」だが、やはり一夜漬けの感は免れない。
目元が納得行く出来栄えとはならなかったし、頭巾も平面的なものとなってしまった。
原画はA4判だが、色鉛筆でこの大きさに仕上げるにはやはりそれなりの時間が必要である。
それに金色の表現と言うのは実に難しい(銀色も同様)。
しかしこのまま引き下がるのも癪なので、ドラマシティ公演を目標に再挑戦の予定。
たっぷり時間はあるはずなのだが、いつの間にか期日が迫ってしまうのがこれまでの常・・・
UPした画像は顔が大分黄味を帯びていますが、これは原画をカラーコピーし、
それをスキャナで取り込んだ影響かと思われます。
下手に修正すると全体のバランスが崩れてしまうのでそのままとしました。
手描きの画像とパソコンで描いた画像とはかなりタッチが異なります。
楼閣トップへ
不忘檀麗トップへ