Semifinals 鏡 元vs 石原 隆志
by Yoshiya Shindo
準決勝の対戦カードは、《不朽の理想/Enduring Ideal》デッキでここまできた鏡と、王道けちコンを使う石原の対戦。それぞれのプロフィールは準決勝を参照(手抜き気味)。鏡は「ギャラリー少ないよ」と余裕の表情。
Game 1
先攻は石原。石原が《師範の占い独楽/Sensei's Divining Top》から《花の神/Hana Kami》と進むのに対し、鏡は《手練/Sleight of Hand》から《友なる石/Fellwar Stone》スタート。
しかし次のターン、鏡に土地が出ない。マナをブーストするべく《ボロスの印鑑/Boros Signet》を一気に2個並べると、石原も撃つべきクリーチャーの出ないであろう《化膿/Putrefy》を《友なる石/Fellwar Stone》に叩き込み、鏡の色マナを縛る。
鏡は《手練/Sleight of Hand》をプレイして思わず苦笑。土地が見つからない模様だ。仕方なく《友なる石/Fellwar Stone》を置いて《深遠の覗き見/Peer Through Depths》をプレイし、《不朽の理想/Enduring Ideal》のための《煮えたぎる歌/Seething Song》を持ってくる。一方の石原も、相手がコンボデッキということで、5マナ揃うとすかさず《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror》。
鏡のターン。まだ土地が来ない。悩んで悩んで《ボロスの印鑑/Boros Signet》だけ置いてエンド。
石原は《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror》と《花の神/Hana Kami》で殴りかかり、トークンを出してセット土地。再び《化膿/Putrefy》を《友なる石/Fellwar Stone》にプレイする。鏡も《深遠の覗き見/Peer Through Depths》から《手練/Sleight of Hand》を持ってきて抵抗。
次のターンの《手練/Sleight of Hand》でやっと土地を見つけた鏡はセットしてゴー。石原はトークンをそろえていく。次のターンに石原がフルパンすると鏡のライフは5。さらに余裕を持って《木霊の手の内/Kodama's Reach》。
石原[けちコン]vs鏡[白エピック] |
このままでは圧殺される鏡は、《煮えたぎる歌/Seething Song》から1マナ余らせて《押収/Confiscate》を《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror》に。石原はイリュージョンを2個産んでからこれを了承。鏡も2個トークンを作ってセット土地。ダメランからマナを出しているのでライフは残り4だ。 石原はどんどん押す。《花の神/Hana Kami》とトークン2個で攻め込み、鏡が《花の神/Hana Kami》をトークンでブロックして残りを通すと、《花の神/Hana Kami》を生け贄に捧げて《木霊の手の内/Kodama's Reach》を戻す。鏡の残りライフは2。鏡は自分のターンが来ても5マナしか出ない。動くに動けず。 次のターン、石原は再びトークン2個で攻撃。これは鏡の《曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror》とトークンで全滅するが、すかさず《初めて苦しんだもの、影麻呂/Kagemaro, First to Suffer》。鏡はなおも土地が伸びず、まったく動けずエンド。 |
石原の《初めて苦しんだもの、影麻呂/Kagemaro, First to Suffer》の攻撃はトークンで止まるが、トークンで土地が減ったことを確認しておもむろに能力起動。まっさらになった場に今度は《墓掘り甲のスカラベ/Grave-Shell Scarab》が登場する。
鏡は場の青白土地2枚と《ボロスの印鑑/Boros Signet》2枚をじっと眺めるが、どうにも手が無い。あきらめてそのまま投了。
石原 1-0 鏡
Game 2
鏡は《ボロスの印鑑/Boros Signet》、石原は《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》と序盤はマナを伸ばす両者。さらに先へ行こうと《木霊の手の内/Kodama's Reach》をプレイする石原に、そうはさせじと鏡は《マナ漏出/Mana Leak》。さらにエンドに《深遠の覗き見/Peer Through Depths》で《不朽の理想/Enduring Ideal》を持ってくる。
ところがその返し。石原から飛んできたのが《頭蓋の摘出/Cranial Extraction》で、何とこれが通ってしまう。コールは当然《不朽の理想/Enduring Ideal》。鏡の手札には《ドラゴン変化/Form of the Dragon》と《押収/Confiscate》と土地が残る。鏡はおとなしく《友なる石/Fellwar Stone》を置いてエンド。
余裕を得た石原は、《木霊の手の内/Kodama's Reach》で土地を伸ばして《鼠の墓荒らし/Nezumi Graverobber》を投入する。鏡は仕方なく《友なる石/Fellwar Stone》を置いて《押収/Confiscate》でこれを奪う。
実はこれが罠だった。次のターン、石原の場に《夜の星、黒瘴/Kokusho, the Evening Star》が降り立ったのだ。しかもその次のターン、鏡の手札は石原の《霊光の追跡者/Ghost-Lit Stalker》魂力で根こそぎ奪い去られてしまった。
あとは、天かける《夜の星、黒瘴/Kokusho, the Evening Star》が、最後のとどめに《化膿/Putrefy》で自爆するのを見つめるしかなかった。
石原 2-0 鏡
Winner is 石原 隆志!